• 骨董品
  • 2026.05.28

九谷焼の買取相場は?食器や花瓶・壺・湯呑などの価値や高く評価されるものの特徴

九谷焼はどれくらいの価値がある?
九谷焼を買い取って欲しい

という方のために、九谷焼の買取相場について解説いたします。九谷焼は「ジャパン・クタニ」として世界中から愛される石川県の伝統工芸品です。鮮やかな色彩と緻密な描き込みが注目されており、美術品としての価値が非常に高いため、中古市場でも常に安定した需要があります。

しかし、九谷焼は一点物から量産品まで幅広い作品が存在し、価値を見極めるのは容易ではありません。本記事では、アイテム別の買取相場や高く評価されるものなどを解説するため、ぜひ参考にしてください。

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九谷焼とは?

九谷焼とは?

九谷焼とは石川県で生産される焼き物で、日本を代表する工芸品のひとつです。まずは、九谷焼の特徴と歴史を把握し、九谷焼について理解を深めましょう。

九谷焼について詳しくはこちら↓
九谷焼をわかりやすく解説!特徴・画風から古九谷との違いまで

特徴

九谷焼の大きな特徴は、九谷五彩と呼ばれる鮮やかな色彩です。「赤・黄・緑・紫・紺青」の5色を基調とした色彩で色付けされ、非常にインパクトの強い作品が多くあります。

また、余白を埋めつくすような大胆な手法が多用される傾向にあり、皿の縁までびっしりと紋様が描かれているものなど、力強い装飾がされる点も九谷焼の特徴です。

九谷焼の装飾は和絵具を厚く塗り重ねて表現されるため、立体感と透明感のある装飾になり、九谷焼ならではの美しさが実現されています。

歴史

九谷焼は1655年頃、大聖寺藩を治めていた初代藩主の前田利治が九谷村で陶石を発見し、有田で技術を学んだ後藤才次郎に窯を開かせたのが始まりです。初期の作品は「古九谷」と呼ばれ、その大胆な作風は今も最高峰の評価を得ています。

しかし、わずか50年で窯は突如閉鎖され、約100年もの空白期間を迎えました。19世紀に入ると「再興九谷」として復活を遂げ、吉田屋窯など各地で名窯が誕生したといわれています。

明治期には「ジャパン・クタニ」の名で世界各国の万博へ出品され、華麗な色彩は国際的に絶賛されました。

現在も石川県加賀地方を中心に、人間国宝をはじめとする多くの作家が伝統を継承し、世界を魅了する美術工芸品として進化を続けています。

九谷焼の買取相場

九谷焼の買取相場

  • ✔️ 食器
  • ✔️ 花瓶
  • ✔️ 壺
  • ✔️ 湯呑

九谷焼のなかでも人気が高い上記のアイテムについて、買取相場を解説いたします。

食器

九谷焼の食器は、普段使いのものは数千円やそれ以下の価格で取引されることがほとんどです。

人間国宝の作家や明治期のアンティーク皿などは美術的価値が高く評価されるため、数万円から数十万円といった値がつくことも少なくありません。

また、5客セットや10客セットなど、揃いの物は高額になる傾向にあります。

花瓶

花瓶は大型作品であり、九谷焼最大の特徴である「塗り埋め」や「緻密な絵付け」を存分に表現できるアイテムであるため、九谷焼のなかでも最も高値がつきやすいとされています。

一般的な作品でも数万円の値がつくこともあり、有名作家の作品やサイズが大きいものなどは数十万〜数百万円の高値がつくことも珍しくありません。

かつて贈答品の定番であったため、家にあった花瓶を買取に出したら「九谷焼だった」というエピソードもよく聞きます。

九谷焼の壺は、圧倒的な存在感からコレクターの間でも非常に注目されています。表面積が広いため、九谷焼の大胆な特長をしっかり表現できるため、美術品としての価値が評価されやすいでしょう。

買取相場は数万円といわれ、名工の作品は数百万円になることもあります。とくに、壺の肩部分に装飾が施されているものや、明治期に輸出用としてつくられた大壺は高い価値がつくことも少なくありません。

湯呑

九谷焼の湯呑は九谷焼食器類のなかでも人気があり、小さなサイズに緻密な技法が施されている美学が注目されています。

小さいからこそ、九谷焼特有の絵具の厚みや色彩の深みが感じ取りやすく、大型作品よりコレクションしやすい価格帯ということもあり、多くの層に人気です。

量産品はひとつ数百円と落ち着いた価値になることが多いですが、有名作家の作品はひとつ数万円となることもあります。

九谷焼で高く評価されるもの

九谷焼で高く評価されるもの

  • ✔️ 作家もの
  • ✔️ 大型作品
  • ✔️ 付属品

九谷焼で高く評価されやすい作品は、上記のようなものです。それぞれ詳しく解説いたします。

作家もの

九谷焼をはじめ、焼き物は誰の作品であるかが価値を左右する大きなポイントです。

作家が手がけた作品は美術的価値に加え、一点もので希少価値があるため、高額買取が期待できます。量産品と比べると、数百倍の差が出ることもあるでしょう。

器の裏側などに作家の「」が確認できるものは、作家ものである可能性があります。共箱があれば、共箱に作家の名前が記してあることもあるため、確認してみましょう。

作家ものでも銘がない作品もあり、そういったケースは九谷焼に精通していないと見極めることができません。銘がなくても、買取業者などに査定してもらうといいでしょう。

大型作品

焼き物は、作品が大きければ大きいほど焼成の難易度が高くなるため、希少価値が認められやすくなります。また、表面積が大きく、九谷五彩などの真価が発揮されやすくなり、美術的価値が高まる点も、大型作品が評価される理由です。

