オリンピック記念金貨など故人の記念硬貨を東京都文京区のお客様よりお買取り
- 大阪府
- 60歳代
- 女性

オリンピック記念硬貨などをまとめて
今回は、ご主人のお義父様(ご尊父様)の遺品整理をしている際に出てきた、「記念コインの査定に来て欲しい」と奥様より依頼を受け、出張買取させていただきました。 「昔のオリンピック記念硬貨などがある」とのお話だったので、事前にオリンピック記念硬貨などの買取相場等を確認。正確かつスピーディーに、お品を見定められるよう準備を整えました。
ご訪問前の準備
某月某日、バイヤー(査定士)が車を走らせたのは、東京都文京区本郷にある住宅。
本郷といえば、日本の国公立大学の頂点に君臨する東大こと、東京大学の本郷キャンパスがあることで有名なエリアです。本郷キャンパスは国の重要文化財である「赤門」や、登録有形文化財「大講堂(安田講堂)」でも広く知られていますね。
時刻は、午前10時を少し過ぎた頃。向かったのは住宅街ですが、周辺に繁華街やレジャー施設がないこともあり、閑静な雰囲気が漂っています。
出張買取の依頼主は、60代の奥様。
ご主人のお父様が生前に収集されていた記念硬貨を、まとめて引き取って欲しいとのご依頼です。
東京オリンピック記念銀貨や、長野オリンピック記念金貨等があると事前にお伺いしていましたが、何よりも枚数が多いとのこと。バイヤーはスピーディーかつ正確に取り扱うことを肝に銘じ、パーキングに車を停めてから、査定に必要な物を準備します。
白手袋やルーペのほかに、買取の手続きを行う際に使用するタブレット、小型プリンターを用意。最後に、風呂敷や梱包材をバックに入れて準備完了です。
訪問・査定
お約束の時間となりました。
事前にお伺いしていた住所を頼りに、依頼主のお宅へお伺いします。
陽当り良好な場所に位置し、シンプルながらスタイリッシュな外観が印象的な、戸建て住宅が見えてきました。2Fにある南向きバルコニーから、何本かのシンボルツリーが顔を少し覗かせています。
頑丈そうな玄関ドアの近くにあるインターホンを押すと、ややあってから、「はい」という応答がありました。バイヤーが来意を告げるとドアが開き、中から奥様が出迎えてくださいました。
玄関先でまずは自己紹介。名刺をお渡しした後、名乗りを始めます。
福ちゃんから参りました査定士です。今回は私が査定させていただきますので、よろしくお願いします
こちらこそ、よろしくお願いします。どうぞ、お入りください
案内していただいたのは、お洒落な天然素材の北欧風丸テーブルと、椅子が置かれたリビング。
窓からは開放感のある自然の陽光が差し込み、テーブルの上には、今回の主役となる記念硬貨が入った箱が置かれていました。
こちらの箱に入っている記念硬貨が、今回ご依頼いただいたお品物でしょうか?
はい。そうです。亡くなったお義父さんが集めていたものですね。故人のものを捨てるに忍びないですし、どれくらい価値があるのかもわからないので、主人と相談して一度見てもらおうというお話になりました
そうでしたか。故人が大切に収集されていた記念硬貨なのですね
はい。そうです……どれだけ価値があるのかわかりませんが、お義父さんが大切にコレクションしていた記憶はあります
そうですか……。早速ではありますが、箱の中のお品物を拝見しても構いませんでしょうか?
えぇ、どうぞ。よろしくお願いします
箱を開けると、たくさんの銀貨が出てきました。その中には、金貨が埋まっている姿も見えます。
埋まっているといっても、無造作にこれらのコインが入れられているわけではなく、仕切りの中に緩衝材が敷かれ、しっかりと記念硬貨を守っています。
バイヤーはさっそく、白手袋をはめて丁重に1枚ずつ取り上げ、テーブルの上に広げた風呂敷に記念硬貨を並べていきます。そして、ルーペも使いながらじっくり査定を行います。
コレクションの中には、「東京五輪記念硬貨」が多く見られました。
こちらは1964年(昭和39年)に東京で開催されたオリンピックを記念して発行された硬貨で、額面は100円と1000円の2種類があります。今回は大量の1000円銀貨が、箱の中から出てきました。
100円硬貨に比べると品位や発行枚数などの点で、1000円銀貨の方が価値はありますが、美品以外は額面以上に高い価値を持つわけではありません。
そのほかに、1998年(平成10年)に開催された、長野オリンピック冬季競技大会を記念して発行された1万円金貨も見られました。さらに査定を進めていくと、2002年(平成14年)に行われたFIFAワールドカップの1万円金貨も見つかりました。
拝見した全硬貨の査定をすべて終えたうえで、実際の査定額をタブレットを使って算出します。
全部で60枚以上あった東京オリンピックの1000円銀貨については、コインの状態も考慮すると、額面以上の価値が付くものはありませんでした。しかし、長野オリンピックとFIFAワールドカップの記念金貨は、金相場が高騰していることもあって、こちらの金額をお付けすることが可能です
あら、そうですか。元々は他の方にお譲りできればいいぐらいにしか思っていなかったので、これだけの金額を付けていただけるとは思いもしませんでした。ぜひ、買取をお願いできますでしょうか
かしこまりました。ご主人と相談してからでも大丈夫ですが、決定ということでよろしいでしょうか……?
私に一任されているから大丈夫ですよ。いま売却します
このような会話のやり取りを経て、買取の手続きに入ります。
身分証明書として奥様の運転免許証を確認させていただき、タブレットを使って契約書と明細書を作成。現金と一緒にお渡しします。そして、最後に契約書にサインをいただき、これですべての手続が終わりました。
手続きが完了したあと、バイヤーは速やかに梱包作業に入ります。
ご売却ありがとうございます。査定は以上で終了となりますが、他に売りたい物や、処分をお考えの物などはありませんか?
今回はこれで結構です。ただ、知人の家も、遺品整理で困っているようでして……
そのお知り合いの方は、まだ遺品をどうするか決めかねている状態なのでしょうか……?
実は私もその辺を詳しく聞いていないので、今度しっかりと聞いてみますね
もし、福ちゃんにお任せいただけるのであれば、私の名前を出していただいて構いませんので、「どんなことでも、お気軽にご相談ください」とお伝えください
わかりました。うちもまた何かあったら、ご連絡させてもらいますね
ありがとうございます。今後とも、福ちゃんをよろしくお願いします
今回の買取とまとめ
記念金貨(FIFAワールドカップ&長野オリンピック1万円金貨)
今回注目のお品物は、2002年FIFAワールドカップ記念1万円金貨と、1998年長野オリンピック記念1万円金貨。コレクションとして人気が高く、貴金属としての価値もあるお品物を見出すことができました。金貨はご尊父様が特に大切にされていたようで、多少の細かな傷などはありましたが、金ならではの美しさと輝きを失っていない、未使用に限りなく近い美品でした。
金の買取相場が高騰していることもあり、しっかりとお値段を付けさせていただきました。
このたびは、ありがとうございました。
0120-947-295
大変申し訳ございませんが時間を空けてお問合せください。
いただきません。
どのようなことでも、お気軽にご相談ください。
福ちゃんでは、丁寧な査定を心がけております。売りたい・譲りたいお品物があるという方はぜひご相談だけでもお待ちしております。