• 古銭/記念硬貨
  • 2026.03.20

レアな五円玉はこれ!価値のある年号と買取価格は?

【記事のポイント】

  • ✅レアな五円玉の種類は、明治時代に発行された旧五円金貨や新五円金貨などがある
  • ✅穴なしや穴ずれ、刻印ずれといったエラーが起きた五円玉も希少価値が高い
  • ✅レアな五円玉の価値は、数万円から100万円を超えるものまで幅広い

財布や貯金箱に眠っている五円玉の中に、思わぬ価値を持つレアな品が混ざっていることがあります。年号や種類によっては数万円、中には100万円を超える価値がつくケースも珍しくありません。

特に、昭和20年代の特定年号や製造ミスによるエラーコインは、コレクターの間では高値で取引されています。この記事では、レアな五円玉の種類や見分け方、具体的な買取相場、高く売却するためのポイントを紹介します。

レアな五円玉の種類一覧

全種類のプルーフ貨幣の表裏

五円玉には、明治時代の金貨から現代の黄銅貨まで、さまざまな種類が存在します。中には、製造枚数がわずか数百枚という極めて希少なものもあり、素材やデザイン、発行年号によって買取価格は大きく変わります。

ここでは、レアな五円玉として知られる代表的な種類を年代順に見てみましょう。お手元の五円玉がレアコインに該当するか、ぜひ確認してみてください。

旧五円金貨

旧五円金貨は、「旧五円金貨」と「旧五円金貨(縮小)」の2種類に分けられます。発行時期や大きさで見分けられ、明治3年(1870年)~明治4年(1871年)発行が旧五円金貨、明治5年〜明治30年(1872年〜1897年)発行が旧五円金貨(縮小)です。

発行当初は直径23.84mmでしたが、明治5年からは直径21.82mmへと縮小されました。旧五円金貨がレアとされる理由は、発行枚数が年号によって大きく異なり、特定年号は現存数が少ないため、希少性が高いことにあります。

表面には天皇を象徴する龍、裏面には菊紋や桐紋、日章が精巧にデザインされており、日本最高峰の金工師・加納夏雄が手掛けた美しい仕上がりが特徴です。

新五円金貨

新五円金貨は、明治30年(1897年)~昭和5年(1930年)に発行された金貨です。直径16.9mm、重量4.17g、品位は金90%・銅10%で、旧五円金貨と比較してコンパクトに設計されています。

表面は「五圓」の文字を囲むように菊花紋章や菊枝、裏面には桐紋や日章が配され、シンプルながら格調高いデザインです。

約35年間で8回に分けて製造され、総発行枚数は130万枚以上とされますが、年号ごとに発行枚数には大きな差があります。昭和5年銘は現存数が極めて少なく、状態の良いものは非常に高額で取引されることもあります。明治36年銘も発行枚数が約2万枚と少ないため、高値がつきやすい年号です。

財務省放出金貨

財務省放出金貨とは、平成17年(2005年)~平成20年(2008年)に財務省が保有していた金貨3万2,683枚を公開オークションで売却したものです。

これらは第二次世界大戦中に国民から供出され、戦後GHQに接収された後、日本政府へ返還されました。財政赤字を補うため、旧五円金貨や新五円金貨を含む明治から昭和初期の金貨が競売にかけられました。

財務省放出金貨の最大の特徴は、日本貨幣商協同組合による真贋鑑定を受け、説明書とともに特殊なケースに封入されている点です。財務省放出品はこのときのみで、将来的にも一定の価値を保つと期待されています。

アルミフデ5(昭和26年試鋳貨)

アルミフデ5は、昭和26年(1951年)に試験的に製造された極めて希少な五円玉です。通常の黄銅貨とは異なり、アルミニウムで作られた試作品であるため、手に取ればすぐに素材の違いが分かります。

デザインは昭和24年(1949年)以降の五円玉と同様、稲穂・歯車・水などが配されており、筆文字のような楷書体が使われていることから「アルミフデ5」と呼ばれるようになりました。

この硬貨が幻とされる理由は、現存数は極めて少ないとされ、確認例もごくわずかであるためです。流通を目的としておらず、製造工程で試験用として作られたものが外部に流出したと考えられています。

穴なし五円黄銅貨

第二次世界大戦後、金属資源が不足していた時期に、金貨に代わる通貨として黄銅(真鍮)が採用されました。この時期に作られた五円玉は、真鍮製の軍需品を再利用したものだとされています。

