• 着物
  • 2025.11.27

男性着物は買取可能?査定額をアップさせるためのコツも解説!

男性用の着物は一般的に、女性用と比べると需要が少ないことなどから、

買取してもらえないのでは?
買い取ってもらえたとしても、大した金額はつかないだろう

とお悩みの方もいらっしゃるかと思います。

しかし実際は、タンスに眠ったままの男性着物を査定してもらうことで、予想以上の価格がつくケースも少なくありません。

この記事では、高価買取してもらいやすい男性着物の特徴や、できるだけ高く買い取ってもらうためのコツをご紹介します。

大切にされてきた着物を手放す前に、ぜひチェックしていただけると幸いです。

この記事のポイント

  • ✅男性着物は問題なく買取してもらえる
  • ✅しかし、女性用の着物と比べると買取相場は低め
  • ✅買取額アップのためには、「保存状態」「証紙の有無」「一式セットでの査定」といったコツを押さえることが大切
  • ✅男性着物を高価買取してもらいたい場合は、買取福ちゃんのご利用がオススメ

買取で役立つ!男性着物の基礎知識

買取で役立つ!男性着物の基礎知識

ここでは、男性着物を買取に出す上で役立つ基礎知識を、簡潔に解説します。

今回解説するポイントは、以下の3つです。

・見た目の印象
・男性着物の格
・使われている素材

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

見た目の印象

男性着物はシンプルで落ち着いた印象のものが多いのが特徴です。

男性着物の見た目の印象についてわかりやすく説明するため、女性用の着物と比べながら解説します。女性用の着物には色鮮やかなものがあり、花柄をはじめとする華やかな柄も多く見られます。

これに対して男性着物は、黒や濃紺、グレーといった色が主流で、無地のものが圧倒的に多いです。柄物の着物も存在しますが、縞模様や格子柄などのシンプルなものが一般的です。

こうした色合いや柄が、男性着物ならではの落ち着いた印象を生み出しています。

男性着物の格

男性着物の格は、「第一礼装」「略礼装」「外出着」の大きく3種類に分かれ、それぞれ次のような特徴があります。

■第一礼装

男性着物における第一礼装とは、最上級の格式にあたる着物のことです。第一礼装は、結婚式や式典などのフォーマルな場で着用します。

男性着物における第一礼装は、「黒羽二重五つ紋付」と呼ばれる羽織と袴のセットが基本です。これは「黒紋付」とも呼ばれ、羽織の両袖、両胸元、背中の5か所に紋が入っています。黒紋付は、未婚・既婚にかかわらず着用できます。

■略礼装

略礼装とは、最上級の格式ではないものの、フォーマルな場で着用できる装いのことです。男性着物における略礼装は、第一礼装と同様に羽織と袴のセットが基本ですが、第一礼装とは異なり1つ以上の紋が入っていれば良いとされています。

略礼装の例として挙げられるのが、「色紋付」です。色紋付けには白やグレー、茶色、紺などの色合いがあり、男性着物の中では比較的華やかさがあります。紋の数は着物によって異なり、一つ紋や三つ紋の色紋付はパーティーなどに適しており、五つ紋であれば婚礼衣装としても着用可能です。

■外出着

外出着は、今回ご紹介した3種類の中でもっとも格の低い装いのことです。着物を着て帯を締めるだけの「着流し」で着用することもできますが、一般的には、羽織を着用したほうが良いとされています。

外出着として着用される着物の例として挙げられるのが、紬です。紬は糸を染めてから織る先染めの着物であり、丈夫なのが特徴です。最初は着心地がゴワゴワと感じられることもありますが、着ていくうちに肌に馴染んでやわらかくなります。

使われている素材

男性着物に使われている主な素材として挙げられるのが、「正絹」「化学繊維」「木綿」「ウール」です。それぞれ風合いや価格が異なるため、以下に特徴をまとめます。

■正絹

正絹とは絹100%でできた生地のことです。正絹の着物は独特の光沢感が魅力の一方で、価格は高めです。また、ご自宅で洗濯することはできないため、お手入れは専門店に依頼する必要があります。

■化学繊維(ポリエステル)

化学繊維の中でも代表的なものがポリエステルです。ポリエステル素材の着物は基本的に、洋服と同じようにご自宅で洗濯できるので、気軽に着用できます。正絹と比べて比較的安価で手に入れられるのも魅力です。

■木綿

木綿の着物は、昔から普段着として愛されてきました。肌触りが柔らかく着心地が良い点や、ご自宅で手洗いなどができる点が魅力ですが、その一方でシワになりやすいという特徴もあります。

■ウール

ウールの着物は保温性に優れており、秋や冬に活躍します。シワになりにくく水もはじきやすい一方で、虫食いが発生しやすいため、より注意深く保管する必要があるでしょう。

男性着物は買取してもらえる?

男性着物は買取してもらえる?

