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  • 2025.06.11

高く売れる日本の古銭|希少性・歴史・素材に注目しながらわかりやすく紹介

古銭は、その歴史的背景や素材の希少性からコレクターたちに高い人気を誇り、思わぬ高額買取につながることがあります。

ただ、「どんな古銭が高く売れるのか」「査定の仕組みはどうなっているのか」といった知識がないと、価値あるものを適正な価格で手放せないかもしれません。

そこで本記事では、高額査定が期待できる古銭の特徴や、実際に価値の高い日本古銭の具体例をご紹介します。高く売れる古銭について知りたい方はぜひ最後までご覧ください。

古銭の価値は何で決まる?高く売れる古銭の条件

高く売れる日本の古銭|希少性・歴史・素材に注目しながらわかりやすく紹介

古銭にはさまざまな種類があり、その価値を左右する要素も実に多岐にわたります。

とくに「希少性」「状態」「歴史的背景・人気」「素材」「エラー銭・手替わり」といったポイントが評価の決め手となる傾向です。

ここでは、高く売れる古銭の主な条件について、詳しく見ていきましょう。

希少性「現存数が少ないほど価値も高い」

古銭の価値を大きく左右する要因のひとつが希少性です。そもそもの発行枚数が少なかったものや、特定の時代だけに発行された古銭は、現存数も限られているため高値がつきやすい傾向にあります。

また、歴史的な出来事によって失われてしまったケースも古銭の希少性を高める大きな理由です。

たとえば、戦争や災害で大量に消失してしまった古銭や、改鋳(古い貨幣を回収して新しい貨幣に造り直すこと)の過程で数を減らしたものは、コレクターの間でとくに人気を集めています。

こうした古銭は市場にもめったに出回らないため、驚くほどの高額査定につながることもあるのです。

状態「未使用品や美品は高評価」

古銭の状態は、査定金額を大きく左右します。一般的には「未使用・極美品・美品・並品」などのランクに分けられ、摩耗や傷、汚れ、サビが少なければ少ないほど高額査定にも期待できます。

とくに発行当時のままの状態で保管され、ほとんど使用された形跡がない「未使用」ランクの古銭は、希少性も相まって非常に高い価値がつくことも。

ただし、一見汚れが気になるからといって、自己流で洗浄してしまうと表面の刻印や独特の風合いが損なわれ、かえって価値を下げてしまうこともあります。

古銭を査定に出す際は、余計な手を加えず、そのままの状態で持っていくのが鉄則といえるでしょう。

歴史的背景・人気「コレクターからの需要が高い」

古銭が持つ歴史的背景やエピソードも、その価値を左右する重要な要素です。

特定の時代における政治・経済の変遷を物語るものや、歴史上の著名な人物に関連した貨幣などは、国内外問わずコレクターから熱い注目を集めています。

また、デザイン面でも独特の装飾が施されていたり、珍しい書体が使われていたりする古銭は、美術品としての評価も高くなる傾向にあります。

日本から海外に流出した古銭が海外のコレクターたちの間で、プレミア価格で取引されるケースも珍しくありません。

こうした歴史的・芸術的な魅力も、高価買取に結びつく大きな理由となっているのです。

素材「金や銀などの貴金属製は価値が高い傾向」

古銭に使われている素材の価値は、買取価格に直結する重要な要素です。

とくに金や銀といった貴金属で作られた貨幣は、素材そのものの価値が高いため、古銭としての希少性に加え、地金としての価格も考慮されることで高額査定につながりやすくなっています。

たとえば、日本史で有名な大判・小判などは、その豪華な見た目と深い歴史的意義から、貴金属の相場価格をはるかに超える高値がつくことも。

金や銀以外にも、銅など特定の時代に用いられた貴重な合金が使われている場合は、その素材としての価値と歴史的価値が組み合わさり、思いがけない高評価に結びつくケースもあります。

