安政二朱銀の買取相場!現在の価値・特徴・偽物の見分け方や一朱銀との違いも

「安政二朱銀ってどんな古銭?」
「安政二朱銀はいくらで買い取ってもらえる?」

といった疑問をお持ちの方に向けて、安政二朱銀について解説します。

特徴や歴史をはじめ、現在の価値やその他二朱銀も紹介中です。

安政二朱銀の特徴や歴史

安政二朱銀の特徴や歴史

まずは、安政二朱銀の見た目や歴史的背景を紹介します。

特徴や発行経緯などがわかれば、価値を理解しやすくなるでしょう。

安政二朱銀の量目やデザイン

  • ✔︎ 重量:約13.5g
  • ✔︎ 素材:銀 約84.8/その他 約15.2(%)
  • ✔︎ 寸法:約2×17×3(mm)

安政二朱銀は表面に額面を表す「二朱銀」の文字がある銀貨です。

裏面には「定 銀座 常是」の文字と子持ち分銅紋があり、両面には玉の額縁があります。

銀座とは銀貨の製造を請け負うところで、常是は銀座役人の世襲名です。

また、銀の含有率が高いのも安政二朱銀の特徴といわれています。

安政二朱銀の当時の価値

当時、「二朱」は1/8両の価値を持つとされていました。

安政二朱銀は、発行当時に国内で一般流通していた1/4両の価値をもつ一分銀より大型に作られ、価値は一分銀の1/2だったため、「バカ二朱」と呼ばれることもあったとされています。

安政二朱銀の発行経緯

安政二朱銀は江戸時代の安政6年、横浜港開港に合わせて貿易用の銀貨として鋳造されました。

そのため、「貿易二朱」と呼ばれることもあります。

当時、日本は長い鎖国の時代を終え、大体的な外交が復活しつつありました。

貿易によって国内の金貨が海外に流出するのを避けるため、安政二朱銀が作られたと言われています。

1ドル銀貨1枚と安政二朱銀2枚が交換できる仕組みでしたが、国内では一分銀が流通していたので安政二朱銀は開港場でしか通用しませんでした。

国内で使用するには安政二朱銀2枚を一分銀1枚に両替する必要があり、幕府はそれによりレートを「1ドル銀貨=一分銀」「とする目論見があったと言われています。

1ドル銀貨は一分銀3枚の価値があったため、外国人大使の講義によって安政二朱銀はわずか22日間で鋳造停止となりました。

安政二朱銀の買取相場や価値

安政二朱銀の買取相場や価値

安政二朱銀は「バカ二朱」と呼ばれていたことから、当時は排他的に扱われる銀貨でした。

しかし、22日間という短い鋳造期間も手伝い、現在は希少価値が高い古金銀とされています。

銀の含有率も高いので、1枚10万円前後で取引されることが多いでしょう。

未使用品やキズが少ない美品となると、さらなる高額買取も期待できます。

⚠︎CAUTION!
紹介している買取相場はあくまでも 目安 です。実際の買取価格は保管状態や市場の需給バランスなど、さまざまな要因で変動します。詳細は古銭買取業者にご確認ください。

高額査定されやすい安政二朱銀の特徴

高額査定されやすい安政二朱銀の特徴

  • ✔︎ 逆打ち
  • ✔︎ 額縁
  • ✔︎ 両面額縁

安政二朱銀で、高額査定につながりやすい特徴をいくつか紹介します。

逆打ち

逆打ちは、表面と裏面が逆さまに刻印されているエラーをいいます。

安政二朱銀以外のものでも逆打ちは希少価値が高く、高額査定される傾向にあります。

安政二朱銀はもともと現存数が少ない種類であることから、逆打ちはさらに希少性が増し、高額査定が期待できるでしょう。

額縁

安政二朱銀の縁を飾っている玉が、片面のみでもすべて確認できるものは額縁と呼ばれており、高額査定が期待できます。

すべての玉が削れていないものはさらに高額となり得ますが、削れていても玉が確認できれば通常の安政二朱銀より査定額が向上するでしょう。

両面額縁

安政二朱銀の縁を飾っている玉が、両面ともすベて確認できるものを両面額縁と呼びます。

片面のみの額縁よりも高額査定が期待できるでしょう。

すべての玉が削れずにきれいな状態である場合、高額査定につながります。

安政二朱銀の偽物はどう見分ける?

