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初心者でもすぐにわかる!着物の【友禅】とは

着物が好きな方なら一度は『友禅』という言葉を耳にした機会があるのではないでしょうか?
着物買取でも人気の『友禅』とは、どんな着物なのかをご紹介します!
1989年に発売された「友禅流し」というご当地ソングが過去にロングセラーになりましたが、当時は歌をきっかけに『友禅』のことを知った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

友禅(ゆうぜん)とは

友禅とは、「友禅染め」の略のことで、元禄時代に誕生しました。
豊富な彩色で花鳥、草木、山水などの模様を鮮やかに染める、日本の代表的な着物の染色方法のひとつです。「友禅」の名前は、友禅染めを考案した扇絵師「宮崎友禅斎(みやざきゆうぜんざい)」という人名に由来しています。友禅染めを大きく分けると、手描きで染め上げる「手描友禅」と、型紙を用いて染める「型友禅」があります。

日本の「三大友禅」をご存知ですか?

友禅といえば「三大友禅」がとても有名ですね!
それぞれ産地によって特徴がありますので、下記でご紹介します。

京友禅

京友禅は元禄時代に京都で生まれた友禅染めのことで、前述した宮崎友禅斎が始めたのが京友禅です。京都の伝統工芸品の一つで、かっては鴨川の流れにさらして着物を仕上げる「友禅流し」が盛んでした。京友禅の特徴としては、豪華な図案柄や模様柄が多く、積極的に刺繍や金銀箔が施されており、三大友禅の中で最も豪華絢爛な着物です。かって貴族や公家が住む”雅の世界”として知られ、現在も舞妓や芸者などの京文化が栄える京都らしい着物ともいえます。

加賀友禅

石川県金沢市で染められる友禅染めのことで、絵画的で写実的な「草花模様」中心に描かれています。京友禅とは対照的に、金銀箔などの加飾や刺繍はせず、染色以外の技法を用いないことも特徴のひとつです。国指定の伝統的工芸品で「加賀五彩」(臙脂・藍・黄土・草・古代紫)を基調にした配色や、「先ぼかし」「虫喰い」と呼ばれる技法が用いられています。
宮崎友禅斎自らがこの地に京友禅を持ち込んで、独自に発展したものが加賀友禅です。

東京友禅

東京友禅は江戸友禅とも呼ばれ、東京(江戸)地方で生まれた友禅染めです。
伝統的な手描き友禅の技法で、「東京手描き友禅」の名で伝統工芸品に指定されています。
「贅沢禁止令」が出されていた当時の江戸町人文化を色濃く反映した友禅で、渋く落ちついた色合いの中にも、お洒落で都会的センスが漂う作風が特徴とされています。
分業の京友禅とは違い、一人の友禅師が構図から仕上げまで一貫して作業を行います。

友禅の着物を売る時がきたら

今回の着物買取コラムでは、「友禅」について取り上げてみました。
友禅の着物は実際のところ、ここでは挙げきれないほど豊富な種類と歴史があります。
今回ご紹介した内容は友禅の入門として知り、これから着物や染物と向き合う機会がある時に「どんな風に染めているのか」を楽しんで考えてみる、いい機会になれば幸いです。
友禅の着物には三大友禅を含めたくさんの種類がありますが、友禅の作家ものなどは着物を高く売るチャンスです!友禅の着物を買取に出すのであれば、友禅の価値をしっかりと見極めできる着物買取業者へ依頼することをお勧めします。着物買取の福ちゃんでは三大友禅をはじめ、これまでに多数の着物を買取させていただきました。
友禅の買取はどこよりも自信があります!福ちゃんでは店頭買取以外にも、宅配買取、出張買取をご用意し、すべて無料でご利用いただけます。まずは友禅買取に関するご相談のみでも大丈夫ですので、お気軽に弊社までお問い合わせください。

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