掛け軸の買取相場は?福ちゃんの高価買取実績の一部をご紹介

掛け軸っていくらで売れるの?
掛け軸の具体的な買取相場(買取価格)を知りたい
掛け軸を売りたいけど、どこに頼めばいいかわからない

そのような疑問や、お悩みをお持ちの方へ。

この記事では、福ちゃんの掛け軸買取実績に基づいた、具体的な価値や査定ポイントをわかりやすく解説します。

掛け軸の買取相場は、作家や状態、時代によって大きく変動するのが特徴です。

福ちゃんでは、高い専門知識を持った査定士が、お客様の大切な掛け軸を一点一点丁寧に査定し、的確な買取価格をご提示いたします。この記事をお読みいただくことで、掛け軸にどれくらいの価値があるのか。高価買取の秘訣は何なのか。どこに売却を頼めばいいのかを理解できるようになります。

ぜひ最後までお読みいただき、掛け軸を売る際の参考情報としてお役立てください。

掛け軸の買取相場|買取価格はさまざまな要素で決まる

福ちゃんの掛け軸買取実績

掛け軸の買取相場は、数千円から数十万円と幅広く、中には100万円を超える高額作品も存在します。

一体どのような掛け軸が高く売れるのでしょうか?

この項目では、掛け軸の買取相場を左右する要素をわかりやすく解説し、高価買取のポイントをご紹介します。

掛け軸の買取価格を決める要素

掛け軸の買取価格は、以下の要素によって大きく変わります。

作者の知名度と人気:有名作家の作品は、高額で取引される傾向にあります。とくに、人気のある作家や時代の作品は、コレクター間で需要が高く、高値が付きやすい傾向です。

作品の保存状態:シミ・破れ・汚れなどがない、良好な状態の掛け軸は高価買取が期待できます。逆に、状態が悪い場合は、査定額が下がる傾向です。

作品の年代:古い時代の作品や、希少価値の高い作品は、高額で取引されることがあります。

作品の技法・種類:山水画・花鳥画・仏画など、掛け軸の種類によっても買取相場は異なるのが一般的です。

付属品の有無:共箱(掛け軸を収納する専用の箱)や鑑定書などの付属品が揃っていると、査定額がアップする可能性が高くなります。

高価買取を狙うポイント

掛け軸の高価買取を狙うポイントとしては、以下の要素が挙げられます。

信頼できる買取業者を選ぶ:掛け軸の価値を正確に評価してくれる、専門知識を持った買取業者を選びましょう。

掛け軸の状態を良好に保つ:直射日光や湿気を避け、適切な方法で保管することで、掛け軸の状態を良好に保ちましょう。

共箱や鑑定書を保管しておく:共箱や鑑定書は、掛け軸の価値を証明する重要なものです。大切に保管しておきましょう。

掛け軸の買取相場は、上記の要素が複雑に絡み合って決まります。

また、同じ作家の作品でも、保存状態が良いものと悪いものでは、数万円〜数十万円の価格差が生じることもあるのです。これらの要素に加えて、市場の需要も価格変動に大きく関わってきます。

そのため、掛け軸の買取相場を一概に示すのは難しいのが現状です。

所有する掛け軸にどれくらいの価値があるのか知りたい」という方は、一度専門業者に査定を依頼してみることをオススメします。

福ちゃんの掛け軸買取実績|高価買取事例をご紹介

福ちゃんの掛け軸買取実績

福ちゃんでは、これまで数多くの掛け軸を買取させていただき、お客様に喜んでいただいております。

過去の買取実績の一部は、以下のとおりです。

  • ✔︎ 川端龍子『山百合』15万円
  • ✔︎ 前田青邨『金魚』5万円
  • ✔︎ 橋本関雪『鶴』10万円
  • ✔︎ 杉山寧『紫木蓮』25万円
  • ✔︎ 松林桂月『春宵花影』45万円
  • ✔︎ 王一亭『花石図』45万円
  • ✔︎ 小林古径『雛』18万円
  • ✔︎ 鏑木清方『舞すがた』10万円
  • ✔︎ 費隠通容『五行書』45万円

