フルートの正しい【保管方法】と【注意点】とは

今回のテーマは『フルートの正しい保管方法』です。
「娘が学生時代に吹いていたフルート、最近は全然使っていない」
「実は正しい保管方法を知らない」
などに該当される方、ぜひ本コラムをご参照ください。
ここでは楽器未経験・初心者の方でもできる簡単な方法と注意点をお伝えしていきます。

高温・多湿・直射日光に注意!

まず、フルートの保管においてもっとも重要なポイントとなるのが「タンポの状態」です。

タンポは普段隠れている部品であるため、ご存知でない方も多いかもしれません。

ここで簡単に説明いたしましょう。

フルートは、「キイ」という金属のパーツを指で押さえたり離したりして音を奏でていますが、実はこのキイの下に「タンポ」と呼ばれる白っぽい紙のようなものが敷かれています。

このタンポはフルートの演奏に欠かせない部品のひとつです。

「良い音色を出せるかどうかはタンポにかかっている」といっても過言ではありません。

タンポの原料は紙やフェルト、動物の皮などであるため、乾燥が進めばタンポ全体が伸縮し、水分量が多い状態であると膨んでしまいます。

いずれにしても演奏に大きな影響を及ぼすことになるうえ、タンポをすべて交換するとなると、数万円といった費用が発生します。

のちほど紹介する「日ごろのお手入れ」をしっかり行い、使わないときには高温多湿を避けるようにしてタンポを守りましょう。

また湿気はフルート本体に錆びが発生する原因にもなります。

普段からジメジメした場所には置かないように心がけ、梅雨の時期、冬場に加湿器を使用しているときは置く場所を変えるなどの対策をするようにしましょう。

最後に直射日光についてですが、とくに木製のフルートを使用されている方は注意してください。長時間日光に当てると乾燥によるひび割れ・変色が発生します。

金属でできているフルートの場合、本体にはあまり大きな影響がないとされていますが、前述したタンポの乾燥に繋がる可能性があります。やはり注意するようにしてください。

日頃の保管方法について

普段から頻繁に演奏をされる方でも、ハードケースを使うようにしましょう。

ハードケースは楽器が傷つかないように、そしてある程度の湿気から守るような仕組みになっているので、基本的にはこのハードケースに入れていれば問題ありません。

「では、どのくらいの湿度にしたらいいの?」

と気になりますよね。

フルートの保管に適している湿度は35~60%、温度は15~25℃くらいが理想といわれています。

高温多湿な日本では上記の温度・湿度を保つのが難しいと思いますが、「楽器用湿度調整シート」というものも販売されていますので、こういったものを利用するとよいでしょう。

フルートは洋銀、銀(シルバー)、金、プラチナ、木材など、さまざまな材質で作られていますが、特に銀製のフルートは錆び・変色が起こりやすいといわれています。しっかり湿気から守るようにしてください。

日ごろのお手入れについて

ここで演奏後に行う日ごろのお手入れについてご紹介します。

菅の水抜き

演奏中たまった水分(唾)は放置すると、タンポの膨張、錆びなどの原因になります。
演奏後は「管の水を抜く」。これを徹底しましょう。

方法は、簡単です。

フルートを3つのパーツに分解し、それぞれの菅にガーゼを巻き付けたクリーニングロッド(フルート専用のお掃除棒のようなもの)を差し込み、水分を抜きます。

これは演奏後、毎回行うようにしましょう。

タンポの水抜き

演奏後、タンポは水分を含んでいます。専用のクリーニングペーパーをキイとタンポの間に差し込み、やさしくキイを抑え、ペーパだけを抜きます。

ポイントは優しく、そしてキイの押さえすぎに注意すること。

たまに「水分が溜まらないように……」と、キイをしっかり押してしまう方がいらっしゃいますが、その必要はありません。必要な油分までふき取ってしまう原因になります。

力加減がわからない、という場合は楽器店や有識者の方に聞いてみてください。

本体の拭き上げ

銀製のフルートは手の油脂が変色の原因に直結します。専用の「ポリシングクロス」を使って、優しく表面のみを磨きましょう。

なお、アルコールを使用する拭き上げは毎回行う必要はありません。どうしても気になったときにだけ使用するようにしましょう。

定期的に行うお手入れについて

下記のお手入れは月に一度程度行うのが理想です(演奏後、毎回行う必要はありません)。

キイにオイルをさす

フルートは金属でできているため、キイをスムーズに動かすための油分(オイル)が必要です。

演奏時、

「キイが動きにくい」

「カチカチと余計な音がする」

といった状態を感じた場合、それはオイル不足が考えられます。

オイルは必ず専用のもの、専用の容器のまま使ってください。ごくわずかの量で十分ですので、オイルをつけすぎないよう注意しましょう。

なお、この作業は加減が難しい内容となっていますので、初心者の方、楽器未経験の方は楽器専門店にお任せするようにしてください。

お手入れアイテムをご紹介

ここで、最低限持っておきたいお手入れ用品についてご紹介します。

【クリーニングロッド】

菅の水分を抜くための棒です。必ず持っておくようにしてください。

【ボリシングガーゼ】

クリーニングロッドに巻き付けるためのガーゼです。医療用ガーゼでも代用は可能ですが、なるべく薄いものを選ぶようにしてください。

【ポリシングクロス】

本体の拭き上げなどに使用します。銀製のフルートの場合、シルバークロスのほうがいいという意見もあります。これについては楽器店で相談してみてください。

【クリーニングペーパー】

タンポの水抜きに使用します。

【キイオイル】

キイの潤滑油です。楽器店、リペアショップに任せるという方は必要ありません。

日頃の保管方法について

普段から頻繁に演奏をされる方でも、ハードケースを使うようにしましょう。

ハードケースは楽器が傷つかないように、そしてある程度の湿気から守るような仕組みになっているので、基本的にはこのハードケースに入れていれば問題ありません。

温度は15~25℃、湿度は35~60%がおすすめですが、私たち人間が暮らしやすいと感じる環境を保っていただければ十分です。

長期間使用しない場合の保管方法

長期間演奏をしない方は、前述した「日ごろのお手入れ」と「定期的なお手入れ」をした状態で保管するようにしましょう。

そして、フルートに最適とされる「温度は15~25℃、湿度は35~60%」を保てる場所に保管することを徹底してください。

先ほどご紹介した「楽器用湿度調整シート」があれば、より安心です。

ご家族の楽器を保管されたいという方は、楽器専門店に長期保管を行う旨を伝えたうえでメンテナンスを依頼するようにしましょう。ご本人がメンテナンスを行うことが重要ですが、これが難しいという場合はプロの方にお任せするのがいちばんです。

フルートは美しい音色、見た目が人気の楽器です。

錆びたり、変色したりしてしまうと、もう元には戻せません。

これは楽器の価値を落としてしまうことにも繋がりますので、保管前のメンテナンスだけはしっかり行うようにしてください。

まとめ

いかがでしょうか。今回はフルートの保管方法についてご紹介しました。

たくさんお伝えしましたが、楽器は「演奏するのが一番のメンテナンス」です。普段から楽器に触れていることで、わずかな変化、不調に気付くことができます。

しかし、中には「演奏する時間が取れない」などの事情で売却をお考えの方もいらっしゃることでしょう。

そんなときは、福ちゃんの楽器買取をご検討ください。

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