三線(さんしん)とは
楽器買取として三線の査定を検討されていらっしゃる方もいるでしょう。今回は伝統工芸品指定されている三線がどのような和楽器なのかを紹介しながら、三線の製造や販売を手掛けていてる代表的な三線メーカーについて解説します。
三線(さんしん)とはどのような和楽器なのか
三線(さんしん)は弦楽器の一種で、「撥(ばち)」と呼ばれる木製、またはプラスチック製の道具を用いて音を鳴らす楽器です。日本では沖縄県、鹿児島県の奄美大島で用いられています。
このふたつの違いは音色や素材、本体の大きさや弾き方などにあります。「ジャンジャン」と勢いのある音色が特徴の三味線に対し、三線は「ポロンポロン」となめらかで優しい音色が特徴となります。
おおもとのルーツは、中国の「三絃(さんげん)」という楽器です。日本に伝来して三味線となり、さらに室町時代、琉球民族によって改良されたものが三線であると考えられています。
また最近では沖縄出身アーティストが三線を用いて演奏する姿も多く見られ、ギターで弾かれていた曲やポップスミュージックなどをアレンジするなど、演奏の幅が広がっていることから、本土の人々にも人気が広まり、大人になってから趣味として始める人も増えてきました。
現在、三線は伝統工芸品にも指定されており、複数の業者がその製法を現在に伝えています。中でも「米須三線店」「ちんだみ三線店」は沖縄発祥、沖縄製造にこだわり三線を作り続けています。
【米須三線店】「メイドイン沖縄」にこだわり続ける老舗店
2005年、沖縄県宜野湾市で立ち上げられた米須三線店。小さな工房でスタートした同社は現在北中城村に工房を構え、職人が一つ一つ丁寧に三線制作をしています。
米須三線店の三線の特徴は、「自分好みにカスタマイズできること」。米須三線店の職人は、「お客様好みの三味線を届けたい」としており、同社の三線は音色を左右する糸の張りや、胴巻き、カラクイと呼ばれるパーツをすべて自分好みにすることができます。
また、豊富なデザインも特徴のひとつで、三線の顔でもある「チーガ(胴)」は多種多様な種類が用意されており、定番の蛇柄はもちろん、沖縄県の伝統工芸品である「びんかた」のデザインを胴に用いることもできます。
製造から出荷まで自社で行う米須三線店はアフターフォローも手厚く、現在三線メーカーの代表的な存在となっています。
【ちんだみ三線店】良質な和楽器を製造する沖縄の三線店
ちんだみ三線店は1996年に沖縄県の那覇市で操業を開始。現在は沖縄那覇市にある本店、東京の新宿店、福岡の天神店の3店舗から沖縄三線の魅力を発信しています。
ちなみに「ちんだみ」とは、沖縄県の言葉で「音を合わせる」「調弦する」という意味をもつもの。三線は音合わせが肝心であること、また、「世界中の三線奏者が音を合わせる場所になるように」という願いを込めて名付けられたといいます。
ちんだみ三線店の三線の特徴は、職人がひとつひとつ手作業で製造しているということ。また3つの店舗では「三線体験」を無料で行っており、新宿店では「三線教室」を開講。はじめて三線に触れる人へのフォローも手厚い、という点も特徴のひとつとなっています。
三線の和楽器買取なら福ちゃん
三線は沖縄県伝統工芸としても指定されています。三線は独特の音色を奏でる素敵な弦楽器かつ和楽器で、中でも手に入りにくいとされる黒檀の三線には根強い人気があります。
福ちゃんでも三線の和楽器買取を行っています。三線の査定や買取依頼は無料でできますのでお近くの店舗または下記バナーをクリックしてお気軽にお問合せください。