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  • 2025.11.23

骨董品買取の注意点10選|悪徳業者に騙されないためのチェックリスト

「骨董品を売りたいけれど、どの業者を選べば良いのか分からない」「相場より安く買い取られたらどうしよう」と不安を感じていませんか。

骨董品の査定額は、保存状態や付属品の有無だけでなく、査定技術や経験などによっても大きく変わります。大切な品物を適正価格で手放すコツは、査定前の準備から業者選び、査定当日の注意点をしっかり確認しておくことです。

この記事では、骨董品買取の注意点を、準備から査定当日までの流れに沿って解説します。

【記事のポイント】

  • ✅骨董品の価値判断のため、共箱や鑑定書、入手経路などの情報を事前に整理しましょう
  • ✅押し買いや不透明な査定を防ぐため、古物商許可の有無やクーリング・オフを確認しましょう
  • ✅福ちゃんでは専門査定士が無料で丁寧に拝見し、安心の取引で価値を見極めます

【準備編】骨董品を査定に出す前に確認すべき4つの注意点

骨董品を買取に出す際は、査定前の準備を入念に行いましょう。高く売れる可能性がある品でも、付属品が欠けていたり情報が整理されていなかったりすると、評価が下がる場合があります。

大切な品の価値を正しく査定してもらうには、事前にどのような準備をしたら良いのかを確認することがポイントです。

ここでは、骨董品を査定に出す前に確認しておきたい4つの注意点を解説します。少しでも高く手放すために、今できる準備を進めましょう。

① 箱(共箱)や鑑定書などの付属品をすべて揃える

骨董品を高く売るには、品物が収納されている箱(共箱)や鑑定書を揃えて査定に出しましょう。

特に共箱は重要な付属品の一つです。共箱には作品名や作家名などが書かれており、その骨董品が本物であるかどうかを確かめることができます。また、鑑定書も品物の価値を証明する手がかりになるため、忘れずに持っていきましょう。

付属品が汚れていても、まずは査定を依頼しましょう。

② 作家や年代、入手経路などの情報を整理しておく

査定前に、骨董品の作家名や制作年代、入手経路をできる限り整理しておきましょう。これらの情報は、作品の真贋や希少性を判断する重要な手がかりになります。

作家名や制作年代は、共箱の箱書きで確認できる場合があります。入手経路も骨董品の歴史的価値を知る要素となるため、適正な評価を得るためにも整理しておきましょう。

【関連記事】
高価買取になりやすい古物の種類・特徴は?業者選びのコツも解説

③ 無理な洗浄や素人修復は絶対にしない

査定前に骨董品を洗浄したり、修復したりするのは避けましょう。骨董品の価値は、歴史的背景や作者だけでなく、保存状態でも判断されるためです。

無理に汚れを落とそうとしたり、ひびや欠けを自己補修したりすると、かえって状態が悪くなって査定額が下がる可能性があります。ほこりを軽く払うなどの軽いお手入れにとどめ、そのままの状態で査定に出しましょう。

④ 複数の品物を「おまとめ査定」で依頼する

他にも手放したい品物がある場合、まとめて査定に出すと良いでしょう。業者によっては「おまとめ査定」として、複数点を同時に依頼すると査定額を上乗せしてくれるケースがあります。

同一ジャンルの陶磁器や茶道具などをセットで査定に出せば、市場での需要が高まり、単品よりも高値が付きやすくなります。1点ずつ査定に出すより効率的なため、ぜひおまとめ査定を検討してみてください。

【業者選び編】信頼できる買取業者を見極める4つのチェックリスト

骨董品の価値を正しく評価してもらうには、信頼できる買取業者を選ぶ必要があります。どれほど貴重で価値が高い品物でも、査定経験や骨董品の知識が浅い業者に依頼すると、本来の相場よりも安く買い取られてしまうかもしれません。

信頼性の高い業者は、査定士の専門性が高く、常にお客さまの立場に立って誠実な対応をしてくれるでしょう。

ここでは、信頼できる買取業者を見極めるポイントを4つ紹介します。

① 「古物商許可」の番号をHPで公開しているか

買取業者のHPで、古物商許可の番号が公開されているかを確認しましょう。

古物商許可は、法人や個人が骨董品や中古品などを販売するときに必要な営業許可です。古物商許可の番号が公開されている場合、公的機関からしっかり許可を受けて営業していると判断できます。

古物営業法第1条では、贋作や盗品の流通を防ぎ、市場の健全性を保つ目的が定められています。番号が見当たらない業者や、明示を避けている業者は信頼性に欠ける可能性があるため、依頼を避けた方が良いでしょう。

(参考:『e-Gov法令検索 古物営業法 第一条』

② 専門の査定士が在籍し、買取実績が豊富か

骨董品専門の査定士が在籍しているか、買取実績が豊富かどうかも確認しましょう。

骨董品を正しく査定するには、ジャンルごとに精通した専門知識が求められます。これまで多くの骨董品を買い取っており、専門の査定士が一点ずつ丁寧に査定してくれる業者であれば、価値に見合った買取金額を提示することが可能です。

