- 古銭/記念硬貨
- 2026.02.06
新幹線鉄道開業50周年記念硬貨の価値は?買取相場と全10種類の詳細を解説

2014年、日本の高度経済成長と技術革新の象徴である東海道新幹線が開業から50周年を迎えました。この記念すべき年を祝い、発行されたのが「新幹線鉄道開業50周年記念硬貨」です。
鉄道ファンのみならず、多くのコレクターや一般の方々からも注目を集めたこの記念硬貨は、美しいデザインと高度な製造技術で知られています。
記念硬貨には「千円銀貨幣」と「百円クラッド貨幣」の2つの種類が存在し、それぞれ市場での価値や扱いが異なります。
とくに千円銀貨幣は発行枚数が限られていたため、現在でも額面以上の価格で取引されることが多いプレミア硬貨に。
一方で、百円クラッド貨幣は全9種類という豊富なラインナップが魅力であり、全種類をそろえることでコレクションとしての価値が高まる傾向にあります。
この記事では、新幹線鉄道開業50周年記念硬貨の全種類の詳細や特徴、そして古銭の買取相場について解説します。
新幹線鉄道開業50周年記念硬貨とは?発行の背景と概要

新幹線鉄道開業50周年記念硬貨は、新幹線の歴史的節目を祝うために発行されました。
日本国内だけでなく世界的にも有名な「Shinkansen」をテーマにしたこの硬貨は、発行当時から大きな話題となりました。
ここでは、硬貨が発行された背景と、どのような種類の硬貨が存在するのか、その基本的な概要について詳しく見ていきましょう。
日本の鉄道を題材にした記念硬貨
1964年10月1日、東京と新大阪を結ぶ東海道新幹線が開業。これは世界の高速鉄道の先駆けとして知られており、「夢の超特急」として戦後日本の復興と発展を象徴する存在となりました。
それから半世紀が経過した2014年から、その偉業と50年間の歩みを顕彰するために企画されたのが、この記念硬貨です。
特筆すべき点は、これが「新幹線車両(0系等)を全面に描いた初の公式記念貨幣」であるということでしょう。
鉄道ファンや貨幣コレクターの間での注目度は非常に高く、発行発表時から大きな反響を呼びました。
造幣局が鋳造する正式な通貨であるため、もちろん店舗などで使用することも可能ですが、その記念性から使わずに保存されるケースが大半です。
発行された硬貨は大きく分けて2種類
この記念事業で発行された硬貨は、大きく分けて2つの系統があります。
1つは品位の高い純銀を使用した「千円銀貨幣」、もう1つは流通用の貨幣に近い素材を用いた「百円クラッド貨幣」です。
千円銀貨幣は1種類のみの発行ですが、百円クラッド貨幣は日本各地を走る新幹線の路線に合わせて、合計で9種類もの異なるデザインが発行されました。
これらはすべて同時に発行されたわけではなく、時期を分けて順次発行される形が取られています。
なお、記念硬貨というと「金貨」をイメージされる方もいらっしゃるかもしれませんが、この新幹線開業50周年記念においては金貨の発行はありません。
存在するのは銀貨と、百円のクラッド貨幣のみです。
このように、コレクター向けの高級な銀貨と、より親しみやすくコレクション性を重視した百円貨幣という構成になっており、幅広い層で楽しめるような工夫が凝らされているのが特徴といえます。
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プレミア価値|新幹線鉄道開業50周年記念千円銀貨幣の詳細

