- 古銭
- 2017.03.11
今が売りどき?「東京オリンピック記念硬貨」の価値
目次
「記念貨幣」とは
記念貨幣とは、国家的行事や出来事を記念し発行され、日本では閣議の決定後に発行される特別な貨幣のことです。貨幣には紙幣も含みますが、その多くは硬貨で、これまで日本で発行されたものはすべて硬貨です。“記念通貨”と呼ばれることもあります。特に硬貨の場合は「記念硬貨」や「記念コイン」、紙幣の場合は「記念紙幣」と呼んで区別することがあります。
今再び注目を集める「東京オリンピック1964 記念硬貨」
オリンピック記念硬貨にはいくつか種類がありますが、その中でも今一番注目を集めている
「東京オリンピック1964 記念硬貨」。2020年の東京オリンピック決定後、関連する切手や記念硬貨などの取引が活発になっています。特に日本初開催だった1964年の東京オリンピックの記念硬貨は、『日本初の記念貨幣』ということもあり、根強い人気があります。
東京オリンピック1964 記念硬貨(貨幣)とは
1964年(昭和39年)10月10日から開催された東京オリンピック大会を記念して、発行された銀貨です。1000円銀貨および100円銀貨の2種類が発行されました。
当時の有効な貨種は1円、5円、10円、50円、100円の5種類までだったため、1000円の額面の貨幣を発行するために特別立法を要しました。
1000円銀貨と100円銀貨のデザイン
1000円銀貨には日本の象徴、富士山と桜がデザインされ、1500万1516枚発行されました。
100円銀貨には、五輪と聖火がデザインされていますが、図案は公募から選ばれた前島昌子さんの作品で8000万8056枚発行されました。
世界初の記念貨幣を発行したのはローマ帝国
時代はかなり遡りますが、世界で最初に記念貨幣を発行したのはローマ帝国です。
ローマ帝国の時代に既に記念貨幣は発行されており、戦争で勝利するたびに自国の権威を知らしめる目的もこめて記念貨幣を発行していたと言われています。
東京オリンピック記念硬貨の価値
1964年に発行された東京オリンピック記念硬貨は現行通貨のため、銀行にて額面通りの金額で換金できます。法律上は、1000円銀貨は1000円、100円銀貨は100円のお金として使うこともできます(お金として利用する時は、銀行で換金するのが一般的です)。
この東京オリンピック記念硬貨ですが、人気が最も加熱していた1973年(昭和48年)初頭には、一時的に1000円銀貨が2万円で取引されることもあったと言われています。
現在は当時ほどの過熱感はなく、1000円銀貨で2000~3000円程度の買取相場です。
ただし、硬貨の保管状態やその時の買取相場により、買取価格はこの限りではありません。
東京五輪ブームのうちに売るのも手段のひとつ
2020年の東京オリンピックを控えた今、東京オリンピック記念硬貨をはじめ、記念メダルや記念切手なども高い注目を集めています。需要が高いほど査定時の買取価格も高くなりますので、もし東京オリンピック記念硬貨をお持ちなら今のうちに売るのも手段のひとつです。
東京オリンピック記念硬貨はプレミア価値の付くコインですが、状態などによって買取価格は変動します。お持ちの記念硬貨の価値を知るなら『福ちゃん』の無料査定をお試しください!