- 古銭/記念硬貨
- 2025.07.20
昔のお金は換金できる?高価買取されやすい種類や賢い換金ルートを解説

大掃除や遺品整理の際に見つかる、見慣れないデザインの古いお金。
「これは今でも使えるの?」
「もしかして価値があるのでは?」
と思いつつ、どうすればよいかわからず、そのまましまい込んでいる方も多いかもしれません。
実は、「昔のお金」の中には現在でも額面通りに使えるものや、希少価値から驚くほどの高値で買い取ってもらえる「貴重な古銭」が存在します。
本記事では、換金可能な昔のお金の種類から、銀行・買取業者・ネットオークションといった換金方法ごとのメリット・デメリット、そして高価買取が期待できる古銭・古紙幣の特徴まで詳しく解説いたします。
ご自宅に眠っている古銭や旧紙幣の価値を知り、損しない古紙幣の換金方法を見つけましょう。
「昔のお金」とは?
「昔のお金」という言葉からは、どのようなものを思い浮かべるでしょうか。
現在流通しているデザインとは異なる旧紙幣や硬貨、さらには円が導入される前の通貨、戦前の紙幣なども含まれます。
実は、これらの中には今でも法的に使用できるものがある一方で、すでに通用しなくなったものもあります。まずは、どのような種類があるのか、基本的な知識を押さえておきましょう。
現在でも使える昔のお金
「昔のお金だから使えないだろう」と思われがちですが、日本銀行券は古いデザインであっても法律上、有効なのです。
たとえば、聖徳太子の肖像画が印刷された旧一万円札や、昭和時代の五千円札、五百円札なども現在額面どおりに使用できます。
また、オリンピックや国体などを記念して発行された記念硬貨も、基本的には額面分の価値が保証されているため、実際の支払いに使用可能です。
ただし、こうした記念硬貨は限定デザインであったり発行枚数が少なかったりすることから、コレクター市場では額面以上の価値が付く場合も。
むやみに使ってしまうよりも、専門業者に査定してもらうことで思わぬ価値が見つかるかもしれません。
すでに使えない(失効した)お金
江戸時代に流通していた「両」「分」「朱」などの通貨や、戦前・戦時中に発行された紙幣の一部には、法律によって通用停止が定められているものがあります。
また、戦時中に占領地域で使用された軍票や特殊な紙幣も、現在では支払いに使えなくなっているものがほとんどです。
しかし、これらの古銭・古紙幣には歴史的・文化的価値が宿っており、コレクターの間では驚くほど高値で取引されることもあるのです。つまり、「使えないから価値がない」というわけではありません。
お手元にある古いお金、もしかしたら思わぬ掘り出し物となるかも。専門の買取業者に査定を依頼すれば、額面をはるかに超える価値が認められるケースも多くあります。
査定・出張費・手数料はすべて無料。

昔のお金はどこで換金できる?主な方法と注意点
「昔のお金を現金に替えたい」と思ったとき、どこに持っていけばよいのでしょうか。
主な換金方法としては、「銀行」「買取専門業者」「ネットオークション・フリマアプリ」「金券ショップ・両替所」などさまざまです。
それぞれにメリット・デメリットがあるため、お持ちのお金の種類や状態、希望する換金方法に合わせて選びましょう。
ここでは、各方法の特徴と注意点をご紹介します。
銀行での換金
銀行での換金は、最も手軽で安心できる方法といえるでしょう。窓口に持ち込むだけで、特別な手続きも必要なく、すぐに現金化できます。
ただし、銀行で扱えるのは基本的に現行紙幣として有効なもののみです。古いデザインの紙幣や硬貨でも、通用停止になっていない限りは額面どおりに交換してもらえます。
ここで注意したいのは、たとえ記念硬貨や希少価値の高い古銭であっても、銀行では「額面」分の価値でしか取り扱ってもらえない点です。
つまり、1万円の価値があるコレクション品でも、額面が500円なら500円分の交換しかできないのです。高いプレミア価値を期待するなら、銀行での換金はあまりオススメできません。
そういった場合は、次にご紹介する買取専門業者やオークションなど、別の手段を検討するほうがよいでしょう。
