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日仏交流150周年記念金貨セット(2008年)の特徴や市場価値を解説

今回は2008年にフランスの「モネ・ド・パリ」で発行された「日仏交流150周年記念金貨」の詳細や古銭買取における価値について紹介します。バラ販売はなく、数量限定のセット販売のみの記念硬貨だったということもあり、コレクターからも注目を集める金貨セットとなっています。

日仏交流150周年記念金貨セットとは

日仏交流150周年記念金貨セット(2008年)の特徴や価値を解説

日仏交流150周年記念金貨セットとは、1858年に締結された「日仏修好通商条約」から150周年にあたる2008年に「モネ・ド・パリ」(フランス国立造幣局)で鋳造され、フランス共和国が発行した記念硬貨です。

日仏修好通商条約は、日本の開国政策の一環として締結され、日本が長い鎖国政策から脱却し、近代国家として国際社会に参画するきっかけとなりました。

日仏交流150周年記念金貨セットの特徴

日仏交流150周年記念金貨セット(2008年)の特徴や価値を解説

日仏交流150周年を祝うコインは「金貨3種」と「銀貨3種」がそれぞれセットで販売されました。

金貨3種と銀貨3種のコインデザインは同じです。表面デザインテーマは「東洲斎写楽(市川蝦蔵)」「ドラクロワ(民衆を率いる自由の女神)」「寛永通宝」となっています。

東洲斎写楽(市川蝦蔵)」は歌舞伎役者「市川蝦蔵」の錦絵で、逆八の字の眉に見開いた目が特徴的です。日本を代表する伝統芸能の一つである歌舞伎が見事に力強く表現されています。

ドラクロワ(民衆を率いる自由の女神)」はフランスの画家「ウジェーヌ・ドラクロワ」によって1830年に制作された有名な絵画です。この作品は、フランスの歴史と芸術において重要な地位を占めており、自由と革命の象徴として広く認識されています。

この絵画は、1830年のフランス7月革命(トロワグロリウス)を描いています。この革命は、フランス国民が自由と権利のために戦った激しい出来事であり、王政復古政府から七月王政に政権が交代するきっかけとなりました。

絵の中心には、自由の女神として描かれた女性がいます。彼女はフランス国旗を掲げ、一群の市民を導いています。彼女の脇には、市民たちが武器を持って立ち上がっており、様々な年齢や社会階層の人々が表現されています。

ロマン主義の代表する作品の一つとして、感情や自由への憧れ、個人や民衆の力を強調している作品が見事にコインにも忠実に表現されています。

寛永通宝」は江戸時代の日本で使用された貨幣です。寛永通宝は1626年から発行が開始され、江戸時代の金銀貨とともに日本の通貨システムを支えました。寛永通宝は、その後約250年間にわたって流通し、江戸時代を通じて最も一般的な硬貨として広く認識されていました。

寛永通宝の特徴はなんといっても円形で中央に四角い穴が開いている形状でしょう。これは、中国の古代貨幣に由来するデザインで、日本の貨幣にも取り入れられました。表面には漢字で「寛永通寳」と刻まれており、その名前が示すように、寛永の時代に発行されたことを示しています。

今回の日仏交流150周年記念コインでは穴なしですが、そのデザインは忠実に再現され、日本を代表する貨幣がデザインとして採用されています。

金貨と銀貨の裏面はすべて共通のデザインです。額面表記のほかには「France – Japon 150 Anniversaire」「2008」の文字が刻まれています。中央には、日仏交流150周年のシンボルロゴマークがパリ在住の「クレール・ポーム」氏による、「日本の着物」と「フランスのエッフェル塔」を融合させたデザイン作品として描かれています。

▼日仏交流150周年記念【金貨】の概要
・品位:金92.0%(K22相当)
・重量:約8.45g
・直径:約22.0mm
・発行枚数:各3,000枚
・額面:10ユーロ
・発行年:2008年銘
・状態:プルーフ

