- 古銭
- 2025.01.21
限定1000枚!パリ五輪2024記念 200ユーロ金貨「Handover」の全貌

2024年夏、フランスの首都パリは「第33回夏季オリンピック競技大会」の舞台となりました。
1924年以来、実に100年ぶりとなるパリでのオリンピック開催を記念し、フランス造幣局は「オリンピック競技大会パリ2024記念硬貨」を発行。
その中でも、東京大会からパリ大会へのバトンタッチを記念した「Handover Tokyo – Paris」シリーズの200ユーロ金貨は、コレクターから熱い視線が注がれる特別な存在です。
東京からパリへ。2つの都市をつなぐ象徴的なデザインに加え、純度99.9%を誇る高純度の金で鋳造されました。
当記事では、芸術性と資産価値を兼ね備えたこの記念金貨について、その魅力を余すところなくお伝えします。
お電話受付時間 9:00~20:00 (年中無休※年末年始は除く)
目次
「Handover Tokyo – Paris」とは?

当記事でご紹介する「Handover Tokyo – Paris」200ユーロ金貨は、フランス共和国が発行した公式の記念硬貨です。
「Handover Tokyo – Paris」という名称が示す通り、2021年の東京オリンピックから、2024年のパリオリンピックへの引継ぎを記念して発行されました。
オリンピックは単なるスポーツの祭典ではなく、平和と連帯を象徴する国際的なイベントです。
この金貨は、そのようなオリンピックの精神を具現化した1枚でもあります。コロナ禍を乗り越え、世界が再びつながり、未来への希望を共有する象徴としての意味を持っているのです。
モネ・ド・パリの伝統と革新が織りなす「芸術的な記念硬貨」
フランスは、世界的に名高い造幣局「モネ・ド・パリ(Monnaie de Paris)」を有し、その長い歴史と卓越した技術で、記念硬貨の分野において国際的に高い評価を受けています。
フランスにおける貨幣製造の歴史は864年にまで遡り、長い年月をかけて培われた伝統的な職人技術と近代的な技術の融合は、他国には真似できない独自性と芸術性を生み出しているのです。
今回の「Handover Tokyo – Paris」金貨も、その伝統と革新に基づいて制作されました。細部に至るまで精緻に表現されたデザインは、最新鋭の技術と熟練の職人技の賜物といえるでしょう。
デザインを担当したのは、フランス造幣局の首席彫刻師である「ホアキン・ヒメネス」氏。近年、数多くの記念硬貨のデザインを手がけ、国際的にも高い評価を受けている人物です。
ヒメネス氏のデザインは、伝統を重んじながらも、常に革新的な要素を取り入れることで知られています。
今回の「Handover Tokyo – Paris」金貨は、まさに彼の真骨頂ともいえる傑作です。
「パリ五輪2024記念硬貨」全種類をご紹介

オリンピック記念硬貨は、開催国やその関連国が、その国の文化や大会のテーマを反映したデザインで発行するのが一般的です。
フランスも例外ではなく、「オリンピック競技大会パリ2024」を記念し、さまざまな記念硬貨を発行しています。
ここでは、当記事で取り上げている200ユーロ金貨をはじめ、同時発売された4種類の硬貨をご紹介します。
200ユーロ金貨(発行数:1,000枚)
当記事で取り上げているこの金貨は、純度99.9%の純金で鋳造された、重量31.104グラム(1オンス)、直径37ミリメートルの大型金貨です。
表面と裏面に施された精巧なデザインは、見る者を魅了します。
オリンピックを象徴する五輪マーク、東京タワーとエッフェル塔をモチーフにした背景など、細部にまでこだわり抜かれたデザインは、オリンピックの記念硬貨にふさわしい仕上がりです。
コレクター市場では非常に高い需要が見込まれ、限定1,000枚という発行数の少なさから、希少価値はますます高まっています。
50ユーロ金貨(発行数:2,000枚)
200ユーロ金貨と同じく純金製のこの金貨は、1オンスよりも小型で、より幅広いコレクターが手に取りやすい価格帯となっています。
投資目的だけでなく、オリンピックファンや記念品として購入する方々にも人気があり、幅広い層から支持を集めています。
10ユーロ銀貨(発行数:30,000枚)
純銀で鋳造された10ユーロ銀貨は、金貨に比べて手頃な価格で購入できるため、多くのオリンピックファンから人気を集めています。
デザインは金貨と共通のテーマを踏襲しつつ、銀特有の美しい輝きが魅力です。
初めて記念硬貨を購入する方や、複数枚のコレクションを目指す方にとって、最適な選択肢となるでしょう。
1/4ユーロ貨(発行数:1,000,000枚)
最も小型で価格も手頃なこの硬貨は、オリンピック記念硬貨を初めて購入する方々にもオススメの、エントリーモデル的な存在です。
サイズは小さいながらも、デザイン性の高さは他の硬貨に引けを取りません。
気軽に購入できるため、ギフトとしても喜ばれることが多いアイテムです。
「Handover Tokyo – Paris」200ユーロ金貨のデザイン

