- 着物
- 2025.05.10
シミ・虫食い・カビのある着物は買取可能?少しでも高く売却するためのポイントを解説

「シミや虫食い、カビのある着物は、買取してもらえないのでは?」
このようにお考えの方もいるのではないでしょうか。
しかし実際は、シミや虫食いがあったとしても、買い取ってもらえる可能性が十分にあります。
この記事では、シミや虫食いのある着物でも買い取ってもらえることがある理由や、少しでも高く売却するためのポイントをご紹介します。
万が一買取を断られてしまったときの対処法も解説しますので、着物の売却をご検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
シミのある着物でも買取可能!その理由は?

結論として、シミのある着物でも買取可能なケースは少なくありません。
主な理由は、以下のとおりです。
・修復すれば着用できることも多いから
・外国人からの需要があるから
・小物にリメイクする需要があるから
それぞれについて、詳しくご紹介します。
修復すれば着用できることも多いから
着物を買取している業者は基本的に、買取をしてから再販するまでに、シミの有無にかかわらずクリーニングをしています。
シミがある場合は、その部分の修復も行います。
こうしたクリーニングや修復作業によって、問題なく着用できる状態になることも多いため、買取可能となるのです。
もちろんシミの程度にもよりますが、プロの手によって落とせる可能性もあることを押さえておきましょう。
外国人からの需要があるから
着物は近年、外国人からの人気が高まっています。日本に来た外国人観光客のほか、海外に住む外国人も着物を楽しんでおり、それに伴い、中古着物の需要も増加しています。
そして、すべての外国人に当てはまるわけではありませんが、多少のシミがあっても気にせず着用する方も多い傾向です。
このような理由から、シミのある着物でも問題なく買い取ってもらえることがあるのです。
小物にリメイクする需要があるから
シミが取り除けない着物でも、買取対象となる場合があります。なぜなら、着物をリメイクすることによって、新たな価値が生まれるためです。
着物リメイクは、使わなくなった着物を小物や洋服に生まれ変わらせる手法です。生地の汚れがない部分を活用することで、ポーチやアクセサリーなど、さまざまなアイテムが生まれます。
着物リメイクは近年、持続可能なファッションの形としても注目が集まっています。
上記の理由から、シミがあるからといって買取を諦めてしまうのは、非常にもったいないといえるでしょう。
お持ちの着物を査定してもらえるかどうか、まずは業者に確認してみることをオススメします。
着物の買取専門業者である福ちゃんでは、「自分の持っている着物は買い取ってもらえる?」といったご相談を無料で承っております。
ご相談に際して、費用は一切いただきません。査定をご依頼いただくことになった場合も、査定料やキャンセル料などの費用は無料ですので、ぜひご相談ください。
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虫食い・カビのある着物は買い取ってもらえる?

着物にはシミに加えて、虫食いやカビが発生してしまうことも少なくありません。このような劣化のある着物は、買い取ってもらえるのでしょうか。
結論からいうと、買い取ってもらえる可能性は大いにあります。
理由は、シミのある着物と同じです。メンテナンスすれば着用できる状態になることも多いほか、外国人からの需要や、リメイク需要があるからです。
一方で、どうしても買取が難しい着物もあります。
それは、ニオイのついた着物です。
着物に強いニオイがついていると、洗ってもニオイが消えないケースが多く、「買取NG」となってしまうことがあります。
シミ・虫食い・カビがあっても買取してもらいやすい着物の特徴

