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- 2025.09.08
金はどこで買うのがお得?購入場所と方法を徹底比較!失敗しない金の買い方

近年、株式市場や為替の変動リスクをヘッジする方法として「金」が注目を集めています。
世界経済や地政学リスクが不透明な状況であるほど、「実物資産」としての価値が高まり、資産の一部を金で保有することは有効な手段といえるでしょう。
しかし、
「金に興味はあるけれど、どこで、どうやって買えばいいのかわからない」
「現物と投資、どちらが自分に向いているのか知りたい」
という方も多いのではないでしょうか。
本記事では、金の購入方法を「現物」と「投資」に大別し、それぞれのメリット・デメリットや手数料、代表的な購入場所・金融商品について具体的に解説いたします。
この記事を最後まで読めば、自身に最適な金の買い方を見つけられ、長期的な資産形成に役立てられるようになるはずです。
将来、金の売却や金貨の換金を考える際に備えて、知っておきたいポイントも合わせて紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
金を購入する2つの主要な方法

金を購入する方法は大きく分けて「現物で購入する」か「金融商品として投資する」の2つに分かれます。
現物とはインゴット(金の延べ棒)や金貨など、実際に手元で保有する形態を指し、金融商品としての投資では、純金積立や金ETFなどの形で金に資金を投じます。
どちらも金に投資する手段ではありますが、保有コストやリスク、手数料などが異なるため、自分のライフスタイルや目的に合った方法を選ぶことが重要です。
ここからは、それぞれの特徴を掘り下げていきます。
1)金の現物を購入する方法
「金の現物購入」とは、インゴットや金貨、地金など、物理的に手に取れる形で金を保有する方法です。
手元に実物がある安心感と、自分の好きなタイミングで売却できる自由度の高さが魅力といえます。有事の際には「実物資産」として機能しやすい点も大きなメリットでしょう。
一方で、盗難や紛失リスク、保管場所の確保が必要になるため、安全管理に手間やコストのかかるデメリットがあります。
万が一の際に動かせる資産を手元に置きたい方や、コレクション的な魅力を感じる方に向いている方法です。
2)金に投資する方法
「金への投資」とは、純金積立や投資信託、金ETF(上場投資信託)などを通じて金に間接的に資金を投じる手段を指します。
実物を管理する手間がなく、盗難リスクも低いため、気軽に始められる点が魅力です。
少額から積み立てられる純金積立や、専門家に運用を任せられる投資信託など、バリエーションが豊富なのも特徴といえます。
ただし、運用コストや手数料が発生することや、現物のように「自分の目で見て確認できる安心感」は薄い面もあるため、資産形成のスタイルや目的に応じて選択しましょう。
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《現物編》金の購入場所5選とそれぞれの特徴