HP上などで過去に扱った品物や査定方法が掲載されている場合があるため、査定前に確認しておきましょう。

③ 出張料・査定料・キャンセル料が無料か

後々のトラブルを防止するためにも、出張料・査定料・キャンセル料が無料な業者を選びましょう。

希少価値の高い品物なら高値が付く可能性がありますが、中には状態が悪く、期待していた査定額に届かないケースもあります。査定費用が無料であれば、買取金額に満足できないときに気軽にキャンセルでき、他社との比較もしやすくなります。

ただし、中には「査定だけの場合は有料」としている業者もあるため、事前に料金体系を確認しておきましょう。

【関連記事】
骨董品買取の注意点!高額査定が見込めるものや買取業者の選び方・売却時の税金等

④ クーリング・オフについて丁寧に説明があるか

出張買取を依頼する際は、クーリング・オフ制度について丁寧に説明してくれる業者かどうかを確認しましょう。

クーリング・オフとは、訪問販売などで売買契約を結んだ場合でも、一定期間内であれば契約を無条件で解除できる制度です。万が一、買取後に「やっぱり手放したくなかった」と感じた場合でも、8日以内であれば返品が可能となります。(特定商取引法第58条の14)

信頼できる業者は、契約書面で制度の内容を明確に説明しています。曖昧な説明をする業者は信頼性が低いため、依頼を避けた方が良いでしょう。

(参考:『e-Gov法令検索 特定商取引に関する法律 第五十八条の十四』

【査定当日編】悪徳業者の手口と2つの注意点

査定当日は、業者の対応や説明の分かりやすさ、信頼性を見極める重要なタイミングです。骨董品を買い取っている業者の多くは優良業者ですが、中には強引な勧誘や不当な取引で金銭を騙し取ろうとする悪徳業者も存在します。

ここでは、悪徳業者の代表的な手口や査定当日に確認すべきポイントを解説します。

注意点①:「押し買い」をしない業者を選ぶ

スムーズかつ適切に取引を進めるためにも、押し買いをしない業者を選びましょう。押し買いとは、依頼者の意思を無視して強引に契約を迫る悪質な手口のことです。

例えば、「今売らないと価値が下がる」「無料で処分する」などと勧誘し、半ば強制的に品物を持ち去るケースがあります。

実際に、国民生活センターには「皿1枚でも見せてほしい」と言われ家に上げたところ、皿以外にも貴金属7点を約5,000円で格安に買い取られた」といった相談が寄せられています。

不利益を被らないためにも、押し買いを迫られた場合、その場で契約せずにきっぱり断りましょう。

(参考:『独立行政法人国民生活センター 不用なお皿の買い取りのはずが、 大切な貴金属 も強引に買い取られた!』

注意点②:査定額の根拠を一つひとつ説明してくれるか

査定当日は、査定額の根拠を一つひとつ丁寧に説明してくれる業者かどうかを見極めましょう。

骨董品の価値は、作家名や制作年代、保存状態、付属品の有無、現在の市場需要など、複数の要素を基に総合的に判断されます。説明が不十分で査定額の根拠が曖昧な場合は、適切に査定せずに金額を提示している可能性があるため注意しましょう。

優良業者はこれらの項目を具体的に説明し、どの点が評価されたのか、または査定額が下がった理由は何かを明確に伝えてくれます。査定金額に対して不明点があればその場で質問し、納得できる価格で売却しましょう。

骨董品の買取で後悔しないための最終チェックリスト

以下のチェックリストでは、骨董品査定の準備・業者選び・査定当日の3つに分けて、やるべきこととやらなくて良いことをまとめています。

〇やるべきこと×やらなくて良いこと(注意点)
準備編・付属品(共箱・鑑定書など)をできる限り揃える
・骨董品の作家や年代・入手経路などの情報を整理する
・まとめて査定できる品物がないかを確認する
無理に洗浄・修復する
業者選び編以下の点を確認する
・古物商許可の番号・専門査定士の在籍の有無
・骨董品の買取実績・出張料・査定料・キャンセル料の有無
・クーリング・オフに関する説明の有無
買取実績や査定の専門性を確認せずに即決する
査定当日編・査定額の根拠を一つひとつ確認する・悪徳業者の手口に注意する強引な勧誘や根拠のない査定を真に受けたまま契約する

これまで紹介したポイントを振り返りながら、抜けや見落としがないかを確認しましょう。

骨董品の買取に関するご相談は福ちゃんへ

骨董品を納得のいく金額で売却するには、事前準備から買取業者選び、査定当日の注意点をしっかり確認する必要があります。

信頼できる業者を選ぶ際は、古物商許可の有無や査定士の専門性、料金の明確さを確認することが大切です。査定当日は強引な「押し買い」行為に注意し、査定額の根拠をしっかり説明してくれる業者を選びましょう。

骨董品の買取を検討している方は、買取実績が豊富な福ちゃんにご相談ください。価値の高い品物はもちろん、作家や製造年代などが不明でも丁寧に査定いたします。

福ちゃんは古物商許可を正式に取得しており、法令に基づいた適正な取引を実施しております。契約、査定額に関するご説明も丁寧に行っておりますので、まずはお気軽にご相談ください。

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