ここまで、シミや虫食い、カビのある着物は買い取ってもらえる可能性があることをお伝えしました。
とはいえ、どのような着物も買い取ってもらえるわけではありません。
シミや虫食い、カビがあっても買取してもらいやすい着物の特徴として、以下が挙げられます。
・目立たない場所にシミがある着物
・シミの修復が容易な着物
・有名作家や有名産地の着物
・格の高い着物
・丈の長い着物
・正絹の着物
以下で詳しく解説しますので、ぜひご自身の着物を思い浮かべながら、チェックしてくださいね。
目立たない場所にシミがある着物
シミや虫食い、カビが外から見て気づきにくい場所にある着物は、買い取ってもらいやすい傾向があります。
これは、着物の内側のシミや虫食いについては、そこまで気にしない方がいるからです。
反対に、目につきやすい部分にシミや虫食いがあると、買取価格が大幅に下がったり、場合によっては買取を断られたりすることもあります。
シミの修復が容易な着物
たとえシミや虫食いがあったとしても、修復が容易な着物は、買い取ってもらいやすいでしょう。
着物のクリーニングや修復技術は、数十年前と比べて大きく進歩しています。現在では、シミの種類や虫食いの形に合わせ、さまざまな技術を駆使して修復が行われます。
「このシミや虫食いは、どうにもならないだろう」とお考えの着物であっても、プロの手にかかれば、再販できる状態になることも少なくありません。
有名作家や有名産地の着物
人間国宝に認定された作家や、伝統工芸品に認められた産地の着物は、高価買取が期待できます。
たとえば、人間国宝の「羽田登喜男」が手がけた着物は、 たとえシミがあっても付加価値が考慮され、高値がつくことがあります。
また、茨城県や栃木県で生産される「結城紬」も、高く評価される代表例です。
有名作家や有名産地の着物を買取に出す際は、「落款」や「証紙」が重要な証明となります。これらを添えることで、作家や産地が証明でき、査定がスムーズに進むため、適正な評価につながりやすくなります。
格の高い着物
着物は用途に応じてさまざまな種類があり、そのなかでも格の高い着物は、シミがあっても買い取ってもらいやすいでしょう。
具体的には「小紋」「付け下げ」などのいわゆる普段着よりは、「留袖」「訪問着」「振袖」のほうが、買い取ってもらえる可能性が高くなります。
格の高い着物は新品で買うと高価なため、「多少汚れがある中古品でもよいので、1度は袖を通してみたい」と考える方から需要があるのです。
丈の長い着物
丈の長い着物は、購入者の背丈に合わせて仕立て直しができるため、丈の短いものよりも買い取ってもらいやすいでしょう。
具体的には、着丈が160cm以上あると一定の需要が見込まれ、シミがあっても買い取ってもらいやすくなりますよ。
一方で、着丈が160cmを下回ると着用できる方が限られてしまい、業者によっては買取を断ることもあります。
正絹の着物
ポリエステルやウールよりも、正絹が使われている着物のほうが、シミや虫食いがあっても買い取ってもらえる可能性が高いでしょう。
正絹の着物は新品だと高価なため、比較的リーズナブルに入手できる中古品に、高い需要があるからです。
ただし、正絹の着物は、シミが繊維にしみ込むと落としにくくなります。
シミの範囲が広くなるほど、査定額は下がることを押さえておきましょう。
シミ・虫食い・カビのある着物を少しでも高く買取してもらうコツ

シミや虫食い、カビのある着物でも、少しでも高く買い取ってもらいたいですよね。
買取額をアップさせるためのコツとして、以下が挙げられます。
・シミ・虫食い・カビを無理に修復するのは避ける
・クリーニングには出さない
・胴裏は交換しない
・需要の高まる時期に合わせて査定に出す
・着物の買取専門業者で査定してもらう
以下で詳しく解説します。
シミ・虫食い・カビを無理に修復するのは避ける
着物を少しでも高く売るために、シミや虫食い、カビを自力で修復してから査定してもらおうと考えている方もいるかもしれません。
しかし、無理に修復しようとすると、かえって生地を傷めてしまう可能性があるため、避けた方が無難です。
なぜなら、シミを落とそうと擦り洗いや叩き洗いをした結果、生地を傷めてしまい、お品物の評価が下がってしまう可能性があるからです。
虫食いについては、共布(着物と同じ布)や、あて布で補修する方法もあります。しかし、補修した部分がかえって目立ってしまうこともあるので、避けたほうが無難です。
カビは軽度なものであれば、着物用ハンガーにかけて、乾いた布で軽く拭うことで目立たなくなる場合があります。
このように簡単に落とせるカビは、お手入れしても問題ありませんが、それ以上のお手入れはしないほうがよいでしょう。
クリーニングには出さない
着物を自力で修復するのを避けたほうがよいのなら、クリーニングに出して綺麗にしてもらおうと考える方もいるかもしれません。
しかし、クリーニングに出すことはオススメしません。
着物のクリーニングには高度な技術が必要で、着物専用のクリーニング店があるほどです。そのため、一般的なクリーニング店よりも割高な傾向です。
クリーニングで多少綺麗になったとしても、クリーニング代をまかなえるほど買取価格がアップすることは、そこまで多くありません。
このような理由から、クリーニングには出さず、そのままの状態で査定してもらうことをオススメします。
胴裏は交換しない
着物の背中から腰の部分にある裏地を「胴裏(どううら)」と呼びます(着物の種類によっては、この胴裏はついていません)。
胴裏には基本的に白い生地が使われているため、シミや汚れが目立ちやすいのが特徴です。胴裏にシミがある場合、交換してから査定に出される方もいらっしゃいますが、これはあまりオススメできません。
なぜなら、胴裏の交換には数万円ほどかかる場合がありますが、その費用に見合うほど買取額がアップするケースは稀だからです。
交換にかかる費用に対して、買取価格への上乗せが少ないため、費用対効果が低いといえます。
したがって、胴裏にシミがあっても無理に交換せず、そのままの状態で査定に出しましょう。
需要の高まる時期に合わせて査定に出す
同じ着物であっても、買取に出す時期によって査定額が変動する場合があります。
これは、着物の需要が高まる時期に合わせ、買取強化のために通常より上乗せした査定額を提示する業者があるからです。
たとえば、卒業・入学シーズン前の1~2月には、訪問着などのフォーマルな着物の買取価格が上がりやすいでしょう。
夏に向けた5~6月には、浴衣の買取価格がアップしやすい傾向です。
査定額アップを狙いたい方は、お持ちの着物の需要が高まる1~2か月前を目安に、査定を依頼するのがオススメです。
着物の買取専門業者で査定してもらう
幅広いアイテムを取り扱うリサイクルショップなどでは、シミなどの保存状態だけを見て、価値を判断することも少なくありません。その結果、着物の本来の価値よりも低い価格で買取されてしまうケースもあるでしょう。
一方で、買取専門業者には、着物の査定に関して高い専門性を持つ査定士が在籍しています。たとえシミや虫食いがあっても、作家や産地などのさまざまな要素を踏まえたうえで、査定額を提示してくれることを期待できます。
そのため、シミや虫食いのある着物の価値を見極めてもらうためには、着物の買取専門業者に依頼することが、最も確実な方法といえるでしょう。
福ちゃんは、着物の買取専門業者として、数多くのお品物を買取してきました。
福ちゃんでは、シミや虫食いなどの状態だけでお品物の価値を判断することはございません。
ブランドや使われている素材など、あらゆる要素を総合的に考慮したうえで、できる限りの査定額をご提示いたしますので、ぜひご相談ください。
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シミ・虫食い・カビのある着物の買取を断られたときはどうする?

