ベース初心者がやるべきことは?基礎練習方法も紹介

ベース(エレキベース)はバンドにおいて、低音部分を担う楽器であり、ドラムとともにリズムを司ることでも知られています。これからベースを始める方は、準備しておくものや、練習の方法などが気になるのではないでしょうか。

この記事では、ベース初心者が練習前に準備する道具や機材、知っておくべき基本情報を踏まえ、初心者が取り組みやすい5つの基礎練習の方法を紹介します。ベースの練習に楽しく取り組みたい、早く上達したいと考える方は、ぜひ参考にしてください。

1. ベース初心者が練習前にやるべきこと

ベース初心者が練習前にやるべきこと

ベースの練習には、ベース本体以外にもさまざまな機材や道具の準備が必要です。ここでは、ベースの練習を始める前に準備すべきものを紹介します。

チューナー鳴っている音を表示する機器
音の高さが合っているかを確認できる
アンプエレキベースの音を出すための機材
ベースから出た電気信号の音への変換や、音量・音質の調整を行う
シールドベースとアンプをつなげる機材
ベースケース楽器が傷ついたり汚れたりするのを防ぐために必要
お手入れ用品ベースのコンディションを保つのに必要
専用のクロス・ポリッシュなどがある
ピック弦を弾くための薄い板
音をはっきり出せる
ストラップ演奏中に楽器を支えるために使う

また、道具だけでなく、ベースの演奏のために前提となる知識も必要です。ここでは、本格的に練習を始める前にすべきことも併せて解説します。

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エレキベースの種類|選び方・主要メーカーも紹介!

ベースの各部位を覚える

ベースの各部位の名前は、教本やWebサイトなどでも頻繁に出てきます。練習・演奏・お手入れに必要な基礎知識となるので、必ず各部位を押さえておきましょう。

ネック弦が張られている棹の部分
一般的には左手で支える
ネックの長さは「スケール」と呼ばれる
指板(フィンガーボード)ネックの表面部分
ヘッドネックの先端
ペグヘッドに付属する、弦の一端を巻きつけておく部品
回すことで弦の張りを調整し、チューニングを行う
ナットヘッド近くで弦と弦の間隔を固定し、弦を支えている部品
ストリングガイドナットから弦が外れないようにするための部品
弦の張りを強くする効果もある
フレット指板に打ちつけられた、音程を決めるための金属製の部品
ボディ弦の振動を共鳴させる部分
ピックアップ弦の振動を電気信号に変換する部品
ボリューム・コントローラーベースからアンプへの出力を調整する
トーン・コントローラー音色を調整する部品
アウトプット・ジャックシールドケーブルを挿す部分
ブリッジ弦をボディに固定する部品
弦の高さ・オクターブの調整が行える
ストラップピン
(エンドピン)
ストラップを固定させる部品
ピックガード演奏時のピッキングによる傷からボディを守る板状の部品

弾き方を決める

ベースの弾き方は4種類に分かれています。本格的に練習に取り組む際には、いきなりすべての弾き方をマスターしようとするより、まずは1つの方法に絞って練習すると身につけやすくなるでしょう。

ベースの弾き方には次のような方法があります。

ピック奏法ピックで弾く方法
初心者にもおすすめ
指弾き指で弦を弾く方法
クラシカルな弾き方で、ピック奏法と並んで初心者におすすめ
スラップ奏法親指を弦に叩きつけるように弾く方法
タッピング奏法弦を弾くのではなく強く押さえる方法

まずはピック奏法や指弾きを身につけ、慣れてきたら他の奏法も試すのがおすすめです。

楽譜の読み方を学ぶ

楽器の演奏は基本的に譜面を読みながら行うため、譜面の読み方は必須の知識です。ベースの場合、ピアノなどの五線譜とは異なるタブ譜が使われます。ベースのタブ譜は、4本線に音符の代わりの番号が書かれたものです。4本線はベースの弦、番号はフレットに対応しており、直感的に分かりやすい楽譜となっています。

【ベース初心者向け】基礎練習方法

【ベース初心者向け】基礎練習方法

ベースに限らず、楽器の練習は動きを体に染み込ませることが大切です。ベースの演奏を上達させるためには、1日短時間でも、毎日練習を継続するほうが効率がよいと言われています。

ここでは、ベース初心者でも行える基礎的な練習を紹介します。いずれも短時間でもできる練習ばかりなので、上達スピードを上げるためにも習慣づけて、スキルアップを目指しましょう。

