• 着物
  • 2025.09.27

着物の五つ紋と三つ紋はどう違う?それぞれの特徴や格などを紹介

着物の五つ紋と三つ紋について違いが知りたい
着物の五つ紋と三つ紋の特徴は?

など、着物の五つ紋と三つ紋の違いを調べている方のために、それぞれの特徴などをまとめました。
その他の紋についても触れているため、ぜひ参考にしてください。

着物の紋とは

着物の紋とは

着物の紋とは、基本的に家柄や血筋、地位などを表す家紋を意味します。

家紋は、平安時代から貴族の間で使われており、明治時代に入ると庶民も家紋を使うようになりました。

着物の紋は、種類や数などで着物の格を表す役割を持っています。

五つ紋や三つ紋という呼び方は着物に入れる紋の数であり、五つ紋は紋が5つ、三つ紋は紋が3つです。

着物の格について詳しくはこちら↓
着物の格はどう見分ける?種類や高いものと安いものの違いなどを紹介

五つ紋と三つ紋の違い

五つ紋と三つ紋の違い

五つ紋三つ紋
5つ3つ
位置背中・両袖・両胸背中・両袖
正礼装準礼装・略礼装

五つ紋と三つ紋は、紋の個数以外にも違いがあります。

それぞれの特徴や着物の格を見ていきましょう。

五つ紋の特徴や格

  • ✔︎ 個数:5つ
  • ✔︎ 紋の位置:背中・両袖・両胸
  • ✔︎ 格:正礼装

五つ紋は、背中の中心に1つ、両袖の後ろにそれぞれ1つずつ、両胸にそれぞれ1つずつ、合計5つの紋が入っています。

五つ紋が入った着物は最も格式が高いとされており、正礼装に位置付けられます。

三つ紋の特徴や格

  • ✔︎ 個数:3つ
  • ✔︎ 紋の位置:背中・両袖
  • ✔︎ 格:準礼装・略礼装

三つ紋は、五つ紋に次ぐ格式を持つといわれています。

背中の中心に1つ、両袖の後ろに1つずつ、合計3つの紋が入っており、五つ紋とは違って胸部分には入っていません。

三つ紋が入った着物は準礼装や略礼装に位置付けられ、幅広いフォーマルシーンに活用できます。

五つ紋や三つ紋を入れられる着物や用途

五つ紋や三つ紋を入れられる着物や用途

五つ紋や三つ紋は、入れられる着物や用途が決まっています。

五つ紋や三つ紋を入れさえすれば着物の格が高くなるわけではなく、確たる種類の着物にしか入れられないことを知っておきましょう。

五つ紋を入れられる着物

  • ✔︎ 黒留袖
  • ✔︎ 黒紋付
  • ✔︎ 色留袖
  • ✔︎ 振袖
  • ✔︎ 男性の礼装

五つ紋を入れられる着物は、主に上記の5つです。

既婚女性の第一礼装である黒留袖や喪の席で遺族が着用する黒紋付は、必ず五つ紋が入っています。

また、無紋であれば準礼装に位置する色留袖に五つ紋を入れると、黒留袖と同格として扱うことが可能です。

振袖は未婚女性の第一礼装で、かつては五つ紋が当たり前でした。しかし、袖の長さや華やかさなどで紋がなくても格式高い着物と認識されているため、現在では紋が入っているものはあまり見られません。

黒留袖の家紋について詳しくはこちら↓
黒留袖の家紋は実家or嫁ぎ先どっち?ルールはある?

