• 着物
  • 2025.06.03

アンティーク着物などの古い着物は買取してもらえる?相場や高額査定が期待できるもの

アンティーク着物は買い取ってもらえる?
アンティーク着物は価値が高い?

など、アンティーク着物の買取について知りたい方のために、買取相場などをまとめました。

高額買取されやすいものや、高く買い取ってもらうためのポイントなども解説しています。

アンティーク着物とは?

アンティーク着物とは?

古い着物のなかでも、アンティーク着物は戦前に着られていた着物を指します。戦後に作られた着物は「リサイクル着物」や「レトロ着物」と呼ばれ、アンティーク着物とは異なります。

アンティーク着物の特徴やリサイクル着物との違いを把握し、アンティーク着物について理解を深めましょう。

アンティーク着物の特徴

アンティーク着物は、明治から昭和初期にかけて着られていた着物です。100年以上の歴史を持つものや、比較的新しいものでも100年近い歴史を持っています。

アンティーク着物は作られた時代などによって2種類に分けられ、ひとつは日本古来に伝わる伝統的な色柄である「古典柄」で、もうひとつは大正時代に作られ和と洋が融合した「大正ロマン」です。

また、当時は小柄な女性が多かったため、着物のサイズが小さく作られている点もアンティーク着物の特徴といえます。

リサイクル着物との違い

  • ✔︎ 昭和後期(戦後)に作られた着物
  • ✔︎ デザインが均一化されている
  • ✔︎ サイズがアンティーク着物と比べて大きい

リサイクル着物の特徴は主に上記3つです。

リサイクル着物が作られた時期はアンティーク着物より新しく、戦後の昭和後期といわれています。

戦後はさまざまな分野で工業化が進んだ時代であり、着物も工場で大量生産されるようになりました。

そのため、アンティーク着物と比べても均一化されたデザインが多く、柄のバリエーションが少ない傾向にあります。

また、小さめのサイズで作られていたアンティーク着物と比べると、リサイクル着物は人々や時代の移り変わりによって大きく作られています。

価値が高い理由

  • ✔︎ 希少価値が高い
  • ✔︎ 現代では再現が難しい技法や素材が使われている

アンティーク着物の価値が高い理由は、上記2つが考えられます。

戦前は大量生産の体制ではなく、アンティーク着物は職人が一つひとつ手作りしていました。

そのため、希少価値が高い芸術作品として注目され、価値が高くなっています。

また、素材や技法などは当時の文化を反映しており、文化的・歴史的価値がある骨董品として高額取引されることも少なくありません。

アンティーク着物の買取相場

アンティーク着物の買取相場

アンティーク着物は、デザインや着物の状態、需要などによって大きく価値が変動します。

市場取引を見てみると、多くは数万円で取引されています。

さらに、希少価値が高いなど条件がそろっているアンティーク着物は、数十万円で買い取られる可能性もあるでしょう。

逆に、状態が悪い場合などは数百円という査定額になったり、買取自体を断られたりするケースもあります。

⚠︎CAUTION!
当記事でご紹介している買取価格はあくまでも目安です。実際の買取価格は保管状態や市場の需給バランスなど、さまざまな要因で変動します。詳細は着物買取業者にご確認ください。

アンティーク着物で高額買取が期待できるもの

アンティーク着物で高額買取が期待できるもの

  • ✔︎ 明治・大正後期の着物
  • ✔︎ 保存状態が良いもの
  • ✔︎ 有名産地・作家・老舗ブランド
  • ✔︎ サイズが大きい

高額買取が期待できるアンティーク着物は、上記4つの特徴を持っているものです。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

明治・大正後期の着物

アンティーク着物で高額査定されやすいのは、明治時代や大正後期に作られた着物です。

明治時代に作られたものは100年以上前の着物であるため、希少価値や骨董価値が高く評価されます。

大正後期の着物は「大正ロマン」と呼ばれる西洋の文化を取り入れたデザインが流行しました。レトロなデザインは現代の着物とは違った魅力があり、高い需要も見込まれるため、査定額が向上する傾向にあります。

保存状態が良いもの

アンティーク着物は古い着物であるため、状態が良好であるものは多くありません。そのため、シミや色褪せがないものなど、きれいな状態が保たれているアンティーク着物は高額買取が期待できるでしょう。

桐箪笥や衣裳箱など通気性に優れた保管場所で保存されていると、ある程度劣化が防げていると判断され、査定額がプラスになる可能性も。

有名産地・作家・老舗ブランド

有名産地や有名作家、老舗ブランドのアンティーク着物は伝統工芸品として高い価値が付く可能性があります。

たとえば、栃木県足利・群馬県桐生・伊勢崎・埼玉県秩父・東京都八王子などを産地とする「銘仙着物」は、アンティーク着物のなかでもとくに高額で取引されるでしょう。

人間国宝に認定された「木村雨山(きむらうざん)」などの名工が手がけた着物も高い価値が付きます。

木村雨山について詳しくはこちら↓
着物作家・木村雨山とは?買取相場はどのくらい?

