- 着物
- 2025.05.26
着物のたたみ方を種類ごとに解説|たたむときに注意すべきポイントとは?

着物は、日本の伝統文化を象徴する美しい装いです。
特別な日に袖を通す機会も多い着物だからこそ、正しい知識で丁寧に取り扱い、いつまでも良い状態で保管したいものですよね。
しかし、「着物のたたみ方がよくわからない」「着物をたたんだ後にシワができてしまう」といったお悩みを抱えている方も少なくないでしょう。
着物を美しく着こなすためには、シワのないきれいな状態が不可欠です。
そこで当記事では、着物の種類に応じた正しいたたみ方を、初心者の方にもわかりやすく解説します。さらに、たたむ前の準備や、たたむ際の注意点、保管方法のコツまで網羅的にご紹介。
当記事をお読みいただくことで、ご自身の大切な着物をシワから守り、長く美しく保つための知識が身に付きます。
着物のたたみ方の主な種類

着物のたたみ方には、実はいくつかの種類があります。
着物の形状や用途、施された装飾などによって最適な方法が異なるため、それぞれの特徴を理解しておくことが大切です。
代表的な着物のたたみ方は、主に以下の5つです。
1. 本だたみ(ほんだたみ)
2. 袖だたみ(そでだたみ)
3. 夜着だたみ(よぎだたみ)
4. 襦袢だたみ(じゅばんだたみ)
5. 羽織だたみ(はおりだたみ)
ここからは、それぞれのたたみ方の概要と、どのような着物に適しているのかを見ていきましょう。
1. 本だたみ
本だたみは、ほとんどの着物(訪問着・留袖・小紋・紬・浴衣など)に使える、最も基本的なたたみ方です。
男女問わず多くの和装に用いられるため、着物を持つ方が最初に習得すべき方法といえます。
この本だたみをマスターしておけば、他のたたみ方にも応用が利き、大変重宝します。着物を美しく保つための第一歩として、しっかりと身につけましょう。
2. 袖だたみ
袖だたみは、着物を一時的に保管する際や、急いで片付ける必要がある場合に役立つ簡易的なたたみ方です。
たとえば、旅行先で着物を脱いだり、着付けの練習で何度も着脱したりするような場面で重宝します。
ただし、袖だたみはあくまで一時的な方法です。長期間この状態で保管するとシワの原因になるため、時間があるときに、本だたみなどでたたみ直すようにしましょう。
3. 夜着だたみ
夜着だたみは、留袖や振袖、訪問着の中でもとくに金彩や刺繍、箔などの豪華な装飾が施された着物に適したたたみ方です。
本だたみと比較して折り線が少なくなるため、デリケートな装飾を傷めにくいのが大きな特徴です。
大切な礼装用の着物など、とくに気を遣いたい1枚には、この夜着だたみを用いると良いでしょう。
4. 襦袢だたみ
襦袢だたみは、長襦袢(ながじゅばん)に使えるたたみ方です。
長襦袢は着物の肌着にあたり、肌に直接触れるのを防いで汗や皮脂から着物を守る大切な役割があります。
着物を楽しむ方にとって長襦袢は必需品ともいえるため、ぜひこのたたみ方を習得しましょう。
5. 羽織だたみ
羽織だたみは、防寒用やおしゃれ着、礼装用として着物の上に重ねる「羽織」専用のたたみ方です。
羽織は着物と比べて着用シーズンが限られることが多く、比較的長期間に渡り保管することになります。
そのため、「保管しているうちに、いつの間にかシワが付いていた」という事態を避けるためにも、正しい羽織だたみをマスターしておくことが大切です。
着物の正しいたたみ方とは?種類ごとに解説