男性着物は買取してもらえるのだろうか

このような疑問をお持ちの方は多くいらっしゃるかと思います。

実際のところ、多くの買取専門業者やリサイクルショップが、男性着物の買取を行っています。

男性着物は、女性着物と比べると需要が少ないのは事実。この需要の差が理由で、男性着物は女性着物よりも買取額が全体的に低めです。

ただし、着物に使われている素材やデザインによっては高価買取となることがあるのも、また事実です。

そのため、「男性着物だから査定に出しても高く売れないかもしれない」とご不安をお持ちの方も、まずは1度査定を依頼していただくことをオススメします。

着物の買取専門店である【買取福ちゃん】では、男性着物を買取対象としており、過去に高価買取をさせていただいた実績もございます。

男性着物の専門知識に富んだ査定士が、お品物を丁寧に拝見し、できる限りの査定額をご提示いたしますので、ぜひご相談ください。

高値で買取してもらいやすい男性着物の特徴

高値で買取してもらいやすい男性着物の特徴

男性着物の買取に出す際に、お持ちの着物が高く買い取ってもらえるのかどうか、気になる方もいらっしゃるかと思います。

そこでここでは、高値で買取してもらいやすい男性着物の特徴を見ていきましょう。

・正絹の着物
・有名産地の着物
・人気の柄が施された着物
・サイズの大きい着物

正絹の着物

男性着物の査定で重要なポイントとなるのが、使用されている素材です。

とくに正絹は、男性着物に使われている素材の中でも価値が高く評価されます。

一方で、ポリエステルなどの化学繊維を使った着物は、値段がつきにくい傾向です。

着物に証紙が付属している場合、この証紙に素材の情報が書かれているので、気になる方はチェックしてみてはいかがでしょうか。

有名産地の着物

着物の産地も査定額を左右する要素です。

たとえば、「大島紬(おおしまつむぎ)」や「結城紬(ゆうきつむぎ)」といった有名産地の男性着物は、比較的高値での買取を狙えます。それぞれの紬の特徴は、以下のとおりです。

■大島袖

大島袖は、鹿児島県奄美大島発祥の紬です。大島紬は、フランスの「ゴブラン織」とイランの「ペルシャ絨毯」と並んで、世界三大織物に数えられています。繊維が詰まっているため雨に強く、シワにもなりにくいのが特徴です。こうした特徴を持つ大島紬は、1975年に国の伝統的工芸品に指定されました。

■結城紬

結城紬は茨城県結城市を中心に、茨城県と栃木県にまたがる鬼怒川沿いの地域で生産されている紬です。現代では、女性用の着物のほうが多く生産されていますが、江戸の町で結城紬が人気を博した頃には、男物がほとんどだったといわれています。結城紬は軽くて柔らかい着心地が特徴で、1977年には国の伝統的工芸品に指定されました。

こうした有名産地の着物のほかに、人間国宝などの有名作家が手がけた作品も、高価買取してもらいやすいでしょう。

人気の柄が施された着物

着物に施されている柄によっても、買取額は変わり、人気のある柄が施されていると高価買取を狙いやすくなります。

男性着物で人気がある柄として挙げられるのが、「江戸小紋」です。

そもそも「小紋」とは、同じ模様が一方向に繰り返し描かれている着物を指します。「小紋」とひと言でいっても、柄の大きさは着物ごとに少しずつ異なります。

今回ご紹介する「江戸小紋」は、江戸時代から伝わる「型染」と呼ばれる技法を用いた染め物のことです。

江戸小紋最大の特徴ともいえるのが、まるで無地のように見えるほど緻密で繊細な柄です。柄が非常に細かいため、制作には高度な技術を必要とし、その繊細な柄を染められるようになるまでにはおよそ10年の修行が必要ともいわれています。

サイズの大きい着物

男性着物のサイズも、買取額を左右する要素です。

サイズの大きい着物は、小さいものと比べると高価買取に有利です。

というのも、サイズが大きい着物は小さく仕立て直しが可能で、幅広い身長の人に合わせやすいというメリットがあります。一方で、サイズの小さい着物を大きく仕立て直すことはできません。

こうした理由から、サイズの大きい着物は中古市場での需要が高くなり、査定額が上がりやすいのです。

具体的には、着丈が165cm以上の着物は、これを下回るサイズの着物と比べて需要が高いです。

男性着物を高く買い取ってもらうためのコツ

男性着物を高く買い取ってもらうためのコツ

大切にしてきた着物を買取に出すなら、少しでも高く買い取ってもらいたいですよね。

そこでここでは、買取額をアップさせるためのコツをご紹介します。

・良好な保存状態を保つ
・証紙も一緒に出す
・羽織や袴などを「一式セット」で査定してもらう
・買取専門店に依頼する

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

良好な保存状態を保つ

着物の保存状態が良いほど、買取額は高くなるというのが着物買取の基本です。そのため、着物を査定に出すまでに、できるだけ良い状態でキープしておくことが大切です。

たとえば、着用後にそのままタンスなどに収納してしまうと、水分やごみによってカビや虫食いにつながります。着用後はそのまま収納するのではなく、目に見えるごみを取り除き、直射日光の当たらない風通しの良い場所で陰干しをするのがオススメです。