フランスが発行した「Handover Tokyo – Paris」200ユーロ金貨は、額面部分の表記などを除けば、サイズ違いの金貨や銀貨も共通のデザインが採用されています。
表面の図案:洗練された「オリンピックのロゴ」
金貨の表面中央には「200 EURO」の額面が堂々と配置され、その周囲をパリオリンピックのロゴと五輪マークが彩ります。幾何学的な模様と組み合わせたデザインは、現代的で洗練された印象を与えるでしょう。
さらに、「PARIS 2024」の文字が刻印され、大会のテーマと公式性を明確に表現しています。
このデザインは、パリが次のオリンピック開催都市であることを明示し、その誇りを力強く表現しているのです。幾何学模様は未来への躍動感を演出し、オリンピックが過去と未来をつなぐ架け橋であることを象徴しています。
裏面の図案:東京からパリへつなぐ「希望のバトン」
金貨の裏面に描かれているのは、東京オリンピックからパリオリンピックへのバトンタッチを表現した、感動的なデザインです。
日本とフランス、それぞれの国を象徴する東京タワーとエッフェル塔が背景に配置され、その手前でバトンを渡す瞬間がドラマチックに描かれています。
この構図は、オリンピックの精神である「連帯」と「平和」を強く訴えかけます。
金貨には、「TOKYO 2020」と「PARIS 2024」の文字が刻まれ、全体のデザインバランスも秀逸です。
このデザインには、異なる2つの文化が1つにつながるという、深いメッセージが込められています。背景の東京タワーとエッフェル塔は、それぞれの国の象徴であり、国境を超えた協力と友情を示唆しています。
▼「Handover Tokyo – Paris」200ユーロ金貨の概要
・品位:金99.99%(純銀)
・重量:約31.104g
・直径:約37mm
・額面:200ユーロ
・発行枚数:1,000枚
・状態:プルーフ
・発行年:2021年銘
・発行国:フランス共和国
「Handover Tokyo – Paris」200ユーロ金貨の希少性と価値

「Handover Tokyo – Paris」200ユーロ金貨は、純度99.9%を誇る高い金の純度と芸術性の高さから、コインコレクターの間で非常に価値のあるものと認識されています。
さらに、限定発行という希少性から、市場での需要は極めて高く、額面を大きく上回る価格で取引されることが一般的です。過去のオリンピック記念硬貨の取引事例をふり返ってみると、状態が良好であれば高価買取の傾向が見えてくるのです。
保証書や専用ケースの有無も価値を左右する重要な要素となりますので、大切に保管しておくことをオススメします。
古銭買取に強みを持つ「福ちゃん」では、お客様が所有される記念金貨の価値を最大限に評価した、適正な査定を行っております。
とくに「オリンピック競技大会パリ2024」を記念する、価値の高い金貨については、純金相場に加えて、プレミアム価値も考慮した査定を実施中です。
国内外の金貨や古銭、大切なコレクションの高価買取をご検討の際は、ぜひ福ちゃんにお任せください。
お電話受付時間 9:00~20:00 (年中無休※年末年始は除く)
まとめ
「Handover Tokyo – Paris」200ユーロ金貨は、東京からパリへとつながる、オリンピックの歴史を刻む1枚です。
両都市の文化的な架け橋となる、単なる記念貨幣以上の意味を持っています。
オリンピックの歴史に興味がある方、古銭収集を趣味とする方にとって、この上なく魅力的な逸品といえるでしょう。
芸術性・希少性・記念的価値のすべてを兼ね備えたこの金貨は、買取市場でも注目を集めています。
もしお手元に所有されている場合は、ぜひ福ちゃんでの査定をご検討ください。