買取専門業者での換金「額面以上の価値が付く可能性も」
古銭や古紙幣、記念硬貨など収集価値の高いお金を換金するなら、買取専門業者の利用が断然オススメです。
専門的な知識を持った鑑定士によって、発行年代やデザイン、希少性や保存状態などを総合的に判断してくれるため、額面をはるかに超える価格が付くことも珍しくありません。
とくに江戸時代の大判・小判、明治時代の「旧国立銀行券」、製造時のミスが含まれる「エラー銭」などは、コレクターからの人気も高く高額査定が期待できます。
査定方法も多様で、店舗への持ち込みだけでなく、宅配買取や出張買取など、ライフスタイルに合わせたサービスを提供している業者も増えています。
自宅にいながら査定依頼ができる便利さも、買取専門業者を利用するうえでの大きな魅力といえるでしょう。
ネットオークション・フリマアプリでの換金
インターネットの普及により、個人でも手軽に売買ができるようになりました。
ネットオークションやフリマアプリを活用すれば、自宅にいながら全国のコレクターや愛好家に向けての出品が可能です。
自身で価格設定ができる自由度の高さも魅力のひとつです。とくに希少性の高い古銭や紙幣であれば、コレクターの間で競争が生まれ、思わぬ高値で落札されることもあるでしょう。
しかし、この方法にはいくつかの注意点もあります。商品の撮影や説明文の作成、出品手続き、梱包や発送など、手間と時間がかかります。
また、購入者とのやりとりやトラブル対応なども自身で行う必要があるのです。
さらに、サイトやアプリによっては貨幣の売買自体が禁止されているケースもあるため、利用規約をしっかり確認することが重要です。
相場観がないまま出品すると、適正価格よりも大幅に安く売ってしまう可能性もあるため、事前にリサーチしておくことをオススメします。
金券ショップ・両替所など
街中でよく見かける金券ショップや両替所でも、一部の古銭や紙幣を取り扱っていることがあります。
主に商品券や外貨、記念硬貨などを額面基準で買い取ってくれるお店が多いでしょう。記念硬貨については、デザインや希少性によってはプレミア分を考慮してくれる場合もあります。
ただし、古銭や古紙幣の専門的な知識を持ったスタッフが常駐しているわけではなく、古いお金の本当の市場価値を適切に評価してもらえない可能性があります。
歴史的価値やコレクター的価値を持つ昔のお金を売りたい場合は、やはり古銭買取の専門業者に査定を依頼するほうが納得のいく取引ができるでしょう。
昔のどんなお金に価値がある?高価買取が期待できる種類と特徴
古銭や古紙幣の中には、額面の何倍、何十倍、ときには何百倍もの価格で取引されるものが存在します。一体どのような特徴を持ったお金が高く評価されるのでしょうか。
ここでは、高額査定が期待できる代表的な種類と、それぞれの特徴をご紹介します。コレクターが重視するポイントを知ることで、昔のお金の価値を見極める参考にしてください。
高価買取されやすい「古銭」
江戸時代から明治初期にかけて流通していた大判や小判は、日本の貨幣史を語るうえで欠かせない存在です。
これらは金や銀などの貴金属で作られているため素材そのものに価値があり、さらに歴史的・文化的価値も相まって高額取引される傾向があります。
とくに中国から伝わり日本でも長く使われてきた「穴銭」は、「母銭」と呼ばれる鋳造の原型や発行された年代、書体の違いなどによって希少性が変わり、価格も大きく変動します。
明治以降に発行された金貨・銀貨も、素材価値に加えて流通数の少なさや保存状態の良さによって、コレクター需要が高まっているのです。
未使用品や、汚れ・傷の少ない状態の良いものほど査定額が上がる傾向にあるため、大切に保管されていたものであればあるほど、高価買取が期待できるでしょう。
高価買取されやすい「古紙幣」
明治時代に発行された旧国立銀行券や明治通宝、昭和初期の改造紙幣などは、日本紙幣の歴史を物語る貴重な資料として、コレクター市場でも高い人気を誇ります。
とくに面白いのは、紙幣に印刷されている「記番号(シリアルナンバー)」です。