穴なし五円黄銅貨は、昭和23年(1948年)~昭和24年(1949年)にかけて製造された中央に穴が開いていない五円玉です。製造期間が短いため、現存している数は少ないとされます。

表面には国会議事堂と唐草模様、裏面には平和を象徴する鳩と、日本の代表的な花である梅の花が描かれており、戦後復興への願いが込められたデザインとなっています。

五円黄銅貨(楷書体・フデ五)

五円黄銅貨の楷書体は、昭和24年(1949年)~昭和33年(1958年)に発行された硬貨で、筆で書いたような柔らかな書体が特徴です。コレクターの間では「フデ五」という愛称で親しまれています。

昭和34年(1959年)以降はゴシック体に変更されました。楷書体とゴシック体の見分け方は文字の形状に注目すれば分かります。楷書体は「五」の横棒がやや跳ねて見え、全体的に筆跡の強弱が感じられるのに対し、ゴシック体は均一な太さで直線的な印象です。

特に価値が高いのは昭和27年銘や昭和32年銘です。どちらも発行枚数が少なく、高額で取引されることがあります。

五円黄銅貨(ゴシック体)

他の硬貨との統一性を図るため、1959年(昭和34年)にそれまで使われていた楷書体からゴシック体に書体が変更されました。同時に「日本國」の表記も「日本国」へと改められ、より読みやすいデザインに変わっています。

ゴシック体は文字の太さが均一で直線的な印象を受けるため、楷書体の筆で書いたような柔らかな雰囲気とは対照的です。

ゴシック体の五円玉はプレミア価値がつきにくいものの、例外があります。平成22年(2010年)~25年(2013年)は流通用の五円玉は製造されず、プルーフ貨幣セットのみ発行されています。そのため一般流通品は存在せず、未使用品はコレクター市場で取引されています。

プルーフ貨幣セットの五円玉

プルーフ貨幣セットの五円玉は、昭和62年(1987年)から造幣局が毎年発行している特別な硬貨です。通常流通している五円玉とは製造工程が異なり、表面を磨き上げた鏡面仕上げが施されています。

流通用の硬貨と同様に貨幣としての価値を持ちますが、手間をかけた丁寧な仕上がりのため、観賞用やコレクション用として人気です。

通常のプルーフ貨幣セット以外にも記念プルーフ貨幣セットがあり、発行枚数が少ないものほど高値がつきやすく、人気キャラクターや歴史的イベントを記念したものはコレクター需要がより高まります。

エラーコインは思わぬ高額になる場合も

大量の五円玉

レアな五円玉の価値は、年号だけで決まるわけではありません。製造過程で生じたミスや不具合が市場に流出した「エラーコイン」にも、想像を超える価値が潜んでいます。

通常なら検品で取り除かれるはずのエラー品が、なぜコレクターの間で高額取引されるのでしょうか。ここでは、エラーコインの基本知識と高額になりやすいパターンについて解説します。

エラーコインとは何か

エラーコインとは、製造工程でのミスや不具合によって、通常とは異なる状態となった硬貨です。本来であれば、厳重な検品でチェックされるため、市場に出回ることはほぼありません。しかし、ごく稀に検品をすり抜けて流通することがあり、その希少性からコレクターの間で高値がつきやすい傾向があります。

なお、後から人工的に加工した偽物も出回っているため、本物かどうかを見分けるには専門知識を持つ査定士に鑑定を依頼することが重要です。

高額になりやすいエラーパターン

実際に、どのようなエラーが高値で取引されているか見てみましょう。代表的なエラーパターンとして、以下が挙げられます。

  • 穴なし:中央の穴が完全にふさがっている
  • 穴ずれ:穴の位置が中心からずれている
  • 刻印ずれ:デザイン全体がずれて刻印されている
  • 角度ずれ:表裏の角度が異なる
  • 影打ち:片面が正常なデザインに対し、もう片面が鏡合わせのように反転して刻印されたもの
  • 裏写り:片面の表面と裏面の模様が重なっている

製造技術の向上によりエラーは近年ほど発生しにくく、発行枚数や保存状態によって希少性は異なるものの、流通量が少ないものや状態の良いものほど高値がつきやすい傾向があります。

