- 切手
- 2026.08.26
国際文通週間切手でプレミアが付く銘柄とは?買取相場と高く売る3つのポイント

【記事のポイント】
- ✅国際文通週間切手の中には、初期銘柄の「東海道五十三次シリーズ」をはじめ、プレミア価格で取引されるものがある
- ✅発行年や保存状態によっては、額面を上回る価格で取引されるケースも珍しくない
- ✅国際文通週間切手を高く売るには、シートから切り離さず、折れ・汚れ・色あせを防いで良好な状態を維持することがポイント
国際文通週間切手の中には、発行年や希少性、保存状態によって、額面を上回る「プレミア価格」で取引される銘柄があります。ご自宅の切手アルバムやご家族から譲り受けたコレクションの中に国際文通週間切手がある場合、思わぬ価値を持つ銘柄が含まれているかもしれません。
しかし、「どの銘柄にプレミアが付くのか」「手元の切手はいくらで売れるのか」と疑問を感じている方も多いでしょう。そこでこの記事では、国際文通週間切手の中でもプレミアが付いている代表的な銘柄や買取相場、高く売るためのポイントを分かりやすく解説します。
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国際文通週間切手とは?

国際文通週間切手とは、世界の人々が手紙のやりとりを通じて文化交流を深め、世界平和に貢献することを目的に発行されている特殊切手です。1957年の第14回万国郵便大会議で設定された国際文通週間にちなみ、日本では1958年以降、毎年10月初旬頃に国際文通週間切手が発行されるようになりました。
国際文通週間切手の図案には、歌川広重の『東海道五拾三次』や葛飾北斎の『冨嶽三十六景』をはじめ、浮世絵や日本画など、日本の文化を象徴する作品が採用されているのが特徴です。
芸術性の高さから国内外のコレクターに人気があり、初期の銘柄や保存状態の良いものは、プレミア価格で取引されるケースもあります。
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プレミア切手といわれる東海道五十三次シリーズ

国際文通週間切手の中でも、プレミアが付きやすいとされているのが1958年から1962年までに発行された「東海道五十三次」の以下5銘柄です。
- 1958年「京師」
- 1959年「桑名」
- 1960年「蒲原」
- 1961年「箱根」
- 1962年「日本橋」
各銘柄の特徴や買取相場の目安を見ていきましょう。
1958年「京師」
「京師」は、日本で最初に発行された国際文通週間切手です。歌川広重の『東海道五拾三次之内 京師 三条大橋』が図案に採用され、世界的な注目を集めました。当初は1958年の1回だけ発行される予定でしたが、好評を博したことから毎年発行されるようになったといわれています。
「京師」とは京都を意味する言葉であり、切手には東海道の終着点である京都の三条大橋を渡る人々と、その周辺の風景が描かれています。シリーズ最初の銘柄という歴史的な位置付けもあり、現在もコレクターから注目されている切手です。
買取相場は1枚約130円、シートでは約6,500円が目安です。ほかの初期銘柄と比べると市場価値はそこまで高くない傾向がありますが、未使用シートや保存状態の良いものは額面を上回る査定が期待できます。
1959年「桑名」
「京師」に続く2作目の国際文通週間切手として登場したのが、1959年に発行された「桑名」です。桑名宿は、東海道五十三次における42番目の宿場です。切手には、宮宿から約7里の海路を渡って桑名へ到着する船が描かれており、当時の桑名が水上交通の要所として栄えていた様子がうかがえます。
発行枚数は約800万枚と比較的多いものの、初期の国際文通週間切手としてコレクターから高い人気を集めています。買取相場は、1枚約700円、シートでは約35,000円が目安です。
1960年「蒲原」
1960年に発行された「蒲原」は、国際文通週間切手の3作目にあたる切手です。豪雪に包まれた蒲原宿(現・静岡市清水区)の静けさを情感豊かに描いた図案が、多くのコレクターを魅了してきました。なお、実際の蒲原は比較的温暖な気候に恵まれた地域であり、広重が想像力を働かせて生み出した雪景色と考えられています。
「蒲原」が人気を集める理由の一つは、初期シリーズの中でも発行枚数が少ないことです。前年の「桑名」や前々年の「京師」の800万枚に比べて発行数は500万枚と300万枚少なく、初期銘柄の中でも相対的に希少性が高いことから、プレミア価値が高まっています。
買取相場は1枚約200円、シートでは約10,000円が目安です。
1961年「箱根」
1961年に発行された「箱根」は、シリーズ4作目の切手です。歌川広重の『東海道五拾三次之内 箱根 湖水図』に描かれた箱根宿を題材としており、険しい山道を進む大名行列と、その奥に広がる芦ノ湖や富士山が印象的に描かれています。シリーズの中でも人気の高いデザインです。
箱根は、古くから交通の要衝として栄えた場所です。知名度の高い題材であることも、この切手の人気を支える理由の一つといえるでしょう。
買取相場は1枚約400円、シートでは約20,000円が目安です。
1962年「日本橋」
1962年に発行された「日本橋」は、歌川広重の『東海道五拾三次之内 日本橋 朝之景』をデザインに採用した切手です。参勤交代へ向かう大名行列が朝早くに日本橋を渡り、江戸を出立する様子が描かれています。
広重のベストセラーシリーズ『東海道五拾三次』の1作目であり、また、東海道の起点で江戸を象徴する日本橋を題材としていることが、初期シリーズの締めくくりにふさわしい一枚として高く評価されています。買取相場は1枚約400円、シートでは約20,000円が目安です。
人気が高いその他の国際文通週間切手