シミや虫食い、カビのある着物の買取を業者に断られてしまったら、どうすればよいのでしょうか。
1つは、着物を含む不用品を回収する「不用品回収業者」に依頼する方法です。また、「自治体のごみ回収サービス」を利用し、可燃ごみや資源ごみなどとして処分してもらうことも、選択肢の1つに入ります。
そして、最も試していただきたいのが、別の買取業者に査定を依頼することです。
なぜなら、業者によって査定基準や再販ルートが異なるためです。とくに幅広い再販ルートを持つ業者なら、少々状態が悪くても買い取り可能な場合があります。 最初の業者に断られても諦めず、ぜひ複数の業者に相談してみてください。
福ちゃんでは、「他店で買取を断られた着物」についてのご相談も承っております。
大切にされてきた着物の売却をご希望でしたら、お気軽にお問い合わせください。
着物買取なら「福ちゃん」にお任せ

着物の買取をご検討中でしたら、福ちゃんの査定をお試しになりませんか。
福ちゃんの着物買取には、以下のような強みがございます。
・シミのある着物も査定対象
・査定料やキャンセル料は無料
ここでは、簡潔に見ていきましょう。
シミのある着物も査定対象
福ちゃんでは、シミや色あせなどがあり他店で買取してもらえなかった着物も、査定対象となります。
着物の状態だけでなく、丈の長さや柄、作家など複数の要素を丁寧に見極め、適正な査定額をご提示させていただきます。
万が一査定額にご納得いただけない場合は、ご遠慮なくお断りいただけますので、お気軽にご利用ください。
査定料やキャンセル料は無料
福ちゃんでは査定料や出張料など、買取に関する費用は無料です。
買取が不成立となった場合でも、キャンセル料は発生しませんのでご安心ください。
まずは査定をご依頼いただき、お持ちの着物の価値を知っていただくだけでも構いません。
価値を知ることで、着物を手放すかどうかの判断材料にしていただけると幸いです。
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まとめ

本記事では、シミや虫食い、カビのある着物の買取について解説しました。
状態不良の着物でも、修復すれば着用できるようになるケースもあります。外国人からの需要や、小物へのリメイク需要もあるため、問題なく買取してもらえることも少なくありません。
とくに、目立たない場所にシミがあったり、シミの修復が容易だったりすると、買取してもらえる可能性は高くなります。
シミや虫食いのある着物を少しでも高く買取してもらうためには、着物の価値がわかる買取専門業者に依頼することが大切です。
そのような業者では、着物の保存状態だけでなく、作家やブランドなどの要素を見極めてくれます。
福ちゃんにも、着物に精通した査定士が在籍しており、保存状態以外の要素を見極めることが可能です。
他店で断られたお品物についても、査定できる可能性がございますので、ぜひご相談ください。