アコースティックギターとクラシックギターの違いを8つ紹介!

ギターには、見た目や弦の素材・構造・音の出し方などによって、さまざまな種類があります。

その中でも、アコースティックギターとクラシックギターは見た目が似ており、アンプを使わずに演奏できるという共通点があります。

当記事では、「アコースティックギターとクラシックギターの違いや見分け方」、どちらの楽器が初心者向きかなどについてご紹介します。

ギター選びにお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

アコースティックギターとクラシックギターの違い・見分け方

アコースティックギターとクラシックギターの違い・見分け方

アコースティックギターとクラシックギターは、いずれも電気やアンプを使用せずに演奏するギターです。

どちらも一見同じようなギターですが、さまざまな違いがあります。

以下では、アコースティックギターとクラシックギターの違いを8つ解説いたしますので、ぜひ参考にしてください。

1. 使用する弦の種類
2. ヘッドの糸巻き部分の構造
3. ネックの太さ
4. ブリッジの構造
5. ボディの構造
6. 音色
7. 演奏方法
8. 演奏する曲のジャンル

1. 使用する弦の種類

アコースティックギターとクラシックギターは、使用する弦が異なります。

アコースティックギターには、スチール製の弦を使用することが一般的です。

そして、クラシックギターは現在、主にナイロン製の弦を使用します。

クラシックギターは、乾燥させた羊の腸で作ったガット弦を使用していたことから、ガットギターと呼ぶことも。

ただし、アコースティックギターにナイロン弦を使用する場合もあるため、ナイロン弦であってもクラシックギターとは限りません。そのため、弦だけでどちらかを判別するのは難しいでしょう。

また、アコースティックギターの弦についてさらに詳しく知りたい方は、下記の記事も併せてご覧ください。

▶︎ アコースティックギターの弦の種類や選び方・張り替え方を解説!

2. ヘッドの糸巻き部分の構造

ギターのヘッドには、弦を巻きつけて固定するための糸巻きが備わっています。ヘッドの糸巻き部分の構造は、ギター初心者でも違いがわかりやすい要素の1つです。

糸巻きには、弦を巻きつける部分と、糸巻きを調節するつまみがあります。

アコースティックギターの糸巻き部分は、ヘッドの前面に垂直に取りつけられ、つまみはギターの背面から左右に伸びています。

一方、クラシックギターは、ヘッドに2本のスロット(細長い溝)がある点が特徴です。

クラシックギターの糸巻きはスロットの内側にあり、つまみはギターの背面に向けて取りつけられています。

3. ネックの太さ

アコースティックギターとクラシックギターは、ネックの太さにも違いがあります。

アコースティックギターのネックの幅は42~43mm、クラシックギターは51~52mmの範囲に収まることが一般的です。

クラシックギターのほうが、アコースティックギターより1cmほど広く作られています。

ただし、1cm程度の違いでは単独で見ただけでは判別しにくいため、アコースティックギターとクラシックギターを並べるか、実際に握ってみるとわかりやすいでしょう。

4. ブリッジの構造

ブリッジは、ヘッドから引っ張った弦をボディ側で固定するパーツです。

そして、アコースティックギターとクラシックギターでは、ブリッジの構造や弦の固定方法が異なります。

アコースティックギターは、穴に通した弦をブリッジピンで押し込むように固定します。

一方、クラシックギターのブリッジは弦を直接巻きつけて固定する仕組みです。

ブリッジの構造や弦の固定方法は一目でわかるため、アコースティックギターとクラシックギターを見分ける際は、ヘッドと併せて注目してみましょう。

5. ボディの構造

アコースティックギターとクラシックギターは、ボディの構造にも大きな違いがあります。

アコースティックギターは、音を大きく響かせるために、クラシックギターよりも大ぶりに作られているものが多いです。

さらに、アコースティックギターはスチール弦を使用するものが多く、ボディが傷つきやすい性質があります。そのようなボディの強度を高めるため、頑丈にも作られています。

また、サウンドホールの周りには、ピックガードが付いているものがほとんどです。

一方、クラシックギターのボディは柔軟で、表面板などの塗装も薄い傾向にあります。

さらに、座って演奏するクラシックギターにはストラップピンがありませんが、アコースティックギターは立って演奏する場面も多いため、ボディの先端にストラップピンが備わっています。