エラー銭・手替わり「通常とは異なる特徴を持つもの」

製造過程での刻印ズレや角度のズレなど、通常品には見られない特徴を持った古銭は「エラー銭」と呼ばれ、多くのコレクターから高く評価されています。

エラーの種類や度合いが珍しければ珍しいほど希少価値も高まり、予想外の高額取引に発展することも。

また、同じ種類の古銭でも、製造された時期や場所によって、デザインや表記に微妙な違いが生じる「手替わり」と呼ばれるものも存在します。

このような手替わり品もコレクターには非常に人気があり、とくに珍しいとされる手替わりは、通常品よりもずっと高い値段で取引されることがあるのです。

高く売れる日本の古銭

高く売れる日本の古銭|希少性・歴史・素材に注目しながらわかりやすく紹介

ここからは、高額査定が期待できる代表的な日本の古銭を種類別にご紹介します。

金貨や銀貨、穴銭、近代銭から記念硬貨、さらには古紙幣まで幅広い古銭の魅力と価値について見ていきましょう。

金貨(大判・小判など)

日本の歴史上、象徴的な存在として知られる大判・小判は、金そのものの価値と深い歴史的背景から、高額査定が期待できる代表格です。

たとえば、豊臣秀吉の時代に鋳造された「天正菱大判」や、江戸時代を代表する「慶長小判」「万延小判」などはとくに有名で、コレクターの垂涎の的となっています。

もちろん、金の含有量も大切で、さらに保存状態の良さもまた、査定額を大きく左右する要素です。

発行された年代や製造場所による違い、当時のまま改鋳されなかったオリジナル状態であることなどがその希少性と価値を一層高めています。

大判・小判は、歴史愛好家やコレクターにとって特別な魅力を持ち、市場でも常に高い人気を誇る存在なのです。

銀貨

銀貨はとくに明治時代を中心に多く製造され、当時は国際的な貿易手段としても重要な役割を担っていました。

中でも明治初期に発行された1円銀貨や貿易銀は、発行された年代や枚数が限られていることから、高い希少価値を持つことが多い傾向があります。

また、地方独自の貨幣として知られる秋田銀判なども、限られた地域でしか発行されなかったため、さらに希少性が高まっています。

確かに銀は金と比べると相場価格はやや低めですが、古銭としての歴史的価値が加わることで、思いがけない高いプレミアがつくケースも。

とくに美品として保存状態が良好な銀貨であれば、より高い価格での取引が期待できるでしょう。

穴銭(寛永通宝、和同開珎など)

日本の古銭と聞くと、真っ先に中央に穴の開いた「穴銭」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

その代表格といえば「寛永通宝」や「和同開珎」です。

とくに寛永通宝は発行されていた期間が非常に長く、バリエーションも豊富です。その中には「二水永」「島屋文」と呼ばれる希少な種類があり、これらは驚くほどの高値で取引されることがあります。

また、日本最古の貨幣とされる「和同開珎」は、銀銭や銅銭の真正品が熱心なコレクターによって珍重されています。

さらに「万年通宝」「神功開宝」といった珍しい穴銭も存在し、古銭収集家たちの中で常に注目を集める存在となっているのです。

近代銭(明治~昭和初期)

明治から昭和初期にかけては、日本の貨幣制度が大きく変革した時代であり、現代ではなかなか目にすることのできない独特のデザインや素材を用いた貨幣が数多く誕生しました。

たとえば、特定の年号にのみ発行された枚数が少ない硬貨や、試験的に製造された「試鋳貨幣」と呼ばれるものなどが価値ある古銭として挙げられます。

また、昭和61年後期の10円玉や、特定の年にだけ発行枚数が極めて少なかった50円玉なども、いわゆる“レア度”の高さからプレミア価格がつくこともあるのです。

厳密にいえば、これらは「古銭」という分類からはややはみ出る場合もありますが、収集家やコレクターの間では依然として高い人気を誇る分野であることは間違いないでしょう。

記念硬貨

近年の日本では、オリンピックや重要な記念行事などに合わせて、特別なデザインの記念硬貨が発行されることがあります。

1964年の東京オリンピックを記念して製造された1000円銀貨は、発行枚数に限りがあることから、今なおコレクターからの需要が絶えない貴重な逸品です。

また、長野オリンピック冬季競技大会の際には金貨も発行され、金という素材自体の価値とイベントの記念性が相まって、非常に高い評価を得ています。

さらに、天皇陛下の御即位を記念した金貨なども同様に、貴金属としての価値と歴史的意義の両面から価格が決まるため、プレミアがつくことも多いのです。

《補足》古紙幣も高価買取の可能性あり

古銭というと、つい金属でできた硬貨をイメージしがちですよね。しかし、古紙幣の中にも高額査定に期待できる貴重なものが多く存在します。

たとえば、明治通宝や改造紙幣、大黒札などそれぞれの時代を象徴する紙幣は、保存状態が良ければ高値のついた事例が多くあります。

さらに面白いことに、紙幣に印刷されている記番号がゾロ目(同じ数字が並ぶもの)やキリ番(区切りの良い数字)などの特別な組み合わせであれば、コレクターからの需要が一気に高まることも。

