- 切手
- 2023.08.17
【中国切手】雲南のツバキの種類や特徴、小型シートの市場価値や買取について解説
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目次
「雲南のツバキ」記念切手とは
「雲南のツバキ」は1979年11月10日に中国で発売された枚数限定の記念切手です。
植物のツバキ(椿)をモチーフにした切手で、中国国土の豊富な植物資源を広く宣伝する目的で発行されました。
雲南省は中国の南西部に位置しており、生物多様性が非常に豊かな地域です。その中でも、ツバキは雲南省の象徴的な植物の一つとして知られています。
この雲南省には多くのツバキの原種や変種が自生しており、多様な色や形の花を楽しむことが可能です。花の種類の多さや独自性は、海外からも高く評価されています。
また、ツバキは見た目の美しさだけでなく、ツバキを用いた茶や油の生産、さらに装飾や風水の目的での栽培など、さまざまな利用方法があるのをご存知でしょうか。
たとえば、一部のツバキの種子から油を絞ってとれる「ツバキ油」は、料理や美容にも使用されています。とくに美容においては、全身のケアに使えるマルチアイテムとして大人気です。
ほかにも、ツバキの花形や美しさは観光地の魅力として、雲南省を訪れる人々の心を癒やしています。そのような雲南省内には、ツバキをテーマにした公園や植物園があり、多くの観光客が訪れることでも有名です。
「雲南のツバキ」記念切手の特徴やデザイン
雲南のツバキ切手は、さまざまな品種のツバキが勢ぞろいしたバラエティ豊かな中国切手です。
全10種類で構成される切手のデザインテーマは、それぞれ以下のようになっています。
・菊弁(額面4分、発行枚数750万枚)
・獅子老(額面8分、発行枚数1,500万枚)
・金花茶(額面8分、発行枚数1,500万枚)
・小桂葉(額面10分、発行枚数500万枚)
・童子面(額面20分、発行枚数500万枚)
・大瑪瑙(額面30分、発行枚数200万枚)
・牡丹茶(額面40分、発行枚数200万枚)
・紫袍(額面50分、発行枚数300万枚)
・六角恨天高(額面60分、発行枚数250万枚)
・柳葉銀紅(額面70分、発行枚数250万枚)
赤色や黄色、ピンク色といったカラフルな色合いの切手がセットになっており、眺めていても飽きることのない品種の多さが魅力的です。
また、切手の額面や発行枚数にバラつきがあるのも、雲南のツバキ切手の特徴だといえるでしょう。
▼中国切手「雲南のツバキ」の詳細
・発行日:1979年11月10日
・額面:4分〜70分(※100分=1元)
・切手デザイン:全10種類
・発行枚数:200万枚〜1500万枚
雲南のツバキ小型シートは枚数も少なく希少性が高い
雲南ツバキ切手には10種類の限定切手のほかに、小型シートも同日発売されています。
こちらは額面が「2元」の横長切手が中央に一枚ほど収められた小型シートです。発行枚数も「25万枚」と非常に少なくなっています。
小型シートに描かれているツバキは「宝珠茶」です。濃赤に輝く色合いの椿で、花芯が突出して円球形の花冠をつくる姿が特徴的な非常に美しいツバキです。
▼中国切手「雲南のツバキ小型シート」の詳細
・発行日:1979年11月10日
・額面:2元
・形状:小型シート
・発行枚数:25万枚
「雲南のツバキ」は小型シートの方が買取価格(市場価値)も高い!?
買取価格や市場相場にフォーカスすると、雲南ツバキ小型シートは10種の雲南ツバキ切手よりも高値で取引されている傾向にあります。
これは、小型シートの発行枚数が少ないことも価値に影響しています。
ただし、中国切手は切手の状態で価値が変わりやすいため、同小型シートがすべて高値で取引されているわけではありません。
もし高く売りたいとお考えの際は、切手を良い状態で保てるように保管しておき、中国切手の価格が高騰しているタイミングで買取に出すようにしましょう。
福ちゃんでは、雲南ツバキ小型シートの買取実績も豊富ですので、お手元の中国切手コレクションを高く手放したい場合には福ちゃん買取査定サービスをご活用ください。
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まとめ
中国雲南のツバキは200以上の種や亜種が存在するとされており、これは世界のツバキ種の約半数に匹敵する豊富さです。
一方、日本でもツバキは万葉集や日本書紀にも関連する記述があるなど、古くから人々に親しまれてきた花です。
雲南を代表する花であるツバキがモチーフの中国切手「雲南のツバキ」は見た目を楽しめるうえに、小型シートは希少性が高い記念切手でもあります。
小型シートは状態が良ければ高価買取も見込めるため、査定に出して一度その価値を確かめてみるのもオススメです。