「東海道五十三次シリーズ」以外にも、国際文通週間切手には人気が高い銘柄が存在します。
ここからは、代表的な銘柄を6種類挙げ、デザインの特徴や買取相場の目安を紹介します。
- 「冨嶽三十六景」シリーズ
- 大和絵
- 日本人形
- 錦絵
- 歌舞伎役者
- 絵巻物
「冨嶽三十六景」シリーズ
葛飾北斎の代表作を題材とした「冨嶽三十六景」シリーズは、1963年から1969年まで毎年1種類ずつ発行された国際文通週間切手です。「神奈川沖浪裏」「保土ヶ谷」「三坂水面」「隅田川関屋の里」「甲州石班沢」「尾州不二見原」「甲州三島越」の全7種類があり、額面は40円と50円の2種類です。
特に注目されているのが、初年度に発行された「神奈川沖浪裏」です。世界的に知名度の高い浮世絵を採用した図案で、プレミア価値が期待できる銘柄として人気を集めています。買取相場は1枚約30〜180円、シートでは約1,000円が目安です。
他の6種類は、保存状態によっては額面に近い査定となる傾向があります。
大和絵
大和絵を題材とした国際文通週間切手は、1973年から1981年まで発行されたシリーズです。大和絵は、平安時代に発展した日本独自の絵画様式で、繊細な筆遣いや優美な色彩が特徴とされています。
シリーズには、「群鶏図(1973年)」「松鷹図(1974年)」「孔雀葵花図(1975年)」「鳶烏図(1976年)」「花鳥図(1977年)」「山鳥図(1978年)」「深山大沢図(1979年)」「鶴図(1980年)」「双鳩図(1981年)」の全9種類があり、額面は50円・100円・130円の3種類です。
中でも1981年発行の「双鳩図」は、狩野山楽の代表作をもとにした図案で人気が高く、シリーズを代表する一枚として知られています。買取相場はシートで約1,300円が目安です。
日本人形
日本人形を題材とした国際文通週間切手は、1982年から1987年まで発行されたシリーズです。
「遊楽(1982年)」「地久(1983年)」「瀞(1984年)」「清泉(1985年)」「大森みやげ(1986年)」「元宵観燈(1987年)」「宴の花(1987年)」の7種類があり、人間国宝の平田郷陽や堀柳女、鹿児島寿蔵らが手掛けた日本人形を図案に採用しています。繊細な表情や華やかで伝統的な衣装が印象的で、日本の伝統文化を味わえる切手として人気があります。
額面は130円が中心ですが、「宴の花」のみ150円です。額面が高い分、買取相場も他の切手よりも高くなる傾向にあり、シートで約1,300~1,500円が目安です。
錦絵
1970年から1972年までの国際文通週間切手には、明治時代の文明開化を描いた錦絵が毎年1作品ずつ採用されました。郵便制度や鉄道馬車、橋と蒸気船など、近代化によって変化していく東京の風景を伝える色鮮やかな図案が特徴です。
三代目歌川広重や歌川芳邨の作品をもとにデザインされており、「駅逓寮図」「東京鉄道馬車図」「永代橋之真景」の3種類があります。額面はいずれも50円で、買取相場は額面程度となるのが一般的です。
歌舞伎役者
歌舞伎役者を題材とした国際文通週間切手は、歌舞伎座創設100年を記念して1988年に発行されました。他の国際文通週間切手とは異なり、この年だけ発行された特別なシリーズです。
図案には、歌川国政による「岩井粂三郎の千代」(額面80円)と、歌川豊国による「三世市川高麗蔵の佐々木巌流」(額面120円)の2種類が採用されています。浮世絵師の筆致がそのまま切手に表現されており、伝統芸能と浮世絵の魅力を伝える切手として人気があります。
「三世市川高麗蔵の佐々木巌流」の買取相場は、1枚では額面程度ですが、10面シートでは約1,000円が目安です。
絵巻物
絵巻物を題材とした国際文通週間切手は、1989年から1993年にかけて発行されました。日本を代表する古典絵巻をデザインに採用しており、平安時代から鎌倉時代にかけて制作された名作の魅力を切手で楽しめます。
図案には、『源氏物語絵巻(「宿木」「竹河」)』『鳥獣人物戯画』『伴大納言絵巻』『平治物語絵巻』『三十六歌仙絵』が採用されています。額面は80円と120円の2種類です。
中でも1990年発行の「鳥獣人物戯画」切手は、日本最古の漫画ともいわれる文化財を題材にした人気の高い一枚です。買取相場は額面程度が中心で、シートでは約800〜1,200円が目安です。
国際文通週間切手の買取価格を上げるポイント

