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バイオリンの弓は「毛替え」が必要?タイミング、方法などを解説!

大人になってから趣味としてはじめられる方も多いバイオリン。本体のメンテナンスをしっかりされている方でも、「バイオリンの弓」のお手入れはあまりできていない……という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は「弓の毛替え」についてまとめてみました。ここでは交換が必要な時期の見極めや「毛替えの費用」についてもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

バイオリンは定期的に弓の毛替えを!(理由を簡単に解説)

バイオリンは定期的に弓の毛替えを!(理由を簡単に解説)

弓の毛にはどんな素材が使われてるかご存知ですか?
正解は、「馬のしっぽ」です。弓一本あたり、およそ160~180本の毛が使用されています。

天然素材である馬のしっぽの毛は、人間の髪の毛と同じような構造になっており、「キューティクル」があります。弾けば弾くほどキューティクルが剥がれて劣化し、使わずに保管していたとしても経年劣化を止めることはできません。

よってバイオリンの弓は「定期的に交換する必要がある」ものであり、バイオリン本体同様メンテナンスが重要ということを覚えておきましょう。

メンテナンスが行き届いた楽器で演奏するのは上達の近道です。「上手くなりたい!」という方こそ、本体と弓、両方のメンテナンスをおすすめします。

弓の毛替えをしないとどうなる?

弓の毛替えをしないとどうなる?

交換が必要なのはわかったけど……しないとどうなるの?
たしかに、バイオリンの弓は換えなくても音を出すことは可能です。

しかし、劣化した弓で演奏してもいい音色を出すことはできません。これは経験を積んでいくと「はっきりとわかる」違いといえます。

その理由は前述した「キューティクル」にあります。ここでヘアシャンプー・トリートメントの広告を思い出して欲しいのですが、人間の髪の毛はキューティクルがケバケバとしていない状態、毛が真っ直ぐの状態を「ツヤツヤ」としています。しかしバイオリンの場合「ツヤツヤ」の状態はよくありません。

バイオリンは弓の毛の微細なケバが弦を振動させて音を出しています。つい「ツヤツヤのほうがよさそう」と考えてしまいますが、音を出す構造上「ツヤツヤの状態」は音が出にくい、本来出せる音を出せない、ということになるのです。

また、劣化が進むと毛が細くなったりちぎれてしまったりすることがあります。まだはじめたばかりの方はこの状態になりようやく「交換しよう」と思われるようですが、実はとっくに交換時期は過ぎているのです。

では、「どのくらいの頻度で交換したらいいのか」についてですが、次の章で詳しく紹介したいと思います。

毛替えのタイミングはいつ?

毛替えのタイミングはいつ?

弓の毛を替えた直後が「一番コンディションがいい状態」とした場合、ここから数日後には劣化が始まっていきます。

そのためプロのバイオリニストたちは2~3ヶ月に一度、または「演奏会、リサイタルの数日前に変える」という方もいるようですが、バイオリンをはじめたばかりの方がこの頻度で弓の毛替えをするのはあまり現実的ではありません。

しかし何度もお伝えしているように、弓毛は天然素材です。

常にいい状態で演奏したい」「毎日練習している」という方は半年に一回、たまに趣味で弾いている、という方でも1年に一回の頻度で交換されることをおすすめします。

具体的な時期ですが、以下が「いいタイミング」とされています。

大会、演奏会の前

少しでもいい音で披露したい!」という理由で本番の前に毛替えをする方もいます。

いつもと違うように感じるのは不安」「少し馴染ませたい」という方は余裕を持って一週間前~10日前など余裕を持って替えるようにしましょう。

梅雨、冬など著しく湿度が変わるとき

馬の毛は湿気によって若干伸びたり縮んだりします。これははっきりと感じる場合とそうでない場合に分かれるようですが、「大会などに出る予定はない」という方は湿度が高い梅雨、乾燥が進む冬に入る前に毛替えをされてみてはいかがでしょうか。

また、下記の場合は交換時期が過ぎています。

毛が切れやすい、減ってきた

毛が切れやすくなった、減ってきたと感じている場合はなるべく早い段階で毛替えを行うようにしましょう。

また「前より音が出にくくなった」と感じている場合も同様です。

変色してきた

コンディションのいい状態の弓毛は美しい白色をしています。一方、劣化が進んだ弓毛は全体が黄ばんでいたり、根本が黒く変色していたりする場合があります。

こういった状態を確認したら「交換時期」であるとし、季節や時期にかかわらず交換されることをおすすめします。

ただし、「しばらく弾かない……」という場合は例外です。毛の劣化は止められないため、ご自身が良しとするタイミングで毛替えを行ってください。

摩擦を感じなくなった、ツルツルしてきた

前述したように、バイオリンは弦と弓毛の「ケバ」の摩擦を利用して音を出しています。

そのため、演奏中は独特の引っかかりを感じると思いますが、これが正常です。ツルツルした状態になったと感じたらなるべく早めに交換するようにしましょう。

毛替えをするにはどうしたらいい?

毛替えをするにはどうしたらいい?

残念ながら弓の毛替えは自分で行うことができません。これはどんなプロのバイオリニストにも同じことがいえます。

毛替えをしてくれるのは、楽器店やバイオリンを購入した工房などです。「毛替えをしたい」と依頼すれば、すぐに対応してもらえます。

しかし、

毛替えをしたいけど……どのくらいの費用がかかる?

来月発表会があるのだが……何日くらいかかる?

など、金額や日数に関する疑問をお持ちになっている方もいらっしゃるかと思います。

ここでは金額の目安や日数についてもお伝えしたいと思います。

費用

まず費用ですが、使用する毛のランクによって上下します。

最高級のものに「イタリア産」がありますが、こちらは1万円以上が相場となります。決して安い金額ではありませんが、耐久性があり、ダイナミックかつ華やかな音色が特徴とされています。

次に「日本産」ですが、こちらは8,000円以上が相場となっています。ハリのあるしっかりした音色、比較的「伸びにくい」という特徴を持ちます。

そして、価格帯に差がないといわれているのがカナダ産、シベリア産です。これらは7,000円以上が相場となっており、カナダ産は「サラサラとした毛質」、シベリア産は「柔らかく、しなやかな毛質」が特徴とされています。

繊細な音色を求めるのであればカナダ産、日本産に近い毛質を求めるならシベリア産がおすすめですが、自分の好みを見つける、という意味では「両方使ってみる」のもおすすめです。

なお、モンゴル産はスタンダード、デラックス、スペシャル、とランクが分かれています。スタンダードの場合約5,000円、デラックスで約7,000円、スペシャルで約9,000円と価格にも差が出ています。

初心者の方は、「定番」とされるスタンダードを選び、徐々にランクを変えていくというのも一つの方法です。

日数

最後に日数ですが、これはお店によって大きく異なります。

当日対応してもらえる場合もあれば、数日の預かり対応となる場合もありますので、毛替えをする場合は時間に余裕を持ったうえで、必ずお店に確認をするようにしましょう。

まとめ

まとめ

いかがでしょうか。今回はバイオリンの弓の毛替えについてまとめてみました。

なお、福ちゃんではバイオリンの買取に力を入れています。「バイオリンを買い替えた」などの理由で売却を検討される際は、ぜひ福ちゃんの無料査定をご利用ください。

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