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  • 2025.12.13

ロレックスはなぜ高い?資産価値が落ちない5つの理由と高く売る方法

ロレックスは高級腕時計として知られているものの、「なぜ高いのか」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。ロレックスは、中古市場でも高値で取引されており、その理由は単なるブランドイメージだけではありません。

そこでこの記事では、ロレックスが高い理由として品質へのこだわりや希少性の高さなどを紹介します。ロレックスならではの特徴と高く売る方法も紹介するため、ぜひこの機会にチェックしておきましょう。

ロレックスの時計はなぜ高い?

ブラックの背景と腕時計

ロレックスの腕時計が高価なのは、長年培われたブランド力や人気に加え、優れた技術と品質によるものです。精度や耐久性に優れ、長期間使用しても価値が保たれやすく、中古市場でも高い人気を誇っています。

まずは、ロレックスがこれほどまでに人気になった理由や高値が付きやすい要素について詳しく見ていきましょう。

ブランド力があり人気も高い

ロレックスが高い理由のひとつは、圧倒的なブランド力と人気の高さです。「好きな腕時計ブランド」の調査では、世界・アメリカ・日本の各地域でロレックスが1位を獲得しています。「高級腕時計といえばロレックス」と答える方も多く、時計に詳しくない方でもその名を知っているほどの認知力です。

さらに、ロレックスは持つことで成功や社会的地位を表現できる、ステータスシンボルとしての価値が確立されています。正規店での入手が困難な状況も続いていることからも、人気の高いことが分かります。

こうしたブランド価値は一朝一夕に築かれたものではありません。1905年の創業以来、品質への徹底したこだわりと巧みなブランディング戦略により、「高くても欲しい」という購買マインドを世界中で生み出してきた結果といえます。

希少価値が高い

ロレックスの希少価値が高いことも、高値が付く理由のひとつです。ロレックスは年間約105万本の腕時計を製造しているといわれていますが、それ以上に求める人が多く需要に対して供給が不足している状況です。

特にステンレス製のデイトナやサブマリーナといった人気モデルは、正規店での入手が極めて困難といわれています。

さらに、記念モデルや地域限定モデルなど、製造数が限られた特別なモデルも存在し、その希少性から市場での需要が非常に高く、定価を上回るプレミア価格で取引されることも珍しくありません。

こうした限定モデルはコレクターの間でも人気が高く、発売直後に完売することもしばしばあります。結果として、ロレックスは「価格を維持しやすい腕時計」としての地位を確立しており、投資目的で購入する人も増えています。

実用性・耐久性など時計としてのクオリティが高い

高級腕時計として細部までこだわって製造されており、クオリティが高いのもロレックスの魅力です。1926年に世界初の防水ケース「オイスターケース」を開発して以来、実用時計としての耐久性を追求し続けてきました。

904Lステンレススチールという航空宇宙分野でも使用される特殊素材を採用し、塩分や湿気に対して十分な耐性を発揮します。さらに、COSC認定を超える日差±2秒という高精度を実現し、時計としての信頼性も十分です。

長期使用に適している

長期使用を前提とした設計も、ロレックスの魅力のひとつです。適切なオーバーホールを行えば50年以上使用できる設計となっており、長期間使用し続けられる耐久性を備えています。

また、万が一故障したときに備えて廃盤モデルでも25年間は部品を保有しており、修理体制もしっかり整っている点もポイントです。

ロレックスは日常的に使用することを前提に作られており、毎日使い続けても長期間時計本来の性能を維持できる設計で、親から子へと、世代を超えて受け継げる耐久性を備えています。

中古市場が確立されている

ロレックスは人気が高いことから中古品の流通も盛んです。高級腕時計の二次流通市場において、全世界の取引量の34.2%を占めているのがロレックスです。

中古市場が活発であるほど売却時の流動性が高く、資産価値を維持しやすくなります。実際、デイトジャストなどの人気モデルは中古でも安定した価格で取引され、時計を手放す際も買い手がすぐに見つかる状況です。