新幹線50周年記念硬貨の中でも、とくに高い人気と価値を誇るのが「千円銀貨幣」です。
この銀貨は、素材としての価値だけでなく、芸術的なデザインと希少性から、発行直後からプレミア価格で取引されるアイテムとなりました。
0系新幹線と富士山を描いた美しいデザイン
千円銀貨幣の最大の特徴は、その豪華で美しいデザインです。
表面には、初代新幹線である「0系新幹線」と、日本の象徴である「富士山」、そして満開の「桜」が描かれています。これらは、カラーコインとして仕上げられています。
白色、灰色、黒色、水色、青色、ピンク色など、実に11色もの色が使用されており、まるで絵画のような鮮やかさが印象的です。
とくに、青空を背景に走る0系新幹線の姿は、多くの日本人が抱く新幹線の原風景ともいえるでしょう。
裏面にも0系新幹線がデザインされていますが、こちらには「虹色発色」という特殊な技術が用いられています。
これは微細な溝を刻むことで光を干渉させ、見る角度によって虹色に輝いて見えるという高度な技術です。
硬貨のスペックとしては、直径40ミリ、重量31.1グラムという大型のサイズで、素材は純銀(純度99.9%)が使用されています。
ずっしりとした重厚感と、銀特有の美しい輝き、そして最先端の造幣技術が融合した、記念硬貨の傑作といえる仕上がりに。
また、硬貨の縁には斜めギザが入っており、偽造防止対策も万全です。
▼千円銀貨幣の概要
✔ 直径:40mm
✔ 重量:31.1g
✔ 品位:純銀
✔ 発行枚数:5万枚
発行枚数と入手難易度
この千円銀貨幣がプレミア価値を持つ大きな要因の1つが、その発行枚数の少なさです。
発行枚数はわずか5万枚に限定されていました。全国の鉄道ファンやコレクターの数を考えると、この数字がいかに少ないかがお分かりいただけるかと思います。
販売価格は8,300円(消費税込み)でしたが、購入は造幣局への事前申し込みによる抽選方式がとられました。その結果、申し込み件数は発行数を大幅に上回り、当選倍率は約11.9倍にも達するほど。
つまり、12人に1人しか手に入らないという非常に狭き門だったのです。この高い競争率により、二次流通市場では発行直後から販売価格を上回る価格で取引される状況が生まれました。
現在でも、その美しさと希少性から人気は衰えておらず、箱や説明書などの付属品がそろった完品であれば、高額査定が期待できるアイテムです。
全9種類|新幹線鉄道開業50周年記念百円クラッド貨幣の詳細

千円銀貨幣と対照的に、多くの種類を集める楽しさがあるのが「百円クラッド貨幣」です。
日本全国を走る歴代の新幹線車両がデザインされており、全9種類をコンプリートすることを目指すコレクターも多くいます。
日本初の技術「クラッド貨幣」とは
この百円硬貨には、当時の日本の記念硬貨としては画期的な技術が採用されました。それが「クラッド貨幣」です。
クラッドとは「覆う」という意味で、異なる金属を重ね合わせる技術。これにより、通常の百円玉とは異なる質感や色味を実現しています。
さらに、偽造防止技術もふんだんに盛り込まれました。硬貨の表面には「微細線集合模様」と呼ばれる、非常に細かい線で構成された模様が施されており、コピー機などでの偽造を困難にするもの。
また、硬貨の側面には通常のギザギザではなく、「斜めギザ」が刻まれています。
これらの技術は、のちに発行される新しい通常貨幣(新500円玉など)にも応用されることになる、先駆的な試みでした。
発行時期によるラインナップの違い(平成27年・28年銘)
百円クラッド貨幣は、全9種類が一斉に発行されたわけではありません。平成27年(2015年)と平成28年(2016年)の2回に分けて発行されました。
裏面のデザインは全種類共通で「0系新幹線」が描かれていますが、表面にはそれぞれの路線を代表する車両がデザインされています。
平成27年銘(5種類)
第一次発行分として、以下の5種類が登場しました。
| 路線・車両 | デザインの特徴 |
|---|---|
| 東海道新幹線(N700A) | 東海道新幹線の主力車両。高速性と快適性を象徴。 |
| 山陽新幹線(500系) | 鋭いノーズが特徴。かつて世界最速を誇った名車。 |
| 東北新幹線(E5系) | 長いノーズと緑の車体。「はやぶさ」として活躍。 |
| 上越新幹線(E4系) | オール2階建て車両。「Max」の愛称で親しまれた。 |
| 北陸新幹線(E7系・W7系) | 和の意匠を取り入れた上品なデザイン。 |
平成28年銘(4種類)
第二次発行分として、以下の4種類が続きました。
| 路線・車両 | デザインの特徴 |
|---|---|
| 山形新幹線(E3系) | ミニ新幹線として在来線も走行。紫のラインが印象的。 |
| 秋田新幹線(E6系) | 「こまち」として活躍。茜色のシャープなラインが特徴。 |
| 九州新幹線(新800系) | つばめをイメージしたラインと独特な前面デザイン。 |
| 北海道新幹線(H5系) | E5系ベース。北海道を象徴する紫のラインを採用。 |
新幹線50周年記念硬貨の買取相場と価値

