- 着物
- 2025.05.01
着物の捨て方を解説!処分時の注意点や気になる疑問も解消

タンスの奥に眠っている着物、どうすればよいかお悩みではありませんか?
成人式や結婚式で着た思い出の詰まった振袖、親から譲り受けた大切な留袖、あるいは奮発して購入した訪問着など……。
着物は、ただの「モノ」ではなく、特別な想いが込められていることが多いですよね。だからこそ、「もう着ないけれど、ゴミとして捨てるのは忍びない」と感じるのは自然なことです。
かといって、そのままタンスにしまい続けても、場所を取るばかりか、着物自体が傷んでしまう可能性も。
「どうせ着物を手放すなら、後悔しない方法を選びたい」
「着物の正しい捨て方ってあるの?」
「もしかしたら、着物は捨てる以外にもっとよい方法があるのでは?」
そのようなお悩みを抱える方のために、この記事では着物のさまざまな「捨て方」と「手放し方」について、わかりやすく解説していきます。
・一般的な着物の捨て方と注意点
・高価な着物や遺品の着物はどう扱うべき?
・捨てるのはもったいない!買取や寄付など「捨てる以外の選択肢」
・売れる着物の特徴とは?
など、読者様の状況に合った最適な方法を見つけるための情報を網羅しています。
この記事を読めば、罪悪感なく、納得して大切な着物を手放す方法がきっと見つかります。
ぜひ最後までご覧いただき、お悩みをスッキリ解決してください。
着物の捨て方は地域によって異なります

■ 着物の正しい捨て方「まずはお住まいの自治体のルール確認を!」
不要になった着物を「ゴミ」として処分する場合、最も重要なのは、お住まいの自治体が定めるルールに従うことです。なぜなら、着物の分別区分や捨て方のルールは、地域によって大きく異なるからです。
ある地域では「可燃ゴミ」として扱われる一方、別の地域では「資源ゴミ(古布 / 古着)」として回収されるなど、対応は実にさまざま。
まずは、ご自身の地域のルールを正確に把握することが、トラブルなく着物を処分するための第一歩となります。
ステップ1|自治体のルールを確認しよう
着物を捨てる前に、必ずお住まいの市区町村のウェブサイトや、配布されているゴミ収集カレンダー、ゴミ分別アプリなどでルールを確認しましょう。
不明な点があれば、役所の担当部署(環境課、清掃課など)に問い合わせるのが確実です。
【確認すべき主なポイント】
・分別区分:着物は「可燃ゴミ」か「資源ゴミ(古布・古着など)」か?
■ 出し方
・指定のゴミ袋に入れる必要があるか?
・ひもで縛るなどの指定はあるか?
・透明または半透明の袋に入れるなどの指定はあるか?
■ 収集日:区分ごとの収集曜日はいつか?
【注意点】
・資源ゴミの場合、雨の日は出せない、一度に出せる量に制限がある、などのルールはないか?
・汚れや濡れがひどい場合は、資源ゴミではなく可燃ゴミ扱いになる、といったルールはないか?
■ 費用:処分に費用がかかるか?(通常は無料ですが、念のため確認)
これらの点を事前にチェックしておくことで、スムーズに処分を進められます。
ステップ2|ルールに沿って正しく処分
自治体のルールを確認したら、その指示に従って着物を処分しましょう。
・可燃ゴミの場合:指定のゴミ袋に入れ、決められた曜日に出します。
・資源ゴミ(古布・古着)の場合:袋に入れるか、ひもで縛るかなど、地域のルールに従います。
雨の日を避けたり、一度に出す量を守ったりする必要がある場合もありますので、注意が必要です。ルールを守らないと、収集してもらえない可能性もありますので、必ず確認した手順で処分しましょう。
【注意点】処分方法によって費用が異なることも
通常の家庭ゴミとして捨てる場合、費用は指定ゴミ袋代程度で済むことがほとんどです。
しかし、「手間をかけずに処分したい」と考え、不用品回収業者などに依頼する場合は注意してください。
業者に依頼すると、数千円から、場合によってはそれ以上の処分費用がかかるのが一般的です。料金体系は業者によって大きく異なるため(例:着物単品でも5,000円~9,000円など)、依頼する際は必ず事前に見積もりを取り、料金を確認するようにしましょう。
まずは、お住まいの自治体のルールを確認し、ご自身に合った処分方法を検討することが大切です。
ゴミとして捨ててよいか悩む着物の例

■ ゴミとして捨てるのは忍びない……「処分に悩む着物の具体例」
「もう着ないけれど、どうしても捨てられない」
着物の処分で多くの方が抱える悩みです。単なる衣類として割り切れない、特別な想いが込められた着物も少なくありません。
とくに、以下のような着物は、ゴミとして処分することに強い抵抗を感じるのではないでしょうか?
