• 宝石/ダイヤモンド
  • 2024.07.10

光によって色が変わる宝石「アレキサンドライト」とは?買取の価値を決める要素も解説

変色する宝石の王(皇帝の宝石)」などとも呼ばれ、6月の誕生石としても知られるアレキサンドライト

世界3大希少石の1つに数えられ、市場に出回ることがあまりない価値の高い宝石です。

この記事では、

・アレキサンドライトとはどのような宝石か
・色の変化
・価値を決める要素

を解説します。

記事を読むことで、アレキサンドライトの色の変化に関する疑問が解消しますので、ぜひご覧ください。

アレキサンドライトとは

アレキサンドライトとは

ここでは、アレキサンドライトの特徴について、以下3つに分けてご紹介します。

・世界3大希少石の1つ
・特性
・産地

世界3大希少石の1つ

宝石の中でも希少性が高いものを「希少石」と呼びます。そして、希少石の中には「世界3大希少石」と呼ばれるものが存在します。

アレキサンドライトは世界3大希少石の1つで、市場であまり出回りません。

世界3大希少石にはアレキサンドライトのほかに、「パパラチアサファイア」「パライバトルマリン」があります。

世界3大希少石について詳しくはこちら↓
ダイヤモンドより価値がある?世界3大希少石(レアストーン)をご紹介

特性

アレキサンドライトの最大の特性ともいえるのが、昼と夜で色の見え方が変わる点です。この特性を“変色効果”と呼びます。

変色効果を持つ宝石は、アレキサンドライトのほかにも存在します。

しかし、アレキサンドライトのカラーチェンジがあまりにも綺麗で印象的なため、変色効果を“アレキサンドライト効果”と呼ぶこともあるほどです。

アレキサンドライトは、クリソベリルという鉱物の1種。そこに「酸化クロム」がわずかに含まれており、この酸化クロムの影響によって色が変化します。

どのような色合いに変化するのかは、後ほど詳しく解説します。

産地

アレキサンドライトは産出量が極めて少ないものの、産出する地域は、以下のように多様です。

・ロシア
・ブラジル
・インド
・スリランカ
・マダガスカル
・タンザニア

上記のうちロシアは、アレキサンドライトが初めて発見された国として知られています。

ロシア(ウラル)産

最初に発見された伝説的な産地です。ロシア産の特徴は、何といっても変色効果の鮮やかさにあります。昼間の深い緑から夜の鮮烈な赤へ、色の変化が非常に劇的です。

現在、ロシア鉱山からの産出は非常に限定的とされ、市場でまとまって見かける機会は少ないといわれます

ブラジル産

ブラジル(ミナスジェライス州)では1970年代後半〜80年代にかけて産出が拡大し、とくに1975〜1988年に採掘(80年代前半がピーク)されました。

ブラジル産は、ロシア産に匹敵する美しい変色効果を持ちながら、比較的透明度が高いクリアな結晶が多いのが特徴。供給量は時期により変動し、生産が減少しているとも指摘されています。

スリランカ産

古くから宝石の国として知られるスリランカでも産出されます。こちらの特徴は、比較的大きなサイズの結晶が採れることです。

ただし、ロシアやブラジル産に比べると変色効果がやや控えめで、地色が黄色や茶色を帯びているものが多い傾向にあります。

その他の産地

タンザニア、マダガスカル、インドなどでも産出が確認されています。

とくにタンザニア産の中には、透明度は低いものの変色効果が強いものなど、個性的な石が見つかっています。

アレキサンドライトの色はどのように変化する?

アレキサンドライトの色はどのように変化する?