新幹線50周年記念硬貨は種類によってその価値が大きく異なります。ここでは、千円銀貨幣と百円クラッド貨幣それぞれの買取相場の傾向について見ていきましょう。
千円銀貨幣の買取相場
新幹線鉄道開業50周年記念千円銀貨幣は、現在でも非常に高い人気を維持しており、買取相場は当時の販売価格を上回るプレミア価格で推移しています。
具体的な金額は日々の銀相場や古銭市場の動向によって変動するため一概にはいえませんが、状態が良いものであれば、数万円程度の価値がつくケースも見られます。
その理由は大きく分けて3つあります。
✅ 「発行枚数が5万枚と非常に少ない」こと
✅ 純銀製であるため「銀そのものの地金価値」が含まれていること
✅ 国内外に数多く存在する「鉄道ファンの強い需要」があること
とくに、専用の特製ケースや外箱が綺麗に残っている完品は、コレクターからの引き合いが強く、高額査定の対象となります。
もしお手元に眠っている千円銀貨があれば、高値にも期待できるでしょう。
百円クラッド貨幣の買取相場
一方、百円クラッド貨幣に関しては、千円銀貨幣とは事情が異なります。各種類の硬貨はそれぞれ約200万枚から300万枚ほど発行されており、千円銀貨に比べると流通量が非常に多いです。
そのため、硬貨単体(1枚のみ)での買取相場は、状態に応じて100円から200円程度となることが一般的。
ただし、例外もあります。
造幣局が販売した「特製ケース入りのセット」や、全9種類を綺麗にそろえたコンプリートセットなどの場合は付加価値が認められ、額面合計以上の価格で買取される可能性があります。
百円貨幣は「単体ではほとんど額面通りだが、セットや状態で付加価値がつく」と覚えておくと良いでしょう。
相場一覧表
以下は、新幹線鉄道開業50周年記念硬貨の買取相場の傾向をまとめた一覧表です。実際の査定額は状態や市場動向により変動しますが、売却を検討する際の目安として参考にしてください。
※ この表は横にスクロールして閲覧できます
| 硬貨の種類 | 状態・形態 | 備考 |
|---|---|---|
| 千円銀貨幣 | 完品 箱・ケースあり |
付属品完備でプレミア評価になりやすい |
| 千円銀貨幣 | 本体のみ ケースなし |
完品より評価は下がるが額面以上で取引されやすい |
| 百円クラッド貨幣 | 単体 裸のコイン |
基本は額面通りかプラスアルファ程度 |
| 百円クラッド貨幣 | 造幣局製 ケース入り |
ミントセット等は額面以上の評価が期待できる |
| 百円クラッド貨幣 | 全9種セット | コレクション性によりプラス査定の可能性あり |
※実際の金額については、福ちゃんの無料査定にてご確認ください。
記念硬貨を高く売るための3つのポイント