● 人生の節目を彩った着物(結婚式の白無垢・打掛、成人式の振袖など)
● 大切な人から受け継いだ着物(親や祖父母からの譲り物、形見分けの品など)
● 明らかに価値の高い着物(伝統的工芸品、有名作家物など)
これらの着物には、家族の愛情や思い出、あるいは職人の技と歴史が詰まっています。
そのような大切な着物を、後悔なく手放すにはどうすればよいのでしょうか?
それぞれのケースについて、処分をためらう理由と向き合ってみましょう。
結婚式で着用した特別な着物(白無垢・打掛など)
結婚式で身にまとった白無垢や色打掛は、人生で最も輝かしい瞬間を彩った、まさに一生の記念品です。幸せな門出を祝い、家族が心を込めて用意してくれたものであれば、なおさら手放す決心がつかないのは当然のことでしょう。
しかし、これらの婚礼衣装は一般的な着物と比べて非常に重く、かさばるため、保管場所の確保や維持管理も大変です。
「大切にしまっておきたいけれど、現実的には難しい……」というジレンマを抱える方も多いのではないでしょうか。
お祝いの場で着用した振袖
成人式や卒業式など、ハレの日に着用した振袖。そこには、成長を祝う家族の温かい想いが多く詰まっています。ご両親や祖父母が、読者様の未来を願ってあつらえてくれたのかもしれません。あるいは、母から娘へと大切に受け継がれたものかもしれません。
そのような愛情や思い出が詰まった振袖を、単なる「不用品」として処分してしまうのは、あまりにも寂しく、心苦しいと感じる方が多いはずです。中には、ご自身の振袖を、将来生まれるお子様の七五三用に仕立て直すなど、形を変えて想いをつないでいく方もいらっしゃいます。
親や祖父母から譲り受けた着物
お母様やお祖母様から譲り受けた着物。そこには、持ち主だった方の思い出や、読者様への愛情が込められています。「いつか着てほしい」という想いと共に託されたのかもしれません。
中には、今では手に入らないような高価な生地や、貴重な技法で作られた着物も含まれていることがあります。たとえご自身の好みとは違ったり、着る機会がなかったりしても、大切にされてきたものを無下に扱うことはできない、と感じるのは自然な感情です。
しかし、受け継いだ着物を大切に保管し続けるには、適切な保管スペースと、定期的な虫干しなどのお手入れが必要不可欠です。その負担から、処分を考えてしまうこともあるでしょう。
遺品として受け継いだ着物(形見分け)
故人の形見として受け継いだ着物も、処分に悩む方が非常に多い品物の1つです。故人を偲ぶ大切な思い出の品である一方、ご自身の好みやサイズと合わず、実際に着用する機会がないケースも少なくありません。
「思い出として手元に置いておきたいけれど、タンスの肥やしにしてしまうのは着物にも申し訳ない」
「かといって、簡単に捨ててしまうこともできない」
遺品整理の中でも、とくに感情的な整理が難しいのが着物といえるかもしれません。
高い価値のある着物(伝統的工芸品・作家物など)
伝統的工芸品に指定されている紬や染織品、人間国宝や有名作家が手掛けた作品、老舗呉服店の着物など、明らかに高い価値を持つことがわかっている着物。
このような着物を、単なるゴミとして処分してしまうのは、非常にもったいないことです。
価値の高い着物は、日本の貴重な文化財産であり、市場でも高い需要があります。適切な知識がないまま処分してしまうと、本来得られたはずの価値を失ってしまうことになります。金銭的な価値だけでなく、文化的な価値を考えても、安易な処分は避けるべきでしょう。
このように、一言で「着物を捨てる」といっても、そこにはさまざまな感情や事情が絡み合っています。次のセクションでは、これらの着物を「捨てる」以外の選択肢について考えていきましょう。
本当に着物を捨ててよいのか迷ったら…

大切な着物だからこそ、捨てるべきか、それとも保管し続けるべきか、迷ってしまいますよね。
「もしかしたら、まだ価値があるかもしれない」
「でも、もう着ることはないだろうし……」
このように悩んでしまうのは、ごく自然なことです。
そのようなときは、少し冷静になって、以下の2つの基準で考えてみると、ご自身の気持ちを整理しやすくなるかもしれません。
着物の「種類」で考える
もし「すべてを手放すのは寂しいけれど、すべて保管できない」という場合は、将来的な汎用性の高さを基準に残す着物を選ぶのも、1つの方法です。