ロレックスの高い品質を支える技術とこだわり

時計のムーブメントを拡大したところ

ロレックスはブランドとしての価値が高いだけでなく、時計としての品質の高さも高く評価されています。精度や耐久性だけでなく、デザイン性にもこだわって製造された時計です。具体的にどのようなこだわりがあるのでしょうか。ここでは、ロレックスの技術や製造面の特徴を紹介します。

徹底した一貫生産で品質を管理

ロレックスは原材料の鋳造から最終組立まで自社で管理する体制を確立している時計メーカーです。スイス国内4つの製造拠点で役割を分担し、904Lステンレススチールや18Kゴールドなどを独自製造しています。

こうした一貫生産体制を整えることにより、外部に依存せず品質を徹底管理しているのが特徴です。自社生産でクオリティにこだわることで十分な精度と信頼性を実現し、ロレックスの価値を高めています。

トップクラスの高精度ムーブメント

ロレックスは2000年から完全自社製ムーブメント体制を確立しており、設計から製造まで一貫して自社で行う技術力を持っています。ロレックスが開発した高精度クロノメーターの精度は、日差±2秒です。

この基準は、C.O.S.C.(スイス公認クロノメーター検定協会)よりも厳格で、ムーブメントをケースに組み込んだ状態で試験が行われます。さらに、独自のマイクロステラスクリューによるフリースプラング方式を採用し、微細な精度調整も可能です。

この方式を採用することで外部からの衝撃や温度変化に強くなり、長期間にわたって安定した精度を維持できます。

自社で研究・開発した特殊素材

自社で研究・開発した特殊素材を使用して時計を製造しているのも、ロレックスの特徴です。

代表的な素材のひとつが、航空・化学産業で使われる「904Lステンレススチール」を採用した「オイスタースチール」です。一般的な時計に使われる316Lステンレスよりも耐食性に優れ、海水や汗にも強く、研磨によって独特の美しい艶を実現します。

「エバーローズゴールド」もロレックスが開発した独自素材で、ピンクゴールドに銅・プラチナ・パラジウムを配合し、変色に強い構造を実現しました。経年劣化しにくく、美しいローズカラーを長期間保てる点が特徴です。

さらに、「RLXチタン」と呼ばれる、航空・宇宙分野で使われるグレード5のチタン合金を使用した製品も存在します。

厳格な品質検査と認定クロノメーター

ロレックスの品質検査体制は厳しく、この体制があることでハイクオリティーな時計の製造・販売が実現しています。ロレックスは1910年に腕時計として世界初となるクロノメーターの公式証明書を取得して以来、精度へのこだわりを貫いてきました。

スイス公認クロノメーター検定協会(COSC)の認定を受けた上で、さらに厳格な検査を実施しています。COSC基準では日差-4秒~+6秒以内が合格ラインです。しかし、ロレックスはこれに加えて実際の使用状況をシミュレーションした独自検査を行い、日差-2秒~+2秒という精度を達成しているのです。

ロレックスで人気が高いモデル

時計の文字盤を拡大したところ

ひと言でロレックスといっても、さまざまなモデルが販売されています。その中でも人気が高いのは、どのモデルなのでしょうか。

ここではロレックス製品で特に人気が高いモデルを6つ紹介します。これらのモデルを所持している方は、買取で高値が付く可能性があるでしょう。

【エクスプローラー】実用性重視のシンプルさが魅力

エクスプローラーは、1953年に探検家のために開発された実用時計です。その魅力は、無駄を一切排除したシンプルなデザインにあります。

カレンダー表示もクロノグラフ機能も持たず、ブラックダイアルに3・6・9のアラビア数字インデックスを配したシンプルな文字盤は、どんな環境でもすぐに時刻を読み取れる視認性を実現しています。

針とインデックスには独自の夜光塗料「クロマライト」が採用されており、暗闇でもブルーの光を放ち時刻を確実に把握できます。ステンレススチールと黒の文字盤のコントラストが生み出すスタイリッシュな外観は、ビジネスシーンでも違和感なく着用できるでしょう。

【デイトナ】ストップウォッチ機能を実装

デイトナは、1960年代前半にプロのカーレーサーのために誕生したクロノグラフモデルです。その名はアメリカのレース聖地「デイトナ・インターナショナル・スピードウェイ」に由来し、モータースポーツとの深い結びつきを象徴しています。

