- 古銭/記念硬貨
- 2026.09.03
500円記念硬貨の買取価格はいくら?全76図柄の種類と価値

500円記念硬貨の買取価格は、種類によって大きく変わります。たとえば、純銀製の中部国際空港開港500円銀貨幣は、高価買取になりやすい500円硬貨のひとつです。
お手元にある500円記念硬貨の価値を調べる手順はシンプルです。
まず図柄と硬貨に刻まれた年(年銘)から正式名称を特定し、次に通常の硬貨か収集用のプルーフ貨幣か、単品かセット品かを確認しましょう。
「昔に購入した記念硬貨があるが、どのくらいの価値があるんだろう」
「もしかしたら、手元にある500円記念硬貨が高く売れるのではないか」
そのようにお考えの方にも、本記事では500円記念硬貨の全76図柄、価格差が生まれる理由、価値を損なわない扱い方を順に解説します。
- 1 500円記念硬貨の買取価格の目安
- 2 500円記念硬貨の全種類|発行年・デザイン・素材を紹介
- 2.1 通常貨とプルーフ貨幣の見分け方
- 2.2 国際科学技術博覧会記念500円白銅貨幣
- 2.3 内閣制度創始100周年記念500円白銅貨幣
- 2.4 天皇陛下御在位60年記念500円白銅貨幣
- 2.5 青函トンネル開通記念500円白銅貨幣
- 2.6 瀬戸大橋開通記念500円白銅貨幣
- 2.7 天皇陛下御即位記念500円白銅貨幣〔年銘:平成2年〕
- 2.8 沖縄復帰20周年記念500円白銅貨幣
- 2.9 皇太子殿下御成婚記念500円白銅貨幣
- 2.10 関西国際空港開港記念500円白銅貨幣
- 2.11 第12回アジア競技大会記念500円白銅貨幣(走る)
- 2.12 第12回アジア競技大会記念500円白銅貨幣(泳ぐ)
- 2.13 第12回アジア競技大会記念500円白銅貨幣(跳ぶ)
- 2.14 長野オリンピック冬季競技大会記念(第1次)500円白銅貨幣〔図柄:スノーボード〕
- 2.15 長野オリンピック冬季競技大会記念(第2次)500円白銅貨幣〔図柄:ボブスレー〕
- 2.16 長野オリンピック冬季競技大会記念(第3次)500円白銅貨幣〔図柄:フリースタイルスキー〕
- 2.17 天皇陛下御在位10年記念500円白銅貨幣
- 2.18 2002FIFAワールドカップ™記念500円ニッケル黄銅貨幣(ヨーロッパ、アフリカ)
- 2.19 2002FIFAワールドカップ™記念500円ニッケル黄銅貨幣(アジア、オセアニア)
- 2.20 2002FIFAワールドカップ™記念500円ニッケル黄銅貨幣(南北アメリカ)
- 2.21 2005年日本国際博覧会記念500円ニッケル黄銅貨幣
- 2.22 中部国際空港開港500円銀貨幣
- 2.23 南極地域観測50周年記念500円ニッケル黄銅貨幣
- 2.24 日本ブラジル交流年及び日本人ブラジル移住100周年記念500円ニッケル黄銅貨幣
- 2.25 天皇陛下御在位20年記念500円ニッケル黄銅貨幣
- 2.26 天皇陛下御在位30年記念500円バイカラー・クラッド貨幣
- 2.27 天皇陛下御即位記念500円バイカラー・クラッド貨幣〔年銘:令和元年〕
- 2.28 2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会記念500円バイカラー・クラッド貨幣〔オリンピック・雷神〕
- 2.29 2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会記念500円バイカラー・クラッド貨幣〔パラリンピック・風神〕
- 2.30 2025年日本国際博覧会記念500円バイカラー・クラッド貨幣
- 2.31 地方自治法施行60周年記念500円バイカラー・クラッド貨幣
- 3 同じ500円記念硬貨でも買取価格が変わるのはなぜ?