アレキサンドライトの最大の魅力は、光源によって色が劇的に変わる変色効果です。

GIA(米国宝石学会)などの国際的な機関でも、この変色効果が認められるクリソベリルのみをアレキサンドライトと定義しています。

アレキサンドライトは「昼のエメラルド」「夜のルビー」とも呼ばれ、昼と夜で違った色合いを見せます。一体、どのように色が変化するのでしょうか。

昼のエメラルド

アレキサンドライトは、太陽光の下では、緑色や青みがかった緑色に見えます。

この光には、青色や緑色の波長成分が多く含まれています。アレキサンドライトはその光を反射し、まるで最高級のエメラルドのような、知的で落ち着いた緑の輝きです。

とくに上質なものは、わずかに青みを含んだピーコックグリーンのような美しい色合いとなるでしょう。

夜のルビー

白熱灯やロウソク、ランプの下では、赤色や赤紫色、紫色に表情を変えます。

赤色の波長成分が多いこれらの光を浴びると、石は赤色、赤紫色、あるいは紫がかった赤色へと変化。

昼間の冷静な緑色とは対照的に、情熱的で妖艶な赤色を見せることから「夜のルビー」と呼ばれるほどです。

この変化がはっきりしているほど、宝石としての評価は高くなるでしょう。

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アレキサンドライトの価値を決める要素

アレキサンドライトの価値を決める要素

アレキサンドライトのようなカラーストーンでは、評価のための明確な基準は定められていません。しかし、アレキサンドライトは一般的に、以下のような要素を基準に評価されます。

・変色具合
・透明度
・大きさ
・カット

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

変色具合

カラーチェンジはアレキサンドライトの最大の魅力であり、緑から赤への変色具合が強いほど、宝石としての価値は高くなります。

とくに、ロシアのウラル山脈で産出するアレキサンドライトは、色の変化が大きいことで知られています。

一方で変色が弱く、光を変えてもなんとなく色が変わった程度に見えるものは評価が低くなる傾向です。

また、どちらの光でも茶色っぽく見える(褐色味が強い)場合や、色が暗すぎて黒っぽく見える場合も、美しさが損なわれるため減額の対象となりやすいでしょう。

透明度

ダイヤモンドなどと同じように、インクルージョン(内包物)が少なく透明度が高いほど、価値は高く評価される傾向です。

透明度も産地によって異なり、ブラジルで産出するアレキサンドライトは、透明度の高いものが多いとされています。

大きさ

世界で産出するアレキサンドライトの大きさは、ほとんどが1カラット(0.2グラム)未満。そのため、1カラット以上の大きさを持つアレキサンドライトは、高値で取引される可能性が高くなります。

ただし、サイズさえ大きければ高く評価されるわけではありません。サイズが大きく、なおかつ変色具合や透明度も高いものであれば、高値で取引されます。

カット

アレキサンドライトは「多色性」といって、見る角度によって色が紫、緑、オレンジなど様々に見える性質を持っています。

熟練した研磨職人は、石を真上(テーブル面)から見たときに、最も美しい緑と赤の変色効果が現れるように計算したうえでカット。

この結晶の方向を正しく見極めてカットされているかどうかが重要です。

形状としては、オーバルミックスカットクッションカットが多く見られます。

カットのバランスが良く、石全体から強い輝きが返ってくるものは、職人の技術料も含めて高く評価されるでしょう。

天然石と合成石・処理石の違い

アレキサンドライトには、京セラが開発した「クレサンベール(再結晶アレキサンドライト)」のように、化学成分は天然と同じでも人工的に作られた合成石が存在します。

合成石は非常に美しく、不純物も少ないため、一見すると最高品質の天然石のように見えます。しかし、資産価値や買取価格においては、天然石と合成石では雲泥の差があるのです。

また、天然石であっても、色を良くするために人工的な処理が施されている場合も。プロの宝石査定士はルーペで内部の特徴を見て判断しますが、最終的な判断には「鑑別書」も重要でしょう。

鑑別書に「天然アレキサンドライト」と記載があり、かつ人為的な処理の記載がないものが高く評価されます。

アレキサンドライトキャッツアイ

ごくまれに、針状のインクルージョンが平行に並んで入っているアレキサンドライトが存在します。

カボションカット(丸いドーム状のカット)にすると、石の中央に猫の目のような白い光の筋が現れます。

これが「アレキサンドライトキャッツアイ」と呼ばれるものです。

「変色効果」と「キャッツアイ効果(シャトヤンシー)」という2つの奇跡的な現象を併せ持つこの石は、アレキサンドライトのなかでも別格の存在。

光の筋が鋭く中央に入り、かつ変色が鮮やかなものは、高額査定にも期待できるでしょう。

アレキサンドライトは昼と夜で表情を変える宝石

アレキサンドライトは昼と夜で表情を変える宝石

世界3大希少石の1つであるアレキサンドライトは、その希少性ゆえ、なかなか市場に出回りません。

ただ、宝飾店などでは稀に、アレキサンドライトを取り扱っているケースもあります。もし見かける機会があった場合は、光による色の変化を確かめてみてはいかがでしょうか。

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