収納する際は、着物をたとう紙に包むことで、カビの発生を防げる上に着物同士の摩擦も防止できます。

なお、複数の着物をタンスなどに詰め込み過ぎると、型崩れやシミの原因となります。収納する際は無理をして詰め込まず、スペースに余裕を持たせるようにしましょう。

証紙も一緒に出す

査定時に、着物と一緒に証紙も出すことで、査定額アップにつながる場合があります。

証紙とは、着物の価値や品質を示す証明書のようなものです。証紙には以下のような情報が記載されており、証紙がそろっていることで、お持ちの着物がどのような着物であるかを明確に示せます。

・着物の産地
・織元の名前
・伝統的工芸品マーク
・素材
・染織方法

実際は、証紙がなくても買い取ってもらえることがほとんどです。ただ、証紙がある着物は、中古市場で着物を探されているお客様からの人気も高いため、買取額がアップしやすいでしょう。

羽織や袴などを「一式セット」で査定してもらう

男性着物を査定に出す際には、礼装や略礼装時に使用できる羽織や袴なども「一式セット」で査定してもらうことで、高価買取を狙いやすくなります。

というのも、昔と比べて着物を着る機会が少ない現代では、着物・羽織・袴を1セットだけお持ちになる方も少なくありません。こうした背景もあり、購入後すぐに着用できるセット品を探されている方も一定数いらっしゃいます。

一緒に組み合わせて着用していた着物・羽織・袴がある場合は、同じタイミングでの査定を検討していただくと良いかもしれません。

買取専門店に依頼する

買取専門店に依頼することも重要なポイントです。

男性着物の売却先は複数あり、フリマアプリやリサイクルショップ、買取専門店が例として挙げられます。

フリマアプリはご自身で価格を設定できるため高価買取も狙えますが、設定した価格によっては、買い手がなかなかつかないという可能性も十分考えられます。

リサイクルショップは店舗数が多く気軽に利用できますが、着物の知識を持った査定士は基本的に在籍していません。

これに対して買取専門店には、着物に精通したプロの査定士が在籍しているため、お品物本来の価値をきちんと評価してもらえます。

着物の買取専門店は数多く存在し、どのお店に依頼しようか迷ってしまうこともあるかもしれません。お店を選ぶ際は以下のような基準から判断することで、納得のいく買取につながりやすいでしょう。

・着物の買取実績が豊富にあるか
・査定料や出張料は無料か
・口コミや評判は良いか

男性着物の買取なら【福ちゃん】にご相談ください!

男性着物の買取なら【福ちゃん】にご相談ください!

ここまでご紹介してきたように、男性着物の価値は「素材」「産地」「」「サイズ」といったさまざまな要素によって決まります。

これらの要素を正しく見極められる業者に依頼いただくことで、高値で買い取ってもらえる可能性が高まります。一方で、着物に詳しくない業者に依頼してしまうと、これらの要素を考慮してもらえず、期待外れの査定額となってしまう可能性もあるでしょう。

だからこそ、少しでも高く売るためには「どの業者に依頼するか」が重要なポイントとなるのです。

着物の買取専門店である【買取福ちゃん】には、男性着物の知識に長けたスタッフが在籍しており、お品物の価値を一点一点丁寧に見極めてさせていただきます。

買取方法は、「出張買取」「店舗買取」「宅配買取」の3種類をご用意。お客様のライフスタイルに合わせて、お好きな方法をお選びいただけます。いずれの方法も、査定料や出張料といった費用はすべて無料です(宅配買取の査定後にキャンセルいただき、お品物のご返送をご希望の場合のみ、返送時の送料がお客様のご負担となります)。

大切にしてきた男性着物を手放すなら、買取実績が豊富にある福ちゃんにぜひご相談ください。プロの査定士が誠実に対応し、お客様の着物の価値を最大限に引き出させていただきます。

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まとめ

まとめ

この記事では、男性着物の買取について解説しました。

高く買取してもらいやすい男性着物の特徴として、「正絹の着物」「有名産地の着物」「人気の柄が施された着物」「サイズの大きい着物」が挙げられます。

同じお品物であったとしても、買取前の少しの意識や準備によって、買取額に差が出ることも少なくありません。具体的には、「良好な保存状態を保つ」「証紙も一緒に出す」「羽織や袴なども一緒に査定してもらう」といった取り組みをしていただくことで、買取額がアップしやすくなります。

少しでも高く売るためには、「買取専門店に依頼する」方法も有効です。買取専門店には着物に精通した査定士が在籍しているため、ほかの売却先に売るよりも高値での買取を期待できます。

どの買取専門店に依頼したら良いだろう?

このようにお悩みの際は、【買取福ちゃん】の無料査定をぜひお試しください。

お客様が大切にされてきたお品物に込められた想いをお伺いしながら、その価値を誠心誠意、評価させていただきます。

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