- 4 売却前に価値を損なわないための確認と扱い
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500円記念硬貨の買取価格の目安

500円記念硬貨の買取価格は、種類・仕様・状態に加え、売る時期や売却先によっても変わります。
同じ500円記念硬貨でも、収集品としての上乗せがほとんどないものから、額面の何倍もの価格がつくものまであります。
高めの価格がつきやすい500円記念硬貨
買取で高めの評価を受けやすい500円記念硬貨の目安をまとめると、次のとおりです。
※ この表は横にスクロールして閲覧できます
| 対象 | 買取価格の目安 | 条件 |
|---|---|---|
| 中部国際空港開港 500円銀貨幣 |
3,000円台が多い | 純銀製 業者・時期・状態などによって価格は変動 |
| 地方自治500円プルーフ 47都道府県セット |
2万円台前半の例あり | コンプリート 付属品あり |
| 地方自治500円カードケース入り 47都道府県セット |
2万円台前半の例あり | コンプリート 美品 |
地方自治シリーズの目安は、47都道府県がすべてそろったセット全体に対する金額です。
なお、白銅やニッケル黄銅の記念貨、バイカラー・クラッド構造の記念貨は、額面を大きく上回る買取価格がつきにくいものも多く、業者によっては買取対象外です。
ただし、図柄・仕様・状態や取引方法によって額面を上回る例もあるため、業者に現物を見てもらったうえで判断するのが良いでしょう。
同じ500円記念硬貨でも、純銀貨・コンプリートセット・一般的な素材の硬貨で、扱いがはっきり分かれます。
どの500円記念硬貨にも額面500円の価値がある
収集品として値がつきにくい500円記念硬貨にも、お金としての500円の価値がしっかり残っています。過去に発行された記念硬貨も、通常の硬貨と同じように使えます。
記念硬貨は素材や大きさが普通の500円玉と違うものがあり、自動販売機では受け付けられないこともあるため注意が必要です。
記念硬貨は、銀行などの金融機関で額面500円の貨幣として通常の硬貨と引き換えられます。
金融機関によっては手数料がかかったり、取扱条件が設けられていたりする場合もあり、利用する金融機関へ事前確認すると安心です。
一方、買取店では種類や仕様、状態などをもとに評価された価格になるため、まずはお手元の硬貨の種類や仕様を確認し、買取価格の目安を確かめてから判断するとよいでしょう。
査定・出張費・手数料はすべて無料。
500円記念硬貨の全種類|発行年・デザイン・素材を紹介

ここからは、記念貨幣一覧として、全76図柄を見ていきます。
内訳は、地方自治法施行60周年記念以外の29図柄と、47都道府県それぞれに図柄がある地方自治シリーズです。
通常貨とプルーフ貨幣、単品とセットといった仕上げや製品形態の違いは、同じ図柄として数えています。普段のお釣りで受け取る通常の500円玉は、この76図柄に含みません。
通常貨とプルーフ貨幣の見分け方
プルーフ貨幣は収集用の特別な技術で作られた硬貨です。表面に鏡のような光沢を持たせ、模様をくっきり浮き出させています。
念入りに磨いた金型を使い、模様を深く出すために二回打ちするなど、通常の硬貨と違う工程で仕上げられます。
お手元の品を確認するときは、表面の光り方や模様の鮮明さに加えて、ケース・外箱・説明書・証明書・造幣局の商品名・年銘・セット内容も一緒に照合しましょう。
ケースから出された裸の硬貨は、光り方だけで決めず、「どの製品に入っていたか」という由来も判断材料にすると見分けやすくなります。
国際科学技術博覧会記念500円白銅貨幣
筑波で開催された国際科学技術博覧会(つくば万博)を記念した硬貨です。
表面に梅の花と筑波山が描かれており、同じ昭和60年銘の内閣制度創始100周年貨とは、この風景で見分けられます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年銘 | 昭和60年(1985年) |
| 表面 | 梅の花と筑波山 |
| 裏面 | シンボルマークと図案化した梅の花 |
| 素材 | 白銅 |
| 直径 | 30.0mm |
| 重さ | 13.0g |
内閣制度創始100周年記念500円白銅貨幣
内閣制度が始まって100年を記念し、表面に内閣総理大臣官邸を配した一枚です。官邸の建物が識別の手がかりになります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年銘 | 昭和60年(1985年) |
| 表面 | 内閣総理大臣官邸 |
| 裏面 | 内閣の印 |
| 素材 | 白銅 |
| 直径 | 30.0mm |
| 重さ | 13.0g |
天皇陛下御在位60年記念500円白銅貨幣
昭和天皇の御在位60年を記念した硬貨で、表面の紫宸殿(ししんでん)が大きな特徴です。直径30.0mm、重さ13.0gの白銅貨幣です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年銘 | 昭和61年(1986年) |
| 表面 | 紫宸殿 |
| 裏面 | 菊花紋章 |
| 素材 | 白銅 |
| 直径 | 30.0mm |
| 重さ | 13.0g |
