• 古銭/記念硬貨
  • 2023.10.20

中国銀貨「光緒元寶」の買取価格紹介!種類・偽物の見分け方等も

「光緒元寶って何?」
「光緒元寶の価値は?」


など、中国銀貨の光緒元寶について知りたい方のために、買取価格などをまとめました。

中国銀貨「光緒元寶」とは?

中国銀貨「光緒元寶」とは?

  • ✔︎ 重さ:約26.86g
  • ✔︎ 直径:約39.2mm
  • ✔︎ 品位:銀 約90%

光緒元寶とは、中国で最初に作られた「圓」を単位にした銀貨や銅貨で、「こうちょげんぽう」と読みます。

1890年頃、中国が清だった時代「光緒帝」の時代(在位1875~1908年)に発行され、貿易用の銀貨として使用されたといわれています。

光緒帝と当時の時代背景

光緒元寶が発行された19世紀末の清朝は、西洋列強の進出や国内の混乱に直面していました。この状況を打開するため、政治や軍事、産業の近代化を目指す「洋務運動」が推進。

貨幣制度の近代化もその一環であり、光緒帝の治世下で、従来の通貨制度からの大きな転換が図られたのです。

光緒元寶が作られた目的と特徴

光緒元寶は、清末の近代化政策の一環です。1887年に広東新式造幣の契約が英国ヒートン社と結ばれ、設備が1888年に到着。

1889年5月に広東(広州)造幣局が操業を開始しました。初期の試作は1889年に英国側で行われ、以後、各省で西洋式の銀貨が本格流通に入ります。

当時、対外貿易ではメキシコドルなど銀圓(外来のドル銀)が既に広く流通していました。

1889年の広東「龍銀(Dragon Dollar)」は国産の広く受容された近代銀ドルとされ、その後1905年の中央造幣制度案・1906年の天津中央造幣の発足などを通じて通貨制度の統一が図られていきます。

デザインと刻印の意味

光緒元寶の基本的なデザインは、表面と裏面で構成されています。

表面中央に「光緒元寶」の文字があり、その周囲に満洲文字が配されます。上部には発行元を示す造幣局名、下部には額面重量が刻まれています。

裏面は、中央に清朝の象徴である龍図が描かれ、上部に英字で省名、下部には英語で額面価値(例:「7 MACE AND 2 CANDAREENS」)が記されているのが特徴です。

欧米の洋銀1ドル銀貨と重さを揃え、重さ7銭2分(約26.86g)を基準に作られています。

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中国銀貨「光緒元寶」の種類について

中国銀貨「光緒元寶」の種類について

光緒元寶の銀貨は、さまざまな種類があります。

発行元や発行時期などにより、デザイン等に違いがあるためです。

今回は、発行元と重さ(額面)の観点から違いを見てみましょう。

発行元の違い

発行元の違い

光緒元寶を発行したのは主として地方政府(省造)でしたが、中央政府で発行されたものも一部あります。

そのため、発行された地域がさまざまで、表面に発行元が刻印されているのが特徴です。

光緒元寶は、中央の「戸部造幣総廠(天津)」のほか、広東省、湖北省、江南省、北洋、四川省など十数の省造幣局で鋳造されました。

表面の上部に刻まれた「湖北省造」「四川省造」「北洋造」「吉林省造」といった刻印によって、どの造幣局で発行されたかを見分けることができます。

また、造幣局ごとに裏面の龍図のデザインが微妙に異なっていたり(例:江南省の「珍珠龍」)、年号の表記方法が異なっていたり(例:江南省の干支紀年)する硬貨も。

ほかにも、書体に違いがある(例:四川省の楷書版・行書版) など、光緒元寶には多彩なバリエーションが存在します。

重さ(額面)の違い

重さ(額面)の違い

  • ✔︎ 7銭2分(約26.86g)
  • ✔︎ 3銭6分(約13.2g~13.5g)
  • ✔︎ 1銭4分4厘(約5.28g~5.5g)