たとえば、比較的着る機会が多いとされる「小紋」(普段着~おしゃれ着)と「訪問着」(準礼装~略礼装)を、状態のよいものから1枚ずつ選んで残しておけば、いざというときに役立つ可能性があります。
それ以外の種類の着物(例:留袖・振袖・紬・浴衣など)については、今後の着用予定やご自身の年齢、その着物への思い入れの深さなどを考慮して、手元に残すかどうかを判断しましょう。
着物の「状態」で考える
残念ながら、着物の状態によっては、保管を続けるのが現実的に難しかったり、次に活かす(買取や譲渡など)のが困難だったりする場合があります。
以下のような状態が見られる場合は、処分を検討する際の判断材料として参考にしてください。
【深刻なダメージがある】
・広範囲にわたる虫食い
・目立つシミや黄ばみ(とくに衿元や袖口など)
・カビの発生(黒い点々や、カビ臭さ)
・破れや生地の擦り切れがひどい
※これらの修復には高額な費用がかかることが少なくありません
【強い臭いが取れない】
・カビ臭
・古い防虫剤(樟脳など)の臭いが強く染み付いている
※クリーニングでも完全に除去できない場合があります
【素材が一般的でない、または劣化している】
・生地が劣化して弱くなっている
・正絹(シルク)ではなく、一般的な化学繊維(ポリエステルなど)で作られている
※ただし、希少価値のある麻や木綿などは除く
【サイズが極端】
・着用できる人が限られるほど小さい(とくに裄丈や身丈)
・逆に、極端に大きい
※サイズ直しにも限界があります
上記の状態に当てはまる着物は、修繕が困難であったり、衛生的な問題があったり、あるいは単純に次に着たいと思う人が見つかりにくかったりします。
そのため、残念ながら「市場価値がほとんど認められないケースが多い」のが現実です。
このような場合は、無理に保管し続けるよりも、これまでの感謝の気持ちとともに、ゴミとして処分することも現実的な選択肢として考えられます。もちろん、最終的な判断はご自身の気持ちが最も大切ですが、状態を客観的に見ることも判断の一助となるでしょう。
着物を「捨てる」以外の処分方法もチェック!

■ 捨てるのはもったいない!着物の処分で「捨てる」以外の選択肢
「ゴミとして処分するのは、どうしても気が引ける」
「この着物、もしかしたら誰かの役に立つかもしれない」
そのようにお考えなら、着物を「捨てる」以外の方法を検討してみませんか?
大切にしてきた着物や、受け継いだ着物を価値ある形で手放したり、新たな形で活かしたりする方法は、実は多くあります。
ここでは、主な「捨てる以外の選択肢」を4つご紹介します。
それぞれの特徴を理解し、ご自身と着物にとって最適な方法を見つけましょう。
選択肢1|ネットオークションやフリマアプリで売る
【このような方にオススメ】
この方法は、少しでもお金に換えたいと考えている方や、ご自身で納得のいく価格を設定したい方に向いています。また、出品から発送までの一連の作業をご自身で行う時間と労力がある方にオススメです。
【概要】
インターネット上のオークションサイト(例:ヤフオク!)やフリマアプリ(例:メルカリ、ラクマ)を利用して、個人間で着物を売買する方法です。
【特徴】
最大の魅力は、ご自身で販売価格を自由に決められる点でしょう。業者を通さないため、場合によっては市場価格に近い高値で売れる可能性も秘めています。スマートフォンを使って、スキマ時間に出品できる手軽さもメリットです。
一方で、手間がかかる点は覚悟が必要です。
着物の写真撮影から、魅力的な商品説明の作成、購入希望者とのメッセージのやり取りから売れた後の梱包や発送まで、すべての工程を自分自身で行う必要があります。
また、必ずしもすぐに売れるとは限らず、値下げ交渉に応じたり、最悪の場合売れ残ってしまったりする可能性も考慮しなければなりません。
さらに、個人間取引のため、予期せぬクレームやトラブルが発生するリスクもゼロではありません。手数料や送料も念頭に置く必要があります。
選択肢2|着物買取の専門業者に依頼する
【このような方にオススメ】
手間をかけずに、適正な価格で安心して買い取ってほしい方や、お持ちの着物に価値があるかもしれないと考えている方に最適な方法です。
【概要】
