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上村松園買取
上村松園買取
■ 名前

上村松園

■ 生年/没年
1875年4月23日 ~1949年8月27日
■ 出身地
京都市下京区
■ 作品の特徴
日本屈指の女流画家として「松園の前に松園なく、松園の後に松園なし」とまで言われる上村松園。気品に溢れた数々の美人画を残し、『序の舞』『焔』『人生の花』『母子』などがその代表である。『序の舞』は、上村松園を長年支えてきた松園最大の理解者である母の仲子をモデルにした作品で、松園至高の傑作として重要文化財に登録されている。他にも『母子』が重要文化財に登録されている。

上村松園の代表作

  • 女性初の文化勲章を受章した女流画家上村松園作「序の舞」

    序の舞

    「序の舞」とは能の楽章のことで「序之舞」、「破之舞」、「急之舞」の中でも静かで穏やかな舞である。当時の裕福な家庭の娘が教養としてたしなむものだ。これは上村松園の息子「上村松篁」の妻たね子で構図をとって描かれた。上村松園特有の明るい朱色の振袖の裾には彩雲で美しく諧調が表現されており、帯地の金に鳳凰と桐、文金高島田という豪華な衣装を纏っている。これはたね子が嫁入りしたときの大振袖だ。短い留袖ではこの絵のように袖が返せないからである。きりりと張りつめた緊張感から一見動きを感じないように思えるが、その袖の返しから激しい動きの直後の静であることがわかる。上村松園は一時スランプに陥り描けなくなっていた。激しい女の情念を描いた「焔」の後である。この作品はまるで上村松園そのものを描いたともいえるだろう。そしてそれこそが上村松園の描きたかった【真に理想の女性像】だったのである。凛とした表情には微かに微笑みが感じ取れる。
    その後この「序の舞」をタイトルとして女性の社会地位が現代とは比較にならなかった時代の女流画家の人生を題材に小説、映画、ドラマ化されている。

  • 近代美人画を大成させた女流画家、上村松園の初期代表作「人生の花」

    人生の花

    上村松園の「人生の花」は花嫁と先を歩く付添いの姿を描いた作品。これは上村松園自ら嫁入りする支度を手伝い見送った時の実体験から生まれた作品である。緊張と気恥ずかしさが混じった面持ちで伏し目がちに後に従いついて歩く娘の複雑な心境と、先だって歩く姑になるであろうとおぼしき女性が娘の様子など顧みることのない場面がとても繊細に表現されている。背景にはあえて何も入れずに人物のみを描き、島田や髪飾り、帯の柄や黒引きなど細部にわたって細やかに描かれることによって人物から目が離せなくなるような魅力を持つ。女の人生のうちで花と称される結婚。それも幸せの絶頂ではなく嫁入り前の緊張の瞬間をとらえた場面であるからこそ見る者の胸をうつのである。そこには生涯結婚することのなかった松園の羨望が含まれていたのかもしれない。母子家庭で育ち母親に対しては並々ならぬ思い入れがあった上村松園の「嫁入り姿を母に見せてあげたい」その真摯な気持ちがこの作品には注ぎ込まれている。この「人生の花」は少しづつ表情や帯の柄などが違う同作品が3点存在し、それぞれ京都市美術館に2点と名都美術館に1点所蔵されている。

  • 女性の日本画家として「文化勲章」を受賞した「上村松園」が、母への想いを込めて重ねて書いたと言われている作品『母子』

    母子

    「母子」は上村松園が1934年に最愛の母をなくした年に描かれ、女手一つの母子家庭で育った上村松園にとって重要な作品となります。自身が書き記した「青眉抄」の一文にこうある。
    「私は母のおかげで、生活の苦労を感じずに絵を生命とも杖ともして、それと闘えたのであった。私を生んだ母は、私の芸術までも生んでくれたのである」と追想しています。腕の中から今にも飛び出しそうな赤ん坊とそれを抱えている若い母親は、自身の母親に重ねたのかもしれません。簾(すだれ)と身につけている着物から夏の夕涼みにできた作品でないかというのも伺えます。美人画には浮世絵もありますが、上品に描かれている「母子」は平らな浮世絵ではなく、立体感のある線で仕上がっています。派手さの無い色彩も絵の存在感を彷彿させています。「母子」は上村松園の魂心の傑作、そして想いがつまった作品と言えるのではないでしょうか。また、「母子」の他にも追憶を意識した作品がいくつか存在します。