ここでは、現物の金(インゴットや金貨など)を購入できる代表的な場所を5つピックアップします。
地金商や貴金属メーカーの直営店から、身近な宝石店や銀行、証券会社や金属鉱山会社、さらにはオンラインストアまでをご紹介。
それぞれ購入時の手数料やサポート体制、取り扱い商品の種類が異なるため、自身がどのようなサービスを重視したいのかを明確にしながら、安心して金を手に入れられる方法を探してみましょう。
1)地金商・貴金属メーカー
地金商や貴金属メーカー(田中貴金属工業、三菱マテリアルなど)は、金や銀、プラチナなどを専門的に取り扱っている会社です。
これらの直営店や特約店で購入する場合の最大のメリットは、品質と信頼性の高さにあります。
大手メーカーは、「ロンドン貴金属市場協会(LBMA)」の公認溶解業者であるケースが多く、純度や重量が保証された地金を扱っています。
さらに、専門知識を持つスタッフが常駐しているため、購入前の疑問や不安を直接相談できる点もメリットです。
一方のデメリットとしては、店舗が都市部に集中している傾向が強いことが挙げられます。地方在住の場合、購入のためにわざわざ足を運ぶ必要があるかもしれません。
また、金を購入する際には本人確認書類が必要となるため、初回購入時は少し手続きに時間がかかる場合もあります。
しかし、それらのハードルを差し引いても、確かな品質と信頼性を重視したい方には非常にオススメの購入先といえるでしょう。
2)宝石店・貴金属店
街中でよく見かけるジュエリーショップや貴金属店でも、投資用のインゴットや金貨を取り扱っている場合があります。
メリットは、店舗数が比較的多いため、地金商ほど専門的でなくとも「自宅や職場から近い場所で購入できる可能性が高い」ことです。
また、ジュエリーの購入ついでに金の現物について相談できるケースもあるため、敷居が低く感じられるかもしれません。
一方デメリットとしては、専門店ではない分、手数料(スプレッド)が割高になりやすい点が挙げられます。投資用の金の在庫が少なかったり、取り扱いの種類が限られていたりする場合もあるでしょう。
スタッフが投資目的の金の知識に詳しくない場合もあるため、購入前に下調べをしっかり行うことが大切です。まずは気軽に相談してみたい方や、近所で探したい方には良い選択肢です。
3)銀行
一部のメガバンクや地方銀行などでは、金の現物販売を取り扱っている場合があります。
ただし、近年はサービスを縮小・終了する銀行も増えているため、事前に公式サイトや窓口での確認がオススメです。
銀行で購入するメリットは、普段使っている金融機関のため手続きがスムーズに感じられる点や、ほかの金融サービスの相談と合わせて行える安心感でしょう。
しかし、地金商と比較すると手数料がやや割高になりがちな傾向があります。
また、取り扱う金の種類が限定的だったり、手続きに時間や書類が必要だったりする可能性もあるため、スピーディな売買を重視する方には物足りない面があるかもしれません。
とはいえ「安心感を優先したい」「実店舗での相談を重視する」という方には選択肢のひとつとなります。
4)証券会社
証券会社を通じて、金の現物を購入する方法も存在します。多くの場合、証券会社の店舗に出向いて手続きを行うか、オンラインサービスを利用して注文する形です。
メリットとしては、すでに株式や投資信託などを取引している口座を持っている方であれば、同じ証券口座で金をまとめて管理できる点が挙げられます。
売買のタイミングをWeb上で簡単に確認・指示できるなど、利便性の高さは魅力的でしょう。
一方で、現物を引き出す際には別途手数料がかかったり、実際に金の延べ棒や金貨を受け取る場合に多少の手間が生じたりする可能性があります。
また、証券会社によっては取り扱いの有無や、売買単位、手数料体系が異なるため事前のリサーチが欠かせません。
株などと合わせてポートフォリオの一部として金を組み込みたい方には向いているでしょう。
5)オンラインストア・通販
地金商や貴金属メーカーが運営している公式オンラインストア、あるいは専門通販サイトなどを利用し、自宅にいながら金を購入する方法です。
最大のメリットは、24時間いつでも注文できる利便性と、複数サイトを比較して価格をチェックしやすい点にあります。店舗に行く時間が取れない多忙な方や、遠方に住む方にも非常に便利です。
ただし、オンラインならではのリスクもあります。詐欺サイトや偽物を販売する悪質業者が存在する可能性もあるため、運営企業の信頼性をしっかりと見極めることが大切です。
また、送料や代引き手数料などが別途かかる場合もあるので、実際の最終的な総額を確認する必要があります。
ネットショッピングに慣れていて、信頼できる公式サイトや評判の良い専門サイトを利用できる方には、非常に有力な購入手段となるでしょう。
《投資編》少額から始められる金の購入方法3選

「現物を手元に置くのはちょっとハードルが高い」「少額から気軽に金投資を始めたい」という方は、直接金を持たずに資金を投じる投資手段がオススメです。
純金積立や投資信託、金ETFなどを利用すれば、金価格の値動きに連動した収益が期待できます。
毎月コツコツ積み立てたり、株のようにリアルタイムで売買したりと、ライフスタイルに合わせた選択が可能です。ここでは代表的な3つの方法を詳しく見ていきましょう。
1)純金積立
純金積立は、月々1,000円程度から始められるコツコツ型の金投資です。証券会社や地金商、銀行などが取り扱っており、毎月決まった額を自動で積み立てていく仕組みになっています。
最大のメリットは、少額でスタートできることと、「ドルコスト平均法」の効果を得られる点です。
金価格が高いときには少なく、安いときには多く購入することで、平均購入コストを平準化できる可能性があります。
さらに、保管の手間や盗難リスクがなく、積立金が一定量に達した段階で現物を引き出すことも可能です(ただし引き出し時には別途手数料がかかる場合があります)。
一方、デメリットとしては、毎月の積立額に対して購入時の手数料や年会費などのコストが発生すること、リアルタイムの相場に合わせて売買するのが難しいことが挙げられます。
長期的にコツコツ積み立てたい方、投資初心者などには、純金積立が取り組みやすい方法といえるでしょう。
2)金投資信託
金投資信託は、投資家から集めた資金を専門家(ファンドマネージャー)が金に関連する資産(現物や金関連株など)に投資・運用する仕組みです。
メリットとしては、「専門家に運用を任せられるため、投資経験が浅くても始めやすいこと」が挙げられます。
少額から購入が可能で、新NISA(少額投資非課税制度)の対象となる商品を選べば、一定額まで非課税で運用できる点も魅力です。
一方で、信託報酬(運用管理費用)というコストが継続してかかるうえ、投資信託の価格が金の値動き以外の要因で左右される可能性もあります。
また、ファンドマネージャーの運用方針によっては、期待したリターンが得られないこともあるでしょう。
金を含む幅広い分散投資を考えている方や、専門家に運用を任せたい方には有力な選択肢です。
3)金ETF(上場投資信託)
金ETFは、金価格に連動するよう設計された上場投資信託で、証券取引所で株式と同様に売買できます。
メリットとしては、市場が開いている時間帯であれば、ほぼリアルタイムで取引できる点が大きいでしょう。
投資信託に比べて信託報酬が低めに設定されているケースも多く、運用コストを抑えられます。価格も市場で常に変動しているため、透明性が高く、売買タイミングを自身で選べることは大きな魅力です。
一方、株式と同様の「売買手数料」が必要なことや、金ETFの中には分配金を出さない銘柄も多いことには注意が必要です。
また、金の現物を受け取ることは基本的にできないため、「実物資産」としての安心感を求める方には向かない面もあります。
株式投資に慣れていて機動的に金を売買したい方には、金ETFがピッタリといえるでしょう。
後悔しないために!金を購入する際の3つの注意点