ここからは、上記の買取実績における査定ポイントと買取価格をご紹介します。

ぜひご覧ください。

川端龍子『山百合』| 買取価格15万円

川端龍子『山百合』の買取価格

近代日本画壇の巨匠、川端龍子(かわばたりゅうし)。

西洋画から日本画へ転向した異色の経歴を持つ彼の作品『山百合』を、福ちゃんが15万円で買取させていただきました。

作品の中央部分に、繊細なタッチで描かれた百合の花。息づくような枝葉や儚げな花びらなど、植物の生命力が見事に表現された逸品です。

右下に確認できる「龍子」のサインと落款も、高価買取の決め手となりました。

力強く豪快な作品で知られる川端龍子ですが、『山百合』のような優しい雰囲気の作品は、落ち着いた評価額になる傾向があります。

しかし今回は、川端龍子の功績や作品の保存状態なども考慮し、最終的に15万円で買取させていただきました。

川端龍子の『山百合』について詳しくはこちら↓
川端龍子の掛け軸『山百合』の買取価格はどれくらい?福ちゃんの買取実例をご紹介

前田青邨『金魚』| 買取価格5万円

前田青邨『金魚』の買取価格

昭和の日本画壇を牽引した巨匠、前田青邨(まえだせいそん)。

延暦寺や日光二荒山神社への作品奉納、さらにはローマ法王庁からの作品依頼など、輝かしい経歴を持つ彼の作品『金魚』を、福ちゃんは5万円で買取させていただきました。

水墨画の技法で描かれた本作は、余白の美を活かしつつ、濃淡を巧みに駆使した金魚の姿が印象的

「神業」と称された青邨の精巧な筆致、そして右下に記された「青邨」のサインと落款。これらの要素が高評価につながり、今回の買取価格に至りました。

前田青邨の『金魚』について詳しくはこちら↓
前田青邨作『金魚』を福ちゃんが買取!作品の買取価格と査定ポイントをご紹介します

橋本関雪『鶴』| 買取価格10万円

橋本関雪『鶴』の買取価格

京都画壇を代表する日本画家、橋本関雪(はしもとかんせつ)。

晩年は動物画に注力していたことで知られる彼の作品『鶴』を、福ちゃんは10万円で買取させていただきました。

橋本関雪の作品の中でも、動物をモチーフにしたものはとくに人気が高く、中でも『鶴』は高い需要を誇ります。

今回は、人気の高い題材であること、そして橋本関雪が大切にしていた「余計なものを描かない美しさ」を高く評価させていただきました。

さらに、左上に確認できる「関雪」のサインと落款も、高価買取の決め手となりました。

橋本関雪の『鶴』について詳しくはこちら↓
橋本関雪の『鶴』はいくらで売れる?実際の買取価格と評価ポイントを解説

杉山寧『紫木蓮』| 買取価格25万円

杉山寧(すぎやまやすし)が手がけた「紫木蓮(しもくれん)」の価格

日本画三山」の一人として、近代日本画壇に名を刻む巨匠、杉山寧(すぎやまやすし)。

卓越した色彩感覚とデッサン力。そして、「抽象表現」を取り入れた独自の画風で、日本画界に革命を起こした彼の作品『紫木蓮』を、福ちゃんは25万円で買取させていただきました。

立体的に描かれた紫木蓮の花びらは、杉山寧の類まれな描写力と構成力を証明しています。

右下に記された「寧筆」の落款は、初期の作品に見られる特徴です。杉山寧の若き日の才能が光る、まさに逸品といえる点を高く評価させていただきました。

杉山寧の『紫木蓮』について詳しくはこちら↓
杉山寧の作品買取価格はどれくらい?福ちゃんでの買取事例と代表作をご紹介

松林桂月『春宵花影』| 買取価格45万円

松林桂月(まつばやしけいげつ)『春宵花影』の買取価格

最後の文人画家」「南画界の重鎮」と称された、明治から昭和にかけて活躍した日本画家、松林桂月(まつばやしけいげつ)。

彼は、伝統的な南画の技法を基盤に、独自の画風を確立し、近代日本画壇に大きな影響を与えました。山水画と花鳥画を得意とし、その作品は、高い芸術性と詩情豊かな表現で、多くの人々を魅了しています。

福ちゃんでは、そのような松林桂月の作品『春宵花影』の掛け軸を、45万円で買取させていただきました。

この作品は、1939年に開催されたニューヨーク万博博覧会に出品された同名の作品と同じタイトルを持つ、貴重な掛け軸です。

夜空に浮かぶ朧月と、月光に照らされて幻想的に浮かび上がる桜の花々。その静寂の中に生命力を感じさせる情景は、見る人の心を捉えて離しません。

松林桂月の卓越した筆致と、繊細な色彩感覚によって描かれたこの作品は、彼の代表作の1つといえるでしょう。

『春宵花影』と題された作品は少なく、希少価値が高いことに加え、保存状態が良好で共箱などの付属品も揃っていたことが、今回の高額査定につながりました。

松林桂月の『春宵花影』について詳しくはこちら↓
松林桂月の作品に価値はある?桂月晩年の代表作『春宵花影』の具体的な買取価格などをご紹介します

王一亭『花石図』| 買取価格45万円

王一亭(おういってい)「花石図」の買取価格

近代中国美術界を代表する巨匠、王一亭(おういってい)。

実業家・銀行家・政治家。そして、書画家といった多彩な顔を持つ、王一亭の作品『花石図』を福ちゃんが買取させていただきました。

買取価格は45万円です。

山水画・人物画・花鳥画・仏画など、幅広い分野で才能を発揮した王一亭。今回買取させていただいた『花石図』は、彼が得意とした、山水画の傑作です。

雄大な自然の風景を繊細な筆致で描き上げた、まさに逸品といえます。王一亭ならではの、力強さと繊細さを兼ね備えた作風を高く評価させていただき、今回の買取価格が実現いたしました。