着物を専門に扱っている買取業者に査定・買取を依頼する方法です。
【特徴】
専門業者には着物に詳しいプロの査定士が在籍しているため、着物の価値を正しく評価してもらえます。
「捨てるしかない」と思っていた着物に、思わぬ高値が付く可能性も期待できるでしょう。とくに価値の高い着物であれば、そのメリットは大きくなります。
また、多くの業者では「出張買取」や「宅配買取」といったサービスを提供しており、自宅にいながら売却できる手軽さも魅力です。面倒な手続きや個人間のやり取りが不要で、手間をかけずにスムーズに取引を進められます。査定料やキャンセル料が無料の業者が多いのも安心できるポイントです。
ただし、オークションやフリマアプリで自ら売る場合に比べると、業者の再販コストなどがかかるため、買取価格は若干低くなる傾向があります。また、業者によって査定額に差が出ることもあるため、時間に余裕があれば複数の業者を比較検討するのもよいでしょう。
状態が著しく悪い着物については「買取不可」となる場合もあります。
選択肢3|リメイクして再利用する
【このような方にオススメ】
着物自体を手放したくない方、形を変えてでも使い続けたい方、思い出の着物を身近に置いておきたい方、手芸や裁縫が好きな方にオススメの方法です。
【概要】
着物を解いて生地にし、洋服・バッグ・小物(ポーチ・髪飾り・ブックカバーなど)といった別のアイテムに作り替える方法です。
【特徴】
この方法の最大のメリットは、大切な着物を捨てずに、新たな形で活かせることです。世界に1つだけのオリジナルアイテムが生まれ、思い出の着物を日常生活の中で使い続けることが可能です。
ただし、ご自身でリメイクに挑戦する場合、着物を丁寧に解く作業や裁縫の手間がかかります。また、着物の生地はデリケートなものが多いため、洗濯や扱いには十分な注意が必要です。
プロにリメイクを依頼することも可能ですが、その場合は相応の費用がかかります。すべての着物がリメイクに適しているわけではなく、生地の強度なども考慮する必要があります。
選択肢4|NPO法人などに寄付する
【このような方にオススメ】
金銭的な見返りは求めず、誰かの役に立てる形で着物を手放したい方や、社会貢献に関心がある方に適しています。
【概要】
着物を必要としているNPO法人や市民団体、学校などに寄付する方法です。
【特徴】
寄付を通じて社会貢献ができ、捨てる罪悪感なく、気持ちよく着物を手放せるのが大きなメリットです。寄付された着物は、国内外でのリユース・福祉活動・伝統文化の継承活動、あるいは学校での教材など、さまざまな形で有効活用されます。
ただし、寄付を受け付けている団体をご自身で探す必要があります。また、団体によっては送料が自己負担になる場合や、寄付できる着物の種類・状態に条件(たとえば、ウールや化繊は不可・シミや汚れがひどいものは不可など)が定められている場合も。
事前にしっかりと確認することが大切です。もちろん、金銭的な見返りはありません。
このように、「捨てる」以外にも、さまざまな選択肢があります。ご自身の状況や着物への想いに合わせて、最適な方法を選んでみてください。
処分後に後悔しないために|高く売れる着物をチェック

■ 捨てる前にチェック!高く売れる可能性のある着物の特徴
「もう着ないから捨てよう」と決める前に、少し待ってください。
もしかしたら、その着物には思わぬ価値が眠っているかもしれません。処分してから「実は高く売れたものだった……」と後悔しないために、どのような着物が高価買取されやすいのか、その特徴を知っておくことが大切です。
もしお手持ちの着物が以下の特徴に当てはまる場合は、安易に捨ててしまうのは非常にもったいない可能性があります。
ぜひ、売却を検討してみましょう。
【高価買取が期待できる着物の主な特徴】
1.「証紙」が付いている
証紙は、その着物が確かな品質や産地、製法で作られたことを証明する、いわば品質保証書です。とくに、経済産業大臣指定の「伝統的工芸品」を示す伝産証紙などが付いている場合は、その価値が公的に認められている証拠となり、高価買取が期待できます。
2.有名作家・有名産地・老舗呉服店の作品
