チャールズ1世ユナイト金貨の特徴や価値（買取）を解説

今回はイングランドで17世紀に発行された「チャールズ1世ユナイト金貨」の特徴や価値について紹介します。古銭買取でも希少性のあるこちらのユナイト金貨は売却時にも買取価格に期待できる金貨です。

チャールズ1世ユナイト金貨とは

チャールズ1世ユナイト金貨は17世紀に発行された金貨で、チャールズ1世が即位していた1625年から1649年にかけて鋳造されていたものとされています。

チャールズ1世ユナイト金貨は先代国王でもありチャールズ1世の父親でもある「ジェームズ1世」のユナイト金貨から受け継いだもので、この時代には「トリプルユナイト金貨」「ユナイト金貨」などが有名です。

また、チャールズ1世は父と同じ「王権神授説」による絶対王政を行ったことから議会との対立も多く、「ピューリタン弾圧」や「清教徒革命」などの出来事でも広く知られている人物です。

チャールズ1世ユナイト金貨の特徴

チャールズ1世ユナイト金貨の重さは約8.84g、直径が約35mmです。金貨の表面は頭に王冠を被ったチャールズ1世が描かれたデザインで、裏面は王冠と盾の紋章が描かれたデザインになっています。

ユナイト金貨のユナイトとは「団結する、統一する、一体化する」の意味で、チャールズ1世の父親である「ジェームズ1世」が新しい通貨として発行したものです。

ジェームズ1世は「イングランド・スコットランド・フランス・アイルランド」の国王だと名乗っていたこともあるため、金貨に描かれている盾の紋章もこれら4カ国を象徴したデザインが見受けられます。

チャールズ1世ユナイト金貨の買取価格アップのコツ

古銭買取市場でも流通の少ないチャールズ1世ユナイト金貨ですが、もし同金貨をお持ちの場合に少しでも高く売るためのコツやポイントを紹介します。

古銭買取の高価買取は購入時の付属品と一緒に査定に出そう

古銭買取で買取価格をアップさせるコツとしては、付属品もセットにして査定に出すのがポイントです。購入時のケースや保証書などは捨てたりせずにとっておき、買取依頼時に一緒に出しましょう。

古い外国の金貨も購入した時点で第三者機関によって鑑定されてケースに入った状態で手元に来ることが多く、可能な限りその状態で買取に出したほうが良いでしょう。

古銭買取の高値買取は「保管状態」が大事

チャールズ1世ユナイト金貨のように何百年も前に発行された金貨の場合、多少の変形や劣化などが見られる場合がほとんどです。

この金貨の状態が良い状態であれば、プラス評価になり買取金額も高くなる傾向にあります。お手元にある時点である程度の傷があったとしても、それ以上に傷を増やさない、それ以上に劣化させないなど、今の状態から悪くさせないことがポイントです。

日頃はケースに入れておくなど、良い状態を保ちながら保管しておくと良いでしょう。

古代の価値ある金貨は買取実績の多い専門業者を利用しよう

福ちゃんでは外国の価値ある金貨など古銭買取にも力を入れています。チャールズ1世ユナイト金貨のような古い外国の金貨は古銭買取に力を入れている買取業者に買い取ってもらうと売却価格にも期待できるでしょう。

昔の価値ある金貨などは、価値を見定めるための専門知識が必要になります。地金価値に加えて希少性や市場動向を踏まえた需給状態などを総合的に判断してもらえる大手業者を利用することがポイントです。

福ちゃんでは豊富な専門知識をもった査定士が在籍しており、一枚ずつ丁寧に査定を行っておりますので、お手元に売却を検討されているチャールズ1世ユナイト金貨がありましたら弊社までお気軽にご相談ください。

まとめ

チャールズ1世の時代で絶対王政が終わり、共和制国家となったイングランドはその後にギニー金貨を発行する歴史になるのですが、その間にチャールズ1世金貨の多くが無くなったとされ、現存している枚数が非常に少ない金貨でもあります。

さらに、状態が良いものとなるとその枚数はさらに限られるため、チャールズ1世ユナイト金貨は希少性の高い金貨の一つです。

絶対王政のチャールズ1世からクロムウェルの共和制国家、そしてチャールズ2世で再び君主制となった状態が今まで続いているイングランドにおいて共和制国家だったのはこのチャールズ1世の後だけであり、これらの革命期が「イギリス革命」と呼ばれるほど歴史的にも大きな節目でした。

チャールズ1世ユナイト金貨は希少価値はもちろんのこと、このような歴史的な背景を伴う転換期での金貨であったことから、コレクターからの人気も高い金貨となっています。

学校の教科書にも出てくるような時代に流通していた数百年も前の金貨、古銭買取市場において査定に出しても買取価格に期待できる逸品といえるでしょう。