レアな五円玉の買取価格

稲穂・歯車・水が描かれた黄銅貨(ゴシック体)の五円玉

レアな五円玉の種類やエラーコインについて理解したところで、次に気になるのは「実際にいくらで売れるのか」という点です。

年号や種類、エラーの程度によって、買取価格は数百円から100万円以上まで大きく変動します。ここでは、レアな五円玉の買取相場について、種類・年号別とエラーコイン別に分けて解説します。

レア五円玉の相場一覧表【種類・年号別】

レアな五円玉の買取相場は、種類や年号によって大きく異なります。相場はコインの保存状態によっても大きく変動するため、正確な価値を知るには専門の買取店での査定が不可欠です。

種類年号・特徴美品・未使用品の相場
旧五円金貨▼特年銘
明治16年・26年・30年
100万円以上も
新五円金貨昭和5年銘400万円~600万円以上
アルミフデ5昭和26年ごろ(試鋳貨)100万円以上
穴なし五円黄銅貨昭和23年・24年30円~数千円程度
五円黄銅貨楷書体(フデ五)▼特年銘
昭和27年・32年
1万円~3万円程度
五円黄銅貨ゴシック体平成22年〜25年500円~5,000円程度

※相場は市場状況や保存状態により変動します。最新の価格は専門業者へご確認ください。

エラーコインの買取相場

エラーコインの買取相場は、エラーの種類や程度によって大きく変動します。エラーの程度や発行枚数、保存状態が価値を決める要素です。

エラーの種類買取相場の目安価格を左右する要素
穴なし・穴ずれ数万円~100万円以上保管状態、ずれの大きさなど
影打ち・裏写り数万円~数十万円刻印の明瞭さ
角度ずれ・傾斜ずれ数万円~数十万円傾きやずれの大きさ
刻印ずれ・刻印欠け数万円~数十万円ずれ・欠けの程度

※相場は市場状況や保存状態により変動します。最新の価格は専門業者へご確認ください。

ただし、相場はあくまで目安であり、実際の買取価格は硬貨の状態や鑑定書の有無によっても変わります。

レアな五円玉を高く売却する方法

貯金箱に五円玉を投入する男性の手元

レアな五円玉は、売却前の扱い方や買取店の選び方で査定額が大きく変わることがあります。良かれと思った行為が逆効果となり、価値を損ねるケースも少なくありません。ここでは、レアな五円玉を適正な価格で売却するために押さえておきたい重要なポイントを解説します。

売却前に磨かない

レアな五円玉を売却する際は「きれいにしてから持っていったほうが高く売れるのでは?」と考えるかもしれませんが、事前に磨くのは避けましょう。

古銭の価値は、製造時の状態をどれだけ維持しているかで判断されます。汚れを落とそうと磨くことで表面に細かな傷がついてしまうと、かえって価値を大きく下げる結果になるでしょう。

特に、長年経過した五円玉は経年劣化により表面が脆くなっている場合があります。研磨剤や布でこすると、思わぬ傷がつきかねません。また、強く磨き過ぎて硬貨が削れると、価値が大きく下がる恐れがあります。

硬貨は素手で直接触れると皮脂が付着して変色の原因となるため、手袋を着用し専用のコインケースに入れて保管しましょう。湿気や直射日光を避けた環境で保管することも大切です。

古銭の買取実績が豊富な店で売却する

レアな五円玉を少しでも高く売却するには、古銭の買取実績が豊富な専門業者に依頼することが重要です。

リサイクルショップでは幅広いジャンルを扱う反面、古銭に関する専門知識が不足している場合があります。レアな年号やエラーコインといった希少価値を正しく見極められず、額面通りの価格や相場より大幅に低い査定額を提示されるケースも少なくありません。

古銭の買取実績が豊富な専門業者には熟練の査定士が在籍しており、硬貨の年号・書体・状態・エラーの有無といった細かなポイントまで丁寧に確認します。大切な五円玉の価値を正当に評価してもらうためにも、古銭に強い買取業者を選びましょう。

まとめ

ルーペを使って古いコインを査定する様子

レアな五円玉は、100万円を超えるアルミフデ5や数万円の穴なし五円黄銅貨など、年号や種類によって価値が大きく違います。エラーコインも思わぬ高額になるケースがありますが、表面に傷がつくと価値が下がるため、自分で磨かないことが大切です。

手元の五円玉がレアかもしれないと感じたら、ぜひ福ちゃんにご相談ください。熟練の査定士が丁寧に価値を見極め、適切な買取価格を提案します。出張料・査定料は無料です。お気軽にお問い合わせください。

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