貴金属に「黒ずみ」が発生してしまう原因&対処方法とは?黒ずみを防ぐポイントも解説!

今回は、貴金属ジュエリーを愛好する方にとって最も注意すべきことのひとつである「黒ずみ」をテーマにお送りします。
久しぶりに着けてみようかしらと取り出してみたジュエリーの輝きが、何だか冴えない感じ……。
よくよく見てみると、ジュエリーの輝きをむしばむ「黒ずみ」が!

この黒ずみ、そもそもどんな原因で発生してしまうものなのでしょうか?
また、黒ずみができないようにするためには、どんな点に注意して保管すればいいのでしょうか?
そして、発生してしまった黒ずみを除去するために、何かできることはないのでしょうか?
気になるポイントをまとめてみたので、ぜひチェックしていただきたいと思います!

貴金属に黒ずみが!その原因とは?

ゴールドやシルバーの輝き……その美しさで人々を魅了し、身につける人の気持ちを引き立たせてくれるものですが、時として、その輝きが損なわれてしまうことがあります。

そう、「黒ずみ」によって。

まばゆく輝いているべき貴金属ジュエリーに、汚点のような黒ずみがあらわれてしまうと、それだけで美しさが損なわれ、価値が下がってしまうような感じがしてガッカリしてしまうと思います。

そんな黒ずみ、そもそもなぜ発生してしまうものなのでしょうか。

ここでは、黒ずみのメカニズムについて簡単に解説したいと思います。

主な原因は「硫化」

貴金属の黒ずみは、専門用語でいうところの「硫化」という現象が原因で起こるパターンが一般的です。これは、貴金属の表面に「硫化水素」という硫黄と水素の無機化合物が付着して化学反応を起こすことを意味します。

硫化水素というと、何だか物々しい響きがあるので特殊な物質のような感じがするかもしれませんが、実はありふれた存在であり、空気には微量の硫化水素が含まれています。

酸素や窒素、二酸化炭素といった空気を構成する物質よりも重い性質を持っているので、地面に近いところに多く存在しているという特徴があります。

部屋の中では、特に換気が十分でないところにたまりやすいようです。

私たちの身近で最も感じることが多いのは硫化水素の「ニオイ」です。硫化水素は硫黄と水素の化合物ということで、硫黄が多く含まれる温泉などでたくさん発生します。

温泉地の独特の香りは「硫黄のニオイ」と表現されることがありますが、正確には「硫化水素のニオイ」です。

温泉のほかに火山などでも発生することがありますが、そのような特別な場所以外でも、植物性・動物性バクテリアが分解する際に発生し、空気中に微量に含まれることになります。

そして、私たち人間の皮膚にも硫化水素が微量に含まれています。そんな空気中や皮膚上の硫化水素が貴金属と化学反応を起こしたとき、黒ずみという現象が発生します。

ただし、貴金属そのものに何か深刻なダメージが生じたというわけではありません。

確かに指でこすった程度では取れないことがほとんどですが、きちんと対処すれば黒ずみは除去され、貴金属はもとの輝きを取り戻すことができます。

金は硫化しづらいが……

本来、貴金属の中でも金は硫化水素によって変色しない性質を持っていますが、金製品の多くは銀、銅などの別の金属を混ぜたものになっているのが一般的です(金は硬度が低いため、強度を高めるために他の金属を混ぜています)。

そんな銀、銅などの「金以外の貴金属」が硫化水素との化学反応によって変色し、黒ずみが発生してしまうことがあります。

黒ずみを防ぐための注意点

貴金属ジュエリーの見た目を損なう黒ずみは、日々の注意で発生を防ぐことができます。

そのための方法にはどのようなものがあるのか、見てみましょう。

使用後はこまめにお手入れする

すでに紹介したように、黒ずみの原因は主に「硫化」であり、硫化水素が付着することによって起こります。

そこで、ジュエリーを使用したあとは表面に付着している硫化水素をしっかり落とし、黒ずみが発生しないようにお手入れすることが重要です。

具体的には、

・柔らかい布でしっかり拭き取る
・汚れが気になるときなどはぬるま湯につけてから拭き取る

といったことが挙げられます。

密閉性の高い場所で保管する

空気に触れる場所に長時間放置していると、黒ずみが発生する可能性が高まります。

また、硫化水素が含まれる合成ゴムや洗剤などの近くに放置していると、より硫化の可能性が高まるので注意する必要があります。

理想的なのは、密閉性の高い場所でしっかり保管することです。長期間使用しない場合などは、ジップロックに入れておくのがおすすめです。

黒ずみがある場合の対処方法

さて、黒ずみを発生させないための方法については上記の通りですが、「すでにできちゃったのはどうすればいいの?」という方もいらっしゃるでしょう。

そんな場合は、ここで紹介する「黒ずみの対処方法」を参考にしてみてください。

身近にあるもので、黒ずみをきれいに除去することが可能です。

歯磨き粉で磨く

いちばん簡単なのが、歯磨き粉で磨くという方法です。

歯磨き粉を歯ブラシにつけてこするだけ」というシンプルな方法で、黒ずみを除去します。歯磨き粉に含まれる研磨剤が黒ずみの部分をこそげ落とし、貴金属の本来の輝きを取り戻してくれるでしょう。

ただし、柔らかい性質を持つ金の場合は研磨剤で細かいキズがついてしまう可能性があるのであまりおすすめできません。

また、毛が固いタイプの歯ブラシを使用するのも、同じく表面にキズをつけてしまう可能性があるので要注意。気になる場合は、柔らかい布に歯磨き粉をつけて磨いてみましょう。

炭酸水につけておく

こちらもまた、簡単で、なおかつお手軽な方法といえます。
コップなどに入れた炭酸水に黒ずみが目立つ貴金属ジュエリーを投入し、一晩ほど置きます。

炭酸水に含まれる炭酸ガスが、貴金属の表面の黒ずみを落としてくれます。

中性洗剤で洗う

家にある中性洗剤(食器洗い用の洗剤などでOK)をぬるま湯に垂らして溶かし、その中に貴金属を入れておきます。炭酸水と同じく一晩ほどつけ置きしておくと、黒ずみを落とすことができます。

また、軽い汚れ程度なら、その場でぬるま湯につけながら指でこすることで落とすこともできます。

耐熱皿+アルミホイル+重曹で除去する

こちらは、やや準備が必要な方法です。
まずは耐熱皿にアルミホイルを敷き、黒ずみができた貴金属を置きます。

そのうえから小さじ1杯ほどの重曹をふりかけ、さらに熱湯をかけます。

熱湯は、温度が高ければ高いほど効果が高いとされているので、くれぐれもやけどに気をつけつつ、ぐつぐつになったやつをかけてみましょう。そのまま5分ほど待つと、その間に黒ずみは除去されます。

黒ずみ除去はくれぐれも無理はしないこと!

複雑で繊細な模様が刻まれている貴金属の製品の場合、黒ずみを取ろうとしてかえって傷つけてしまう可能性もあるので、くれぐれも「無理はしない」ということを心がけていただきたいと思います。

自分で対処する方法としては、すでに解説したようなさまざまな方法があるわけですが、たとえば歯磨き粉を使ってこする場合もなかなか取れないからといって無理やりこするのはNGです。

キズがついてしまうばかりか、貴金属製品の価値を下げてしまうことにもつながります。

福ちゃんでは、状態の良しあしにかかわらず査定させていただくことが可能です。

「ちょっと黒ずみがあるんだけど自分でいろいろやると傷つけそうで心配……」という場合は、ぜひそのままお声がけいただければと思います。

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