金を購入する際は、大きな資金が動くことも珍しくありません。勢いで購入してしまい、後から「こんなはずではなかった」と後悔しないためにも、事前に押さえておくべきポイントがあります。
とくに、信頼できる購入先を選ぶこと、各種手数料を理解すること、そして現物を保有する場合の保管方法を検討しておくことが重要です。
以下の3つの注意点をしっかり確認し、安全かつ賢く金資産を形成していきましょう。
注意点1|信頼できる店舗・会社を選ぶ
金の購入で最も重要なのは、信頼できる相手から買うことです。
たとえば地金商を利用する場合、重要なのは、その業者がロンドン貴金属市場協会(LBMA)の「グッド・デリバリー・リスト」に掲載された精錬業者が製造した地金を取り扱っているかどうかです。
または、日本地金流通協会の正会員であるかどうかは、信頼性を見極める際のひとつの目安になります。
これらの認定を受けている会社は純度や重量、製品の品質管理が厳格に行われているため、偽物や粗悪品をつかまされるリスクが格段に低いでしょう。
オンラインストアを利用する場合は、運営元の企業情報や実績、セキュリティ対策などをしっかりと確認し、口コミや評判も調べると安心です。
過度に安い価格で売り出しているような場合は、詐欺の可能性を疑ったほうがよいでしょう。大切な資産だからこそ、購入先の信頼度は妥協せずに選ぶことが重要です。
注意点2|手数料(スプレッド)を比較検討する
金は世界共通で取引される資産ですが、実際に購入する際には「手数料(スプレッド)」が存在します。
スプレッドとは、販売会社が提示する「買値」と「売値」の差のことで、これが実質的な購入コストになるのです。
会社や店舗ごとにスプレッドは異なり、とくに地金商や銀行、証券会社、宝石店などでは手数料の体系がまちまちです。
また、現物の場合は「バーチャージ(鋳造費)」が上乗せされる場合もあります。純金積立では、購入手数料や年会費、口座管理費などがかかることもあるため、必ず事前に確かめておきましょう。
複数の会社やサービスを比較し、総合的なコストを把握したうえで、納得のいく取引ができるようにすることが大切です。
注意点3|保管方法を事前に考えておく
現物を購入する場合、盗難や紛失などのリスクを踏まえたうえで「どこに保管するか」を決めておくことが重要です。
自宅で保管するのであれば、火災にも対応できる頑丈な金庫が必要になるでしょうし、逆に管理を怠ると盗難リスクが高まります。
また、銀行の貸金庫や金庫室を利用する方法もありますが、その場合は使用料もかかる点に注意が必要です。
近年は地金商や貴金属メーカーが提供する保管サービスを利用する方も増えています。
預かり証を発行してもらい、セキュリティの整った保管施設で金を安全に管理してもらえるため、保管リスクを軽減できます。
ただし、どの方法を選んでもコストと利便性のバランスは必ず存在するため、あらかじめ検討しておくことで後悔のない選択をしましょう。
金の売却も考えるなら「福ちゃん」の買取サービスへ

金は購入して終わりではなく、資産形成の一環として保有した後、適切なタイミングで売却することも視野に入れるのが得策です。
とくに金貨をはじめとした貴金属の古銭は、いざ売るときに「どこに依頼すればいいのか」「正しく査定してもらえるのか」と迷う方も多いでしょう。そこで、信頼と実績のある買取専門業者を知っておくと安心です。
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金を含む古銭、いわゆる日本や海外の「金貨」などであれば、金の相場価格だけでなくデザイン性や希少性を加味した総合評価による査定が可能です。
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まとめ
本記事では、金の購入方法を「現物」と「投資」の2種類に大別し、それぞれの具体的な買い方や購入場所の特徴、さらには購入時の注意点を詳しく解説してきました。
金の現物を手元に置いておきたいなら、地金商や宝石店、銀行や証券会社などを比較検討し、自身の都合やコスト感に合ったところを選ぶとよいでしょう。
少額から始めたい方や、盗難リスクを避けたい方は、純金積立や金ETFなどの投資商品を活用する方法もあります。
いずれにしても、購入先の信頼性と手数料体系、保管方法の検討は欠かせません。
また、金貨などを含め「いつか売却する」ことを考えるなら、高価買取が期待できる業者をあらかじめ押さえておくと安心です。
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