実はたくさんある?トランペットの種類とは

吹奏楽やブラスバンド部などで高い人気を誇る管楽器・トランペット。
実は「トランペットは1種類ではない」ということをご存知でしたか?
今回は、『トランペットの種類』がテーマです。
それぞれの見た目の特徴や音の違いについて解説していきたいと思います。
なお、本コラムでは難しい専門用語は使っていません。
楽器未経験の方でもご覧いただける内容になっていますので、ぜひご一読ください。

トランペットについて

トランペットについて

トランペットの歴史は古く、紀元前のエジプトにはすでに原型となるものが誕生していたそうです。

当時は木や茎などが使われた「笛」に近いものだったようですが、「ラッパ型の楽器」はすでに誕生していたと考えられています。

そんなトランペットが現在のように楽器として確立されたのは17世紀ごろ。それまで「号令用の楽器」として使われていたトランペットに「音を奏でる」という役割が求められるようになりました。

しかし、現在のように指で音階(ドレミファソラシド)を操作する「ピストン」が付いたトランペットが誕生したのはもう少しあと(19世紀ごろ)のお話になります。

それまでは唇の動きだけで音階を操作していたのですが、奏者が育たなかったことなどが原因で「管の長さが違うトランペット」が作られるようになりました。

所説ありますが、

「音が違うトランペットをいくつか作り、複数人で吹けば多彩なメロディーを奏でることができるのではないか」

というのが、「トランペットにはたくさんの種類がある」理由だといわれています。

トランペットの種類

トランペットの種類

ここで、数あるトランペットの種類をご紹介します。

B♭管トランペット

もっともポピュラーなトランペットです。

「トランペット」といったら、この「B♭管トランペット」を指すことが多いでしょう。小学校~中学校の吹奏楽でも使用されていることから、初心者にもおすすめできるトランペットです。

音色は「THEトランペット」。トランペットらしい張りのある音を堪能することができます。 ジャズやクラッシックなど、さまざまなジャンルに対応するため、時代や性別を問わず人気の高いトランペットだといえます。

ちなみに、「B♭」は「ドレミファソラシド」を吹くと「シドレミファソラシ」に変換される楽器ということを表しています。「B♭」は一種のグループだとお考えください。

もう少し詳しく説明しましょう。

実は楽器は、楽譜に書いてある音と実際に出る音が異なります。

そのため、違う楽器同士でも共通の「ドレミ」を奏でられるよう、「B♭」グループの楽器は「B♭」専用の楽譜を用いて演奏を行うのです。

ちなみにB♭管の楽器にはクラリネットやホルン、ソプラノサックスなどがあります。

C管トランペット

こちらはB♭管トランペットより高い音が鳴るトランペットです。

「C」は、先ほどお伝えしたグループのひとつだとお考えください。C管トランペットは、クラッシックなどで使用されることが多いという特徴を持ちます。

外観はB♭管トランペットより少し長く、「上品な音色」と表現されることが多いです。B♭管トランペットと同様、非常にメジャーなトランペットであるため演奏人口も多いといわれています。

ピッコロトランペット

B♭管トランペットとC管トランペットより小さく、すべてのトランペットの中でいちばん「管」が短いトランペットがこちらになります。

そのため、はじめて見る人は「全体的に、巻きが少ない?」と感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ちなみに、バッハやヘンデルといった有名音楽家が作った曲(いわゆるバロック音楽)には欠かせない存在といわれており、明るく弾んだような音色が特徴とされています。

コルネット

B♭管トランペットとC管トランペットに形は似ていますが、大きさは非常にコンパクトです。

音色はB♭管トランペットよりもやわらかく、「丸みのある音」と表現されることもあります。
ちなみに、トランペット奏者の多くがコルネットを兼任しています。

これは、曲の雰囲気に合わせて持ち替えるためです。

まれにコルネット人員が不足しているという事情があって兼任しているトランペット奏者もいらっしゃるようですが、基本的にトランペット奏者はコルネットを演奏できますし、コルネット奏者はトランペットを演奏することができます。

ちなみに、「トランペットの小型版」というイメージが定着しているコルネットですが、実は現在の形となったトランペットはこのコルネットを真似たものです。はじめはこのコルネットのほうが人気だったものの、トランペットが「ピストン(音を変えるため押下するパーツ)」を取り入れてからは、トランペット人口のほうが増えてしまったのだそうです。

フリューゲルホルン

「ホルン?」と疑問をお持ちになった方もいらっしゃることでしょう。

こちらは「ホルン」という名前がついていますが、れっきとしたトランペットの仲間です。見た目はB♭管トランペットより小さく、コルネットに近い外観をしています。

しっとりとした深みのある音色が特徴で、トランペットやコルネット奏者が兼任することも多いといいますが、オーケストラの場ではあまり使用されることはありません。

演奏場面が限られていることから「他のトランペットに比べるとやや高価」という面もあり、中古市場ではあまり見かけることがないといいます。

バストランペット

B♭管トランペットより管が長く、音域は低音です。
トランペットの中でも最も低く、音質はトロンボーンに近いといわれています。

歴史は古く、1820年代にはすでに誕生していたといいますが、残念ながら演奏人口は少なめです。 現在はトロンボーン奏者が「兼任」としてバストランペットを演奏する場面が多いといわれています。

トライアンファルトランペット

スーッと伸びた長い管が特徴のトライアンファルトランペット。

「ファンファーレ・トランペット」とも呼ばれており、主に式典の演奏などで活躍します。ハッキリと、そして華々しい音色が特徴です。

吹奏楽やオーケストラの場ではあまり見かけることがありませんが、このトライアンファルトランペットに憧れてトランペットを始めた、という方も少なくありません。

まとめ

まとめ

いかがでしょうか。

トランペット、といってもこんなにたくさんの種類があるということに驚かれた方も多いのではないかと思います。

長い歴史を持つトランペットは、多くの時間をかけて徐々に進化していきました。

現在はB♭管トランペットやC管トランペット、コルネットなどがメジャーとなっていますが、これらのトランペット以外には需要がないということはありません。

フリューゲルホルントランペットにはフリューゲルホルンの良さが、そしてバストランペットにはバストランペットの良さがあります。このコラムを通して、トランペットの世界の奥深さが伝われば幸いです。

なお、

「自宅に使わないトランペットがある」
「どの種類のトランペットかわからず、困っている」

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