紙幣は硬貨と比べて破れやすく汚れも目立ちやすいため、専用のスリーブなどを使って丁寧に保管しておくと、将来の査定時により高い評価を得られる可能性が高まるでしょう。

どこで売るのがベスト?古銭の売却方法

高く売れる日本の古銭|希少性・歴史・素材に注目しながらわかりやすく紹介

古銭を手放す際には、ネットオークションやフリマアプリ、リサイクルショップ、そして買取専門店などさまざまな選択肢があります。

それぞれに独自のメリットとデメリットがあり、最終的な売却価格や手間、リスクの程度も大きく異なってきます。ここからは、代表的な売却先ごとの特徴について詳しく見ていきましょう。

ネットオークション・フリマアプリ

ネットオークションやフリマアプリを活用すれば、自身が希望する価格で出品できるという大きなメリットがあります。

運が良ければ、入札者同士の競争が激しくなって当初の想定をはるかに超える高値がつき、思わぬ「お宝発見」となることもあるでしょう。

その反面、商品の写真撮影や説明文の作成、梱包・発送といった煩わしい作業が必要になり、なかなか売れない場合には何度も再出品しなければなりません。

さらに、取引相手とのやり取りやトラブルが発生した際の対応に、想像以上の時間と労力を費やすリスクも無視できません。

また、古銭の適正価格を把握するには専門的な知識が必要なため、相場を十分に理解しないまま低い価格の設定をしてしまうと、本来の価値よりもずっと安く手放してしまう可能性もあるのです。

リサイクルショップ

リサイクルショップは私たちの身近にあり、不用品をまとめて持ち込める手軽さが何よりの魅力です。ただし、古銭に関していえば、必ずしも専門的な知識を持ったスタッフが常にいるとは限りません。

そのため、高い希少価値を持つ貴重な古銭であっても、単に一律の貴金属価格や表面的な判断基準だけで買い取られてしまい、本来の価値をはるかに下回る価格しかつかないリスクがあります。

また、一見無料に見えるリサイクルショップでも実際は手数料の発生するケースがあるほか、ほかの日用品などと一緒に査定へ出すと、まとめ売り価格として全体的に安く見積もられてしまう可能性もあるのです。

古銭の持つ本当の価値を最大限に引き出すという観点からは、やや不向きな方法といわざるを得ないかもしれません。

買取専門店

古銭を本当に高値で売りたいのであれば、やはり買取専門店への相談がもっともオススメです。

とくに、古銭に詳しい経験豊富な査定士が在籍している業者であれば、保存状態や年代、希少性などを総合的に見て正確かつ公正に評価してくれます。

最近では出張買取や宅配買取のサービスを提供している店舗も増えており、わざわざ店舗まで足を運ばなくても、自宅にいながら専門家の査定を受けられるのも大きな魅力です。

私たち「買取福ちゃん」は、幅広いジャンルに精通した専門査定士が対応するため、古銭だけでなく骨董品やブランド品なども一度にまとめての査定依頼が可能です。

長年の実績に裏打ちされた確かな査定を行うため、古銭の売却を検討されている方にとっては信頼できる選択肢のひとつといえるでしょう。

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まとめ

高く売れる日本の古銭|希少性・歴史・素材に注目しながらわかりやすく紹介

古銭の価値は「希少性」「状態」「歴史的背景・人気」「素材」「エラー銭・手替わり」など、さまざまな角度から総合的に判断されます。

とくに大判・小判といった金貨や明治初期に製造された銀貨、珍しいデザインの穴銭、記念硬貨などは、高額査定が期待できる代表的な分野です。

また、見落とされがちな古紙幣も、保存状態の良さや特別な記番号によっては、驚くほどの価値を持つことがあります。

売却方法としては、ネットオークションやリサイクルショップなどさまざまな選択肢があり、正確な知識と豊富な経験に基づいた査定を受けたいなら、やはり買取専門店が最良の選択といえるでしょう。

ご自宅に古銭をお持ちで「高く売れるのではないか?」と思ったら、まずはお気軽に福ちゃんの無料査定をご活用ください。

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