人間国宝に認定された作家や、著名な染織作家(例:久保田一竹、羽田登喜男など)が手掛けた着物は、美術品としての価値も高く評価されます。結城紬・大島紬・加賀友禅といった有名産地の着物も、そのブランド力から高値が付きやすい傾向にあります。歴史ある老舗呉服店が扱っていた着物も、品質の高さを評価されることも。
3.素材が「正絹(シルク100%)」で、かつ状態がよい
着物の素材として最高級とされる正絹であることは、高価買取の基本条件の1つです。正絹に加えて、目立つシミ・汚れ・カビ・虫食い・破れ・色あせなどがなく、保存状態が良好であることが重要です。新品同様、あるいは新品に近い状態であれば、さらに高く評価されます。
【その他のプラス査定ポイント】
・サイズが大きい(とくに身丈・裄丈が長い)
現代の人は、昔に比べて身長が高い傾向にあります。そのため、丈が長めの着物はサイズ直しなしで多くの人が着用でき、需要が高くなるのです。結果として、買取額がアップする可能性も。
・人気の柄やデザイン
流行に左右されにくい古典柄や、縁起のよい吉祥文様などは、常に一定の需要があります。
上記の特徴に当てはまる着物は捨てるのではなく、専門の買取業者に査定を依頼されることを、強くオススメします。
また、着物の価値は市場の需要にも左右される傾向にあります。
どのような着物が現在人気があるのか、買取業者に直接問い合わせてみるのもよいでしょう。
福ちゃんなら、最新の市場動向を踏まえた上で、お持ちの着物の価値を無料で査定いたします。
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着物の捨て方に関するよくある疑問を解消!

■ 着物の捨て方で「よくある疑問」をスッキリ解消!
いざ着物を手放そうとすると、「本当にこれでいいのかな?」「このような場合、どうすればよい?」と、さまざまな疑問や不安が湧いてくるものです。
とくに、大切な思い出が詰まった着物なら、なおさらですよね。
この項目では、多くの方が抱える着物の捨て方に関する代表的な疑問をピックアップし、その解消法をわかりやすく解説します。
これを読めば、きっと心残りなく、スッキリとした気持ちで着物を手放せるはずです。
Q1. 思い入れのある着物、捨てる前に供養はできますか?
A1. はい、神社やお寺で「着物供養」を依頼できる場合があります。
大切な着物をそのままゴミとして処分することに抵抗がある場合、神社やお寺に依頼して供養してもらうという方法があります。
「着物供養」とは、僧侶や神職の方に祈祷や読経をあげていただき、着物の魂を鎮めてからお焚き上げなどを行う儀式のことです。この儀式により、感謝の気持ちを伝え、心穏やかに着物を手放すことができます。
【注意点】
・すべての神社やお寺で着物供養を行っているわけではありません。まずは、お近くの寺社や、インターネットなどで「着物供養」を行っているところを探し、事前に問い合わせて確認しましょう。
・供養には費用(お布施や玉串料など)がかかります。
・金額は寺社や着物の量によって異なりますが、一般的には数千円から数万円程度が目安です。依頼される前に必ず確認してください。
・郵送で受け付けてくれる場合もあります。
Q2. 着物が大量にあって処分に困っています。どうすればいい?
A2. まとめて引き取ってくれる専門業者への依頼がオススメです。
タンス数棹分など、大量の着物を一度に処分したい場合、自治体のゴミ収集で少しずつ出すのは大変ですよね。
そのようなときは、まとめて回収・処分してくれる業者に依頼すると効率的です。
【選択肢と注意点】
・不用品回収業者
手間はかかりませんが、一般的に回収・処分費用が発生します。料金は業者や量によって大きく異なるため、必ず事前に見積もりを取り、比較検討しましょう。
・着物買取業者
まずは、着物買取業者に相談されるのがオススメです。大量の着物の中に価値のあるものが含まれている可能性もあります。出張査定を利用すれば、自宅まで査定に来てもらい、値段が付くものは買い取ってもらえます。
値段が付かなかったものについても、買取業者によっては無料で引き取ってくれる場合や、処分方法についてアドバイスをもらえる場合も。
着物以外の不用品(帯、和装小物など)も一緒に査定・買取してくれる業者も多く存在します。
Q3. できれば無料で着物を引き取ってもらいたいのですが……
A3. 無料引き取りを探す前に、まずは買取専門業者への査定依頼をオススメします!
