• 古銭/記念硬貨
  • 2025.08.17

レアな100円玉はどれ?価値が跳ね上がる特年の種類と買取相場を発行年別で紹介

普段何気なく使用している100円玉。その中には額面以上の価値を秘めた「レアな100円玉」があることをご存知でしょうか。

特定の年号や製造時のエラーなど、予期せぬ理由で数千円から数万円といった高値が付くこともあります。

古い100円玉は本当に価値があるのか」と疑問をお持ちの方や、「財布や貯金箱にもレアコインがあるかもしれない」と期待が膨らんでいる方もいらっしゃるでしょう。

本記事では、貴重なレア100円玉の種類や価値の目安、そして賢い売却方法までを詳しく解説いたします。

この記事をお読みいただくことで「100円玉」の世界をより深く理解でき、珍しい100円玉が持つ可能性を知れるでしょう。

その100円玉、実はレアかも?価値ある硬貨

レアな100円玉はどれ?価値が跳ね上がる特年の種類と買取相場を発行年別で紹介

日常生活に欠かせない100円玉。実は、コレクターの間では高額で取引される「レア硬貨」が眠っているとして注目されているのです。

100円玉の価値を左右するポイントは、発行年号の希少性や保存状態、さらに製造過程で生じるエラーなど多岐にわたります。

まずは100円玉の概念やレアな種類について解説いたします。

100円玉の歴史と種類

100円玉は、1957年(昭和32年)に「鳳凰」デザインの銀貨として初めて発行されました。

当時の100円玉は銀を含有していたため、現在流通している白銅貨よりも重みがあり、独特の美しい輝きを放っていました。

しかし、その後は銀の価格高騰などを背景に「稲穂」デザインを経て、1967年(昭和42年)には材質が白銅貨へ変更され、桜の花をあしらった現在のデザインが広く使われるようになったのです。

このデザインと材質の変更は、コイン収集家にとって価値を判断するうえで重要な項目です。古い銀貨の100円玉は、流通数が減少していることもあり、コイン市場では一定の人気を維持しています。

一方、白銅貨に変わってからも、発行年号やエラーの有無によって希少価値が高まるケースも見られます。

現在、私たちが日常的に使用しているのは主に白銅製の100円玉ですが、この中にもコレクターが注目するような逸品も隠れているのです。

なぜ「レアな100円玉」が生まれるの?

レアな100円玉が生まれる理由としては、大きく分けて「発行枚数が少ない年号」「エラーコイン」「記念硬貨」の3つが挙げられます。

まず、特定の年に発行枚数が極端に少ないと、それだけ市場に出回る数も限られるため、希少性が上がり高値で取引されやすくなるのです。

代表的な例としては昭和39年(1964年)、平成13年(2001年)などの100円玉が挙げられます。こうした希少な年号の100円玉を見つけることに特別な意味を見出すコレクターも。

次に、エラーコインは硬貨を製造する際に刻印ズレや角度ズレ、影打ちなどの不良が起きてしまった硬貨です。

通常は厳重な品質チェックで取り除かれますが、まれに流通することがあり、コレクターからは「偶然の産物」として高い注目を集めています。

通常の100円玉とは別に発行される「記念硬貨」も人気がありますが、本記事では主に一般流通しているレア100円玉に焦点を当てて解説いたします。

【発行年号別】価値の高いレア100円玉の種類

レアな100円玉はどれ?価値が跳ね上がる特年の種類と買取相場を発行年別で紹介

100円玉の価値を大きく左右する要素として、まず確認したいのが「発行年号」です。

とくに発行枚数が少ない年や、歴史的に特別なイベントがあった年の硬貨は、多くのコレクターが熱心に探し求めており、高値が付きやすい傾向にあります。

ここでは、昭和から平成にかけて発行された価値が上がりやすい代表的な年号の100円玉について、その理由やおおよその相場をご紹介します。お手持ちの100円玉とぜひ見比べてみてください。

「昭和32年銘~昭和33年銘」の100円玉

昭和32年から昭和33年に発行された「鳳凰100円銀貨」は、日本初の100円硬貨です。品位600/1000の銀貨で、銀特有の輝きと歴史的価値からコレクターに人気です。