ここからは、先ほどご紹介した5種類のたたみ方について、それぞれの手順を詳しく解説していきます。
1. 本だたみの手順
2. 袖だたみの手順
3. 夜着だたみの手順
4. 襦袢だたみの手順
5. 羽織だたみの手順
お手持ちの着物を思い浮かべながら、あるいは実際に着物を広げて、一緒に練習してみてください。
1. 本だたみの手順
最も基本的な「本だたみ」の手順です。
【手順1】着物を広げる
衿が左側、裾が右側にくるように着物を横向きに広げる。
【手順2】下前(したまえ)を折る
前身頃と後身頃の縫い目に沿って、手前にある下前を内側に折る。
※「前身頃」とは、着物を着たときに体の前側にくる部分、「後身頃」とは、着物を着たときに体の後ろ側にくる部分を指します。「下前」とは、着物を着用する人から見て右側の前身頃のことです。
【手順3】おくみを折り返す
下前のおくみを、縫い目に沿って裾まで折り返す。
※「おくみ」とは、着物の前身頃が重なり合う部分に付いている、半幅の布のことを指します。おくみを付けることで前の身幅が広くなり、着付けがしやすくなります。
【手順4】衿を整える
首回りの衿を内側に折る。
【手順5】上前(うわまえ)を重ねる
上前の衿とおくみを前身頃にそろえて、きれいに重ねる。
※「上前」とは、着物を着用する人から見て左側の前身頃を指します。
【手順6】脇縫いを合わせる
左右の脇縫いを重ね、背縫いをきちんと折る。
※「脇縫い」とは前身頃と後身頃を縫い合わせた縫い目のことです。「背縫い」とは後身頃の中心のことで、左右を縫い合わせた部分を指します。
【手順7】左袖を折る
左袖を袖付け線で折り、後身頃の上に折り返す。
※「袖付け線」とは、身頃に袖を縫い付けた線のことを指します。
【手順8】右袖を折る
たたんだ着物の左側を少し持ち上げるようにして、右袖を見頃と床の間に入れ込むように折る。
【手順9】身丈を折る
裾を持ち、衿に向かって2つ折りにする。たたんだ形が長方形になれば完成。
着物をたたむ際はシワを防ぐために、縫い目をきちんと合わせ、手でやさしく伸ばしながらたたみましょう。
「手順9」では、たとう紙のサイズによっては、3つ折りにしても構いません。
2. 袖だたみのやり方
一時保管に便利な「袖だたみ」の手順です。
【手順1】着物を広げる
衿を左側、裾を右側にして着物を広げる。
【手順2】背中心で折る
着物を広げ、背中心で縦半分に折り、左右の後見頃を合わせるようにして、左右の袖をぴったりと重ねる。その際、袖口と袖山、脇縫いがずれないように整える。
※「袖口」とは着物の袖から腕を通すために開いた部分、「袖山」とは袖の1番上の部分(袖の上端の折り目になる部分)を指します
【手順3】両袖を折る
重ねた両袖を、袖付け線から身頃の上に折り畳み、肩山と袖山が重なるように形を整える。
※「肩山」とは、肩の1番高い部分のことです。
【手順4】身丈を2つ折りにする
裾を持ち、衿に向かって2つ折りにする。
【手順5】さらに半分に折る
見頃をさらに半分に折って完成。
袖だたみは簡易的とはいえ、雑にたたむとシワの原因になります。
シワが寄らないように手でやさしく整えながら、左右対称になるよう丁寧にそろえて重ねることを意識しましょう。
3. 夜着だたみの手順
豪華な装飾が施された着物に適した「夜着だたみ」の手順です。
【手順1】着物を広げる
衿が左側、裾が右側にくるようにして着物を広げる。
【手順2】身頃を内側に折る
まず、手前にある下前を脇線(脇の縫い目)で内側に折る。次に、奥にある上前も同様に脇線で内側に折り、下前と身頃の中央で突き合わせるか、わずかに重ねる。
【手順3】衿を整える
衿を内側に折り三角にして、衿先までピンと平らに伸ばす。
※「衿先」とは、衿の最も下に位置する部分のことです。
【手順4】両袖を重ねる
両袖をそれぞれ袖付け線で折り、前身頃の上に重ねる。このとき、左袖が上になるようにする。
【手順5】折りジワ防止の工夫(任意)
折り目に和紙を軽く巻いたものや真綿などを置き、折り目が付きにくくする。
【手順6】身丈を2つ折りにする
身丈を2つ折りにする。
【手順7】さらに半分に折る
身丈をさらに半分に折り、完成。
紋や模様のある部分には、和紙もしくは糊の付いていない白布を当てておくと、摩擦や色移りによる傷みを防ぐのに役立ちます。
4.襦袢だたみの手順
長襦袢は、着物姿の基礎となる大切な肌着です。
正しい方法でたたむことで、シワを防ぎ、長持ちさせられます。
ここでは、一般的な「本だたみ」に準じた長襦袢のたたみ方(襦袢だたみ)を、手順を追って詳しく解説します。
【手順1】長襦袢を広げ、衿芯を抜く
平らな広い場所に長襦袢を広げる。衿が左側、裾が右側に来るように置く。その後、衿に入っている衿芯(えりしん)を抜き取る。
※長襦袢をたたむときは、必ず衿芯を抜きましょう。衿を立たせてハリを出す役割を果たす衿芯は、差し込んだままにしているとクセが付いてしまいます。
【手順2】下前を折る
まず、手前にある下前を脇縫い(脇の縫い目)で内側に折る。
【手順3】下前のおくみを折り返す
続けて、下前のおくみ(前身頃の端に縫い付けられた半幅の布)を、縫い目に沿って手前に折り返す。
【手順4】上前を重ねる
次に、上前(奥側)の脇縫いを持ち、先ほどたたんだ下前にきれいに重なるように、内側に折る。上前のおくみも、下前と同様に縫い目に沿って折り返す。
【手順5】脇縫いを合わせる
左右の脇縫いをきちんと重ね、背縫い(背中の中心の縫い目)がまっすぐになるように整える。
【手順6】右袖を折る
まず、手前側にある右袖を、袖付け線(身頃と袖の縫い目)で身頃の上にまっすぐ折り返す。次に、袖の長さに合わせて、袖を手前(または奥)へさらに折り返し、袖口が身頃の幅からはみ出さないようにする。
【手順7】左袖を折る
奥側にある左袖も右袖と同様に、袖付け線で身頃の上に折り返し、たたんだ右袖の上にきれいに重ねる。同様に、袖の長さを調整するため、袖をさらに折り返し、袖口が身頃の幅に収まるようにする。
【手順8】身丈を折る
長襦袢の裾を持ち、身丈が半分になるように、衿の方へ向かって丁寧に折り上げる。全体の形を整えたら完成。
5.羽織だたみの手順
羽織をたたむ際の「羽織だたみ」の手順です。
【手順1】羽織を広げる
衿を左側に、裾を右側にして羽織を広げる。
【手順2】マチを折る
まず、羽織の衿が作業の邪魔にならないよう、軽く内側(見頃側)に折り込んでおく。次に、左右両方の身頃のマチを、それぞれのマチ幅の真ん中で内側に折る。
※羽織には、手足を動かす際にゆとりを持たせるため、前身頃と後身頃の間に細長い布が縫い付けられています。これを「マチ」と呼びます。
【手順3】上前を重ねる
上前(左身頃)を下前(右身頃)にきれいに重ねる。このとき、背縫いがきちんと折り目になるようにし、両方の衿がきれいに重なるようにする。
【手順4】左袖を折る
左袖を袖付け線で折り、身頃の上に重ねる。
【手順5】右袖を折る
たたんだ羽織の左側を少し持ち上げるようにして、右袖を身頃と床の間に入れ込むように折る。
【手順6】身丈を2つ折りにする
身丈を2つ折りにしたら完成。
羽織だたみでは、細い衿や衿肩あきを、とくに丁寧にたたむことがポイントです。衿肩あきとは、衿を付けるために肩山の位置に入れた、横向きの切り込みを指します。
ここまでが、着物の種類別の基本的なたたみ方です。
最初は手順が多く難しく感じるかもしれませんが、何度か練習するうちに必ずスムーズにできるようになります。大切な着物を扱う楽しさの1つとして、ぜひマスターしてくださいね。
着物をたたむ前にやっておくべきこと

