- 食器
- 2024.11.01
ミントンのハドンホールとは?魅力や派生シリーズをご紹介
数々のヒットアイテムを生み出した、ミントンのハドンホール。
華やかなフラワーモチーフは、使う人の心まで明るくしてくれます。
ティーカップやテキスタイルなど、取り入れていた方もいらっしゃるのでは?
今回は、ミントンのハドンホールをテーマにお話ししていきます。
● ハドンホールの魅力
● ハドンホールの派生シリーズ
● なぜハドンホールを見かけなくなったの?
など、ハドンホールについて知りたい方は要チェックです。
わかりやすく解説していますので、ぜひ、最後までお楽しみください。
目次
ミントンとは
ミントンは、1793年にイギリスで誕生した陶磁器ブランドです。
芸術性とデザイン性を重視した食器は、ヨーロッパの王室のみならず、日本の皇室からも注文が入っていたといいます。立体的なパテ・シュール・パテ技法や、金彩を使った技法をあみ出すなど、高い技術力でも評価されているのが特徴です。
「世界で最も美しいボーンチャイナ」とヴィクトリア女王に称賛されたミントン。
実は、華麗なタイル装飾でも一世を風靡したブランドであることをご存知ですか?
ミントンのタイルは、日本の重要文化財である「旧岩崎庭園の洋館」でもその輝きを放っています。興味がある方は、往時を偲ばせる優雅な空間で、ミントンのタイルが織りなす芸術に触れてみてはいかがでしょうか。
◯ 180年続く伝統 ―ミントンとハドンホールの物語―
ミントンは、創業以来180年もの間、家族経営によってその伝統を守り続けてきました。
脈々と受け継がれてきた技術と情熱は、時代を超えて愛される名作を生み出しました。
その代表格が、今もなお世界中で高い人気を誇る「ハドンホール」の食器です。1948年の発表以来、その美しいデザインは、多くの人々を魅了し続けています。
最近はハドンホールを見かけない?
ミントンのハドンホールを、店頭で見かけることはなくなりました。なぜなら、現在では陶磁器製造をしておらず、ライフスタイルを彩るテキスタイルに絞って展開しているからです。
以下に、長い歴史を持つミントンの、企業としての変遷を表にまとめました。
参考にしていただけますと幸いです。
1793年 | ミントン創業 |
1973年 | ロイヤルドルトンの傘下に入る |
2015年 | WWRDグループホールディングスの一員となり、ミントンは廃止へ |
WWRDグループホールディングスに入ったことで、ミントンのブランドは廃止され、陶磁器の生産も終了しました。
現在ミントンは、ライセンスブランドとして、フィンランドのフィスカース社がテキスタイルの販売を続けています。
ミントンのハドンホールとは
ハドンホールは、ミントンを代表するデザインです。
ミントンといえば、ハドンホールを思い浮かべる方も多いでしょう。そのハドンホールは、1948年、当時のアートディレクターだったジョン・ワズワースによって誕生しました。
優雅で曲線的な花々のデザインが特徴で、ハドンホール城の礼拝堂にある壁画がモチーフだといわれています。パッションフラワー・パンジー・カーネーションなどが描かれ、10色以上もの多彩な色を使用しているのが特徴です。
発売から大人気となったハドンホールは、製造が終了した現在も世界中で支持されています。
ハドンホールが人気の理由
ミントンのハドンホールは、次のような理由から人気を集めています。
● 絵柄の美しさ
● 華やいだ雰囲気
● 派生シリーズが豊富
ハドンホールは、多くの色がバランスよく配色されているおかげで、絵柄がより美しく表現されています。
また、ハドンホールの食器があるだけで、 パッと華やいだ雰囲気をかもし出してくれる点も、多くの人が支持しているポイントです。
さらに、ハドンホール ブルーをはじめとする派生シリーズが多く、好みのハドンホールを選べる点も人気の理由といえるでしょう。
ハドンホールの派生シリーズ
ハドンホールには、 さまざまな派生シリーズ展開されています。
代表的なシリーズをご紹介しますので、自分好みのハドンホール探しにお役立てください。
ハドンホール ブルー
ハドンホールの60周年を記念して、発売されたシリーズです。
ハドンホールをベースにブルーやイエローを使用し、さわやかな清潔感を得られるでしょう。
ジョン・ワズワースがハドンホールとともにデザインしたものの、採用されなかったのがハドンホール ブルーだったといわれています。
ハドンホール トレリス
トレリスとは、ガーデニングで使用する格子状の生垣のこと。
ハドンホール トレリスには、カップとソーサーの縁にトレリス模様が施されています。
ハドンホールよりも、あらたまった雰囲気が特徴です。
マジェスティック ハドンホール
国王室御用達150周年を記念して、2006年に誕生したシリーズです。
ハドンホールの絵柄をアレンジし、かつ、金彩をより多く使用しているため、高級感のある表情をしています。
ハードウィック
ハドンホールの模様を、ブルーのグラデーションのみで表現したシリーズです。
ハドンホールと比べると、すっきりと落ち着いているため、シーンを選ばず使えるでしょう。
ダイヤモンド ハドンホール
ハドンホールの誕生60周年を記念し、2008年に発表されたシリーズです。
従来のハドンホールとは異なり、白一色で描かれた模様がレリーフのように浮き上がっているのが特徴です。さらに、金彩で表現された網目模様が、気品と高級感をより一層引き立てています。
ダイヤモンド ハドンホールは、2015年にミントンがブランドを廃止するまでの間で、最後に発表されたハドンホールのコレクションです。
ミントンのハドンホールは今も人気
1948年の誕生以来、色褪せることなく世界中で愛され続けるミントンのハドンホール。
その魅力は、なんと言っても多彩な色使いで描かれた花々の美しさにあります。テーブルを華やかに彩るハドンホールは、時代を超えて受け継がれるべき名品です。
ミントンの食器は現在製造が終了しているため、中古市場では高値で取引されることも珍しくありません。
とくに、カップ&ソーサーやプレートなど、セットで揃っている場合は高額査定を期待できます。
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