▼日仏交流150周年記念【銀貨】の概要
・品位:銀90.0%(silver900)
・重量:約22.20g
・直径:約37.0mm
・発行枚数:各5,000枚
・額面:1-1/2ユーロ
・発行年:2008年銘
・状態:プルーフ

なお、まったく別の商品として同年に造幣局による日仏交流150周年の「プルーフ貨幣セット」も発売されています。こちらはフランス銀貨が入ったプルーフ貨幣セットで、1円硬貨から500円硬貨までの額面合計666円とユーロ銀貨のセットとなっています。

日仏交流150周年記念金貨セットの買取価格アップのコツ

日仏交流150周年記念金貨セット(2008年)の特徴や価値を解説

ここからは、日仏交流150周年記念金貨を売る際に、少しでも買取価格をアップさせるためのコツを紹介します。

証明書や専用ケースなどの付属品

日仏交流150周年記念金貨のオリジナルの証明書やケースがある場合、それらを一緒に持っていくことで、買取価格がアップすることがあります。これらの付属品は、金貨の真正性や品質を示す証拠となります。

また、付属品となっている専用ケースを好むコレクターも多いため、金貨を裸の状態で査定に出すよりも可能な限り購入時の状態のまま買取依頼に出すようにしましょう。

金貨の状態(コンディション)は良好に保つ

金貨の状態が良ければ良いほど買取価格は高くなります。そのため、金貨を保管する際には湿気や直射日光から遠ざけ、指紋や傷がつかないように取り扱いましょう。

綺麗にしようと強い力で磨くことで金貨に傷が入ってしまうと、価値が下がることがあります。無理なお手入れは避けたほうが無難です。

買取キャンペーンを利用して福ちゃんに売る

古銭買取業者はたくさんありますが、福ちゃんでは定期的に「買取キャンペーン」を行っています。キャンペーンを利用すると、通常よりも高く売れることもあるので積極的に利用しましょう。

また、古銭買取に力を入れている業者を選ぶことも大切です。金貨の希少性や市場のバランスなどによって地金価値以上の金額がつくこともあります。これら金貨の価値を正しく見定めるには専門知識が必要になります。

弊社では経験豊富な査定士が在籍していますので、少しでも高く売る場合には福ちゃんを利用しましょう。

まとめ

日仏交流150周年記念金貨セット(2008年)の特徴や価値を解説

日仏交流150周年記念金貨が発行されるきっかけとなった日仏修好通商条約は、日本が同年にアメリカ、イギリス、ロシア、オランダと結んだ一連の不平等条約の中のひとつでもあります。

これらの条約は、日本が外国勢力との交渉に弱かったことを利用して結ばれたものであり、日本に対して不利な条件が多く含まれていました。(のちに不平等条約の改正が行われる)

それでも今では、日本とフランスの関係性は多様な分野で協力し合っている友好国同士です。歴史的には、19世紀の日仏修好通商条約を経て交流が始まりましたが、その後の関係は次第に発展し、現在では経済、文化、政治、科学技術、防衛など様々な分野で連携しています。

また、フランスのパリ市と日本の京都市が姉妹都市で結ばれるなど日本とフランスの関係性は多方面にわたって深く、互いに友好的で協力的なものです。さらには、観光や留学生、ビジネスパーソンなど、個人レベルでも多くの交流が行われており、相互理解や友情が深まっています。

今後も、日本とフランスの関係性は発展していくことが期待されます。

今回の日仏交流150周年記念コインも両国の歴史的文化や芸術がデザインモチーフとなっているなど、150周年を祝うにふさわしい金貨です。

このような背景から、日仏交流150周年記念金貨は地金価値としての評価はもちろんのこと、デザイン性や発行枚数が限定されている希少性の側面などを考えると、古銭買取に出しても高価買取の可能性が高い金貨セットといえるでしょう。

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