ロレックス唯一のストップウォッチ機能を搭載し、文字盤に配置された3つの積算計が特徴です。ベゼルに刻まれたタキメータースケールは、走行距離と経過時間から平均速度を瞬時に算出でき、レーサーにとって実用的な機能として高く評価されています。

デイトナは生産数が限られる一方で、世界中から熱烈な支持を集めるため、中古市場では高値で取引されることも珍しくありません。

【サブマリーナ】耐久性に優れたオイスターケースを使用

サブマリーナは、1953年に誕生したダイバーズウォッチの元祖といえるモデルです。その耐久性を支える核となるのが、ロレックスが1926年に完成させた「オイスターケース」です。

カキの殻のように堅牢な構造を持つこのケースは、高い防水性能を実現し、実用的な時計としてのロレックスの地位を確立させました。

代表的な特徴のひとつが、300m防水を誇る点です。トリプロックリューズとスクリュー式バックケースによって、過酷な水中環境にも耐える設計になっています。

また、初代モデルから70年以上経過した今でも基本デザインを大きく変えていない点も魅力といえるでしょう。一過性の流行に左右されないデザインと、時計としての機能を長期間保持できる堅牢性が、多くの人を魅了するサブマリーナの特徴です。

【GMTマスター】複数のタイムゾーンの時刻を同時に表示可能

GMTマスターは、1955年にパンアメリカン航空の要望を受けて開発された、複数のタイムゾーンを同時表示できるモデルです。

24時間で一周するGMT針と両方向回転ベゼルを組み合わせることで、2つ以上の時刻を同時に確認できます。複数のタイムゾーンの時間をひと目で確認できるため、国際線パイロットや世界を飛び回るビジネスパーソンにとって非常に実用的な時計といえます。

赤と青、青と黒といったツートンカラーのベゼルも、GMTマスターを象徴する個性的なデザインです。特に赤青ベゼルは「ペプシ」の愛称で親しまれ、コレクターから高い人気を集めています。なお、GMTマスターIIでは短針の独立調整が可能となり、3種類の時刻を表示できる仕様です。

【デイデイト】文字盤上部に曜日表示を実装

デイデイトは、1956年にロレックス最高峰のモデルとして発売されました。最大の特徴は、文字盤の12時位置に配置された曜日表示機能にあります。デイトナがクロノグラフを唯一搭載するように、デイデイトも曜日表示という独自性によって特別な地位を確立しました。

一般的な時計が曜日を3文字で省略表示するのに対し、デイデイトは「Monday」「Tuesday」といったフルスペルで表示し、格調高い印象を与えます。このフルスペルでの曜日表示に対応しているのは、ロレックスではデイデイトのみです。

さらに、デイデイトは18Kゴールドまたはプラチナのみで製造されており、ステンレスモデルは存在しません。貴金属を使用することで耐久性と資産価値を両立させています。

【デイトジャスト】サイクロプスレンズで日付表示が見やすい

デイトジャストは3時位置に配置された日付表示と、それを拡大表示する「サイクロップレンズ」がポイントです。サイクロプスレンズは日付を約2.5倍に拡大する凸レンズで、見やすさを実現しています。

ブレスレットには5列の甲丸状コマで構成されたジュビリーブレスレットを採用しており、フルーテッドベゼルと組み合わせることで、ロレックスらしさをグンッと引き立てています。

最もロレックスらしく、実用性・デザイン性の両面に優れたモデルなら「デイジャスト」と答える方も少なくありません。

高く売れるロレックスの特徴

腕時計を上方向から見た様子

ロレックスはモデルや状態によって買取価格に大きな差がでるブランドです。中でも中古市場で高く取引されるモデルには幾つかの共通した特徴があります。

ここでは、高く売れやすいロレックスの傾向を分かりやすく解説します。これから売却を検討している方は、事前にチェックしておきましょう。

人気が高いモデルである

人気モデルは多くの方が求めていて需要が高く、中古市場において高値で取引されます。人気があるモデルの例を挙げると、以下の通りです。

  • デイトナ Ref.126500LN
  • サブマリーナ Ref.126610LN
  • エクスプローラー Ref.224270

上記を含めた人気モデルは中古市場でも活発に取引されており、定価を上回る価格で流通するケースもあります。一方で、マイナーなモデルやニッチな仕様の製品は、高値が付きにくいこともあります。