「どうせ売れない着物だろうから、無料で引き取ってくれるところはないかな?」とお考えかもしれません。
しかし、ご自身で「価値がない」と判断してしまうのは、少し待ってください!
一見すると古くて価値がなさそうに見える着物でも、着物専門の買取業者が見れば、意外な価値が見出されるケースは少なくありません。たとえば、「特定の時代のもの」「珍しい柄や技法で作られたもの」「アンティーク着物として価値があるもの」など、素人目にはわからない価値が隠れている可能性があるのです。
無料での引き取り先を探す手間をかける前に、まずはダメ元でも、着物買取業者に査定を依頼してみることを強くオススメします。
・査定に出してみると思わぬ高値が付く可能性もあります。
・たとえ値段が付かなくても、中には無料で引き取ってくれる業者も。
・査定は無料で行っている着物買取業者がほとんどです。
「無料で処分できればラッキー」と考える前に、その着物が持つ本来の価値を知るチャンスを逃さないようにしましょう。
着物の処分方法に関する注意点

■ 後悔しないために!着物処分の前に必ず確認すべき注意点
着物を手放す方法はさまざまですが、どの方法を選ぶにしても、いくつか注意すべき重要なポイントがあります。
重要ポイントを知らずに進めてしまうと、「もっと高く売れたはずなのに……」「トラブルに巻き込まれてしまった……」といった後悔につながりかねません。
とくに、「捨てる」と決める前に、その着物に思わぬ価値が隠れていないかを確認することは非常に大切です。
ここで解説する注意点をしっかりと押さえ、ご自身にとって最も安全で、納得のいく処分方法を見つけましょう。
注意点1|価値を確認せずに「捨てる」のはNG!
「もう古いし、誰も着ないからゴミに出そう」
そのようにご判断される前に、必ずその着物の価値を確認しましょう。価値を知らないまま捨ててしまうのは、非常にもったいないだけでなく、賢明な判断とはいえません。
■ なぜプロの確認が必要なのか?
着物の価値は、素材・状態・作家・産地・時代背景・市場の需要など、非常に多くの要素が複雑に絡み合って決まります。これだけ多くの要素を専門知識のない方が正確に判断するのは、ほぼ不可能といっても過言ではありません。
■ どうすればよいか?
必ず、着物買取の専門業者に査定を依頼しましょう。プロの査定士であれば、その着物が持つ本来の価値を適正に見極めてくれます。
【業者選びのポイント】
・無料査定を行っている業者を選ぶ
・査定額に納得いかなかった場合に、無料でキャンセルできる業者を選ぶ
※査定を依頼するだけなら、一般的に費用はかかりません!
まずは査定を受けて価値を知り、その上で「売る」か「他の方法で手放す」かを判断するのが、後悔しないための鉄則です。
注意点2|「無料回収」を謳う無許可業者に注意!
街中をトラックで巡回する「無料回収」業者や、チラシを配布している業者の中には、必要な許可を持ずに営業している悪質な業者が存在するため、依頼しないように注意してください。
■ なぜ危険なのか?
無許可業者は、回収した着物を不法投棄したり、不適正な処理を行ったりする可能性があります。また、最初は「無料」と謳っておきながら、後から高額な処理費用を請求される。あるいは、他の貴金属などを強引に買い取ろうとする(押し買い)といった、トラブルに発展するケースも後を絶ちません。
【必要な許可とは?】
・着物を買い取る場合:「古物商許可」が必要
・不用品として回収・処分する場合:「一般廃棄物収集運搬業許可」が必要(※自治体からの委託など)
【どうすればいい?】
・許可の有無を必ず確認する(ウェブサイトに許可番号が記載されているかなど)。
・不安な場合は、自治体のウェブサイトなどで正規の許可業者を確認する。
・大手や評判のよい着物買取業者など、信頼できるところに依頼する。定評のある業者は「古物商許可」を取得しており、顧客サービスもしっかりしているため、安心して取引できるのが魅力です。
安易な依頼が、思わぬトラブルを招く可能性があります。業者の見極めは慎重に行いましょう。
注意点3|着物買取は「信頼できる業者選び」が最も重要!
