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  • 着物
  • 2025.07.13

着物の格はどう見分ける?種類や高いものと安いものの違いなどを紹介

着物の格って何を表しているの?
着物の格について見分け方を知りたい

という方のために、着物の格における見分け方を解説いたします。格の違いや種類、高い着物と安い着物を見分けるポイントなどもまとめました。

着物の格とは?

着物の格とは?

着物の「格」は、その着物のフォーマルさを示しています。

格が高い着物はフォーマルな場面で着用でき、格が低い着物はカジュアルな場面で着用可能です。

たとえば、黒留袖など結婚式や披露宴などのシーンに適している着物は格が高いといえます。浴衣や小紋など日常で着る着物は格が低いとされています。

着物買取の注意点について詳しくはこちら↓
着物買取の注意点を解説!よくあるトラブルや「高額買取なんてない」といわれる理由など

着物の格と種類

着物の格と種類

  • ✔︎ 礼装着(第一礼装)
  • ✔︎ 略礼装着(準礼装着)
  • ✔︎ 外出着・普段着

着物は種類が多く、格も多岐にわたります。今回は、代表的な上記3つについて見ていきましょう。

それぞれの格や着物の種類を紹介いたします。

礼装着(第一礼装)

打掛(うちかけ)主に結婚式で新婦が羽織る。純潔を象徴する白無垢と幸福を願う意味がある華やかな色打掛がある。
黒留袖(くろとめそで)既婚女性が着る最上格。黒い地黒で5つの紋と裾の絵柄が特徴。主に結婚式で新郎新婦の母親が着る。
本振袖(ふりそで)未婚女性が着る最上格。くるぶし当たりまで袖があり新婦の婚礼衣装や成人式の着物として着用される。
黒紋付(くろもんつき)黒い無地の着物で5つの紋が入っている。既婚・未婚問わず着られて主に喪服として用いられる。

礼装着は、冠婚葬祭などフォーマルな場に相応しい格が高い着物です。礼装着には打掛や黒留袖、本振袖などがあり、シーンやそれぞれの立場などによって着用の可否が決められています。

黒紋付は慶事や弔事の両方で使用でき、帯や小物も黒で統一すると喪服として着用可能です。

黒留袖について詳しくはこちら↓
黒留袖の家紋は実家or嫁ぎ先どっち?ルールはある?

略礼装着(準礼装着)

色留袖(いろとめそで)黒以外の色をした留袖。未婚・既婚を問わず結婚式などの慶事で着用される。紋が5つあると黒留袖と同格。
訪問着(ほうもんぎ)未婚・既婚問わずフォーマルからカジュアルまで幅広いシーンで着用される。地色はさまざまあり絵羽模様が特徴。
付け下げ(つけさげ)訪問着と同格だが柄は訪問着よりも控えめ。訪問着よりもカジュアルな場で用いられることが多い。
色無地(いろむじ)黒以外の一色で染められた無地の着物。紋の数で格が違う。紋1つは略礼装着。3・5つは礼装着。無紋は普段着。
振袖(ふりそで)未婚女性の略礼装着。長い袖と華やかな絵羽模様が特徴。袖の長さが長ければ長いほど格式が高い。

略礼装着は、2番目に格が高いとされている着物です。華麗なものが多く、主に入学式や披露宴などで着用されます。

訪問着は紋の数で格が決定され、略礼装着に分類されるのは紋が1つのものです。紋が3つや5つの訪問着は礼装着としても使え、無紋のものはちょっとした外出などで使用されます。

色留袖と訪問着の違いについて詳しくはこちら↓
知っておくべき色留袖と訪問着の違い!着るシーンには要注意!!

外出着・普段着

小紋(こもん)全体に同じ模様が散りばめられている。ちょっとした外出やカジュアルなパーティーなど幅広く使えるおしゃれ着。
紬(つむぎ)紬糸が使われたしっかりとした生地で小紋と同じような使われ方。友人との食事会や習い事などで着られる。
浴衣(ゆかた)最も格が低く生地が薄い。寝巻きや湯上がり着として用いられていた。現在は夏祭りや花火大会で着用される。

格が低い着物に分類されるのは、普段着として使用される小紋や紬、浴衣などです。ちょっとした外出や部屋着などに用いられ、とくに浴衣は最も格が低い着物として扱われます。

現在では夏祭りや花火大会などで着られますが、かつては寝巻きや湯上がり着として使用され、人前に出る着物ではありませんでした。

小紋の使い方について詳しくはこちら↓
小紋の着物で結婚式に参加してもいいの?着るときのマナーや注意点

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着物の格を見分ける方法

着物の格を見分ける方法

  • ✔︎ 紋の数・種類
  • ✔︎ 模様・種類
  • ✔︎ 素材・加工方法
  • ✔︎ 色や小物

着物の格を見分けるには、主に上記を確認します。

紋の数・種類

紋とは着物の背中や袖などに入れられる紋章で、大きく分けると家系や地位・血統などを表す家紋や誰でも使用できる通紋、女系で継承される女紋があります。

紋は着物の格を決定づける大事な要素で、最上格は紋が5つ入っている「五つ紋」です。次いで紋が3つの「三つ紋」、紋が1つの「一つ紋」、最後に「無紋」と格が下がっていきます。

