切手の買取サービスを利用する前に知っておきたい「切手のはがし方」まとめ
今回のテーマは、「切手のはがし方」です。
ネットで調べたらプレミア級の価値がある切手だと分かった……が、すでに消印付きでハガキや封筒に貼ってある……これってどうしたらいいの? そんなときは、適切な方法でハガキや封筒からはがし、適切に保管することで、良好な状態で買取サービスを利用することが可能です。 今回の記事では、そんな「適切なはがし方」についてまとめています。
ぜひ参考にしていただければと思います!
使用済み切手にも価値がある!?
「ていうか、そもそも使用済みの切手には価値があるの?」
という疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
ここでいう「使用済みの切手」とは、ハガキや封筒に貼られ、消印が押されているものを指します。
つまり、郵便物を送るためにすでに使用された切手のことを指すわけですが、結論からいえば、使用済み切手も価値を持つ可能性はあります。
通常の切手の場合、消印が押された使用済みの状態ではなかなか価値を見出しにくいものですが、買取業者によっては、「もともと価値の高い切手(プレミア切手)は使用済みでも買取可能」というところが少なくありません(福ちゃんもそのスタンスです)。
そんなプレミア切手を買取に出すときは、ハガキや封筒に貼られた状態であるよりも、そこからはがして切手単体の状態にしておいたほうがより価値が高くなる傾向にあります。
そこで、ここでは切手を綺麗にはがすための方法を紹介します。
そのはがし方とは、「水はがし」という方法です。
切手を綺麗にはがす「水はがし」とは?
「水はがし」とは、文字通り「水」を使った切手のはがし方ですが、より正確には「ぬるま湯」を使って切手をはがす方法を指します。
水やぬるま湯につけておき、切手の裏のノリが溶けるのを待ってから取り出し、はがすという方法です。
簡単に流れを説明すると、以下のような感じになります。
(1)ハガキや封筒の切手の周囲を切り取る
(2)水(ぬるま湯)にひたす
(3)5~10分ほどで切手が自然にはがれる
(4)取り出したら丁寧に水分を拭き取る
では、以下により詳しく見てみましょう。
切手の周辺はしっかり切り取る
ハガキや封筒から、切手のついているところだけをしっかり切り離してから水につける必要があります。
たとえば、封筒に赤インクで「速達」のスタンプが押してある場合などは、その赤インクが水に溶けだして切手に色が写ってしまう可能性があるので要注意です。
水の温度は「35℃」前後が最適!
すでに紹介したように、「水はがし」は、具体的には「ぬるま湯」を使用します。
温度は35℃前後、つまり人肌の温度が最適です。
お湯を沸かしてしばらく冷まし、さわっても熱くないと思われるくらいにしておけばOK。
そのようにして用意したぬるま湯をボウルや洗面器にため、そこに切手がついたハガキや封筒をひたします。
「10分ほど水につけるだけ」でOK!
「切手をはがす」といえば、面倒な工程が必要な作業のように思われるかもしれません。
しかし、今回紹介している「水はがし」の場合、面倒な作業は不要です。何か特別な道具が必要ということもありません。
必要なのは、35℃程度のぬるま湯のみ。
そこに5~10分ほどひたしておけば、切手のノリが溶けて自然にハガキや封筒から分離します。
「水はがし」はこんなときにも使える!
「水はがし」は、切手の買取サービスを利用する場合だけでなく、そのほかのケースでも利用できます。
たとえば、「間違えて切手を貼ってしまった」ということがあると思います。
・ハガキに切手を貼ってから、あて名が間違っていることに気づいた
・目を離したすきに子どもが勝手にぺたぺた切手を貼ってしまった
など……。
こんなときも、「水はがし」が役立ちます。
水はがしの方法を使って切手をハガキや封筒から分離させ、再利用することが可能です。
切手は、ポストに投函せず、郵便局消印がついてない限り再利用できます。
「もう貼っちゃったから使えないな」とあきらめることなく、チャレンジしてみてください。
「水はがし」後はしっかり後処理!