三つ紋を入れられる着物

  • ✔︎ 色留袖
  • ✔︎ 訪問着
  • ✔︎ 色無地
  • ✔︎ 男性の略礼装

三つ紋を入れられる着物は、主に上記の4つです。

三つ紋の色留袖は、冠婚葬祭や入学・卒業式、七五三などさまざまなイベントで着用できます。

また、普段着からフォーマルなシーンまで幅広く着られる訪問着は、三つ紋を入れると格があがり、よりフォーマルな場に相応しいとされています。

色無地はカジュアルな装いとして使われますが、三つ紋が入ると無紋や一つ紋の訪問着よりも格上です。

着物の紋は入れ方がさまざま

着物の紋は入れ方がさまざま

染め抜き白生地を染める際に紋の部分だけ染めずに白く抜いたあとで中に紋を描き入れる
上絵(石持ち)白く抜いてある紋の部分に紋を描く
すり込み紋が印刷された型紙を使って染料をすり込む
すがき染料液を含ませた筆などで直接描く
縫い紋を刺繍で表現
切付(貼り付け)別の生地に作った紋を切り抜いて縫い付けたり貼り付けたりする

紋の入れ方は主に上記のような方法があり、入れ方によっても格が異なります。

一番格が高い入れ方は「染め抜き」で、基本的に五つ紋は染め抜きです。

三つ紋も染め抜きが一般的ですが、刺繍の場合などがあります。

五つ紋や三つ紋以外の紋

五つ紋や三つ紋以外の紋

  • ✔︎ 一つ紋
  • ✔︎ 無紋

紋の数には、五つ紋や三つ紋以外に「一つ紋」や「無紋」があります。

それぞれの特徴などを見ていきましょう。

一つ紋

  • ✔︎ 個数:1つ
  • ✔︎ 紋の位置:背中
  • ✔︎ 格:略礼装・おしゃれ着

一つ紋は、紋が背中の中心に1つ入っているのが特徴です。

一つ紋の着物は、略礼装やおしゃれ着として使用されます。五つ紋や三つ紋と比較するとフォーマル度は控えめですが、紋がないものより改まった印象を与えることが可能です。

無紋

無紋は、紋がどこにも入っていない着物です。

無紋の着物は最もカジュアルな装いとされますが、着物の種類によっては紋がなくても格をある程度保つものがあります。たとえば、振袖や訪問着、付け下げなどです。

そのほか、小紋や紬といった普段着やおしゃれ着として扱われるものは無紋のものがほとんどで、気軽に日常使いできる着物とされています。

誰でも使える紋

誰でも使える紋

  • ✔︎ 通紋
  • ✔︎ 洒落紋

着物を着る機会が減少するとともに「自分の家系を表す家紋がわからない」という方が増えてきました。

そういった場合、誰でも使える通紋や洒落紋を使用することになります。

通紋

家紋は本来、家系や血筋を表すものですが、通紋は特定の家系や血筋に限定されず誰でも使用できる紋をいいます。

レンタル着物などは、通紋が入っている場合が多いでしょう。

通紋はさまざまな種類があり、よく見られるのは桐の花を中央に5つ、左右にそれぞれ3つずつ配置した「五三桐の紋」や、蔦の葉をモチーフにした「蔦の紋」です。

洒落紋

洒落紋とは、おしゃれのために入れる紋のことです。個人の趣味や好みで入れる装飾的なもので「替え紋」や「伊達紋」と呼ばれることもあります。

注意したいのが、洒落紋はあくまでおしゃれのために入れるものであり、格を表すものではないということです。

そのため、色無地などカジュアルな着物の装飾として用いられ、洒落紋を入れても格は変わりません。

着物の買取は福ちゃんにお任せください

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まとめ

五つ紋と三つ紋は、着物に入れる家紋の数を表しており、着物の格を示しているものです。

五つ紋は背中・両袖・両胸に計5つ入っており、最も格が高いとされています。一方、三つ紋は背中・両袖に計3つ入っており、格は五つ紋に次ぐ位置です。

五つ紋は黒留袖や黒紋付、色留袖などに入れられ、三つ紋は色留袖や訪問着、色無地などに入れられます。

五つ紋と三つ紋の他に紋が背中に一つだけある「一つ紋」や紋がない「無紋」があり、一つ紋はおしゃれ着、無紋は普段着などの着物が多いでしょう。

福ちゃんでは、紋入りの着物や無紋の着物を買い取ってきた高い実績を持っており、適正なお取引がお約束できます。

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着物買取の注意点について詳しくはこちら↓
着物買取の注意点を解説!よくあるトラブルや「高額買取なんてない」といわれる理由など

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