マンドリンとは?種類や選び方・世界3大マンドリンブランドも

マンドリンとはイチジクを縦に割ったような形をした、ギターに似た弦楽器です。トレモロ演奏という、1つの音か複数の音を素早く反復させる奏法で演奏します。トレモロ演奏によるマンドリンの音色は哀愁があり、他の弦楽器にはないユニークな響きが楽しめます。トレモロ演奏さえマスターすれば、演奏に難しいテクニックは必要ないため、初心者の方も始めやすい楽器です。

当記事では、マンドリンの歴史や種類、選び方、世界3大ブランドについて解説します。マンドリンに興味がある方は、ぜひご覧ください。

マンドリンとは?

マンドリンとは?

マンドリンとは、イタリア発祥の弦楽器です。弦を弾いて音を出す、撥弦楽器に分類されています。弦を連続して弾き続けるトレモロ演奏によって、コロコロと長く響きわたる音色が特徴です。アンサンブルを組んだり、オーケストラを編成したりするほか、ブルーグラスやカントリーなどの音楽ジャンルでも演奏されています。

マンドリンの弦は8本あり、2本を同時に弾いて音を出します。ほかの弦楽器と同様、チューニングは欠かせません。マンドリンの指版には、フレットと呼ばれる金属板が入っているため、チューニングをすることで正確な音程を奏でることが可能です。チューニング音階は、G線がソ、D線がレ、A線がラ、E線がミとなっています。

マンドリンの歴史

マンドリンの歴史は古く、その起源は古代ペルシャ時代まで遡ります。マンダリンの祖先であるバルバットと呼ばれていた楽器がシルクロードを通って西へ伝わり、リュートという楽器に派生しました。1620年にイタリア・ヴェネツィアのパロッキ(Parocchia)によって、リュートから派生したマンドラを小型化して作成した楽器がマンドリンです。

マンドリンは、19世紀から20世紀にかけてイタリア王室のバックアップを受けて隆盛を極めます。プロの演奏家が次々と登場し、王室合奏団が創設されるほど人気を博しました。

マンドリンの音色は19世紀後半のアメリカでも人々の興味を集め、あらゆる種類の演奏に参加するようになります。しかし、第一次世界大戦後はヨーロッパ、アメリカともに衰退の一途を辿っています。

マンドリンの選び方

マンドリンを選ぶ際は、まず新品モデルか中古モデル、どちらを購入するかを決めるとよいでしょう。マンドリンは、手頃なものは10万円程度、高価なものは数百万円以上と、価格帯が幅広い楽器です。中古モデルを購入する場合は、楽器の状態を見極めるための知識が必要です。

予算も考慮して選びましょう。初期投資を抑えるなら入門レベルのマンドリンを購入し、手軽に練習をはじめるのも選択肢の1つです。ハイスペックの楽器を購入すれば、最初からレベルの高い音質が楽しめます。

マンドリン選びでは、メーカーと個人制作のどちらで購入するかも重要です。メーカーの場合は、ポリッシュやケースなどのアクセサリーをセットで購入できたり、ケアの詳細を教えてもらったりサポートが受けられます。個人制作の楽器を購入すれば、同じ作家の楽器でも質や音色に違いが生まれるため、個性的なマンドリンと出会える場合もあります。

マンドリンの種類|クラシックマンドリン・フラットマンドリン

マンドリンの種類|クラシックマンドリン・フラットマンドリン

マンドリンには、クラッシックマンドリン、フラットマンドリンの2つの種類があります。

クラシックマンドリン

クラシックマンドリンは裏側が丸くふくらんだマンドリンのことです。丸くふくらんだ形から奥行きを感じる音質が生まれます。裏側の材質は、明るい木目のメイプル材と、濃い茶色のローズ材が主流です。

本体の表板と一体化した構造のピックガードには、鼈甲や合成樹脂、木材などの装飾が施されています。弦に張りがあり、クラッシックギターと同じようにピックで連続して弾くトレモロ演奏に適しているタイプです。