青函トンネル開通記念500円白銅貨幣
青函トンネルの開通を記念し、表面にトンネルと津軽海峡の波、かもめを描いています。裏面の北海道と本州の地図も、同じ年に発行された瀬戸大橋開通貨と見分ける目印になるでしょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年銘 | 昭和63年(1988年) |
| 表面 | 青函トンネル、波、かもめ |
| 裏面 | 北海道と本州の地図 |
| 素材 | 白銅 |
| 直径 | 30.0mm |
| 重さ | 13.0g |
瀬戸大橋開通記念500円白銅貨幣
瀬戸大橋の開通を記念した硬貨です。表面は岡山県側から見た瀬戸大橋の全景、裏面は本州と四国の地図で、橋と地図の地域から特定できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年銘 | 昭和63年(1988年) |
| 表面 | 岡山県側から見た瀬戸大橋全景 |
| 裏面 | 本州と四国の地図 |
| 素材 | 白銅 |
| 直径 | 30.0mm |
| 重さ | 13.0g |
天皇陛下御即位記念500円白銅貨幣〔年銘:平成2年〕
平成の天皇陛下御即位を記念した白銅貨幣です。表面の特別御料儀装車(馬車)と白銅一色の見た目が特徴で、二色構造の令和元年銘・御即位貨と簡単に見分けられます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年銘 | 平成2年(1990年) |
| 表面 | 特別御料儀装車 |
| 裏面 | 菊花紋章と束帯の紋様 |
| 素材 | 白銅 |
| 直径 | 30.0mm |
| 重さ | 13.0g |
沖縄復帰20周年記念500円白銅貨幣
沖縄の本土復帰20周年を記念した硬貨で、表面に首里城正殿、裏面に昇り龍が描かれています。この表と裏の組み合わせが目印です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年銘 | 平成4年(1992年) |
| 表面 | 首里城正殿 |
| 裏面 | 昇龍 |
| 素材 | 白銅 |
| 直径 | 30.0mm |
| 重さ | 13.0g |
皇太子殿下御成婚記念500円白銅貨幣
皇太子殿下の御成婚を記念し、表面に2羽の鶴と波を描いた一枚です。
この硬貨から直径26.5mm、重さ7.2gと、初期の30.0mm・13.0gより小さく軽い仕様に変わりました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年銘 | 平成5年(1993年) |
| 表面 | 鶴2羽と波 |
| 裏面 | 菊花紋章と梓 |
| 素材 | 白銅 |
| 直径 | 26.5mm |
| 重さ | 7.2g |
関西国際空港開港記念500円白銅貨幣
関西国際空港の開港を記念し、表面に空港を上から見た図と飛行機を描いています。平成17年銘の中部国際空港開港500円銀貨幣とは、空港名・年銘・素材のすべてが違います。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年銘 | 平成6年(1994年) |
| 表面 | 空港の俯瞰図と飛行機 |
| 裏面 | 地図とお祝いのリボン |
| 素材 | 白銅 |
| 直径 | 26.5mm |
| 重さ | 7.2g |
第12回アジア競技大会記念500円白銅貨幣(走る)
広島で開催された第12回アジア競技大会を記念した3図柄のうち、表面に走る選手を描いた硬貨です。
「泳ぐ」「跳ぶ」と裏面や仕様が共通するため、選手の動きが一番わかりやすい見分けポイントになります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年銘 | 平成6年(1994年) |
| 表面 | 走る選手 |
| 裏面 | 大会シンボルマークと紅葉 |
| 素材 | 白銅 |
| 直径 | 26.5mm |
| 重さ | 7.2g |
第12回アジア競技大会記念500円白銅貨幣(泳ぐ)
同じ大会を記念した3図柄のうち、表面に泳ぐ選手を描いたものです。表面の動きを見れば、同じ年銘・同じ仕様の「走る」「跳ぶ」と区別できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年銘 | 平成6年(1994年) |
| 表面 | 泳ぐ選手 |
| 裏面 | 大会シンボルマークと紅葉 |
| 素材 | 白銅 |
| 直径 | 26.5mm |
| 重さ | 7.2g |
第12回アジア競技大会記念500円白銅貨幣(跳ぶ)
3図柄のうち、跳ぶ選手が表面に描かれた硬貨です。3種類そろっている場合は、表面の競技の動きを一枚ずつ照合しましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年銘 | 平成6年(1994年) |
| 表面 | 跳ぶ選手 |
| 裏面 | 大会シンボルマークと紅葉 |
| 素材 | 白銅 |
| 直径 | 26.5mm |
| 重さ | 7.2g |
長野オリンピック冬季競技大会記念(第1次)500円白銅貨幣〔図柄:スノーボード〕
