- 古銭/記念硬貨
- 2019.04.17
日本万国博覧会記念メダル(1970年大阪万博・EXPO’70)とは?記念硬貨の価値やデザインを紹介

1970年に開催された日本万国博覧会(大阪万博)は、当時の日本に熱狂的なブームを巻き起こしました。
この日本万国博覧会では、「EXPO’70」と刻まれた、「日本万国博覧会記念メダル(通称:大阪万博メダル)」を発行。
あれから半世紀以上が経ち、2025年4月13日~10月13日に大阪・関西万博が開催されたことで、当時の記念品に改めて関心が集まっています。
メダルには金やプラチナを使用したものもあり、近年の相場高騰に伴い、驚くような高値で取引されているものもあるほどです。
この記事では、大阪万博記念メダルの種類ごとの価値や、最新の買取相場について詳しく解説します。
日本万国博覧会記念メダル(EXPO’70)とは?

1970年、大阪府吹田市で開催された日本万国博覧会(大阪万博)は、「人類の進歩と調和」をテーマに掲げた、アジア初の万博でした。
この国家的イベントを記念して、様々な種類のメダルが発行されます。
記念硬貨(貨幣)と記念メダルの違い
はじめに押さえておきたいのが、「記念硬貨」と「記念メダル」の違いです。
混同しやすいポイントですが、ここでの「記念メダル」とは、政府や万博協会、民間企業などが発行したメモリアルグッズであり、額面(100円や1000円など)が記載された法定通貨ではありません。
銀行でお金として使うことはできませんが、その代わりに金や銀としての貴金属価値、あるいは骨董品としての希少価値(プレミア)が含まれているのが特徴です。
とくに大阪万博のメダルは種類が豊富で、コレクターアイテムとして取引されています。
なぜ今、大阪万博メダルの価値が上がっているのか
発売から50年以上経過した今、価値が注目されている大きな理由は2つあります。
1つ目は、歴史的な「金相場の高騰」です。大阪万博の記念メダルには白金(プラチナ)・金・銀・銅など貴金属系の公式記念メダルも存在します。
金価格の上昇に伴い、メダルそのものの「地金価値」が跳ね上がっています。
2つ目は、2025年の大阪・関西万博の開催。万博が開催されたことにより、1970年当時のアイテムへの懐古や再評価が進み、コレクター市場での需要が高まっているのです。
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《公式》大阪万博記念メダルの種類と買取相場

数あるメダルのなかでも知名度があり、信頼性が高いのが、万博協会が公式に発行し、当時の造幣局(大蔵省造幣局)が製造したメダルです。
公式金メダル・銀メダル・銅メダルセット
大阪万博の公式メダルとして、金・銀・銅の3種類が発行されました。いずれも表面には万博のシンボルマークである桜の花びらがデザインされています。
金メダル
裏面デザインは杉浦康平氏。「人類の限りなき進歩」を抽象的な曲線で表現しています。素材は18金(K18)で、重量は約13.4gです。
銀メダル
裏面デザインは彫刻家の佐藤忠良氏。「人類の調和」をテーマに、一本の巨木と花々が描かれています。
銅メダル
裏面デザインは福田繁雄氏。両手を広げた人間が無限に伸びていく様子が描かれています。
現在の市場価値ですが、金相場の高騰により、金メダルを含む3点セットは非常に高値で取引されています。
状態にもよりますが、セットで25万円以上の価格がつくケースもあり、地金相場によってさらに変動があるでしょう。
銀メダル単体の場合は数千円程度、銅メダルは数百円から千円程度が一般的な相場です。
幻の公式プラチナメダル
公式メダルには、金銀銅のほかに「プラチナメダル」も存在します。
これは公式プラチナ記念メダルとして発行されたもので、万国博統一シンボルマークの制定を記念した特別な品です。
素材は純プラチナ(Pt1000)で、重量は約27.1gあります。金メダルに比べて発行数が少なく、市場に出回ることが稀なため、希少価値は極めて高いといえます。
相場はプラチナ価格の変動に左右されますが、状態が良ければ30万円前後での取引に期待できるでしょう。
公式メダル一覧表
| メダル種類 | 素材(品位) | 重量 | 参考買取相場 |
|---|---|---|---|
| 公式金メダル | 18金(K18) | 約13.4g | セットで25万円以上 (地金相場により変動) |
| 公式銀メダル | 銀925 | 約18.5g | 数千円程度 |
| 公式銅メダル | 銅・ニッケル合金 | 約16.0g | 数百円〜千円程度 |
| 公式プラチナメダル | 純プラチナ(Pt1000) | 約27.1g | 30万円前後 |
※価格は地金相場によって日々変動します。
パビリオン記念メダルの種類と価値

公式メダル以外にも、各国のパビリオン(展示館)が独自に発行・販売した「観覧記念メダル」が多数存在します。
パビリオン観覧記念メダル
会場内のパビリオンで、お土産として販売されていたメダルです。アメリカ館やソ連館、太陽の塔など、40種類のデザインがよく見られます。
これらのメダルは銅や真鍮などのベースメタルで作られており、発行数も多いため、メダル1枚ごとの買取価格は数百円程度と控えめです。
しかし、すべてをそろえた「コンプリートセット」であれば、コレクションとしての価値が評価され、5,000円から10,000円前後で取引されることがあります。
パビリオン公認 純銀製メダル
観覧記念メダルとは別に、コレクター向けに作られた「純銀製」の高級版メダルも存在。
こちらは造幣局などの刻印が入った純銀(品位1000)製で、表面が鏡面のように輝くプルーフ仕上げなどが施されています。
10種類程度の図案のなかでも、「太陽の塔」のデザインは人気が高く、単体で数千円の価値がつくことも。
すべてそろったセットであれば、希少性から4万円~5万円程度の評価になることもあり、隠れた人気アイテムです。
《高額》企業発行・海外パビリオンのレアな金メダル

