- 着物
- 2025.11.15
着物の処分方法7選!後悔しないための捨て方・活用法を徹底比較

長い間タンスにしまったままの着物を、どうやって処分したら良いか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。思い出が詰まった着物は捨てにくく、どこに相談すれば良いのか分からないと悩むものです。
着物の処分方法には、買取サービスの利用や譲渡、寄付、リメイクなどいくつかの選択肢があります。自分に合った方法を知ることで、納得のいく形で着物を手放せるでしょう。
この記事では、着物の処分方法を7つに分けて解説します。それぞれの方法を比較しながら、後悔のない手放し方を見つけましょう。
【記事のポイント】
- ✅着物の処分は売却のほか、寄付やリメイクなど様々な方法があります
- ✅帯や和装小物だけでも売却できる可能性があり、証紙がなくても査定は可能です
- ✅ご不要な着物は、専門家が無料で丁寧に査定する福ちゃんなら安心です
【早見比較表】あなたに合った着物の処分方法はどれ?

着物の処分方法は、大きく分けて以下の7つに分かれています。
| 処分方法 | メリット | デメリット | 費用 | 手間 | おすすめの人 |
| 着物買取業者 | 着物の価値を正確に査定してもらえる | 業者の信頼性を確認する必要がある | 無料 | ◎ | 1円でも高く着物を手放したい人 |
| フリマアプリネットオークション | 自分で価格を設定できる | 個人取引でトラブルが発生しやすい | 有料(手数料・送料など) | △ | 好きなタイミングで処分したい人 |
| リサイクルショップ | その場で査定・現金化できる | 買取価格が低くなりやすい | 無料 | 〇 | すぐに処分したい人 |
| 寄付 | 社会貢献できる | 現金化できない | 有料(送料・梱包料など) | △ | 着物の再利用を望む人 |
| リメイク・リフォーム | 思い出の着物を形を変えて残せる | 完成まで時間がかかる | 有料(材料費など) | △ | 着物を思い出として残したい人 |
| 知人・友人に譲る | 再利用してもらえる | 相手の好みに合わない可能性がある | 無料 | 〇 | 着物を大切にしてくれる人に譲りたい人 |
| 家庭ゴミとして処分 | 手軽に処分できる | 自治体のルールに従う必要がある | 無料 | ◎ | 価値を気にせず早く片付けたい人 |
査定・出張費・手数料はすべて無料。
着物の処分方法7選を詳しく解説

着物を手放す方法には、買い取りやリサイクル、寄付などさまざまな選択肢があります。それぞれにメリットやデメリットがあり、目的によって適切な選択肢が異なります。
例えば、着物を現金化したいのであれば、専門の買取業者やリサイクルショップがおすすめです。しかし、リサイクルショップでは着物の価値を正確に査定できない場合があり、査定額が低くなる可能性があります。
どちらも着物を売却する点は共通していますが、このような違いを理解しておけば、納得のいく形で手放すことが可能です。
ここからは、代表的な7つの処分方法をさらに詳しく解説します。
【一番おすすめ】①着物買取専門業者に売る
一番おすすめなのは、着物買取専門業者に売る方法です。
専門業者には着物の査定経験が豊富な査定士が在籍しており、保存状態や付属品の有無などから正確に価値を査定してくれます。高級着物やブランド着物は高く売れる可能性があります。
また、状態が悪い着物でも査定してもらえる場合があります。(※ただし、業者によって買い取りの可否が異なるため、事前にWebサイトなどでご確認ください)
また、着物買取専門業者では、振袖や訪問着、付け下げなど幅広い着物の買い取りが可能です。買取相場は業者によって異なりますが、価値の高い訪問着なら~30万円程度、振袖なら~15万円程度で売却できる場合があります。小紋・紬でも希少価値が認められれば、3万円〜4万円程度で取引されるケースもあります。
査定方法は、店舗持ち込み・出張・宅配の3種類です。自分のスケジュールに合わせて好きな方法を選べるため、忙しい方でも手軽に利用できます。宅配買取で利用する段ボールは業者負担のケースが多いため、準備する手間が省ける点も大きなメリットです。