ヘッドにはペグ(糸巻)が横に出ているナポリ型と、ペグが後ろ向きに出ているローマ型があります。

フラットマンドリン

フラッドマンドリンは、19世紀後半にアメリカへ渡ったマンドリンが、ギブソン創業者のオービル・ヘンリー・ギブソンによって改良が施され誕生しました。ギターのように平らな形のため、座って脚の上に乗せたときに安定する形状です。

サウンドホールはFホールで、ピックガードは別パーツとしてネジで取り付けられ、実用性が重視されています。ドラム、ベース、ギターという一般的なバンド編成や、フィドルやバンジョーが加わったカントリー音楽の編成など、バンド編成で演奏されるのが一般的です。

マンドリン属の種類|マンドラ・マンドロンチェロ

マンドリン属の種類|マンドラ・マンドロンチェロ

マンドリンには、バイオリン属のバイオリン、ヴィオラ、チェロと同じように、大きさや音域の異なる派生楽器が存在します。それぞれ中音、低音を担当し、マンドリンオーケストラでは欠かせない役割を担っています。

以下では、マンドリン属の楽器を2つご紹介します。

マンドラ

マンドラは、中音域を担当する派生楽器です。バイオリン属ではヴィオラにあたります。マンドリンよりひとまわり大きく、音量も豊かです。音域が人間の声域に近いため、深みのある音程を奏でられます。

マンドリンとともに主旋律を担当するほか、副旋律、独奏、伴奏と、幅広い役割をこなせる楽器です。マンドラには、マンドリンの1オクターブ下のマンドラ・テノーレと、ヴィオラと同じくマンドリンよりも5度下の調弦(CGDA)をもつ、マンドラ・コントラルトがあります。日本では、マンドラと言えば、主にマンドラ・テノーレを指します。

マンドロンチェロ

マンドロンチェロは、マンドローネやコントラバスとともに低音域を担当する派生楽器です。マンドセロとも呼ばれ、バイオリン属ではチェロにあたります。形状はラウンドタイプとフラットタイプの2種類があり、マンドラよりもさらに大きな形が特徴です。

調弦はマンドラの5度下で、CGDAのチューニングとなります。くっきりと力強く温かな音質により、マンドリンオーケストラの演奏会には低音としてかかせない楽器です。

世界3大マンドリンブランド

世界3大マンドリンブランド

マンドリンの世界3大ブランドはすべてイタリア発祥です。3大ブランドのマンドリンの音色はどれも素晴らしく、今も国内外のマンドリン製作者が研究を重ねる名器となっています。

ここでは、マンドリンの世界3大ブランドをそれぞれ紹介します。

ヴィナッチャ

ヴィナッチャは、マンドリンの故郷ナポリで生まれたブランドです。18世紀から続く老舗、ヴィナッチャ家が製造するマンドリンの評価は高く、統一イタリア王国の王妃も御用達でした。「マンドリンの父」と言われるカルロ・ムニエルもヴィナッチャ家の出身です。

エンベルガー

エンベルガーは、ローマ型マンドリンを代表するブランドとして知られています。木工作家の息子として生まれたエンベルガーは、ローマで楽器製作を学び、故郷アルピーノの工房で製作を開始します。19世紀後半には、ヴィナッチャによるマンデリンの改良に影響を受けながら、ローマ風マンデリンの演奏機能を向上させました。見た目の美しさも相まって、世界中で高く評価されました。

カラーチェ

現在も唯一製作を続けているブランドが、カラーチェです。注目を集めたのは1901年頃、ラファエレが工房を継いだときです。「カラーチェ一世」と呼ばれるほど演奏や作曲、出版と多方面で活躍し、製作面では今なお続くクラシコシリーズを考案しました。

まとめ

マンドリンとは、オーケストラやブルーグラス、カントリーなどのジャンルで演奏される、イタリア発祥の弦楽器です。

マンドリンを選ぶ際は、まず新品か中古を購入するかを決めるとよいでしょう。予算やメーカーを考慮することも大切です。またマンドリンには種類が2つあるため、種類選びも欠かせません。クラシックマンドリンは背面に丸みがあり、フラットマンドリンは背面がギターのように平面になっています。見た目や音の好みに合わせて、ぜひ自分に合った1本を見つけてください。

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