大阪万博の記念メダルのなかには、百貨店や海外パビリオンが発行した、桁違いの価値を持つ逸品があります。もしこれらをお持ちであれば、取り扱いには十分ご注意ください。
三越発行「天正大判」純金・純銀メダル
老舗百貨店である三越が発行した、歴史的な金貨「天正大判」を模した記念メダルです。特筆すべきはそのサイズと重量です。
純金製 天正大判
重量は約190.82g(約6.13オンス)という圧倒的な重さ。現在の金相場(1gあたり1万円以上)で計算すると、地金価値だけで数百万円になります。
さらに「幻の万博大判」としての希少性が加わり、買取相場は450万円~470万円前後になることもあるでしょう。
純銀製 天正大判
純銀のプレートに金メッキを施したものです。こちらは数万円程度での取引が一般的です。
金陽堂「開運小判・寿小判」セット
銀座の貨幣商・金陽堂が企画した小判型のメダルセットです。「開運千成小判」や「寿小判」といった縁起の良い名前が付けられています。
純金、純プラチナ、純銀の小判がセットになっており、純金小判が含まれるセットは価値も高いです。セット内容や重量によりますが、約28万円から、場合によってはそれ以上の価格での取引も。
小判という形状から、代々家宝として保管されていることも多い品です。
アメリカ館・ソ連館などの純金メダル
海外パビリオンが独自に発行した純金メダルも、非常に希少価値が高いアイテムです。
アメリカ館記念メダル(純金)
アポロ計画や星条旗がデザインされています。重量約31g(1オンス)のもので、140万円前後で取引されることがあります。
ソ連館記念メダル(純金)
レーニン生誕100周年を記念したもので、肖像画が描かれています。約80万円の評価額がつく例もあります。
イギリス館記念メダル(純金)
国内流通はほぼありませんが、約59万円の評価額が確認されています。
これらは市場に出ること自体が稀な「レアメダル」です。
大阪万博記念メダルを高く売るためのポイント

お手元のメダルを少しでも高く売るために、査定に出す前に知っておきたいポイントを紹介します。
付属品(ケース・保証書)をそろえる
当時の化粧箱、ケース、説明書などは、捨てずに一緒に査定へ出しましょう。
とくに金メダルやプラチナメダルの場合、素材の純度(品位)を証明する書類や造幣局の刻印があるケースとそろっていると、コレクターからの信頼度が増し、査定額アップにつながります。
セット商品である場合、すべてそろっていることが高額査定の条件になります。
状態を保つ(無理に磨かない)
長く保管していると、メダルに変色やサビが見られることもあります。しかし、ピカピカにしようと布で強く磨いたり、洗浄液を使ったりするのは避けてください。
記念メダルや硬貨の収集の世界では、無理なクリーニングによる微細な傷は「価値を下げる」要因になります。ホコリを軽く払う程度にとどめ、そのままの状態で査定に出すのが賢明です。
万博メダルに精通した買取業者を選ぶ
万博メダルは種類が多岐にわたり、素材も銅から純金まで様々です。一般的なリサイクルショップでは、「古いメダル」として一括りにされたり、メッキと純金を見誤られたりするリスクがあります。
適正な価格で売却するためには、古銭や記念メダルの専門知識を持ち、最新の相場を把握している買取業者(福ちゃんなど)を選ぶことが重要です。
まとめ

1970年の大阪万博記念メダルは、思い出の品という枠を超え、種類によっては数十万円から数百万円もの価値を持つ「資産」となっています。
とくに以下のメダルをお持ちの方は、高価買取のチャンスです。
✔ 公式記念金メダル(3点セット)
✔ 公式記念プラチナメダル
✔ 三越発行の天正大判(純金)
✔ 海外パビリオン等の純金メダル
金相場が高騰し、2025年万博により関心が高まっている間は、まさに売り時といえるでしょう。
「実家に眠っていたメダルの価値が知りたい」
「コレクションを整理したい」
とお考えの方は、ぜひ一度、福ちゃんの無料査定をご利用ください。
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日本万国博覧会記念メダルに関するQ&A
最後に、買取の際によくある疑問にお答えします。
Q1:汚れていたり、ケースがなくても売れますか?
はい、問題なく売却可能です。とくに金やプラチナ製のメダルは、素材そのものに高い価値があるため、多少の汚れや傷があっても、ケースが欠品していても、高価買取が期待できます。
あきらめずに査定をご依頼ください。
Q2:銀行で換金(両替)できますか?
記念メダルは通貨ではないため銀行で両替できません。ただし、EXPO’70の100円記念硬貨など「貨幣」であれば額面で使用・両替の対象になります。
「記念メダル」を現金化するには、買取専門店を利用する必要があります。
Q3:どのメダルかわからない場合でも査定してもらえますか?
もちろんです。遺品整理などで出てきた場合、それが公式メダルなのか、パビリオンのものなのか判断がつかないことも多いでしょう。
プロの査定士であれば、重量や刻印、デザインから正確に種類を特定し、適正な価値を算出します。不明なメダルこそ、専門家の目利きをご活用ください。