  • 女流画家上村松園が描いた凄艶な女の情念「焔」

    焔

    この「焔」は上村松園自身の著によると、源氏物語に登場する六条御息所(ろくじょうのみやすどころ)が激しい嫉妬の炎を燃やしついには生霊となってしまう様を素材にしているという。うつむき加減にこちらを振り返り頬に降りかかる黒髪のはじを噛み、何とも言えぬ目をしている。白地の着物には藤の花にからむ大きな蜘蛛の巣が描かれており、消えゆくような姿態と青白いその顔には血気が感じられず、おどろおどろしくも物哀しい女の私怨が感じられる。多くの清らかで美しい美人画を描いた上村松園の作品の中では唯一の異彩を放つ類いである。一説によると当時上村松園は年下の男性との結ばれぬ恋に懊悩し心に深い傷を負い深刻な行き詰まりに陥っていた。「中年女の嫉妬の炎を描いたものだが、なぜあのような凄艶な絵を描いたか不思議に思ったくらいだ」とのちに語っている。この「焔」は189×90cmの大作であり本物をご覧いただくことがあればその迫力に圧倒されるであろう。

  • 美人画の大家上村松園が描いた生写朝顔話のヒロイン「娘深雪」

    娘深雪

    上村松園が描いた「娘深雪」のモチーフとなったのは、浄瑠璃や歌舞伎で知られる『生写朝顔話(しょううつしあさがおばなし)』の女主人公深雪である。恋人の宮城阿曽次郎が歌をかきつけた扇を眺めながら想い慕っているさなかに、誰かに声でもかけられたのか慌てて袂に扇を隠し振り向いた一瞬が描かれている。若い娘の初々しい可愛らしさと恥じらいの瞬間が巧みに表現されている。淡い珊瑚色の鹿の子絞りの振袖には葦葉模様が配してあり、阿曽次郎と出会った宇治川に群生した葦を表しているのであろうか。細部に至って繊細に描かれた着物や襦袢や帯は見る者を魅了して止まない。上村松園は生涯理想の女性像を求めて美人画に挑み描き続けた。後の手記には、昔からの日本の婦人で誰が一番好きかと問われると、内気でおしとやかな朝顔日記の深雪と勝気で男優りの淀君が好きだと正反対の性格の女性を挙げている。まさに中期の上村松園が理想とする女性の美人画を描いたものである。上村松園の「娘深雪」は足立美術館に所蔵されている。

  • 舞の支度をする女性たちの場面を切り取った上村松園の代表作『舞支度』

    舞支度

    松園の「舞支度」は”おさらい会”の一場面ではという話もあります。
    絵には裕福な家と思われる座敷に女性4人が描写されており、各々の個性を垣間見ることができます。左に描かれている女性は、扇を帯に挿そうと(または抜こうと)しており、舞を披露する仕度をしているところというのがわかります。少し緊張した面持ちにも見て取れる点が松園の女性視点ならではの描写ではないでしょうか。そして、緋毛氈の上に座る3人の女性たち。鼓を持つ女性は鼓の革に息を吹きかけ、音の調整をしていることが伺えます。女性の着物もさることながら、鼓の胴自体にも細かい描写が施されており、綺麗な音色さえ想像できそうです。他の女性も後ろを向いていながらも、その気品さが分かるほどの色使いで描写されており、口に手を当てている女性もその性格が読み取れるほど繊細に描かれています。
    着物の模様や仕草といった細やかな点に着目された松園の舞支度には、女性らしい優しさが表現されています。

上村松園の生涯

本名は上村津禰(つね)。京都にある葉茶屋の次女として生まれる。上村松園の父親は松園が生まれる前に他界しており、母の仲子が女手ひとつで松園を育て上げた。小さいころから絵が好きだった上村松園は、12歳の時に京都府画学校(現在の京都市立芸術大学)に入学し、四条派の鈴木松年の教えを受ける。当時の日本では、女性は嫁いで子を成す事が普通とされ、学問を修めるということは誹謗中傷の対象であった。それでも上村松園という大作家が育ったのはひとえに母仲子のおかげであろう。
日本屈指の女流画家として「松園の前に松園なく、松園の後に松園なし」とまで言われる上村松園。気品に溢れた数々の美人画を残し、『序の舞』『焔』『人生の花』『母子』などがその代表である。 『序の舞』は、上村松園を長年支えてきた松園最大の理解者である母の仲子をモデルにした作品で、松園至高の傑作として重要文化財に登録されている。他にも『母子』が重要文化財に登録されている。

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文化勲章を受賞したはじめての女性作家である『上村松園』。松園の描く女性の優しさ・気品・力強さは、今日にいたってもまったく色褪せることなく、見る者の心を揺さぶります。現在、上村松園の絵画や掛軸などは骨董品として非常に高額で取引されており、中には買取価格が掛軸1枚で1000万を越えるものも存在します。
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