長野冬季オリンピックの第1次発行にあたる500円硬貨です。表面のスノーボードにより、第2次のボブスレー、第3次のフリースタイルスキーと見分けられます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年銘 | 平成9年(1997年) |
| 表面 | スノーボード |
| 裏面 | らいちょう |
| 素材 | 白銅 |
| 直径 | 26.5mm |
| 重さ | 7.2g |
長野オリンピック冬季競技大会記念(第2次)500円白銅貨幣〔図柄:ボブスレー〕
第2次発行の500円硬貨で、表面にボブスレーが描かれています。第1次と同じ平成9年銘なので、年銘と競技図柄を組み合わせて確認しましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年銘 | 平成9年(1997年) |
| 表面 | ボブスレー |
| 裏面 | らいちょう |
| 素材 | 白銅 |
| 直径 | 26.5mm |
| 重さ | 7.2g |
長野オリンピック冬季競技大会記念(第3次)500円白銅貨幣〔図柄:フリースタイルスキー〕
第3次発行では、表面にフリースタイルスキーが採用されました。平成10年銘であることも、平成9年銘の第1次・第2次と区別するポイントです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年銘 | 平成10年(1998年) |
| 表面 | フリースタイルスキー |
| 裏面 | らいちょう |
| 素材 | 白銅 |
| 直径 | 26.5mm |
| 重さ | 7.2g |
天皇陛下御在位10年記念500円白銅貨幣
平成の天皇陛下御在位10年を記念した硬貨です。表面には富士山と菊、裏面には菊花紋章と橘と桜が描かれ、複数の植物の模様が配されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年銘 | 平成11年(1999年) |
| 表面 | 富士山と菊 |
| 裏面 | 菊花紋章、橘、桜 |
| 素材 | 白銅 |
| 直径 | 26.5mm |
| 重さ | 7.2g |
2002FIFAワールドカップ™記念500円ニッケル黄銅貨幣(ヨーロッパ、アフリカ)
2002FIFAワールドカップ™を記念した3地域図柄の一つです。表面にヨーロッパ・アフリカの地図と選手が描かれており、地図の地域からほかの2図柄と見分けられます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年銘 | 平成14年(2002年) |
| 表面 | ヨーロッパ・アフリカの地図と選手 |
| 裏面 | 大会エンブレムと試合時間(45分間ハーフ) |
| 素材 | ニッケル黄銅 |
| 直径 | 26.5mm |
| 重さ | 7.0g |
2002FIFAワールドカップ™記念500円ニッケル黄銅貨幣(アジア、オセアニア)
表面にアジア・オセアニアの地図と選手を描いた地域図柄です。裏面の大会エンブレムは3図柄共通なので、表面の地図を中心に確認しましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年銘 | 平成14年(2002年) |
| 表面 | アジア・オセアニアの地図と選手 |
| 裏面 | 大会エンブレムと試合時間(45分間ハーフ) |
| 素材 | ニッケル黄銅 |
| 直径 | 26.5mm |
| 重さ | 7.0g |
2002FIFAワールドカップ™記念500円ニッケル黄銅貨幣(南北アメリカ)
3地域図柄のうち、表面に南北アメリカの地図と選手が描かれています。3枚そろえている場合も、表面の地図で一枚ずつ識別できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年銘 | 平成14年(2002年) |
| 表面 | 南北アメリカの地図と選手 |
| 裏面 | 大会エンブレムと試合時間(45分間ハーフ) |
| 素材 | ニッケル黄銅 |
| 直径 | 26.5mm |
| 重さ | 7.0g |
2005年日本国際博覧会記念500円ニッケル黄銅貨幣
愛知万博を記念した500円硬貨で、表面の地球・世界地図・愛称ロゴが特徴です。2025年日本国際博覧会貨とは、年銘に加えて素材・構造も違います。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年銘 | 平成17年(2005年) |
| 表面 | 地球、世界地図、愛称ロゴタイプ |
| 裏面 | 博覧会シンボルマークと大地 |
| 素材 | ニッケル黄銅 |
| 直径 | 26.5mm |
| 重さ | 7.0g |
中部国際空港開港500円銀貨幣
中部国際空港の開港を記念した純銀製の500円硬貨です。
表面は機内から見える空港と旅客機の主翼で、関西国際空港開港記念貨とは、図柄に加えて純銀製・直径28.0mm・重さ15.6gという仕様でも区別できます。
76図柄の中でもとくに価値がつきやすい一枚です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年銘 | 平成17年(2005年) |
| 表面 | 機内から見える空港と旅客機の主翼 |