王一亭の『花石図』について詳しくはこちら↓
王一亭(おういってい)の芸術作品や白龍山人としても活躍した略歴など紹介

小林古径『雛』| 買取価格18万円

小林古径(こばやしこけい)「雛」の買取価格

明治から昭和にかけて一世を風靡した日本画家、小林古径(こばやしこけい)。

「蚕の吐く糸のような」と評される繊細な線描技術で、数々の名作を生み出した彼の作品『雛』を、福ちゃんが18万円で買取させていただきました。

シンプルな雛図でありながら、小林古径の真骨頂である緻密な線画が際立つ逸品です。

東京美術倶楽部の鑑定証書が付帯していること、そして画集掲載品であることなどを考慮し、高く評価させていただきました。

小林古径の『雛』について詳しくはこちら↓
小林古径とは?作品の買取価格、犬や猫をモチーフにした代表作に加え、「小林古径記念美術館」をご紹介します

鏑木清方『舞すがた』| 買取価格10万円

鏑木清方(かぶらききよかた)「舞すがた」の買取価格

美人画の三巨匠」として、上村松園、伊東深水と並び称される鏑木清方(かぶらききよかた)。

浮世絵美人画の第一人者として活躍し、日本美術界に大きな影響を与えた彼の作品『舞すがた』を、福ちゃんは10万円で買取させていただきました。

鏑木清方の作品の中でも、シンプルな構成で描かれた本作は、彼の新たな一面を感じられる逸品です。

作品の希少価値と良好な保存状態を高く評価させていただいた結果、買取価格は10万円になりました。

鏑木清方の『舞すがた』について詳しくはこちら↓
美人画の巨匠「鏑木清方」とは?作品の買取価格や名作「築地明石町」に加え「鏑木清方記念美術館」をご紹介

費隠通容『五行書』| 買取価格45万円

費隠通容(ひいんつうよう)が手がけた「五行書」の価値

中国明末清初の禅僧、費隠通容(ひいんつうよう)。

臨済宗の第31代伝人である彼は、14歳という若さで出家し、生涯で64人もの弟子を育て上げた高僧です。

福ちゃんでは、この費隠通容の貴重な真筆『五行書』を45万円で買取させていただきました。

歴史的価値の高い中国骨董品である本作は、400年前の書物でありながら、非常に良好な状態を保っています。右上に確認できる「31世」の篆刻印が、費隠通容の真筆であることを証明しています。

その希少性と保存状態の良さを高く評価させていただいた結果、45万円という買取価格に至りました。

費隠通容『五行書』について詳しくはこちら↓
費隠通容(ひいんつうよう)とは?伝歴や手がけた書物・代表的な史伝書「五灯厳統」の紹介

⚠︎CAUTION!
当記事でご紹介している買取価格はあくまでも目安です。実際の買取価格は保管状態や市場の需給バランスなど、さまざまな要因で変動します。詳細は骨董品買取業者にご確認ください。

掛け軸を高く売るには?査定額アップのポイントを解説

高額査定される掛け軸の特徴

掛け軸を売却するなら、少しでも高く売りたいですよね。

掛け軸の買取査定では、

  • ✔︎ 有名作家の作品である
  • ✔︎ 作品の状態が良好である
  • ✔︎ 付属品が揃っている

上記3つが重要なポイントです。

福ちゃんでは、これらのポイントを踏まえ、お客様の大切な掛け軸を査定させていただきます。

ここからは、詳細について解説します。

有名作家の作品である

伊藤若冲・尾形光琳・横山大観など、有名作家の作品は、コレクターからの需要が高いため、高額査定につながりやすい傾向があります。

福ちゃんでは、前述の買取実績でご紹介した作家以外にも、多くの有名作家の掛け軸を高価買取中です。

掛け軸を売る機会ができた際は、ぜひご相談ください。

作品の状態が良好である

掛け軸は、湿気や紫外線に弱く、シミや汚れ、シワなどができやすいものです。

保管状態が悪いと、査定額に悪影響を及ぼす可能性があります。

直射日光や湿気を避け、適切な方法で保管することが大切です。

付属品が揃っている

掛け軸の付属品が揃っていると、査定額がアップする可能性があります。

とくに、作家自身が記した箱書きのある木箱や桐箱、鑑定書などは、作品の真贋や価値を証明する上で重要な役割を果たします。

掛け軸を売却される際は、これらの付属品も忘れず査定に出すことが大事です。

掛け軸の買取なら『福ちゃん』にお任せください

掛け軸の買取なら『福ちゃん』にお任せください

掛け軸を売りたいけど、どこに頼めばいいかわからない

そのようなときは、ぜひ「買取福ちゃん」にお任せください。

福ちゃんでは、有名作家の掛け軸をはじめ、さまざまな骨董品を高価買取中です。

作家名がわからなくても、シミや汚れがあっても大丈夫です。確かな査定力を持つ査定士が、お客様の大切な掛け軸の査定を担当させていただきます。

作品の出来栄えはもちろん、状態・希少性・市場動向など、あらゆる要素を総合的に判断した上で、買取価格をご提示いたします。

査定のみ、ご相談のみでも大歓迎です。

まずはお気軽に、福ちゃんの無料査定をご利用ください。

皆さまからのお問い合わせを、心よりお待ちしております。

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