6. 音色

アコースティックギターとクラシックギターは、素材や構造の違いによって、音色に明確な違いがあります。

アコースティックギターは、スチール弦を使用することで、華やかで力強い音を奏でることができます。また、ボディが大きく、空気室が広いため、力強い音量と響きも特徴です。

クラシックギターは、ナイロン弦を使用することで、柔らかく温かみのある音を奏でることができます。また、ボディが小さく、空気室が狭いため、繊細な音色や表現力も特徴です。

7. 演奏方法

アコースティックギターとクラシックギターでは、演奏姿勢や弦の弾き方にも違いがあります。

演奏時、アコースティックギターは立って演奏することもある一方で、クラシックギターは座って演奏するのが基本です。

また、アコースティックギターは弦を鳴らす際に硬いスチール弦を鳴らす必要があるため、ピックで弦を弾きます。

しかし、クラシックギターは基本的に指弾きで演奏します。

8. 演奏する曲のジャンル

演奏方法や音色の違いから、アコースティックギターとクラシックギターでは、それぞれ得意とする曲のジャンルが違います。

アコースティックギターは、ピック弾きでシャープな音が出るため、ソウルやブルース・ロック・フォークソングなどのジャンルと相性がよいです。また、音量が大きいため、弾き語りにも適しています。

さらに、バンド演奏では、はっきりとした音を生かして、楽曲の魅力をより引き出すことができます。

クラシックギターは、文字通りクラシック音楽の演奏に最適です。

また、ボサノヴァやタンゴのようなラテン系の音楽にも向いているため、ギター同士の二重奏・三重奏でやわらかい音色を生かした演奏を得意とします。

初心者にはアコースティックギターとクラシックギターどちらがオススメ?

初心者にはアコースティックギターとクラシックギターどちらがオススメ?

アコースティックギターもクラシックギターも、コードを弾いて伴奏をつける程度であれば、そこまで演奏は難しくありません。

ギター選びの際は自分の好きな楽曲や演奏方法などに合わせて考えましょう。

ここでは、それぞれのギターに向いている方の特徴をご紹介します。

アコースティックギターがオススメな方の特徴

アコースティックギターは、はっきりとした音色と豊かな音が特徴です。そのため、弾き語りや伴奏など、歌の伴奏をするのに適しています。

また、バンド演奏でも、ボーカルやほかの楽器の音に負けない存在感を発揮できます。

さらに、アコースティックギターにはピックガードが付いているため、ギター本体の見た目が華やかなものが多いです。

演奏で目立ちたい方も、アコースティックギターがオススメです。

クラシックギターがオススメな方の特徴

クラシックギターは、ギターソロにチャレンジしたい方にオススメです。

テクニックが身に付けば、指弾きならではの細かな表現を生かし、表情豊かな演奏ができるでしょう。

また、複数人での演奏を考える場合や、バンドではなくギターのアンサンブルを楽しみたい方も、クラシックギターが向いています。

クラシックギターの柔らかい音色は、ほかの楽器の音色とも相性がよく、重なり合うことで、より豊かなハーモニーを生み出すことができます。

さらに、クラシック音楽でよく使用されるようなフルートやクラリネット、バイオリンといった管弦楽器と併わせて演奏したい方も、クラシックギターがオススメです。

まとめ

アコースティックギターとクラシックギターは、弦やネックの太さ、ブリッジやボディの構造などが異なっており、音色にも違いがあります。

アコースティックギターは主にスチール弦を使用し、大ぶりな構造によりシャープで激しい音が魅力です。

さらに、アコースティックギターはより強くはっきりとした音が出るため、ボーカルやバンド演奏で存在感を失わず、ソウルやブルース、ロック、フォークソングなどの演奏に向いています。

そして、ナイロン弦を使用するクラシックギターは、指弾きならではの柔らかい音が特徴です。

柔らかい音を生かしたクラシックギターは、ギターソロやアンサンブル、管弦楽器と合わせたクラシックやボサノヴァの演奏に向いています。

以上を踏まえ、自分に合ったギターを選ぶためには、アコースティックギターとクラシックギターの見分け方を事前に知っておきましょう。

また、下記の記事では、「アコースティックギターとエレキギターの違い」についてもご紹介しております。ぜひ当記事と併せてご覧ください。

▶︎ アコースティックギターとエレキギターの違いと共通点を紹介!

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