• 骨董
  • 2025.05.31

無名作家や作者不明の絵画を売る方法は?買取されやすい絵画や査定のポイントなど解説

無名作家や作者不明の絵画は買い取ってもらえる?
無名作家の絵画はどこで売れる?

など、無名作家や作者不明の絵画を売る方法を知りたい方のために、情報をまとめました。
買取されやすい絵画や査定のポイントなどにも触れています。ぜひご参考にしてください。

無名作家の絵画でも価値がある?

無名作家の絵画でも価値がある?

無名作家や作者不明の絵画でも、買取してもらえる場合があります。

絵画は作品の善し悪しが査定額に大きな影響を与えるため、よい作品であれば作家が無名であっても買い取ってもらえるでしょう。

よい作品と評価されれば高額査定になる可能性もあります。

もちろん、作家が有名である作品のほうが高額査定となりやすいでしょう。しかし、無名作家や作者不明の作品であっても売却を諦める必要はありません。作品の出来栄えによっては予想以上の価値になることもあります。

無名作家の絵画を売る方法

無名作家の絵画を売る方法

  • ✔︎ フリマアプリ
  • ✔︎ ネットオークション
  • ✔︎ 絵画買取業者

無名作家や作者不明の絵画を売る方法としては、上記3つが挙げられます。

それぞれの特徴やメリット・デメリットなどを解説いたします。

フリマアプリ

フリマアプリは自身で価格を決めて出品し、購入希望者が現れたら商品を発送する売却方法です。

アプリを使えば簡単に出品できるため、忙しい方でも簡単に購入希望者を募ることが可能です。

しかし、商品の価値がわからない場合、金額を高く設定しすぎて売れ残ってしまったり、安すぎる価格で手放してしまう恐れも。また、個人間取引であることからトラブルになることも少なくないため、注意が必要です。

手数料や送料がかかる点も覚えておきましょう。

ネットオークション

ネットオークションはネット上に商品を出品すると、購入希望者がオークション形式で商品を落札する仕組みです。

オークション形式のメリットは、商品を高く売却できる可能性があることでしょう。購入希望者が入札していくため、需要が高い商品はおのずと高額になります。

ただし、フリマアプリ同様、手数料や送料が必要である点や個人間取引である点には注意が必要で、落札者が入金してくれないなどのトラブルも報告されています。

絵画買取業者

絵画買取業者は、業者に絵画を買い取ってもらい、さまざまな方法で絵画を流通させるシステムです。プロの査定士が価値をはかるため、適切な取引が可能な点がメリットでしょう。

査定などは無料で対応している業者が多く、配送などの手間もかかりません。

しかし、絵画の買取に疎い業者を選んでしまうと、価値を見誤られることもあり、業者の選定には熟考する必要があります。

無名作家の作品でも買取されやすい絵画

無名作家の作品でも買取されやすい絵画

  • ✔︎ 額縁に入っている
  • ✔︎ 誰もが楽しめる表現の絵画
  • ✔︎ 本画・肉筆画・原画

無名作家や作者不明の絵画は、買取業者でも買取を断られることがあります。買取されやすいものは、上記の特徴を持っている絵画です。

その理由を詳しくご紹介するため、売却を検討中の方はぜひご参考にしてください。

額縁に入っている

無名作家や作者不明の絵画は、実用性があるかどうかがひとつの指標です。

額縁に入っているものは飾りやすく鑑賞しやすいことから、買取してもらえる可能性が高くなります。

買取業者に依頼すると額縁の価値を含めて査定してもらえるため、査定へ出す際は可能であれば額縁に入れるとよいでしょう。

アンティークなどの額縁であれば、額縁のデザインや素材自体に価値が付き査定額が向上することもあります。

誰もが楽しめる表現の絵画

作家が無名であったりわからなかったりする場合、抽象画よりも風景画や美人画などが買取されやすい傾向があります。

花や動物の絵、風景画や美人画などは美しさが伝わりやすく、多くの方が楽しめる絵画です。作家バリューがない場合、多くの方に好まれるモチーフの絵画が買取されやすい傾向にあります。

抽象画など独特の世界観で描かれる絵画は、評価が難しく作家バリューがあってこそ価値が付く作品も多いため、買取されにくいのです。

本画・肉筆画・原画

絵画の中でも買取額が高くなりやすいのは、「本画」「肉筆画」「原画」などです。

本画は、下絵などと比較して「完成した絵画作品」であることを指します。油彩画でいえば完成作品を指す「タブロー」と同義語として使用されることもあります。

肉筆画は、浮世絵などで、絵師が自ら筆をとり手書きで仕上げたものです。画家の筆遣いや絵の具の質感などが作品に現れ、手作業ならではの痕跡がそのまま作品に残されていることが特徴です。

また、浮世絵では肉筆画のほかに「木版画」というものがあります。

原画は、複製画があるものに対して使われ、画家が自ら描いた作品の1枚目を指す言葉でもあります。

無名作家の作品でも本画や肉筆画、原画などのように、絵師本人が実際に筆をとって描いたものは価値が認められやすい傾向があるのです。

無名作家の絵画はどれくらいの価格で売れる?

無名作家の絵画はどれくらいの価格で売れる?

無名作家や作者不明の絵画は、作品の出来栄えやサイズなどで価格が異なります。

売れない場合も多く、数百円という価格しか付かない場合も少なくありません。

また、絵画の相場は変動しやすいため、時期によって売れたり売れなかったりとさまざまでしょう。

美術的価値や歴史的価値、希少価値などが高く評価されると、無名作家であるにもかかわらず高額買取となることもあります。

⚠︎CAUTION!
当記事でご紹介している買取価格はあくまでも目安です。実際の買取価格は保管状態や市場の需給バランスなど、さまざまな要因で変動します。詳細は骨董品買取業者にご確認ください。

無名作家の絵画は何が査定ポイントになる?

