- 古銭
- 2023.02.02
フランス国王シャルル5世ピエ金貨の特徴や価値(買取)を解説
今回は14世紀にフランスで発行された「フランス国王シャルル5世ピエ金貨」の特徴や価値について紹介します。古銭買取市場の買取価格でも高値が付きやすい同金貨は、良い状態で現存している枚数も少なく希少性のある金貨です。
目次
フランス国王シャルル5世ピエ金貨とは
こちらの画像にあるフランス国王シャルル5世ピエ金貨は1364年から1385年頃に発行された金貨で、良い状態で現存している枚数が少ない希少な古銭です。
シャルル5世(在位:1364年から1380年)は、「賢明王」「税金の父」と呼ばれたフランスの国王です。そして、現在の税金の基礎となる徴税を始めたり官僚制度を導入したりして、疲弊していたフランスを強豪国に導いたことが大きな功績となっている人物でもあります。
また、シャルル5世は貨幣においても貴金属含有率を高めた通貨を発行して貨幣価値を安定させる政策を取っていました。このような含有率を下げて利益を得ていたこれまでの方針を変えたことにより、シャルル5世ピエ金貨は金含有率の高い金貨となっています。
フランス国王シャルル5世ピエ金貨の特徴
フランス国王シャルル5世ピエ金貨の重量は約3.8g、直径約28~30ミリです。
表面には、右手に剣を持ち、左手に笏杖(しゃくじょう)を持ったシャルル5世の姿がデザインされています。裏面には花飾り十字架の紋章がデザインされています。
「ピエ金貨」のピエ(pied)とはフランス語で「徒歩・足」を意味することから、デザインとして描かれているシャルル5世が歩兵鎧を身につけた力強い姿に由来しています。
マカロンでよく聞く膨らみのピエと同じ意味ですので、イメージしやすいかもしれませんね。
フランス国王シャルル5世ピエ金貨の買取価格アップのコツ
ここからは、フランス国王シャルル5世ピエ金貨を少しでも高く売るためのコツやポイントについて紹介します。お手元にあるピエ金貨を買取に出そうとお考えの方はぜひご覧ください。
ピエ金貨など古銭買取の高価買取は購入時の付属品もセットで
外国の古い金貨などを買取に出す際には、購入時の箱や証明書などをセットにした状態で査定に出すようにしましょう。箱や証明書があった方がプラス評価になりやすいため、金貨単品よりも高値が付く可能性があります。
また、ケースには金貨を傷や劣化から守ってくれる役目もありますので普段はケースに入れておき、捨てずにとっておくようにしましょう。
古銭買取の高値ポイントは保存状態
シャルル5世ピエ金貨は14世紀に発行された金貨ですので現存している枚数が少ない希少性のある金貨です。その中でも、良い状態で現存しているものはさらに少なくなります。
古銭買取での買取価格は金貨の状態に大きく左右されます。例えば、傷の大小や有無、劣化状態や欠けなどは評価対象とされやすいので、日頃から保存状態を良い状態で保てるようにしておきましょう。
古代の価値ある金貨は買取実績の多い専門業者を利用しよう
古代に発行された価値のある金貨や記念硬貨は、福ちゃんのような古銭にも力を入れている買取業者を利用しましょう。買取業者を複数ピックアップする中で、買取実績の多い業者を選ぶのもポイントです。
古銭に強い買取業者の場合、古い金貨の買取で希少価値や市場の流通状況、需給バランスなどをトータル的に判断できる専門知識が必要になるため、経験豊富な査定士が在籍していることが多いです。
お持ちの金貨や古銭を少しでも高評価してもらえる業者選びは高価買取においてとても大切になります。
まとめ
フランス国王シャルル5世ピエ金貨は非常に勤勉家で教養の深い人物でありながらも力強く国を導いたシャルル5世の手腕や功績が、同金貨の発行から600年以上経過している現在に至っても人気を高く保っている理由の一つかもしれません。
シャルル5世ピエ金貨は良い状態で残っている枚数も少ないことから希少性に加えて、時代を感じられる迫力のあるデザイン、コレクターからの人気具合をみても高価買取の可能性が高い古銭といえるでしょう。