また、創業450年以上を誇る「千總(ちそう)」など、老舗ブランドのアンティーク着物も高く評価されるでしょう。

サイズが大きい

明治から昭和初期にかけて作られたアンティーク着物は、当時の女性に合わせて仕立てられているため、現在の標準サイズよりも小さくなっています。

アンティーク着物のなかでも大きめに仕立てられているものは現在のサイズ感で着用でき、高い需要が見込まれるため高額査定となる可能性があります。

アンティーク着物を高額で買取してもらうためには

アンティーク着物を高額で買取してもらうためには

  • ✔︎ 一式そろえて査定に出す
  • ✔︎ 付属品を一緒に出す
  • ✔︎ アンティーク着物に精通している買取業者を選ぶ

アンティーク着物を高額で買取してもらうためには、上記のポイントが重要です。

それぞれ詳しく解説いたします。

一式そろえて査定に出す

着物を着るためには、着物を着付けるための肌着・腰紐・帯・帯締めなどが必要です。

そういった和装小物がそろっているアンティーク着物は査定額が向上する傾向にあります。

さらに、帯や帯締めなどがアンティークでそろっている場合は、価値が認められると高額買取が期待できるでしょう。

付属品を一緒に出す

着物には、共箱・証紙・取扱説明書・ケース・ビニール袋などの付属品が存在します。

付属品も査定対象であるため、着物と一緒に査定してもらうと査定額の向上につながるでしょう。

とくに証紙の有無は着物の産地や価値、品質を証明するものであるため、査定時に重要視されます。

アンティーク着物に精通している買取業者を選ぶ

アンティーク着物は、着物の買取に対応している買取業者のなかでも、アンティーク着物の買取実績が高い買取業者を選定しましょう。

アンティーク着物の取引実績が多数ある買取業者は、アンティーク着物に対して知見が深く、しっかりとした流通経路を確立している業者です。

そのため、適切な査定や買取価格の提示を可能としています。

アンティーク着物の取引実績が乏しい業者は、価値を見誤ったり査定額を低くしたりする可能性があるため注意が必要です。

公式サイトなどをチェックしてアンティーク着物を多数買い取っているかリサーチし、慎重に買取業者を選びましょう。

売れない古い着物の特徴

売れない古い着物の特徴

  • ✔︎ 証紙や落款がない
  • ✔︎ 状態が非常に悪い
  • ✔︎ 小紋や紬などの普段着

アンティーク着物を含め、売れなかったり価値が低くなったりする古い着物は、上記3つの特徴を持つ傾向があります。

証紙や落款がない

着物に付いている証紙や落款は、作家や着物の品質などを証明する重要なものです。

証紙や落款がないと着物の価値が証明できず、価値も大きく下がってしまうでしょう。

落款は着物に押された印鑑や刺繍のようなもので、購入当時はあっても時が経つにつれて薄くなるなことも。

証紙は着物と一緒に保管し、落款は写真に撮るなどして記録しておくといいでしょう。

状態が非常に悪い

着物の状態は買取価格を左右する大きな要素です。

虫食いやカビ、汚れなどがひどいと価値が付かない可能性が高くなります。とくにアンティーク着物は歴史が古い着物であるため、状態には注意しなければなりません。

小紋や紬などの普段着

近年は着物を着る機会が減り、成人式やお祝い事など限られた場面でしか目にする機会がないと感じる方も多いでしょう。

そのため、普段着となる小紋や紬などは需要が低く、買取価格も下がる傾向にあるのです。

高額で取引されやすいアンティーク着物でも、小紋や紬などは買取価格が落ち着いたものとなるでしょう。

アンティーク着物は福ちゃんがお買取いたします

アンティーク着物は福ちゃんがお買取いたします

アンティーク着物の買取は、福ちゃんにご依頼ください。福ちゃんでは、アンティーク着物をはじめさまざまな着物を買い取ってまいりました。

着物に対して豊富な知識を持った一流の査定士によって、アンティーク着物の価値を見いだします。

アンティーク着物かどうかわからない」「状態が良くないかもしれない」といった着物も、まずはご相談ください。

査定は無料で行っており、店舗への持ち込みが難しい場合は出張買取サービスもご利用いただけます。

損のないお取引をお約束するため、アンティーク着物は福ちゃんにお任せください。

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まとめ

アンティーク着物とは、戦前の明治から昭和初期に作られた着物を指します。

日本古来に伝わる伝統的な「古典柄」や西洋の文化を取り入れた「大正ロマン」の2種類に分類でき、サイズは当時の女性に合わせて小さめに作られている点が特徴です。

職人の手作りであるため希少価値が高く、当時の素材や技法、文化的価値や歴史的価値も評価されることから、数万円で買取される傾向があります。

さらに、明治時代に作られた100年以上前の着物や需要が高い大正ロマンのもの、有名産地や作家、老舗ブランドの着物は数十万円以上になることも。

また、和装小物や付属品が一式そろっていると、着物のみよりも高額になる傾向にあります。

福ちゃんは、多数のアンティーク着物をお買取し、多くのお客様にご満足のお声をいただいております。

出張買取サービスも提供しており、出張料や査定料も無料のため、アンティーク着物はぜひ福ちゃんにご依頼ください。

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