流通品でも数百円、未使用品や状態が良いものであれば数千円以上の価値が付くこともあります。

「昭和34年銘~昭和41年銘」の100円玉

昭和34年から昭和41年の「稲100円銀貨」は、鳳凰デザインから変更され、同じく品位600/1000の銀を含みます。銀価格の影響もあり、素材価値にも注目されている硬貨です。

発行枚数は鳳凰より多いものの、コレクション人気は根強く、状態が良ければ高値で取引されます。

市場では流通品で150円~500円程度、未使用品では1,000円~数千円程度が一般的です。

「昭和42年銘~昭和45年銘」の100円玉

昭和42年から材質が白銅に変更され、桜デザインとなった初期の100円玉です。

発行枚数は比較的多いものの、良い状態で残っている数は少なく、未使用品であれば数千円程度の価値も見込めるでしょう。

「平成13年銘」の100円玉

平成13年銘の100円玉は発行枚数が極端に少なく、希少価値が高いことで有名です。1千万枚以下となる約800万枚の発行枚数は唯一この年だけとなりました。

相場は流通品でも数百円、未使用品であれば数千円程度になることも珍しくありません。

「平成14年銘」の100円玉

平成14年銘も平成13年銘と同様に発行枚数が少なく、市場での発見が難しい年号です。一般流通が抑えられたため希少価値も高まっています。

未使用品はとくに高値が付きやすく、コレクター人気が高い100円玉です。相場は状態によって変動しますが、数百円から数千円の価値が見込めるでしょう。

エラーコインの種類と価値

レアな100円玉はどれ?価値が跳ね上がる特年の種類と買取相場を発行年別で紹介

発行年号だけがレア100円玉の価値を決定するわけではありません。製造時の偶然のミスによって生まれる「エラーコイン」も、国内外問わず多くのコレクターを魅了しています。

通常なら品質検査で排除されるはずのエラーコインが発見されると、その希少性から高値で取引されるケースもあるのです。

ここからは、代表的なエラーコインの種類とその価値について解説いたします。財布やご自宅の引き出しにも、こうした希少な硬貨が隠れているかもしれません。

刻印のズレ「打刻ズレ・傾打エラー」

硬貨は金属板に金型をプレスして製造されています。このプレスの中心がズレたり、角度が傾いたりすることで生まれるのが「打刻ズレ」や「傾打エラー」です。

たとえば、表面の文字や図柄が中央から大きくズレていたり、斜めにズレていたりすると、それだけで希少性が生まれます。

専門家の間では、製造工程における興味深い事例として注目されているのです。ズレの度合いが大きいほど希少性が高まり、高額買取の対象になりやすいといわれています。

わずかなズレであれば数百円~数千円程度ですが、一目でわかるような大きなズレの場合は数万円単位で取引されることもあります。

二重写りのような模様「影打ちエラー」

影打ちエラー」とは、硬貨を打刻する際に別の硬貨が重なってしまい、文字や図柄が二重に写り込んでしまうエラーのことです。裏面に表面の一部が映り込んでいる、またはその逆のパターンが代表的なケースとなります。

実物を見ると、二重の影が浮き出ているような模様が確認でき、コレクターにとっては非常に魅力的な存在とされています。

影打ちの跡がはっきりと残っているほど価値は高まり、鮮明な模様が確認できるものは数万円という高額取引の例も報告されているほどです。

国内のコイン収集イベントでも、こうした影打ちエラーは常に注目されています。

表裏の角度のズレ「角度ズレエラー」

通常、表と裏の図柄は特定の角度関係で打刻されるように設計されています。

しかし、何らかの原因で表と裏の図柄に意図しない角度のズレが生じる場合があり、これが「角度ズレエラー」と呼ばれるものです。

角度ズレは、数度程度の微妙なものから、180度近く大きく逆さまに打刻されているような極端なものまで、さまざまなパターンが存在します。専門家の間では「正位」と「逆位」という言葉で表現されることも。

大きくズレているほど市場では珍重され、高額になる傾向です。とくに「180度逆位」と呼ばれる完全に逆さまのパターンは、最も価値が高いとされています。

フチのめくれや素材の剥がれ「ヘゲエラー・剥離エラー」

ヘゲエラー」とは、硬貨のフチがめくれていたり、トゲ状に飛び出したりしている状態を指します。金属素材の切断面やプレス不良によって発生することが多く、製造工程上の珍しいミスのひとつです。