大きな作品は格調高い旅館や企業の創立記念などの装飾品として昔から需要があり、現在でもその流れは根強く残っています。コレクターや海外の富裕層も注目しているため、相場が値崩れしにくいのも特徴です。

付属品

焼き物には、共箱や共布、作家の経歴や受賞歴が書かれた栞、公的機関による鑑定書などが付属している場合があります。付属品は作品の価値を証明する材料となるため、作品のみよりも査定額が向上するでしょう。

とくに共箱は付属品のなかで最も重要視されるといわれています。共箱に作家本人のサインや茶道家元の書付などが確認できれば、箱のみでも価値が認められることもあるでしょう。

九谷焼で人気の作家

九谷焼で人気の作家

  • ✔️ 三代徳田八十吉(とくだ やそきち)
  • ✔️ 吉田美統(よしだ みのり)
  • ✔️ 中田一於(なかだ かずお)

上記は、人間国宝に認定されている九谷焼の有名作家です。それぞれ詳しく紹介いたします。

三代徳田八十吉(とくだ やそきち)

三代徳田八十吉は、九谷焼を象徴する作家ともいわれており、九谷焼で最も人気が高い作家です。独自の技法「耀彩」を確立し、1997年に重要無形文化財「彩釉磁器」の保持者に認定されました。

歴代のなかでもとくに評価が高く、九谷焼の「最高峰」と称されるほどです。

三代の作品は大英博物館やメトロポリタン美術館など、世界の名だたる美術館にも収蔵されており、芸術的価値は不動のものとなっています。

徳田八十吉について詳しくはこちら↓
徳田八十吉の作品価値や買取相場はいくら?代表作も紹介

吉田美統(よしだ みのり)

吉田美統は金を九谷焼の色彩のなかに溶け込ませた「釉裏金彩」の第一人者です。

通常、金彩は焼き上がった後に行われますが、吉田美統は薄さの異なる金箔を切り貼りして文様を作り、その上から透明な釉薬をかけて焼き上げる技法です。

2001年に重要無形文化財「釉裏金彩」保持者に認定され、同年に紫綬褒章受章を受章し、さらに2006年に旭日小綬章受章を受章しました。

繊細で気品あふれる作風は、飾皿や茶器においてとくに人気が高く、最高級の美術品として確固たる地位を築いています。

中田一於(なかだ かずお)

中田一於は現在最も注目されている九谷焼作家です。銀箔を用いた「釉裏銀彩(ゆうりぎんさい)」を極め、2025年重要無形文化財「釉下彩」の保持者に認定されました。

釉下彩は透明な釉薬の下に色彩を閉じ込める高度な技法です。釉下彩の技術を使い、本来は熱に弱く変色しやすい銀箔を完璧にガラス層に封じ込める釉裏銀彩が実現しました。

認定を受けて以降、中田一於の作品は希少価値と相場が上昇しており、買取市場でも注目度が高まっています。

九谷焼は福ちゃんがお買取いたします

九谷焼は福ちゃんがお買取いたします

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九谷焼について知見が深いプロフェッショナルが査定にあたり、状態や市場需要などを見極めた適正価格での買取が可能です。付属品がない」「作家がわからない」といった状態でも、まずは福ちゃんにご相談ください。

丁寧に査定し、価値をしっかり買取価格に反映いたします。九谷焼の買取は、福ちゃんにお任せください。

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まとめ

九谷焼は石川県で生産される焼き物で、九谷五彩と呼ばれる5色を基調とした鮮やかな色彩や大胆な構図などが特徴です。江戸時代にはじまり、100年ほど空白期間があったものの、明治時代に復活をとげ、各地で名窯が誕生しました。

九谷焼の買取相場は、アイテムや作家などによって大きく異なります。サイズが大きいものや有名作家の作品は高額で取引されるでしょう。

とくに三代徳田八十吉や吉田美統、中田一於といった人間国宝の作家が手がけたものは、数十万から数百万円で取引されることも少なくありません。

福ちゃんでは、さまざまな九谷焼を査定し、多くのお取引をまとめてまいりました。プロの査定士が価値を見極め、適正価格でお買取いたします。

九谷焼の買取は、ぜひ福ちゃんにご依頼ください。

⚠︎CAUTION!
当記事でご紹介している買取価格はあくまでも目安です。実際の買取価格は保管状態や市場の需給バランスなど、さまざまな要因で変動します。詳細は買取業者にご確認ください。

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