ただし、買取業者によって評価基準や買取実績が異なります。複数の業者に査定を依頼し、納得できる金額で手放しましょう。
②フリマアプリやネットオークションで売る
手軽に着物を処分したい場合は、フリマアプリやネットオークションを利用する方法もおすすめです。価値の高い着物はもちろん、古い着物でも需要があれば満足のいく金額で売却できる可能性があります。スマートフォンやパソコンで手軽に始められるのも魅力です。
また、写真の撮り方や説明文を工夫すれば注目を集めやすく、販売価格を状況に合わせてコントロールできる点が魅力です。購入者が現れない場合は、価格設定を変更することで売れる可能性があります。
ただし、個人取引のため、購入者との間でトラブルが発生するリスクがあります。例えば、購入者から「届いた着物が思っていた色と違う」「汚れが付いていた」などとクレームを受けるケースが代表的なトラブル例です。
その他にも、自分で出品から写真撮影、発送、値下げ交渉などに対応しなければならない点もデメリットです。トラブルを避けたい場合は、専門の着物買取業者の利用を検討しましょう。
③リサイクルショップに売る
着物をすぐに処分したい方は、リサイクルショップに持ち込む方法もあります。店舗に直接持参すれば、その場で査定から支払いまで完了するため、スピーディーに手放せる点がメリットです。本や衣類、家具家電なども取り扱っているので、不用品をまとめて現金化したい方におすすめです。
ただし、リサイクルショップは着物専門の査定士が在籍していない場合が多く、本来の価値より低い金額で査定される可能性があります。有名作家やブランドの着物でも、価値を十分に査定しきれないことから、一般的な中古衣料と同じ扱いで低価格となるケースもあります。
また、着物の保存状態や需要によっては、買取自体を断られる場合がある点にも注意しましょう。断られた場合、処分方法を再度検討しなければならず、手間と時間がかかってしまいます。
着物をできるだけ早く、高く売りたい場合は、専門の着物買取業者に査定を依頼するのが良いでしょう。
【関連記事】
リサイクルショップの着物買取で後悔?メリット・デメリットや専門店との違い
④NPO団体などに寄付する
不要な着物を現金化するのではなく、NPO団体に寄付するのも選択肢の一つです。NPO団体では、寄付された着物を必要としている人や施設に提供したり、学校での教材(リメイク作品の制作など)に活用したりしています。
着る機会がなくなった着物を社会貢献につなげられる点が魅力であり、誰かの役に立ちたい方におすすめの方法です。
寄付するには、団体の指定した住所に郵送するのが一般的です。送料や梱包料などは基本的に自己負担となるため、あらかじめ団体のWebサイトで金額を確認しておきましょう。
また、汚れや破れが見られる、もしくは着用できない着物は寄付できない可能性があります。スピーディーに現金化したいというよりも、社会貢献を通じて気持ちよく着物を処分したい方に適した方法です。
【関連記事】
いらない着物を寄付する方法とは?買取やその他の処分法も解説
⑤着物をリメイク・リフォームする
大切な人から譲り受けた着物を思い出として残しておきたい方は、リメイク・リフォームを検討しましょう。思い出のある着物を新しい形で生まれ変わらせることで、日常的にその面影を感じられます。
着物は、ワンピースやコートなどの洋服、バッグ・ポーチなどの小物にリメイクが可能です。着物の柄を取り入れたクッションカバーやコースターなどのインテリア雑貨にリメイクすれば、暮らしに和の趣をプラスできます。
ただし、リメイク・リフォームには材料をそろえたり、着物の縫い目をほどいたりする手間が発生します。物によっては完成までに時間がかかるため、裁縫が苦手な方は専門のリメイク業者に依頼すると良いでしょう。
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着物の捨て方を解説!処分時の注意点や気になる疑問も解消
⑥知人や友人に譲る
今後、着物を着用する機会がある知人・友人に譲るのも良い方法です。思い入れのある着物を信頼できる相手に譲ることで、また誰かが着用してくれる喜びを感じられます。