一方、「剥離エラー」は表面の素材が部分的に剥がれた状態を指します。

100円玉の場合は白銅製のため、素材自体の欠損が起きることはまれですが、発見されれば高値の付く可能性が非常に高いといえます。

どちらのエラーも状態や程度によって価値は変わりますが、良好な状態のものであれば数千円~数万円ほどになるでしょう。

そのほかに見られる珍しいエラーコイン

上記以外にも「片面打刻」(片側のみ図柄が印刷されている状態)や、「両面同図柄」(表と裏のデザインが同じになっているまれな状態)、「刻印なし」(文字がほとんど確認できないほど薄い状態)など、非常に珍しいエラーコインが存在します。

こうした特殊なエラーコインは発見自体が難しく、さらに流通過程でほかの一般的な硬貨と混ざってしまいがちなため、実際に目にする機会は極めて少ないものです。

しかし、もし発見された場合は数十万円単位の価値になることもある、非常に希少なジャンルといえるでしょう。コレクターの間では特別な存在として語られることもあるほどです。

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レアな100円玉を少しでも高く売るための3つの秘訣

レアな100円玉はどれ?価値が跳ね上がる特年の種類と買取相場を発行年別で紹介

もしレアな100円玉を発見した場合、できる限り高く買い取ってもらいたいと考えるのは自然なことです。

古銭は年代や状態、市場の需要によって価格が大きく変動するため、適切な売却方法を知っておくことが非常に重要となります。

ここでは、査定額を上げるための3つの重要なポイントをご紹介します。これらを押さえておくことで、大切なレアコインをより良い条件で売却しましょう。

無理にクリーニングしない!現状のまま査定へ

古銭やレア硬貨は、汚れやサビも含めて「そのままの状態」が評価の対象になります。

無理に磨いたり洗剤で洗浄したりすると、表面に細かい傷が付いてしまい、逆に価値が下がってしまう可能性もあるため注意が必要です。

とくにコレクターは「自然な経年変化(パティナ)」を好む傾向があるため、発見した状態のまま査定に出すのが基本です。

保管する際は、コインケースやプラスチックスリーブ、小袋などに個別に入れ、ほかの硬貨と擦れ合わないように注意しましょう。

貴重なレアコインに傷が付いてしまうと、価値に影響する可能性があります。

古銭の価値がわかる専門買取業者を選ぶ

一般的なリサイクルショップや貴金属買取店では、古銭に関する専門知識が十分でない場合もあり、レアな100円玉の真の価値を正当に評価してもらえない可能性があります。

ただの100円玉」として扱われると、その価値を見過ごすことになりかねません。

そこで重要になるのは、古銭や硬貨の買取実績が豊富で、専門の査定士が在籍している信頼できる業者を選ぶことです。

公式サイトに買取実績や査定方法の情報が詳しく掲載されているか、電話やメールで相談した際に的確に誘導してくれるかといった点も確認しましょう。

買取実績の写真や査定金額の実例などが公開されている業者であれば、より安心して任せられるでしょう。

レア100円玉の査定は「福ちゃん」に依頼する

同じレア100円玉でも、業者によって査定額に差が出ることがあります。大切なレア100円玉を安心して任せられる相手を探すのは、簡単なことではありません。

少しでも高く売却したいとお考えなら、古銭買取の豊富な実績を持つ「福ちゃん」にご相談ください。福ちゃんの無料査定を活用することで、リスクなくスムーズな買取が実現できるでしょう。

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まとめ

レアな100円玉はどれ?価値が跳ね上がる特年の種類と買取相場を発行年別で紹介

普段何気なく使用している100円玉の中にも、予期せぬ高値が付く「レア」なものが存在する可能性について、ご理解いただけたのではないでしょうか。

100円玉は、昭和39年、平成13年・14年といった発行枚数の少ない年号はもちろん、さまざまな製造エラーを持つエラーコインも非常に人気の高いジャンルです。

お財布やご自宅に保管されている100円玉の中に気になるものがあれば、一度専門家に査定を依頼してみるのもひとつの選択肢です。

思いがけない発見や、驚きの査定結果が得られる可能性もあります。

大切なレア100円玉を適正な価格で売却するには、豊富な知識と経験を持つ専門業者の存在が不可欠です。希少な100円玉の買取なら、ぜひ一度「福ちゃん」にお問い合わせください。

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