- 古銭/記念硬貨
- 2025.08.24
鳳凰100円銀貨は国内初の100円銀貨!特徴や価値、その他の100円銀貨も紹介

1957年(昭和32年)から2年間だけ発行された「鳳凰100円銀貨」は、銀を含有する特別な硬貨として、古銭コレクターの間でも高い人気があります。
「鳳凰100円銀貨は価値が高いの?」
「鳳凰100円銀貨は高く売れる?」
など、鳳凰100円銀貨について知りたい方のために、特徴や現在の価値をまとめました。
その他の100円硬貨やなるべく高く買い取ってもらう方法も紹介しています。
鳳凰100円銀貨とは?

- ✔︎ 重さ:約4.8g
- ✔︎ 品位:銀 約60/銅 約30/亜鉛 約10(%)
- ✔︎ 直径:約22.6mm
鳳凰100円銀貨は日本で初めて作られた100円硬貨で、戦後初の銀貨としても注目されています。
当時の硬貨としては最高額面で、1957年の昭和32年から1958年の昭和33年までの2年間発行されました。
発行枚数は、1957年(昭和32年銘)が3,000万枚、1958年(昭和33年銘)が7,000万枚です。
表面は鳳凰の図と漢字で彫られた国名や額面、裏面は桜が旭日を囲んでいる図と発行年数、加えて「100YEN」の文字が刻まれています。
査定・出張費・手数料はすべて無料。

鳳凰100円銀貨は現在も価値がある?

鳳凰100円銀貨は、ネットオークションなどで売買されるなど、現在も価値のある硬貨として取引されています。
しかし、発行期間が短いとはいえ発行枚数が多かったため、古銭としての価値はあまり高くありません。
銀貨なので銀としての価値が見られ、現在の相場では1枚数百円とされています。
額面以上の価値はあるため、売却を検討するには十分でしょう。
鳳凰100円銀貨は今も使える?

鳳凰100円銀貨はすでに発行停止となっていますが、現在でも貨幣として使用できます。
注意しなければならないのは、自動販売機や自動精算機などで使用する場合です。
そういった機械は現在流通している貨幣に合わせて製造されているため、一般的に流通していない貨幣は使用できない可能性が高いでしょう。
お店で支払いに使うこと自体も法的に可能です。しかし、店員さんが本物の貨幣だと認識できず、受け取りを拒否されるケースも考えられます。
鳳凰100円は銀行に持って行くと現行の100円と交換可能なので、100円として使用する際は、銀行で現在のお金に両替してもらいましょう。
注意として、銀行での両替は、あくまで「100円は100円」としての交換だけです。
前述のとおり、鳳凰100円銀貨には銀地金としての価値や古銭としての付加価値があり、多くの場合で額面以上の価値を持っています。
そのため、銀行で両替してしまうとその価値をすべて手放すことになります。結果的に損をしてしまう可能性もあるため、古銭買取を検討するのがオススメです。
貨幣損傷等取締法の注意点
鳳凰100円銀貨が銀を含んでいるからといって、溶かして銀を取り出したり、加工してアクセサリーにしたりする行為は「貨幣損傷等取締法」という法律で禁止されています。
この法律は、貨幣の信頼性を維持するために定められており、違反した場合は1年以下の懲役または20万円以下の罰金に処せられる可能性があります。
コレクションとして大切に保管するか、古銭として正当な方法で売却するようにしてください。
日本で作られた鳳凰100円銀貨以外の100円硬貨

- ✔︎ 稲100円銀貨
- ✔︎ 東京オリンピック記念100円銀貨幣
日本で作られた100円銀貨は、「鳳凰」「稲」「東京オリンピック記念」の合わせて3種類です。
ここからは、鳳凰100円銀貨以外の100円銀貨について見ていきましょう。
稲100円銀貨