ぬるま湯につけてハガキや封筒からはがれたら、それでOK……というわけではありません。
はがしたあとは、適切に後処理をしてから保管する必要があります。
まずはしっかり「自然乾燥」させる
ぬるま湯から上げた切手は、まずは乾いたタオルなどで優しく拭いて水気を切ります。
その後、紙の上に置いて自然乾燥させましょう。
直射日光が当たらない場所で陰干しをすることが大切です。
また、このときに使う紙は何も印刷されていないものを使用するのがおすすめ。古新聞などは、使われているインクが切手に移ってしまう可能性があるので要注意です。
新しいコピー用紙などを使用するのが理想的といえるでしょう。
「辞書」「電話帳」などに挟む
水はがし後、自然乾燥させた切手は反った状態になっていることが少なくありません。これをまっすぐな綺麗な状態にするには、辞書や電話帳などにはさんで圧迫するのがおすすめです。
どのページに挟んだか忘れないようにするためには、付箋を付けておくかページを控えておくと良いでしょう。
「ストックブック」「プラスチックケース」などで保管する
水はがし後の切手は、切手専用の「ストックブック」や、小分けに収納できる「プラスチックケース」などで保管するのがおすすめです。
埃や湿気による劣化を防ぎ、綺麗な状態に保つことができます。
また、
・直射日光は避ける
・湿度が高い場所は避ける
といったことを心がけるのも大切です。
日があたらないところに置いた本棚に入れておくのがいちばん良いと思います。
【番外編】「水はがし」以外のはがし方
さて、今回の記事では使用済みの切手をハガキや封筒からはがすための方法として、「水はがし」を紹介しましたが、インターネットで調べてみるとほかにもさまざまな方法が紹介されています。
たとえば、
・冷蔵庫に入れる
・ドライヤーを当てる
といった方法です。
冷蔵庫に入れる
冷蔵庫に20分ほど入れておけば、切手がはがれやすくなるという情報が見られます……が、これはあまりおすすめの方法とはいえません。
これは、冷蔵庫内が乾燥した状態であるため、切手のノリがパリパリの状態になってはがれやすくなるという原理を利用した方法とされていますが、綺麗にはがすのは難しいようです。
端っこのほうはハガキから浮いた感じになるものの、中心部はハガキにくっついたままで、無理にはがそうとすると破れてしまう……ということがあるようです。
また、はがれたとしても裏面にハガキの表面がくっついたままで、「美品」というにはほど遠い状態になってしまうことも考えると、やはり避けたほうが良いでしょう。
ドライヤーを当てる
切手を水で濡らし、その上からドライヤーの熱を当てるという方法ですが、こちらもあまりおすすめの方法とはいえません。
こちらも切手のノリを乾燥させてはがすという方法ですが、ドライヤーを当てすぎると熱によって切手が変色してしまう可能性があります。
「変色=状態が悪くなる」なので、せっかく価値のある切手であったとしても買取価格が下がってしまうことがあります。
価値ある切手は福ちゃんにお任せください!
今回は、切手をハガキや封筒からはがす方法について紹介しましたが、いかがでしょうか。
切手を綺麗にはがすには、「水はがし」がおすすめです。
・35℃くらいのぬるま湯に5~10分ひたして自然にはがれるのを待つ
・しっかり乾かしたあとで2~3時間ほど圧迫してまっすぐにする
という簡単な方法で行うことができるので、ぜひ試してみていただければと思います。
切手を貼ったあとで書き損じに気づいたという場合などに便利ですが、価値の高いプレミア切手が使用済みだった場合、綺麗に保存するためにも使えます。
そして、ハガキや封筒からはがしたプレミア切手を売却されたい場合は、ぜひ私たち福ちゃんにお任せください。
福ちゃんでは、通常の普通切手などは基本的に未使用の物のみを査定・買取していますが、価値がある切手であれば使用済みでも査定させていただきます。
無料で査定可能なので、ぜひ気軽にお声がけください!
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いただきません。
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