- 着物
- 2025.10.07
島根県の伝統工芸「出雲絣(いずもがすり)」の買取相場は?特徴や高価買取の理由など

「出雲絣は買い取ってもらえる?」
「出雲絣の買取価格はどれくらい?」
など、出雲絣の買取について調べている方のために、買取相場などをまとめました。
出雲絣の歴史や特徴、高価買取される理由などにも触れています。
買取をご検討の方は、ぜひ参考にしてください。
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出雲絣とは?

出雲絣とは、島根県出雲市や安来市などを中心とする出雲地方で生産されている伝統工芸品です。
出雲絣について、特徴や歴史を解説いたします。
特徴
出雲絣は、主に手紡ぎの木綿糸が使用されている織物です。木綿糸は肌触りがよく、手だけでよりをかけると一層やわらかくなります。
木綿糸の吸湿性や放湿性をそのままに、手作業でさらにしなやかな風合いを実現しているのが出雲絣です。
染めには天然藍や草木染めが使われ、深みのある藍色や優しい色合いをしています。
最大の特徴は、絣と呼ばれる紋様です。絣とは、かすったような小さな模様が一定の間隔で施されている柄で、日本の伝統的な紋様のひとつとされています。
かすったような紋様を表現するためには、糸染めと呼ばれる技法が必要です。糸染めは糸を染めて生地を織る手法で、模様のレイアウトを計算しながら織り上げるため、高度な技術を要します。
歴史
出雲絣の歴史は古く、江戸時代に山陰地方で作られていた絣がルーツといわれています。島根県は江戸時代に入ると木綿を織ることが盛んになり、木綿と相性がいい藍染も普及していきました。
島根県内で絣を商業化する動きがあるなか、出雲地方では農家の女性が農作業のかたわら絣を製造し、代々受け継いでいったといわれています。
細々と伝統を紡いでいた農家の絣は、戦争による資材不足や生活様式の変化から徐々に失われていきました。
しかし、途絶えかけた出雲地方の絣は「青戸柚美江(あおと ゆみえ)」という作家によって「出雲絣」として現代に復興しました。
査定・出張費・手数料はすべて無料。
出雲絣の買取相場

出雲絣の買取価値は、作品の状態などによって幅があります。着物や帯、反物など、ものによっても価値は異なるでしょう。
出雲絣の着物や帯であれば、1万円前後で買い取られることが多いとされています。
作家が手がけたものと証明されるものは、さらに高く買い取ってもらえるでしょう。
また、伝統工芸品である出雲絣は、はぎれなどでも買い取られることがあります。はぎれなど面積が小さい布は着物や帯とは違って高く評価されにくいですが、買取業者に査定してもらうことも検討の余地があるでしょう。
出雲絣が高く評価される理由

- ✔︎ 高度な技術
- ✔︎ 希少価値
- ✔︎ 実用的な美しさ
出雲絣が高く評価される理由として、上記3つがあげられます。
高度な技術
出雲絣は、手間暇がかかる手紡ぎの木綿糸を使用していることが特徴です。また、出雲絣に用いられる染色方法は藍染と呼ばれ、天然の藍を発酵させて染料を作ります。
染料液を作る工程や、発酵の管理、そして生地を染め上げるまでの一連の作業には、繊細さと高度な技術が必要です。
さらに、糸を染めてから柄の配置を計算して織りあげるため、経験と技能がなければ仕上がりません。
各製造過程で求められる高いスキルが評価され、買取市場でも高い価値がつくことがあります。
希少価値
出雲絣は青戸柚美江によって復興されましたが、技術を継承する職人は決して多くありません。
そのため、生産量が少なく、非常に希少なものとして扱われています。
また、手作業で製造されている出雲絣は、ひとつひとつが唯一無二の作品です。
そういった背景から希少価値が高いと判断され、高額買取が期待できます。
実用的な美しさ
出雲絣は、もともと農家の女性が農業と並行して日常使い用の布を製造していたことからはじまっています。
藍染や絣の美しさにくわえ、丈夫で使いやすく実用的な美しさも重視されてきました。日本文化を象徴するひとつの伝統工芸品としてだけではなく、長く愛される「用の美」も高く評価される所以です。
天然の藍で染められた出雲絣は、使い込めば使い込むほど深みが増し、魅力が高まる部分も人気があります。
出雲絣の有名作家
- ✔︎ 青戸柚美江(あおと ゆみえ
- ✔︎ 竹内友夏(たけうち ともか)
- ✔︎ 松井美紀(まつい みき)
出雲絣の伝統を継承する3名を紹介いたします。出雲絣を手がける作家は少なく、非常に貴重な存在です。
今後、作家ものとして作品の価値が向上する可能性もあるでしょう。
青戸柚美江(あおと ゆみえ)
青戸柚美江は、伝統が途絶えかけた出雲絣の復興に尽力した第一人者であり、伝統工芸品として世に広めた作家です。
日本伝統工芸展で数々の賞を受賞し、出雲絣の確固たる地位を築きました。出雲地方の技法に独自の芸術性を高め、現在は「出雲織」として技術の確立と継承がなされています。
青戸柚美江の作品は、綿花の種まきから糸作り、藍染、織りまですべての工程をひとりで担う「一貫仕事」が特徴です。
また、伝統的な柄に独自の感性を取り入れて独創的な紋様を生み出したことも評価されています。
竹内友夏(たけうち ともか)
竹内友夏は、青戸柚美江の工房で修行を積んだ作家です。師匠である青戸柚美江から学んだ技術を基盤に、自然からインスピレーションを得た独自の織物を創作してきました。
モチーフは植物が多く、藍染の糸で精巧に生き生きとした柄を表現する点は、青戸柚美江ゆずりのセンスが感じられます。
日本伝統工芸展では「木綿経緯絣着尺(もめんたてよこすりきじゃく)」という絣の作品で入選するなど、多くの功績を残している作家です。
松井美紀(まつい みき)
松井美紀は、青戸柚美江から出雲絣を習得し、後に信州飯田で紬織についても学んだ作家です。
藍染のやわらかい風合いを活かした作品が得意で、伝統的な柄や現代的感覚を取り入れたデザイン性の高いものなどを創作しています。
出雲絣は福ちゃんがお買取いたします

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出雲絣は伝統工芸品のなかでもマイナーな部類になりますが、さまざまな着物や帯などに精通している福ちゃんなら、歴史的な価値や文化的な価値を加味した適正価格をご提示できます。
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まとめ
出雲絣は、島根県の出雲市や安芸市など出雲地方で製造される伝統工芸品です。主に手紡ぎの木綿糸が使われており、天然藍や草木染めで染色された糸を織る形で製造されます。
大きな特徴は、絣と呼ばれるかすったような小さな模様が一定間隔に施されているのが特徴です。
出雲絣は、江戸時代に山陰地方で作られた絣がルーツで、出雲地方では農家の女性が農作業の傍ら絣を製造し、代々受け継いでいったといわれています。
一時期は途絶えかけた技法ですが、青戸柚美江によって復興されました。
出雲紬の買取相場は1万円前後といわれており、高度な技術や作品の希少性、実用的な美しさなどが評価され、買取市場でも注目されています。
出雲絣で知られている作家は、青戸柚美江や、青戸柚美江を師に持つ竹内友夏や松井美紀などです。
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