無名作家の絵画は何が査定ポイントになる?

  • ✔︎ 絵画のモチーフ・状態
  • ✔︎ 絵画に関する資料や付属品
  • ✔︎ 絵画の入手経路

無名作家や作者不明の絵画を売る際、大きな査定ポイントとなるのは上記3つです。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

絵画のモチーフ・状態

絵画のモチーフや状態は、査定額を決定するうえで重要な要素です。万人が鑑賞しやすいモチーフでさらに絵画の状態が良好であれば、査定にプラスの影響を与えます。

とくに海や川の絵、明るい彩色の絵などは評価されやすいでしょう。しかし、卑猥な作品やグロテスクな作品は需要が少ないため、評価が下がる傾向にあります。

ひび割れや汚れ具合など状態が悪い場合も、査定にマイナスの影響を与えるでしょう。

絵画に関する資料や付属品

無名作家の作品は証明書や共シールなどの絵画に関する資料、額縁や箱など付属品の有無が査定ポイントです。

作家バリューがない絵画は情報も少ないため、絵画に関する資料で絵画の信憑性や価値がはかられます。

また、額縁や箱などの付属品も重要です。絵画の状態を保ったり扱いやすくしたりなどの役割があり、付属品がない場合は価値が低くなる傾向があります。

絵画の入手経路

絵画の入手経路が明確なものは価格が付きやすく、買取されやすいでしょう。

正規のルートで入手された絵画は真贋性が保証されるため、市場でも評価されやすい傾向にあります。

購入時のレシートやオークションなどの購入履歴、元の持ち主からもらった譲渡証明など、入手経路を示すものがあれば準備しましょう。

作家が無名な作品でも、著名なコレクターが所有していたものや画廊で購入したものなどは、価値が認められる場合があります。

無名作家の絵画を売る際の注意点

無名作家の絵画を売る際の注意点

  • ✔︎ 買取の可否は買取業者による
  • ✔︎ 適当な絵画は売れない
  • ✔︎ 売った後に価値が高くなることがある

無名作家の絵画を売る際は、上記の3つに注意が必要です。

それぞれ詳しく解説するため、絵画を売却する前に知っておくとよいでしょう。

買取の可否は買取業者による

無名作家の絵画を売却する場合、買取業者によって対応が異なることを知っておきましょう。

作家バリューがないというだけで買取してくれない業者も少なくありません。

また、買取対応している業者でも細かい査定基準は業者によってそれぞれです。

絵画に精通している査定士が在籍しているかによっても評価に大きく差が出るため、業者選びは慎重に行いましょう。

適当な絵画は売れない

いくら無名作家の絵画は売れる可能性があるといっても、適当に描かれたものは評価が低くなります。

評価されやすい絵画は技術が高く、万人受けする魅力があるものに限ります。

作家バリューがないからこそ絵の技術や魅力が細かく評価されるため、それらが気薄な場合、美術市場や鑑賞者からの評価において存在感を示すことが困難になるでしょう。

売った後に価値が高くなることがある

無名作家や作者不明の絵画は、オークションなどで注目されると急に価値が高くなることがあります。

そのため、二束三文で売った無名作家の絵画がその直後に高額で取引される可能性も考えられるのです。

絵画の価値はそれほど変動しやすく、とくに無名作家の作品は価値が安定しにくいため、時期を見極めて慎重に売却しましょう。

絵画の買取は福ちゃんへ

無名作家や作者不明の絵画は、ぜひ福ちゃんにご相談ください。

福ちゃんは絵画買取の実績が高く、作家バリューが少ない絵画も数多く対応してきた実例があります。

絵画に関して深い知識を持った査定のプロフェッショナルが査定するため、作家バリュー以外の部分で価値を見いだすことも可能です。

他店に買取を断られた絵画も、福ちゃんならお買取できる可能性があります。

また、福ちゃんでは出張買取サービスを提供しており、大きな絵画を売りたい場合や近くに店舗がない場合などは、ご自宅にお伺いして査定を行います。

査定料や手数料は一切必要ないため、無駄な出費をせずに査定を受けられるでしょう。

無名作家や作者不明の絵画は、福ちゃんにお任せください。

無料でご相談・
ご依頼はこちら

受付時間 9:00~20:00
(年中無休※年末年始は除く)

まとめ

無名作家の絵画でも、フリマアプリやオークション、買取業者などで売れる場合があります。

フリマアプリやオークションは簡単に出品でき、場合によっては高額で売却することが可能です。

しかし、手数料や配送料、出品や発送の手間が必要であるほか、個人間取引であることからトラブルに発展するケースも少なくありません。

安全に手間や無駄な出費なく売却したい場合は、絵画買取業者がオススメです。無料で査定対応する業者も多く、プロの業者と取引するため、個人間取引のようなトラブルにも発展しにくいでしょう。

ただし、無名作家というだけで買取対応していない場合や、査定基準が業者によって異なる点に注意が必要です。

福ちゃんは絵画買取に精通したプロフェッショナルが在籍しており、無名作家の絵画も多数お取引した実績があります。作家バリュー以外の部分も評価できる深い知見を持った査定士が対応するため、適正価格のご提示が可能です。

無名作家や作者不明の絵画は、ぜひ福ちゃんにお任せください。

骨董の高価買取骨董の高価買取