- ✔︎ 重さ:約4.8g
- ✔︎ 品位:銀 約60/銅 約30/亜鉛 約10(%)
- ✔︎ 直径:約22.6mm
稲100円銀貨は、大きさや品位などは鳳凰100円銀貨と同じまま、デザインだけが変更された100円銀貨です。
表面は鳳凰から稲穂に取って代わり、裏面も桜や旭日の図ではなく、額面を表す「100」の文字などが刻印されています。
発行期間は1959年の昭和34年から1966年の昭和41年で、鳳凰100円と同じくらいの査定額といわれています。
稲100円銀貨について詳しくはこちら↓
まだ使える?稲穂デザインの旧100円玉「稲100円銀貨」紹介!価値ある年号等
東京オリンピック記念100円銀貨幣

- ✔︎ 重さ:約4.8g
- ✔︎ 品位:銀 約60/銅 約30/亜鉛 約10(%)
- ✔︎ 直径:約22.6mm
東京オリンピック記念100円銀貨幣は、1964年10月10日にアジアで初めて開催された東京オリンピックを記念して作られた100円銀貨です。
鳳凰100円銀貨や稲100円銀貨と同じ大きさや品位で、デザインが東京オリンピック仕様に変更されました。
表面は五輪とオリンピック聖火、裏面は額面を表す「100」のほか、「TOKYO」の文字などが刻印されています。
鳳凰100円銀貨や稲100円銀貨より高い査定額が付く傾向にありますが、大きな差は期待できないでしょう。
現在の100円玉について

- ✔︎ 重さ:約4.8g
- ✔︎ 品位:銅 約75/ニッケル 約25(%)
- ✔︎ 直径:約22.6mm
現在流通している100円玉は「100円白銅貨」といわれ、重さや大きさは鳳凰100円銀貨などを受け継ぎ、素材などが変更されています。
表面は国花でもある桜が中央に、裏面は額面「100」に加えて発行年数という見慣れたデザインです。
1967年の昭和42年に発行が開始され、令和になってもその姿が引き継がれているため、額面どおりの100円としてしか認識されていません。しかし、実は額面以上の価値を持つ100円玉も存在します。
発行枚数が少なかった平成13年銘や14年銘は古銭業界で注目されており、未使用品であれば額面以上の価値が付く可能性があります。
鳳凰100円銀貨を高く買い取ってもらう方法

- ✔︎ セットで売却
- ✔︎ 銀相場が高い時期を狙って売却
- ✔︎ 銀貨買取の実績が高い業者を選択
額面以上の価値が付く可能性がある鳳凰100円銀貨ですが、あまり高い査定額は期待できません。
少しでも高く買い取ってもらうためには、上記3つのポイントが重要です。
鳳凰100円銀貨を複数枚持っていたり、ほかの古銭を持っていたりする場合は、まとめて売りに出すことをオススメします。
単品よりも、セットで売却するほうが1枚あたりの査定額が高くなる可能性があるためです。
また、鳳凰100円銀貨は銀としての価値を見られるため、銀相場が高い時期に売ることで高い査定額が期待できるでしょう。銀相場を調べ、売り時を検討してみてください。
銀貨買取の実績が高い業者は、銀貨に精通した査定士がいる、独自の流通ルートを持っているなど、他業者にはない強みを持っています。
業者の選定に注意すれば、損のない取引が実現するでしょう。
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鳳凰100円銀貨の査定は福ちゃんへ

鳳凰100円銀貨は国内初の100円硬貨で、1957年(昭和32年)から発行が始まりました。
鋳造機関は2年間でしたが、発行枚数が多いので古銭としての価値はあまり高くなく、主に銀の価値が評価される硬貨です。
高く買い取ってもらうためには、複数枚をまとめて売りに出したり、銀相場が高い時期を狙ったりなどが有効でしょう。
銀貨の買取実績が高い業者を選ぶのも重要なポイントです。
福ちゃんには、鳳凰100円銀貨を含む銀貨の買取実績が多数あります。
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