記念硬貨の査定額は、硬貨そのものの価値だけでなく、保管状態や付属品の有無によって大きく変わります。
ここでは、査定に出す前に知っておきたい、高額買取につなげるための3つの重要なポイントを解説します。
付属品(箱・ケース)を完備する
記念硬貨の買取において、最も重要な要素のひとつが「付属品」です。
とくに新幹線50周年記念千円銀貨幣のように、造幣局から特製の化粧箱や桐箱に入って販売されたものは、その箱自体に価値があります。
外箱、内ケース、そして説明書(しおり)などがすべてそろっている状態を「完品」と呼び、これが査定額の基準となります。
付属品が欠けていると、コレクターアイテムとしての価値が下がり、数千円単位で減額されてしまうことも珍しくありません。購入時の状態に近ければ近いほど評価は高くなります。
もし箱や説明書を別に保管している場合は、硬貨とセットにして査定に出すようにしてください。百円クラッド貨幣の場合も、造幣局販売の台紙付きセットなどは、台紙そのものが重要です。
保管状態を良好に保つ
硬貨の状態(グレード)も査定額を左右します。傷、汚れ、変色、カビなどが少ないほど高値がつきます。
しかし、ここで注意していただきたいのが「自分で磨かない」ということです。
硬貨が汚れていると、良かれと思って布で磨いたり、洗浄剤で洗ったりしたくなりますが、これは絶対に避けてください。
記念硬貨の収集においては、製造時の状態を維持されていることが重視されます。
磨くことによって生じる微細な傷(磨き傷)は、肉眼では綺麗に見えても、プロの鑑定眼で見れば価値を大きく損なう要因に。
「汚れていても、そのままの状態」で査定に出すのが鉄則です。保管する際は、専用のコインケースやアルバムに入れ、直射日光や高温多湿を避けることで、劣化を防げます。
セットでの売却を検討する
百円クラッド貨幣のように、単体での価値がつきにくい硬貨の場合、「まとめて売る」ことが高価買取への近道。
たとえば、平成27年銘の5種セットや、全9種のコンプリートセットとして持ち込むことで、店舗側も「コレクション品」として再販しやすくなり、その分を買取価格に還元できるからです。
また、新幹線記念硬貨だけでなく、他の記念硬貨や古銭、切手などがあれば、それらもまとめて査定に出すことをオススメします。
買取店によっては、点数が多いことで「おまとめ査定」として全体の金額をアップするサービスを行っている場合があります。
福ちゃんでも、複数ジャンルのお品物をまとめてご依頼いただくことで、より満足度の高い買取価格を提示できるよう努めています。
新幹線記念硬貨の売却なら「買取福ちゃん」へ
記念硬貨の価値を正しく判断するには、専門的な知識と豊富な経験が必要です。
一般的なリサイクルショップや質屋では、そのプレミア価値が見過ごされ、重さや額面だけで判断されてしまうリスクもあります。
大切なコレクションを適正な価格で売却したいとお考えなら、ぜひ記念硬貨買取の実績が豊富な「買取福ちゃん」にお任せください。
まとめ

新幹線鉄道開業50周年記念硬貨は、日本の技術力と鉄道史を象徴する素晴らしいアイテムです。
とくに千円銀貨幣はその美しさと希少性から高い資産価値を持ち、百円クラッド貨幣も全種類そろえることでコレクションとしての魅力が増します。
もし、ご自宅の引き出しやコレクションにこれらの硬貨が眠っているなら、一度その価値を確かめてみてはいかがでしょうか。
「価値がわからないから」と放置してしまうのは非常にもったいないことです。現在の相場を知るだけでも、今後の保管や整理の参考になるはずです。
買取福ちゃんでは、大切な記念硬貨を1枚1枚丁寧に査定いたします。相談や査定は無料ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
よくある質問(Q&A)
最後に、新幹線鉄道開業50周年記念硬貨に関して、お客様からよく寄せられる質問にお答えします。
Q:新幹線50周年記念硬貨はコンビニやスーパーで使えますか?
はい、日本の法律に基づいた正式な通貨ですので、コンビニやスーパーなどで額面通りの金額(千円または百円)として使用可能です。
ただし、自動販売機では使えないことが多く、店員の方が記念硬貨を知らない場合は確認に時間がかかることもあります。
トラブルを避けるためにも、銀行で通常の貨幣と交換するか、買取店での売却をオススメします。
Q:銀行で換金するのと買取店で売るのはどちらが得ですか?
買取店で売る方が得になる可能性も高いです。銀行では、どんなに希少な硬貨でも「額面通り」の交換にしかなりません。
とくに千円銀貨幣の場合、市場価値は額面をはるかに超えているため、銀行で千円札と交換してしまうのは大きな損失です。まずは買取店で査定を受けることを強く推奨します。
Q:汚れている硬貨でも買取してもらえますか?
はい、汚れていても買取可能です。経年劣化による変色や汚れはつきものですので、ご安心ください。前述のとおり、ご自身で洗浄しようとすると逆に価値を下げてしまう恐れがあります。
汚れていても、まずはそのままの状態で福ちゃんへご相談ください。プロがしっかりと価値を見極めます。

