- 骨董品
- 2025.09.11
ブロンズ像の価値はどこで決まる?買取価格を最大限に高める方法

自宅に飾ってあるブロンズ像を見て、
「これはいったいどのくらいの価値があるのだろう?」
「売りたいけれど、どこに頼んだらいいのかわからない」
とお悩みではありませんか。
ブロンズ像は作家名や保存状態、付属品の有無など、さまざまな要素によって大きく価値が変わります。
とはいえ、専門知識がないまま自己判断してしまうと、思わぬ安値で手放してしまう可能性もあるため、不安や疑問をお持ちの方も多いはずです。
本記事では、骨董品買取の専門家が、ブロンズ像の価値を左右するポイントや買取相場、高く売るためのコツをわかりやすく解説します。
自宅の荷物整理などで見つけた骨董品や気になるブロンズ像を安心して売却するためにも、ぜひ参考にしてみてください。
ブロンズ像の価値が決まる!査定で重要視される6つのポイント

ブロンズ像の買取価格は、複数の要素によって決まります。作家名や作品の出来栄え、素材など、さまざまな要素が組み合わさり、最終的な査定額に反映されます。
一見すると同じように見えるブロンズ像でも、専門の査定士は驚くほど細かな部分までチェックしています。
ここでは、査定で重視される6つのポイントを紹介。お手元のブロンズ像と照らし合わせながら、価値の高まりそうな要素がないか確かめてみてください。
1.作家名(誰が制作したか)
ブロンズ像の価値をもっとも大きく左右するのは、作家名です。たとえば、「北村西望」や「モロー」といった有名作家の作品は高く評価されます。
作家のサインや刻印は、像の背面や台座などの目立ちにくい部分に入っていることが多いため、見落とさないようチェックしてみましょう。
有名作家が手がけた作品であるとわかるだけで、買取価格が大きく跳ね上がる可能性もあります。
2.作品の出来栄えと芸術性(デザイン)
同じ作家の作品であっても、芸術性や完成度によって評価は変わります。全体のフォルムが美しく、バランスが良いか。表情や衣服の細部まで丁寧に作り込まれているか。
こうした完成度の高さは、作品の真価を示す重要な指標です。
また、斬新なデザインや独特の美意識が感じられるものはコレクターの注目を集めやすく、高値で取引される傾向があります。
3.保存状態(コンディション)
ブロンズ像は、長い年月を経ることでサビや変色、細かな傷が生じやすいものです。
とはいえ、これらの経年変化が「味わい」として評価されるケースもあり、単なる汚れやダメージとの見極めは専門家でなければ難しい面があります。
大きな欠けやひび割れは、査定額を下げる要因になることも少なくありません。
また、修復の痕跡があると、元の状態が損なわれていると判断され、評価が落ちる場合も。下手な修復や磨きは価値を下げるリスクがあるため、注意が必要です。
4.付属品の有無(共箱・鑑定書など)
ブロンズ像に付随する共箱(作者の署名や印がある木箱)や鑑定書、由来書などは、作品の本物性を証明する重要な手がかりです。
これらがそろっていると「確かな出自」の作品として、査定額も上がる可能性があります。有名作家の作品ほど共箱や鑑定書は重視されるため、購入時の付属品は捨てずに保管しておきましょう。
5.サイズや重量
ブロンズ像は一般的に、大きく重量のある作品の方が素材の量や製作時の手間がかかるため、高値がつきやすい傾向にあります。
しかし、小ぶりであっても有名作家の作品や、制作数が限られた希少作品には高額査定がつくケースも。サイズだけで判断せず、まずは専門家にしっかりと見てもらうことが大切です。
6.制作年代
古い時代に制作された作品、たとえば大正や昭和初期、あるいは特定の芸術運動や時代背景を象徴する作品は、骨董的価値が加算されやすくなります。
素材と制作年代の両面から価値を検討してみてください。
査定・出張費・手数料はすべて無料。
《種類別》ブロンズ像の買取相場

