今さら聞きにくい?ギターのメンテナンスと頻度について

ギターは繊細な楽器であるため、定期的なメンテナンスをするのが理想とされています。
しかし中には、「最近メンテナンスをしていない」「頻度がわからない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで本コラムでは、ギターの価値を損なわないようにするための『メンテナンスと頻度』についてご紹介します。

メンテナンスは必要?

メンテナンスは必要?

ギターに限らず、楽器はメンテナンスが必要です。

とくにギターは木材を使用しているため、季節、温度、湿気によって目には見えない微細な変化があり、張られた弦、音にも影響が現れます。例えば、「乾燥したギターは高音がカラリとしている」といわれていますが、その軽快さを好む人はあまり多くありません。

また、ギターの敵は乾燥です。音に変化が起こるだけでなく、ひび割れやネックの反りなどの不具合が発生することにもなりかねないため、常に保湿しておくようにしましょう。

逆に湿度が高い状態のギターはボディが重くなり、音がこもるといいます。とくにアコースティックギターはこの現象が起こりやすいといわれているため、保湿のしすぎにも注意が必要です。

また、弦が錆びたり、埃や汚れなどが溜ったりすれば、当然いい音を奏でることはできません。こういった細部は一度汚れが溜まると取れにくくなってしまうため、日ごろからお手入れ、メンテナンスするようにしましょう。

頻度は部位によって異なる

ギターはボディ、ヘッド、ペグ、ナット、ネック……など、さまざまなパーツで構成されています。ここではメンテナンスの頻度別にメンテナンス部位とその方法について解説していきたいと思います。

日常的なメンテナンスが必要な部位とその方法

日常的なメンテナンスが必要な部位とその方法

ギター全体

「全体?大変そう」と思われてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、ご安心ください。

意外に思われるかもしれませんが、「全体をギタークロスで拭く」ということも、立派なメンテナンスなのです。とくに、夏は要注意です。体中ににじんだ汗がギターに付着し、汗に含まれた塩分がギターの表面を変質させてしまうおそれがあります。

基本的には専用のギタークロスがおすすめですが、お持ちでない場合は綿100%の柔らかいTシャツ、メガネ拭きなどで対応しましょう。掃除用シートやキッチンタオルなどは細かい繊維が入り込んで不具合の原因になったりするので、くれぐれも使用しないようにしましょう。

方法は「優しく全体をなでるように拭く」。このときにひび割れになりそうな箇所がないかなどもチェックするとよいでしょう。

弦はクロスで1本1本包んであげるようにして、汚れをふき取ります。

夏場ではなくとも、人の指から出る皮脂が付着していますので、これらのお手入れは演奏終了後必ず行うようにしてください。

ポリッシュについて

ギター専用のお手入れ用品として「ボディ用ポリッシュ」が販売されています。ポリッシュは汚れを落とし、ツヤを出す効果があります。

毎度使用しなくても問題ありませんが、夏場は定期的に使用して磨き上げを行うことをおすすめします。なおポリッシュはクロスに吹きかけ、拭き上げます。直接ギターに吹きかけるものではないので注意してください。

また、ボディ以外の場所には使用しないでください。

数か月に1回メンテナンスが必要な部位とその方法

数か月に1回メンテナンスが必要な部位とその方法

ギターは弦が古くなったり傷んだりすると音が悪くなります。

しかし、「頻繁に弾いている」という方と「普段はあまり弾かない」という方とでは、張替のタイミングが異なります。

本コラムでは、たくさん弾く人には1か月に1回程度、あまり弾かない方には「1か月以上~状況に合わせて都度張り替え」をおすすめします。

なお、1か月未満の場合でも、「錆びている」「音がいつもと違う」などといった場合は張り替えが必要です。また弦が1本だけ切れている場合でも、6本すべてを交換することをおすすめします。

新しい弦と古い弦はコンディションが異なるため、こういう場合はすべての弦を交換するようにしましょう。

またこのときに普段拭きとれない部分のお手入れをしたり、オイルをつけたりするなどのメンテナンスをされることをおすすめします。

【弦の交換方法について】

弦の交換は下記のように行います。

はじめの頃は楽器屋さんや有識者の方に直接教えてもらうことをおすすめしますが、最近では動画サイトなどでもわかりやすく公開されていますので、そういったものも活用してみてください。

  • ・弦をゆるめる
  • ・ニッパーを使い、弦をカットする
  • ・弦をはずし、ナットにオイルをつける
  • ・新しい弦をブリッジに通す
  • ・ペグふたつ分を目安に弦をカットする
  • ・ストリングワインダーを使って弦を巻く

以上です。
必需品はニッパーと新しい弦、このふたつです。

ストリングワインダーは「あると便利」程度にお考えください。

指板

演奏中最も触れることが多い指板は1~3ヶ月に1回、専用オイルをつけてメンテナンスしましょう。この専用オイルは弦を張り替えるタイミングで行うという方が多いようです。指板の乾燥はひび割れの原因になります。

しっかりオイルを使って保湿を行うようにしてください。

フレット

指板上に打ち込まれたフレットも、日ごろの演奏によって汚れがたまっていく部分です。3か月に1回程度の頻度、もしくは弦の張り替えのタイミングできれいにしておきましょう。

お手入れの方法は専用のクリーナーをクロスにつけて、フレットを磨き上げます。一般的にはこのクリーナーが指板に付着しないよう、指板にマスキングテープを張ってからお手入れをする方が多いようです。

修理した方がいいケース

修理した方がいいケース

場合によってはプロにお任せしたほうがいい(修理したほうがいい)状態があります。ここではどういうときに「リペアショップ」を利用したほうがいいかご紹介します。

ネックの調整、折れ

新品のネックは真っ直ぐな状態ですが、演奏する人の癖や環境によって「反り」が生じます。

丁度いい「反り」をキープできればよいのですが、湿度の変化、長期間の保管などによって思わぬ「反り」が生じることもあります。

これら「反り」は六角レンチと呼ばれる器具で調整することが可能ですが、初心者の方や「手に負えない」と感じた場合は修理に出すことをおすすめします。

また完全に折れてしまっている場合、木工用ボンドなどでの修復は試みず、必ずリペアショップに持ち込むようにしてください。

ナットの交換

「ビビり」と呼ばれる振動音が鳴る場合やチューニングが安定しない場合、ナットに不具合がある可能性があります。

しかし、むやみやたらにナットを変えればいいというわけではありませんので、不調を感じる場合、自己判断が難しいはリペアショップに相談されるとよいでしょう。

フレットやサドルの交換

演奏のスタイル、表現方法を変えるなどの理由でフレットを交換する場合の「交換」もリペアショップで対応してくれます。

原因がよくわからないけど不調を感じる

不調の原因がわからないときはプロに相談するのが近道です。リペアショップでは必要な修理、費用などを詳しく教えてくれます。

たくさん弾くのが一番のメンテナンス

たくさんの弾くのが一番のメンテナンス

いかがでしょうか。
今回はギターのメンテナンスと頻度について紹介しました。いろいろとお伝えしましたが、ギターは「たくさん弾く」が一番のメンテナンスです。

ただし、「もう弾く予定がない」「誰かに売りたい」という方は福ちゃんの買取をご検討ください。

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