特に振袖や訪問着は、成人式や結婚式で着用できるため、相手から感謝されるケースも多いでしょう。一時的に着物を着用する人だけでなく、茶道や日本舞踊などの習い事で定期的に着物を着る方にも喜ばれることがあります。
ただし、丈や裄が合わないと仕立て直しが必要になるため、譲る前に相手の好みやサイズを確認しておきましょう。
長期間保管していた着物を譲る場合は、シミや変色、カビなどが発生していないかをチェックし、必要に応じてクリーニングに出してから渡すと丁寧です。
⑦家庭ゴミとして処分する(最終手段)
どの方法でも手放すのが難しい場合、家庭ゴミとして処分する方法があります。価値が付かない着物や、シミ・破れなどで着用できない着物は、リサイクルや買い取りの対象外となる場合があります。そのような場合、経済的な利益は得られませんが、廃棄するのが現実的な手段です。
処分する際は、自治体のルールを事前に確認しておきましょう。例えば東京都足立区では、着物は「衣類・布」に分類され、可燃ゴミとして処分します。資源ゴミとして扱われる地域もあるため、処分方法をしっかり確認しておきましょう。
どうしても捨てるのに抵抗がある場合は、着物の一部を小物にリメイクしたり、写真に残したりするのも一つの方法です。
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着物の処分でよくある質問・お悩みQ&A

着物を処分する際は「本当に売れるのだろうか」「価値を正しく査定してもらえるのだろうか」などと、さまざまな疑問や迷いが生まれます。特に思い入れがある着物や高価な着物は、買い取りに対して慎重になる方が少なくありません。
ここでは、着物の処分に関してよくある質問や、多くの人が悩みやすいポイントをQ&A形式で解説します。
シミや汚れ、古い着物でも買取できますか?
基本的には買い取りが可能です。着物は海外でも人気があり、多少の汚れや古さを気にしない購入者もいます。また、状態が良くない場合でも、記事を生かしてリメイクされたり、再販されることもあります。
特に高級着物は生地そのものに価値があるため、市場での需要が高いです。思わぬ価格が付く可能性があるため、汚れや古さを理由に諦めず、まずは査定を受けてみましょう。
【関連記事】
シミ・虫食い・カビのある着物は買取可能?少しでも高く売却するためのポイントを解説
喪服や帯・和装小物だけでも大丈夫?
喪服や帯、和装小物だけでも買い取りが可能です。
喪服は着用する機会が減っており、高額査定にはなりにくい傾向がありますが、高級ブランドであれば多少の値が付く可能性があります。帯や和装小物は、着物を着用するときに活用できるため、物によっては高価買取が期待できます。
ただし、取り扱いや買い取りの可否は業者によって異なるため、事前に確認しておきましょう。
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家紋入り喪服の買取!失敗なし・高価買取のコツとは
証紙がない着物でも価値はわかりますか?
証紙がない着物でも、専門の査定士であれば価値を見極めることが可能です。証紙とは、着物の産地や職人・織元を証明する紙で、伝統工芸品やブランド着物などに添付されます。
証紙が付いている方が高く買い取ってもらえる可能性がありますが、信頼できる買取業者なら、証紙がなくても着物の価値を判断してもらえる可能性があります。
「証紙がないから価値が低い」と考えず、まずは査定を依頼しましょう。
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後悔しない着物の処分なら福ちゃんへ
着物を手放す方法には、買い取りやリサイクル、寄付、リメイクなどさまざまな選択肢があります。どの方法にもメリット・デメリットがあり、どれがベストな方法なのかをしっかり検討することが大切です。
「価値をしっかり見極めて納得できる形で手放したい」と考えている方は、専門の査定士が在籍する着物買取業者の利用を検討してみてください。
福ちゃんでは、着物査定に精通した経験豊富な査定士が在籍しており、一点ずつ丁寧に価値を見極めます。これまでに多くの着物を取り扱ってきた実績があり、振袖や訪問着はもちろん、和装小物や帯などの査定にも対応可能です。
思い出の詰まった着物を少しでも高く売りたい方は、お気軽に福ちゃんの無料査定にお申し込みください。