着物を正しくたたむことも大切ですが、たたむ前のひと手間が、着物を長持ちさせる秘訣です。
以下の2つのポイントを必ず確認しましょう。
1. 汚れがないか確認する
2. 湿気をしっかり取り除く
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
1. 汚れがないか確認する
着物に汗ジミや食べこぼし、飲み物のシミなどが付着したままの状態で保管すると、シミが落ちなくなったり、状態が悪化したりしてしまいます。
着用後は必ずハンガーなどにかけ、明るい場所で着物全体を隅々までチェックしましょう。ご自身では汚したつもりがなくても、気づかないうちに汚れていることもあります。
万が一汚れを見つけたら、自己判断で処置せず、早めに着物専門のクリーニング店やシミ抜き専門店に相談するのが安心です。
2. 湿気をしっかり取り除く
着物に残った湿気は、カビや虫食いの大きな原因となります。とくに汗をかいた場合は注意が必要です。
カビを防ぐために、着用後は風通しの良い日陰で半日ほど干し、湿気を取り除くようにしましょう。
その際、紫外線によって色あせてしまう可能性もあるため、直射日光に当たらないように陰干しをするのがポイントです。
一晩以上吊るしておくと、着物の重みで形が崩れたり、生地が伸びたりする原因となるため、干しすぎにも注意が必要です。
着物をたたむときのポイント