「ゾロ目(111111など同じ数字が並ぶもの)」「キリ番(1000000など区切りの良い数字)」や、印刷ミスなどの珍しいものであれば、通常の紙幣よりもはるかに高い価値が付くこともあります。
紙幣は折れや汚れが評価に大きく影響します。ピン札(一度も折られていない新品同様の状態)や未使用の状態であれば、買取相場が一気に跳ね上がることも。
保管する際は、湿気や直射日光を避け、折り曲げずに平らな状態で保存するなど、コンディションを保つ工夫が重要です。
記念硬貨・貨幣セット
東京オリンピックや大阪万博、皇太子ご成婚記念など国家的な行事を記念して発行された硬貨や貨幣セットは、発行枚数の少なさやデザインの美しさ、イベントの歴史的重要性などが価格に反映されます。
とくに金貨やプラチナ貨など、素材自体に価値のあるものは、金相場の変動にも左右されながら高額査定が期待できるでしょう。
また、「ミントセット」と呼ばれる未使用硬貨のセットや、表面に鏡のような輝きを持つ特別仕様の「プルーフセット」は、ケースの状態なども含めて総合的に評価されます。
保存状態の良い未開封品は、開封済みのものと比べて数倍の価格差が付くこともあるので、コレクションとして保管されている方は、むやみに開封しないことをオススメします。
エラー銭・エラー紙幣
製造過程でのミスや不具合によって生まれた「エラー銭」や「エラー紙幣」は、独特の魅力と希少性を持っています。
たとえば、穴の位置がズレた五円玉や五十円玉、刻印が二重になった硬貨、印刷がズレていたり欠けていたりしている紙幣などさまざまな種類があります。
こうした「製造ミス」は通常なら市場に出回る前に排除されるものの、何らかの理由で流通してしまったものは、その珍しさから高いコレクター価値を持つことも。
エラーの種類や度合いによって評価は大きく異なり、とくに顕著なエラーがあるものほど高額になりやすいでしょう。
ただし、エラー銭は人為的に加工された偽物も存在するため、真贋判定も難しい分野です。確かな価値を知るためには、専門の鑑定士による査定を受けることをオススメします。
中国古銭などの外国古銭
日本国内でも、中国の「渡来銭」と呼ばれる古銭や、欧米諸国の古銭・古紙幣にも高い人気があります。
とくに歴史的に日本との関わりが深い通貨や、発行枚数が限られた希少なコインは、国内のコレクター市場でも活発に取引されています。
清朝時代の銀貨や欧米の金貨などは、素材そのものに価値がある場合も多く、コレクションとしての魅力だけでなく、資産価値も期待できるでしょう。
ただし、海外の古銭は精巧な複製品も数多く流通しており、素人では真贋判定が難しいケースがほとんどです。
ご売却を検討する際は、信頼できる専門業者に鑑定を依頼し、適正な評価を受けることが大切です。
昔のお金を換金するなら「福ちゃん」
「昔のお金、どこに持っていけば正しく評価してもらえるだろう?」そのようなお悩みをお持ちの方には、「買取福ちゃん」のご利用がオススメです。
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まとめ
昔のお金には、現在でも使用できるものと、すでに通用停止になっているものがあります。現行の日本銀行券とデザインが異なる旧紙幣や記念硬貨の多くは、今でも額面どおりに使用可能です。
一方、江戸時代の通貨や戦前紙幣の一部など、法的に失効しているものでも、コレクターにとっては大きな価値を持つ場合があります。
換金方法としては、銀行・買取専門業者・ネットオークション・金券ショップなどいくつかの選択肢があり、それぞれメリットとデメリットが異なります。
額面どおりの交換だけを望むなら銀行が便利です。しかし、希少価値を考慮した高額査定を期待するなら、やはり専門業者の利用がオススメでしょう。
とくに大判・小判や旧国立銀行券、記念硬貨、エラー銭などの発行枚数が少なかったり歴史的価値の高かったりするものは、額面の何倍もの価格で取引されることも少なくありません。
長い間タンスの奥にしまわれていた「昔のお金」、実は思わぬ宝物かもしれないのです。
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