構え方の練習

楽器だけでなく、スポーツなどでも同様ですが、構え方には意味があります。正しく構えると、体に負担をかけずによい音が出しやすくなります。練習や実際の演奏のクオリティにも影響するので、正しい構え方を学びましょう。

ベースを構える際は、ネックを少しだけ前に出すことがポイントです。自分の体に水平に構えるのではなく、少しネックを前に出すことで、肘に余裕ができ、リラックスした構え方になります。

ボディ側の肘は、最初はボディに置いて構えるのがおすすめです。座った状態であれば脚で、立った状態ではストラップで固定されるので、肘を置いてもボディは下がりません。

正しくない構え方で練習を行っても、成果が出にくくなります。練習メニューはすべて正しい構えで行うように意識しましょう。

リズムトレーニング

ベースの主な役割は、ドラムとともにリズムを刻むことだといっても過言ではありません。リズム感はベーシストの生命線ですが、練習で鍛えられる能力でもあります。リズムを正しく刻めるように、リズムトレーニングを徹底しましょう。

リズムトレーニングにはメトロノームを使うのが基本です。ただし、メトロノームの音に合わせベースを鳴らすだけでは、音がないとリズムが取れなくなることもあります。自在にリズムを取れるようになるためには、練習を工夫することが必要です。

そこで、効果的な練習として、メトロノームが鳴らないタイミングで音を出す練習を取り入れましょう。裏拍を取る、メトロノームよりも細かく均等なタイミングで音を鳴らすなど変化を取り入れることでリズム感を鍛えられます。

指を動かす練習(クロマチック)

クロマチックとは半音階を意味する言葉です。音を一つひとつ順番に鳴らすことで、運指に慣れることができます。また、音の出し方の確認にもなるため、基礎を身につけるためには重要な練習です。

クロマチックの練習手順は次の通りです。

  1. ① 1フレット(もっともヘッド寄りのフレット)に人差し指を置く
  2. ② 人差し指から小指まで順番に、隣り合ったフレットを押さえながら弾く
  3. ③ 小指まで行ったら、今度は人差し指まで戻るように順番にフレットを押さえて弾く
  4. ④ 1往復したら、次は隣のフレットに人差し指を移し、人差し指から小指まで1往復する
  5. ⑤ 1本の弦で、もっともボディ寄りの12フレットに小指が到達するまで同じ動きを繰り返す

クロマチックでは、表の一連の動きを、すべての弦で順番に行います。一見簡単な練習ですが、最初はスムーズに行うのは難しいでしょう。1フレットずつずらしながらすべての弦で行うため、練習量も決して少なくはありませんが、ベースに慣れるためにはもってこいの練習法です。

ルート弾き

ルート音とは、コードの中でもっとも低い基本の音を指します。コードがCであればルート音はC、Amであればルート音はAとなります。基礎練習の中ではやや実践寄りの練習です。

ルート弾きの練習には、コードが書かれた練習曲の楽譜が必要です。楽譜に沿って、ルート音をリズミカルに鳴らします。

初めはメトロノームを使ってゆっくり行い、ミスがなくなったら少しずつスピードアップしていくのがおすすめです。慣れてきたら実際の音楽に合わせて弾いてみると楽しく練習できるでしょう。

ピッキング練習

ピッキングは、ピック奏法を行うための練習法です。初心者は弦を押さえることに気を取られがちですが、きれいな音作りにはピッキング練習が欠かせません。

ピッキングには上から下にピックをおろすダウンピッキングと、下から上にあげるアップピッキングの2通りがあります。最初はダウンピッキングから始めて、慣れてきたらアップピッキングも取り入れましょう。最終的にはアップとダウンを交互に繰り返すことを目標とします。

ベースで安定感のあるリズムを刻むためには、音ムラなく弾く技術が必要です。ピッキング練習では、音ムラをなくすためにすべての音を同じ強さで音を鳴らすことを意識しましょう。

まとめ

ベースを始める際は、本体以外にもアンプ・チューナー・シールドなどの道具を揃える必要があります。また、ネックやヘッドなどの部位の名前や弾き方の種類、タブ譜の読み方なども知っておくとよいでしょう。弾き方は、初心者の場合ピック奏法や指弾きから始めるのがおすすめです。

ベースの上達には、練習が欠かせません。短い時間でも、毎日練習を継続することが大切です。正しい構え方で、リズムトレーニングや運指の練習の他、ルート弾きやピッキング練習を行うとよいでしょう。

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