安政二朱銀の偽物はどう見分ける?

  • ✔︎ 重さ
  • ✔︎ 色
  • ✔︎ 表面の加工

安政二朱銀は価値が高いことから、偽物が多く出回っています。

偽物かどうかは、重さや色、表面の加工で見分けられる場合があるため、参考にしてください。

しかし、本物に関する知識が深くなければ真贋の見極めは不可能です。

自分で判断せず、古金銀の買取実績が高い買取業者に持っていき、プロの査定士に見てもらう方法が確実でしょう。

重さ

安政二朱銀の重量は約13.5gです。

摩耗などで多少の誤差はありますが、重さが違う場合は偽物の可能性が高いでしょう。

1g以上の差は注意が必要です。

安政二朱銀は主な素材が銀であるため、銀特有の色味を持っています。

古くなると黒ずみが見られますが、銀ならではの黒ずみ方をします。

銀の色味と違うものは銀以外の素材でできている可能性があるため、偽物と判断できるでしょう。

デザイン

安政二朱銀は、表面や裏面にある刻印文字の背景に縦線のような模様が入っています。

模様の有無でも偽物と本物を見分けられることがあるため、注意して見て見ましょう。

一朱銀と二朱銀の違い

一朱銀と二朱銀の違い

一朱銀は、二朱銀より遅い江戸時代後期に鋳造された銀貨です。

一朱銀の価値は、額面が一分銀の1/4であり一両の1/16だったと言われています。

一朱銀には「文政南鐐一朱銀」「嘉永一朱銀」「貨幣司一朱銀」があり、裏面は全て二朱銀と同じ「定 銀座 常是」の文字がありますが、表面は文政南鐐一朱銀が「以十六換一兩」、その他は額面の「一朱銀」です。

状態にもよりますが、いずれも相場は数百円から数千円とされており、二朱銀の方が価値が高い傾向にあります。

安政二朱銀以外の“二朱”の硬貨

安政二朱銀以外の“二朱”の硬貨

  • ✔︎ 南鐐二朱銀
  • ✔︎ 元禄二朱金

安政二朱銀以外で二朱の額面を持っていた古金銀を紹介します。

南鐐二朱銀

南鐐二朱銀

南鐐二朱銀は、江戸時代初期に流通した銀貨で「古南鐐二朱銀」「新南鐐二朱銀」があります。

当時、江戸では額面が決まっている金貨、大坂では重さで価値をはかる銀貨が使われており、交換しにくい状況だったため、額面が決まっている南陵二朱銀が作られました。

表面には「以南鐐八片換小判一兩」、裏面には「定 銀座 常是」と刻印されているのが特徴です。

また、銀の含有率が約98%と高く、買取価格も数万円〜数十万円と高額になる可能性があります。

新南鐐二朱銀(文政南鐐二朱銀)について詳しくはこちら↓
文政南鐐二朱銀(新南鐐二朱銀)の買取相場。当時の価値や発行理由等をわかりやすく解説

元禄二朱金

元禄二朱金

元禄二朱金は、元禄10年に鋳造が開始された金貨です。

表面には「朱二」、裏面には時代を表す「元」「光次」の文字があります。

現存数は極めて少ないといわれ、買取価格も数十万円ほどになるケースが多いでしょう。

安政二朱銀の買取は福ちゃんへ

安政二朱銀の買取は福ちゃんへ

安政二朱銀は貿易用に鋳造されましたが、22日という短い期間で鋳造停止となりました。

現存数が少ない希少性のある古金銀なので、高額買取の可能性も低くありません。

しかし、歴史的価値や希少価値などを見極められなければ、適切な価値が買取価格に反映されないでしょう。

買取依頼は、古金銀に精通した業者に持っていく必要があります。

福ちゃんは、古銭の買取実績が高く、特に古金銀は知識と経験が豊富なプロが査定します。

安政二朱銀も、状態などを含めてふさわしい買取額でお取引いたしますので、安政二朱銀の買取は福ちゃんにお任せください。

古金銀について詳しくはこちら↓
古金銀とは?意味や種類別の価値を紹介!買い取ってもらう方法も

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