いよいよ着物をたたむ作業です。
ここで意識したい3つのポイントを押さえることで、仕上がりの美しさとシワのできにくさが格段に変わります。
1.明るく広い清潔な場所でたたむ
2.たとう紙や衣装敷の上で丁寧に
3.基本の向きは「左に衿、右に裾」
それぞれについて、順に解説していきます。
1. 明るく広い清潔な場所でたたむ
着物をたたむ際は、明るく清潔な場所を選びましょう。
暗い場所では、細かなシワや汚れを見逃しやすくなります。また、着物は広げるとかなりのスペースが必要になるため、周囲に物がない広い場所を確保することも大切です。
狭い場所で無理にたたむと、着物を引っ掛けたり汚したりする原因になりかねません。
2. たとう紙や衣装敷の上で丁寧に
床に直接着物を広げるのは避け、たとう紙(和紙でできた着物専用の包み紙)や、衣装敷(着物を敷くためのシート)を敷いてから作業しましょう。
たとう紙や衣装敷を活用することにより、床のホコリや見えない汚れ、ささくれなどから大切な着物を守れます。
3. 基本の向きは「左に衿、右に裾」
ほとんどのたたみ方で共通するルールが、着物を広げる際の向きです。
ご自身から見て「左側に衿、右側に裾」がくるように置きます。これは、日本の伝統的な考え方で「左側が上位」とされることに由来するといわれています。
なお、この考え方を覚えておくとほかのことにも役立つでしょう。
たとえば、着物を着る際には、ご自身から見て左側の身頃(上前)を、右側の身頃(下前)の上に重ねて着用します。これは「右前」と呼ばれる日本の伝統的な着方です。
そのほかの例としては、お茶室で挨拶をするときに使用する、扇子の向きが挙げられます。
お茶室で挨拶をする際、ご自身の前に扇子を置いてお辞儀をします。このときの扇子の向きは、扇子の先(開くほう)が左側にくるようにするのが一般的です。
着物をたたんだあとの収納時にやるべきこと

きれいにたたんだ着物も、誤った方法で収納してしまうと、型崩れ・シワ・カビ・虫食いなどのトラブルに見舞われる可能性があります。
大切な着物を守るための収納・保管のポイントを見ていきましょう。
・保管スペースには「ゆとり」を持たせる
・湿気対策は徹底的に!定期的な「虫干し」も効果的
・たとう紙は定期的に交換する
以下より、順に解説していきます。
保管スペースには「ゆとり」を持たせる
桐たんすや衣装ケースに着物を収納する際は、ぎゅうぎゅうに詰め込みすぎないことが鉄則です。
着物同士が圧迫されると「型崩れ」や「頑固なシワ」の原因になるだけではなく、金箔や銀箔、刺繍などのデリケートな加工が剥がれたり、糸がよれたりする恐れがあります。
保管スペースから着物を取り出して着ようとしたときに、このような劣化を発見したら、悲しいですよね。
こうした事態を避けるために、保管スペースには、着物が呼吸できるくらいの「ゆとり」を持たせましょう。
収納アイテムのサイズによりますが、目安としては、引き出しの上から2~3cmほど空間に余裕を持たせるのがオススメです。
湿気対策は徹底的に!定期的な「虫干し」も効果的
着物の保管で最も気をつけたいのが「湿気」です。
湿気が多いとカビが発生しやすくなります。
着用頻度が低い着物は、定期的に「虫干し」をしましょう。
具体的には、晴れの日が3日ほど続いた乾燥した日に、着物をハンガーなどにかけ、風通しの良い日陰で2~3時程度干します。この虫干しをすることで、保管中にたまった湿気を飛ばせるため、カビを予防できるのです。
虫干しが難しい場合は、収納している引き出しを数時間開放し、扇風機やサーキュレーターで風を送るだけでも効果があります。
たとう紙は定期的に交換する
たとう紙は、着物をホコリや汚れから守るだけでなく、和紙が湿気を吸収し、カビの発生を抑える効果も期待できます。
しかし、長年使用していると吸湿性が低下し、逆に湿気を溜め込んでしまうことも。そのような状態のたとう紙を使用し続けると、逆にカビの原因となってしまう場合があるため、定期的に交換することが大切です。
明確な使用期限は決まっていませんが、1~2年を目安に交換するのが理想です。
たとう紙にシミや変色が見られる場合も、交換のサインと考えましょう。
まとめ

当記事では、「着物の種類別のたたみ方」をはじめ、「着物をたたむ前後の注意点について」から「正しい保管方法」まで、大切な着物を美しく長持ちさせるための秘訣を詳しく解説しました。
とくに「本だたみ」は、多くの着物に応用できる基本のたたみ方です。
最初は難しく感じるかもしれませんが、手順を一つひとつ確認しながら練習すれば、必ず身に付きます。
正しいお手入れとたたみ方、そして適切な保管方法を実践することで、ご自身の大切な着物は、次の世代にも受け継いでいけるほどの美しさを保てるでしょう。
着物を整理する中で、「もう着る機会がないけれど、捨てるのは忍びない……」そのようにお考えのお品物が出てくることもあるかもしれません。
もし着物の売却をお考えでしたら、着物買取専門店の「福ちゃん」にぜひ一度ご相談ください。
着物の専門知識と豊富な買取経験を持つ査定士が、お客様の大切なお品物を一点一点丁寧に拝見し、その価値に見合った適正な買取価格をご提示いたします。
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