着物を売却する場合、どの買取業者を選ぶかが、満足のいく取引ができるかどうかを左右する最も重要なポイントです。
業者選びを間違えると、以下のような深刻なトラブルに巻き込まれる可能性があります。
【悪質業者によるトラブル例】
・押し買い
査定だけのはずが、強引に他の物(貴金属など)まで安く買い取ろうとする。
・買いたたき
着物の価値を不当に低く評価し、相場よりはるかに安い価格で買い取ろうとする。
・持ち逃げ
査定と称して着物を持ち帰り、そのまま連絡が取れなくなる。
・キャンセル拒否・高額なキャンセル料請求
査定額に納得できずキャンセルを申し出ても拒否されたり、不当に高いキャンセル料を請求されたりする。
信頼できる業者を選ぶには、いくつかのポイントを確認することが大切です。
まず、業者のウェブサイトなどで、「押し買いはしない」「査定後のキャンセル可能」「キャンセル料無料」といった点が明確に記載されているか、確認しましょう。
また、クーリング・オフ制度についての説明があるかもチェックポイントです。さらに、「古物商許可番号」がきちんと表示されているかも、必ず確認するようにしてください。
加えて、インターネット上の口コミや評判を事前に調べてみることも、業者選びの参考になります。
最後に、実際に査定を依頼した際の査定士の対応が丁寧か、説明がわかりやすいかなども、信頼できる業者かどうかを見極めるための重要な判断材料となります。
大切な着物を安心して託せる、信頼できる業者を慎重に選びましょう。
着物の捨て方を検討中なら「福ちゃん」にご相談を!

■ 着物の処分で迷ったら「福ちゃん」へ!安心と信頼の買取サービス
大切な着物を手放す際、最も重要なのは「信頼できる業者」を選ぶこと。
残念ながら、強引な勧誘(押し買い)や、不当に安い価格での買取(買いたたき)、キャンセル料の請求といったトラブルも耳にします。
後悔しないためには、安心して任せられる業者を見極めることが必要不可欠です。
もし、不要な着物の処分方法をご検討中であれば、ぜひ一度「福ちゃん」にご相談ください。
福ちゃんは、お客様を第一に考えた、安心と信頼の買取サービスを提供しております。
・専門知識豊富な査定士
着物の価値を正しく見極める知識はもちろん、丁寧な対応を心がけており、多くのお客様から厚い信頼をいただいています。
・強引な買取は一切なし
福ちゃんが「押し買い」をすることは、決してございません。査定内容を丁寧にご説明し、お客様にご納得いただけた場合のみ、買取を進めさせていただきます。
・キャンセル・手数料無料
万が一、査定額にご満足いただけなかった場合でも、キャンセル料や査定料、手数料などは一切いただきません。安心してご利用いただけます。
・相談しやすい体制
お客様の疑問や不安に寄り添えるよう、相談窓口も設けております。どのような些細なことでも、お気軽にお問い合わせください。
「この着物、価値があるのかな?」
「捨てるしかないと思っていた着物だけど……」
そのような着物も、福ちゃんなら適正な価値を見出し、次の方へとつなぐお手伝いができるかもしれません。
まずはお気軽に、福ちゃんの無料査定をお試しください。
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まとめ
この記事では、着物のさまざまな処分方法について解説してきました。
単に「捨てる」だけでなく、「売る」「リメイクして再利用する」「寄付する」といった、大切な着物を未来へつなぐための選択肢があることを、ご理解いただけたかと思います。
とくに、価値があるかもしれない着物の場合、専門業者による「買取」は、その価値を正当に評価してもらい、有効に活用できる可能性のある、非常に賢明な方法です。
ただし、どの業者に依頼するかによって、査定額や対応は大きく異なります。後悔しないためには、信頼できる業者を慎重に選ぶことが、なによりも重要です。
福ちゃんでは、お客様が大切にされてきた着物一枚一枚に込められた想いも受け止め、丁寧な査定を心がけております。着物の知識が豊富なプロの査定士が、その価値を最大限に見出し、適正な価格での買取を目指します。
幅広く着物を買取中です。着物の種類や状態によっては、高価買取となる可能性も十分にございます。
「この着物、どうしよう……」とお悩みでしたら、「捨てる」と決めてしまう前に、ぜひ一度、福ちゃんの無料査定をお試しください。
お客様にとって、「最善の手放し方」を見つけるお手伝いができれば幸いです。