国際文通週間切手は、プレミア価値のある銘柄であっても、保存状態や売却先によって買取価格が変わることがあります。少しの工夫で買取価格が上がるケースもあるため、売却前には以下の3つのポイントを押さえておきましょう。
バラにせずシート状態のまま買取に出す
国際文通週間切手を高く売るためには、1枚ずつ切り離さずにシートのまま査定に出すことがポイントです。
シート切手は、目打ちや余白を含めた保存状態が評価されるため、バラ切手よりも高額査定が期待できます。特にプレミアが付いた「東海道五十三次シリーズ」の初期銘柄は、シートとバラとで査定額に大きな差が生じることがあります。
そのため、切手を保管する際は、目打ちが切れたり、シートに破れが生じたり、シートを折り曲げたりしないように注意しましょう。わずかな傷みでもバラ切手同様の扱いとなり、査定額が下がる場合があります。切手を取り出す際も表面や端を傷付けないよう、シート全体を丁寧に扱うことが大切です。
保存状態を良好に保つ
プレミア価値が期待できる国際文通週間切手でも、折れや破れ・シミ・色あせなどがあると、本来の価値より低く評価されることがあります。
劣化を防ぐためにも、直射日光や蛍光灯の光が当たらない、風通しの良い場所で保管しましょう。切手専用のストックブックに入れ、除湿剤とともに収納すると、湿気によるカビや変色の予防につながります。切手を取り扱う際は、指紋や皮脂の付着を防ぐために、先端が丸いピンセットを使うことも大切です。
また、セロハンテープで破れを補修したり、シミや汚れを水で濡らした布などで落とそうとしたりすると、かえって切手を傷める恐れがあります。そのため、切手の状態に問題があっても自分で手入れや補修はせず、そのまま査定へ出すのがおすすめです。
切手の専門知識がある買取業者に査定を依頼する
国際文通週間切手は、種類や発行年、保存状態によって価値が大きく異なります。プレミア価値のある銘柄も多いため、国際文通週間切手を少しでも高く売りたいなら、切手の市場価値を把握している買取業者へ査定を依頼することが大切です。
買取業者を選ぶ際は、以下のポイントを確認しましょう。
- 切手の買取実績は豊富か
- 専門の査定士が在籍しているか
- 国際文通週間切手やプレミア銘柄の切手の取り扱い事例はあるか
査定料やキャンセル料が無料か、査定額の根拠を丁寧に説明してくれるかを確認することも重要なポイントです。また、出張買取や宅配買取に対応している買取業者なら、自宅にある大量の切手の査定を手軽に受けられます。
納得できる価格で売却するためにも、切手の価値を正しく見極められる専門店を選びましょう。
国際文通週間切手の買取は福ちゃんへ

国際文通週間切手の売却をお考えなら、切手の買取実績が豊富な福ちゃんにお任せください。切手の査定経験が豊富な査定士が、発行年や保存状態、希少性などを総合的に確認しながら、プレミア価値のある銘柄も一枚ずつ丁寧に査定いたします。
査定料・出張料・キャンセル料は全て無料です。査定額にご納得いただけなかった場合は、その場でお断りいただいても手数料は一切かかりません。買取方法は、出張・宅配・店頭買取の3種類から、ご都合に合わせてお選びいただけます。
「手元の切手に価値があるのかが知りたい」「売却するかは査定額を見てから決めたい」という場合も、査定だけの依頼が可能です。国際文通週間切手の価値が気になる方は、まずは福ちゃんへご相談ください。
まとめ

国際文通週間切手には、初期の「東海道五十三次シリーズ」をはじめ、プレミア価値が期待できる銘柄があります。シート状態や保存状態が良ければ、額面を上回る価格で売却できるケースも少なくありません。
また、納得できる価格で売却するには、国際文通週間切手やプレミア切手の査定実績がある買取業者を選ぶことも大切です。
福ちゃんでは、国際文通週間切手をはじめ、さまざまな切手の買取査定に対応しています。所有している国際文通週間切手の価値を知りたい方や、売却を検討している方は、福ちゃんへお気軽にご相談ください。