たとえば、色無地は略礼装着として使われることが多いですが、五つ紋や三つ紋は礼装着、一つ紋は略礼装着、無紋は普段着と、紋の数によって使えるシーンが異なります。

また、紋の装飾方法によっても格に差が出ることも知っておきましょう。

紋には生地に直接染め抜いた「染め抜き紋」や、糸で紋を縫い付けた「縫い紋」に加え、シールのように貼り付けた「貼り紋」の3種類があり、最上格は染め抜き紋です。

模様と種類

  • ✔︎ 絵羽模様・・・肩から裾や袖にかけて切れ目なく描かれている
  • ✔︎ 付け下げ模様・・・すべて上向きの柄
  • ✔︎ 総柄・・・同じ柄が全体に繰り返し染められている

着物の模様には「絵羽模様」「付け下げ模様」「総柄」などがあり、絵羽模様は格が高いといわれています。付け下げ模様は訪問着に近い格で、総柄はカジュアルな着物という位置付けです。

また、模様の種類にも注目してみましょう。吉祥文様といわれる鶴や亀、松竹梅など縁起のいい模様は格が高い着物に用いられる傾向にあります。

桜や菊など季節の柄はカジュアルな着物でよく見られるでしょう。

着物の模様について詳しくはこちら↓
買取査定に影響?着物の模様や柄に関するはてな

素材・加工方法

着物の格は、素材や加工方法でも左右されます。綸子(りんず)や縮緬(ちりめん)、紋綸子(もんりんず)など、光沢やドレープがある生地は格が高い着物に使われるでしょう。

紬や木綿、麻などの記事は普段着の着物によく使われています。

生地の加工方法は、大きく分けると後から柄を染めつける「染め物」と糸を染めてから折り上げる「織り物」の2つです。一般的には、織り物より染め物の方が格が高いとされています。

織り物と染め物について詳しくはこちら↓
織り着物|染め着物との違いや合わせる帯について

色や小物

地色が着物の格に関わることがあります。

格が高いとされているのは、黒留袖や喪服に用いられる「黒」や白無垢などに使用される「白」です。

また、帯などの小物にも格があり、コーディネートによって着物の格が変動します。たとえば、カジュアルな場面で着られることが多い付け下げは、格が高い帯を合わせると結婚式などでも着用可能です。

袋帯について詳しくはこちら↓
袋帯の柄にはどのような種類があるの?帯も季節を気にするべき?

高い着物と安い着物の違いは?

高い着物と安い着物の違いは?

  • ✔︎ 記事
  • ✔︎ 有名作家
  • ✔︎ 有名産地や染織技法

着物の価値は、格以外の部分で決まることがあります。高い着物と安い着物の違いは、上記3つを確認すると判断できるでしょう。

また、買取市場では上記3つ以外にも、シミや汚れといった着物の状態などさまざまなことが判断材料となります。

着物の価値を見分ける方法について詳しくはこちら↓
着物の価値の見分け方とは?生地・作家・証紙などから見分ける方法を徹底解説!

生地

着物の生地は着物の価値に直結する重要な要素です。正絹と呼ばれる絹100%の着物は、最も高価な素材といわれています。

木綿や麻も着物に使用されることが多いですが、正絹よりは価値が劣るでしょう。

着物の生地について詳しくはこちら↓
着物の生地は買い取ってもらえる?高価買取になりやすい生地やポイントとは

有名作家

有名な作家が手がけた着物は、希少価値や芸術的価値などが評価されるため、高額になりやすいでしょう。

とくに人間国宝に認定されている作家は、高い評価が期待できます。

着物の有名作家について詳しくはこちら↓
高価買取も狙える!有名な【着物作家】をご紹介します

有名産地や染織技法

京都の「西陣織」や鹿児島県奄美大島の「大島紬」など、有名産地の伝統的技法で作られた着物は高額買取されるでしょう。

日本で最も有名な染色法である「友禅」などは職人の高度な技術が必要であるため、高く評価されています。

大島紬について詳しくはこちら↓
大島紬の見分け方とは?本物と偽物の違いや価値の高さを見分けるときのチェックポイント

着物の買取は福ちゃんへご依頼ください

着物の買取は福ちゃんへご依頼ください

着物の買取は、着物買取の実績が高い福ちゃんへご依頼ください。

福ちゃんは、格式高い着物からカジュアルな着物まで、さまざまな着物をお買取してまいりました。

着物の格はもちろん、さまざまな要素を総合的に判断し、適正価格のご提示が可能です。

プロの査定士が適切な査定を実施するため、安心してご利用ください。

着物は福ちゃんがお買取いたします。

着物の買取相場について詳しくはこちら↓
着物の買取相場は?高く売れやすい着物の種類や高額査定のポイント

まとめ

着物の格とは着物のフォーマルさを示す言葉で、一番格式が高いのは礼装着、次いで略礼装着、格式が低いといわれているのは外出着・普段着です。

礼装着には黒留袖や本振袖、略礼装着には色留袖や訪問着、普段着には小紋や浴衣などがあります。

格の見分け方は、紋の有無や数、模様の種類、素材や加工方法などで見分けることが可能です。

高い着物と安い着物は、格の他に素材や有名作家の作品かどうか、有名産地の伝統的な染織技法で作られたかどうかなどで判断されます。

福ちゃんでは、さまざまな着物に幅広く対応し、多くのお客様に喜んでいただいています。

着物の買取は、福ちゃんにお任せください。

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