ブロンズ像には、絵画などと同様に「定価」といった明確な目安は存在しません。
作家の知名度や作品の保存状態、付属品がそろっているかどうかなど、さまざまな要素が絡み合って価格が決まるからです。
ここでは、有名作家の作品と、作家不明・無名作家の作品や量産品に分けて、それぞれのおおよその買取相場目安を解説します。
有名作家のブロンズ像の買取相場例
北村西望、モロー、さらには佐藤忠良や富永直樹など、美術史に名を連ねる作家のブロンズ像は、数万円から数十万円の価格帯での取引事例が多く見られます。
また、作品の状態や種類によってはそれ以上の価格で取引されることも。
これらは各作家の評価や市場動向、その作品の保存状態や完成度によって金額は大きく変動するのが特徴的だといえるでしょう。
▼有名作家とその作品の例
✔ 「北村西望」:安土錦秋
✔ 「舟越保武」:少女像(アンナ・ローラ)、裸婦立像
✔ 「小倉右一郎」:花咲爺
✔ 「蛭田二郎」:裸婦立像
✔ 「富永直樹」:福牛、春光、大将の椅子
✔ 「ヒロ・ヤマガタ」:LAST APPOINTMENT
✔ 「サルバドール・ダリ」:ミノタウロ、ファミリーグループ
✔ 「モロー」一族:少年と少女、ふたりの少女
上記のような作家・作品以外にも高い価値を持つものも多くあります。
有名作家のブロンズ像かもしれないと思ったら、まずは専門家に見てもらうのがベストです。
作家不明・無名のブロンズ像の買取相場
一方で、作家名がわからないブロンズ像や、無名作家による作品は数千円から数万円程度の査定額になることが多いです。
とくに大量生産されたインテリア向けの量産品は、数千円程度が相場となるケースも少なくありません。
しかし、無名作家の作品であっても、美術的価値や独特のデザインが評価されて、思いがけない高値がつく場合もあります。
たとえば、古い時代のもので制作技術が高く、保存状態も良いものなどはコレクターから注目されることも。
「無名だから価値がない」と早合点せず、まずは骨董品に精通した専門家に査定を依頼してみることをオススメします。
ブロンズ像の価値を下げない!高価買取を実現する3つのコツ

ブロンズ像は、専門家による適切な査定を受ければ、正確な評価によって高値で買い取られる可能性があります。
ここからは、お手元にあるブロンズ像の価値を最大限に引き出すために、査定前にぜひ押さえておきたい3つのコツを紹介します。
コツ1:無理に掃除や修復をしない
ブロンズ像の表面にうっすらついた汚れやサビは、経年変化による「味」として評価される場合があります。
知識のないまま磨きやクリーニングを行うと、本来の風合いを損ね、査定額が下がってしまう恐れもあるのです。
とくに市販の研磨剤や薬品類は、素材を傷つける可能性が高いため要注意。プロの目から見れば、「経年変化で自然に生まれた変色」と「実際に傷んでしまった部分」は区別できます。
埃を柔らかい布で軽く払う程度にとどめ、「現状のまま」査定に出すことが、高価買取への第一歩です。
コツ2:付属品はすべてそろえて査定に出す
共箱や鑑定書、由来書など、購入時に付いてきた付属品は作品の価値を裏付ける大切な要素です。
査定士が「真作かどうか」「どのような由来の作品か」を判断する際、これらがあると大きなプラス材料になります。とくに有名作家の作品ほど付属品の存在は査定額にダイレクトに影響します。
査定前に、蔵や押し入れなどをもう一度チェックし、付属品をできる限りそろえておきましょう。
コツ3:骨董品の専門知識がある買取業者を選ぶ
ブロンズ像の真の価値を見抜くには、美術品や骨董品に関する知識と査定経験が必要不可欠です。
リサイクルショップや総合買取店などでも取り扱いは可能ですが、専門性が不足していて正当に評価されないリスクがあります。
一方、骨董品買取の専門業者であれば、無名作家の作品から有名作家の作品まで幅広く見極められる可能性も高いでしょう。
高価買取を狙うのであれば、専門知識を持つ査定士の在籍する業者を選ぶことが重要です。
ブロンズ像の買取なら実績豊富な福ちゃんにお任せください

もしお手元に売却を検討しているブロンズ像をお持ちでしたら、骨董品買取の福ちゃんにぜひお任せください。
福ちゃんには、美術品や骨董品に対する専門知識の深い査定士が多数在籍しており、作家の知名度や技法、作品の制作時期、保存状態などを多角的にチェックし、丁寧に査定を行います。
有名作家はもちろんのこと、作家不明のブロンズ像もお気軽にご相談ください。
まとめ
ブロンズ像の買取価格は、「作家名・作品の出来栄え・保存状態・付属品の有無・サイズや重量・素材と制作年代」など、さまざまな要素によって決まります。
有名作家の作品であれば数十万円から数百万円、それ以上の買取実績があるケースも珍しくありません。
一方で、作家名が不明なブロンズ像であっても、デザイン性や歴史的背景によっては思わぬ高額査定がつく可能性があります。
高価買取を実現するポイントは、「無理に掃除や修復をしない」「付属品をすべてそろえる」「骨董品の専門知識がある業者に依頼する」ことです。
もしブロンズ像の業者をお探しでしたら、ぜひ福ちゃんをご利用ください。査定はすべて無料のため、初心者の方でも安心してご利用いただけます。