売却を検討する際は、事前に所有するモデルの人気度や直近の取引価格を確認しておくことをおすすめします。

限定品や生産終了品などでプレミアとしての価値がある

限定品や生産終了品は、プレミア値が付くことがあります。代表的な例が、プラチナモデルにのみ採用されるアイスブルー文字盤です。この文字盤はデイトナRef.116506などの最高級モデルに限定され、生産数も極めて少ないため、中古市場では定価を大幅に上回る価格で取引されています。

また、オイスターパーペチュアルのターコイズブルー文字盤のように、生産が終了して入手不可となったモデルも価格が急騰しがちです。

生産終了後は供給がストップする一方、欲しい方は増え続けるため、希少性が高まり続けています。このように、限定品や生産終了品を売却する場合は高値が付く可能性があるでしょう。

付属品がそろっている

ロレックスを高く売却したい場合、付属品がそろっていることは極めて重要です。買取査定では、時計本体だけでなく、購入時に付属していた以下のアイテムがそろっているかどうかが価格に大きく影響します。

  • ギャランティカード
  • 外箱
  • 内箱
  • 取扱説明書
  • カードケース
  • タグ類

上記の中でも特に重要なのが、ギャランティカードです。これの有無で査定額が数十万円単位で変わることもあり、紛失しても再発行されません。

箱や説明書もそろっていればプラス査定につながるため、きちんと保存しておきましょう。売却を検討している方は、購入時の付属品をできる限りそろえて査定に出すことをおすすめします。

コンディションが良い

時計のコンディションも査定額を大きく左右します。長期間使用されていても、定期的なオーバーホールを実施している時計は内部の状態が良好で、高値が付きやすい傾向にあります。

オーバーホールは3年~5年に一度が目安とされているため、正規店や信頼できる専門店で定期的にメンテナンスを受けておくとよいでしょう。

また、外観のコンディションも重要です。ケースやブレスレットに深い傷がなく、日ごろから手入れしてきれいな状態を維持しているものは、高値が付きやすいといえます。もちろん、機械的な故障がないか、正常に動作するかも重要なポイントです。

なお、オーバーホール証明書があれば、メンテナンス履歴を証明できます。査定額がさらに上がる可能性があるため、売却前にチェックしておきましょう。

ロレックスを売却するなら福ちゃんへ!

ロレックスの売却をお考えなら、高級ブランド時計の買取に力を入れている福ちゃんにお任せください。福ちゃんでは、経験豊富な査定士がロレックスの正確な価値を見極め、適正な買取価格を提示します。

デイトナやサブマリーナといった人気モデルはもちろん、動作に不具合がある時計や、傷・汚れが目立つ状態のものでも査定可能です。査定額に納得できない場合は、無理に売却する必要はありません。キャンセル料や査定料は不要です。

買取方法は、出張買取・宅配買取・店舗買取の3つから選べます。出張買取は1点から対応しており、手数料も無料です。

まとめ

ロレックス・デイトナを横から見た様子

ロレックスは、長い歴史の中で培われたブランド力と確かな品質によって、世界中で高い人気を誇る高級時計です。

自社一貫生産による精密な技術や、独自に開発された素材へのこだわりが、他のブランドにはない信頼性と価値を生み出しています。さらに、生産数の限られたモデルや人気シリーズは中古市場でも需要が高く、資産価値が落ちにくいことでも知られています。

お手持ちのロレックスの売却をお考えの方は、専門知識を持つ査定士が在籍する「福ちゃん」への相談がおすすめです。市場動向やモデルごとの価値を正確に見極め、適正かつ高水準の買取価格を提示いたします。大切なロレックスの価値をしっかり評価してもらいたい方は、ぜひ一度ご相談ください。

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