光緒元寶銀貨には、主に5種類の額面がありました。最も基本的な単位は「7銭2分」で、これが1圓(1ドル)に相当する大型銀貨です。

この1圓銀貨は、対外貿易の決済や高額な取引に用いられました。

そのほか、50セント相当の「3銭6分」や20セント相当の「1銭4分4厘」、10セント相当の「7分2厘」や5セント相当の「3分6厘」などが確認されています。

中国銀貨「光緒元寶」の買取価格

中国銀貨「光緒元寶」の買取価格

中国銀貨の光緒元寶は、発行元や重さなどによって買取価格が変わります。

銀貨につき、銀の相場も買取価格に影響するでしょう。

しかし、古銭として大変価値があるものですので、状態が良く、本物であれば高額査定が期待できます。

ネットオークションでは数万円や数百万円で取引されているのも見受けられるほどです。

100年以上前の銀貨ですので、状態などによっては数千円で売買されるなど、価格帯に幅が見られます。

⚠︎CAUTION!
紹介している買取相場はあくまでも 目安 です。実際の買取価格は保管状態や市場の需給バランスなど、さまざまな要因で変動します。詳細は古銭買取業者にご確認ください。

中国銀貨「光緒元寶」の偽物はどう見分ける?

中国銀貨「光緒元寶」の偽物はどう見分ける?

中国銀貨の光緒元寶は非常に価値がある古銭ですので、偽物が出回っている可能性もあります。

まずは重さが本物と同じくらいかどうかを確認しましょう。

1g以上の差は偽物の可能性が高いといわれています。

しかし、「吉林省造」は本物でも他の発行元の光緒元寶より少し軽い場合があるといわれており、重さのみで真贋を鵜呑みにはできません。

また、光緒元寶は種類がさまざまあるため、デザインから偽物を見分けるのは難しいかもしれません。

本物か偽物かの見極めは、買取業者に持って行って査定してもらう方法が確実です。

「光緒元寶」は銅貨もある

「光緒元寶」は銅貨もある

光緒元寶には銀貨の他に、銅貨もあります。

銀貨が「圓(元)」や「銭」を単位としていたのに対し、銅貨は主に日常の少額決済に使われるため、従来の「文」という単位が用いられました。

大きな特徴は銀貨の光緒元寶と同じで、表面に「光緒元寶」の文字、裏面に竜図が描かれているのが特徴です。
(造幣局によって細部は異なります)

銅貨ですので銀貨よりも価値が低くなる傾向にありますが、銅貨も価値ある古銭として注目されています。

造幣局ごとのデザインの違いや、年号、書体などのバリエーションが非常に豊富で、体系的に収集する楽しみもあるでしょう。

とくに状態の良い銅貨は価値が認められやすく、銀貨と合わせてコレクションする愛好家も多いです。

中国銀貨「光緒元寶」を買い取ってもらう方法

中国銀貨「光緒元寶」を買い取ってもらう方法

  • ✔︎ ネットオークション
  • ✔︎ フリマアプリ
  • ✔︎ 買取業者

光緒元寶を買い取ってもらう方法は、上記の3つが一般的です。

しかし、光緒元寶は100年以上前の古銭であり、偽物も出回っています。

本物と偽物の見極めも難しいことから、ネットオークションやフリマアプリでの売買はリスクが伴います。

トラブルになったり、相場よりも低い価値で買い取られたりする可能性もあるでしょう。

そのため、銀貨に精通している買取業者に持っていく方法が一番です。

査定時の注意点

光緒元寶を査定に出す際、絶対に避けるべきなのは「自分で磨くこと」です。

古銭は、長年かけて表面に形成された自然な風合いも価値の一部とみなされます。

これをクリーナーなどで磨いてしまうと歴史的な価値が損なわれ、査定額が下がってしまう可能性もあるため注意が必要です。

専門業者に依頼するメリット

光緒元寶は種類が非常に多く、真贋の判別や価値の鑑定が極めて難しい古銭です。

一般的なリサイクルショップなどでは、その価値を正確に見極められず、本来の価値よりも低い査定額になってしまう場合も。

古銭買取の専門業者であれば、中国銀貨に関する豊富な知識と最新の市場データを持った査定士が対応します。

希少な版や状態の良さを見逃さず、適正な価格を提示してもらえることが最大のメリットでしょう。

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中国銀貨「光緒元寶」の買取は福ちゃんへ

中国銀貨「光緒元寶」の買取は福ちゃんへ

中国銀貨の光緒元寶は、中国が清の時代に発行された中国初の「圓」を単位とした銀貨で、歴史的にも価値があるとされています。

発行元や発行時期などで細かい部分のデザインが違い、真贋の見極めや買取は銀貨の買取実績が高い買取業者に依頼する方法が確実です。

福ちゃんは「光緒元寶」の買取はもちろんのこと、さまざまな価値ある銀貨の買取を行い、独自の販路も確保しています。

中国銀貨光緒元寶の買取は、福ちゃんにお任せください。

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