| 裏面 | 旅客機、中部地方、お祝いのリボン |
| 素材 | 純銀 |
| 直径 | 28.0mm |
| 重さ | 15.6g |
南極地域観測50周年記念500円ニッケル黄銅貨幣
日本の南極地域観測50周年を記念した硬貨です。表面には初代南極観測船「宗谷」と樺太犬「タロ」「ジロ」、裏面には南極大陸とオーロラが描かれています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年銘 | 平成19年(2007年) |
| 表面 | 初代南極観測船「宗谷」と樺太犬「タロ」「ジロ」 |
| 裏面 | 南極大陸とオーロラ |
| 素材 | ニッケル黄銅 |
| 直径 | 26.5mm |
| 重さ | 7.0g |
日本ブラジル交流年及び日本人ブラジル移住100周年記念500円ニッケル黄銅貨幣
日本ブラジル交流年と日本人ブラジル移住100周年を記念し、表面に笠戸丸とブラジルを描いた硬貨です。裏面の桜とコーヒーの実も見分けるポイントになります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年銘 | 平成20年(2008年) |
| 表面 | 笠戸丸とブラジル |
| 裏面 | 桜とコーヒーの実 |
| 素材 | ニッケル黄銅 |
| 直径 | 26.5mm |
| 重さ | 7.0g |
天皇陛下御在位20年記念500円ニッケル黄銅貨幣
平成の天皇陛下御在位20年を記念した硬貨で、表面に菊花、裏面に菊花紋章が配されています。素材はニッケル黄銅で、白銅製の御在位10年記念貨と仕様が違います。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年銘 | 平成21年(2009年) |
| 表面 | 菊花 |
| 裏面 | 菊花紋章 |
| 素材 | ニッケル黄銅 |
| 直径 | 26.5mm |
| 重さ | 7.0g |
天皇陛下御在位30年記念500円バイカラー・クラッド貨幣
平成の天皇陛下御在位30年を記念し、表面に儀装馬車・桐・白樺を描いた硬貨です。
バイカラー・クラッドとは、3種類の金属を組み合わせた二色三層構造のことです。白銅と銅を重ねた中心部分を、ニッケル黄銅の外側リングにはめ込んで作られています。
令和元年の御即位貨は高御座の図柄なので、同じ二色構造でも表面から区別できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年銘 | 平成31年(2019年) |
| 表面 | 儀装馬車、桐、白樺 |
| 裏面 | 菊花紋章 |
| 素材 | ニッケル黄銅、白銅および銅 |
| 構造 | バイカラー・クラッド |
| 直径 | 26.5mm |
| 重さ | 7.1g |
天皇陛下御即位記念500円バイカラー・クラッド貨幣〔年銘:令和元年〕
令和の天皇陛下御即位を記念した硬貨です。表面の高御座(たかみくら)、二色構造、令和元年銘という三つの手がかりで、平成2年銘の白銅製御即位貨と見分けられます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年銘 | 令和元年(2019年) |
| 表面 | 高御座 |
| 裏面 | 菊花紋章、梓、ハマナス |
| 素材 | ニッケル黄銅、白銅および銅 |
| 構造 | バイカラー・クラッド |
| 直径 | 26.5mm |
| 重さ | 7.1g |
2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会記念500円バイカラー・クラッド貨幣〔オリンピック・雷神〕
東京2020の2図柄のうち、表面に雷神を描いた硬貨です。裏面には東京2020オリンピック競技大会のエンブレムとスポーツピクトグラムがあり、大会の区分も確認できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年銘 | 令和2年(2020年) |
| 表面 | 雷神 |
| 裏面 | 東京2020オリンピック競技大会エンブレムとスポーツピクトグラム |
| 素材 | ニッケル黄銅、白銅および銅 |
| 構造 | バイカラー・クラッド |
| 直径 | 26.5mm |
| 重さ | 7.1g |
2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会記念500円バイカラー・クラッド貨幣〔パラリンピック・風神〕
もう一つの図柄は、表面の風神で識別します。裏面には東京2020パラリンピック競技大会のエンブレムとスポーツピクトグラムが配され、雷神貨との表裏の違いがはっきりわかります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年銘 | 令和2年(2020年) |
| 表面 | 風神 |
| 裏面 | 東京2020パラリンピック競技大会エンブレムとスポーツピクトグラム |
| 素材 | ニッケル黄銅、白銅および銅 |
| 構造 | バイカラー・クラッド |
| 直径 | 26.5mm |
| 重さ | 7.1g |
2025年日本国際博覧会記念500円バイカラー・クラッド貨幣
大阪・関西万博を記念し、表面にミャクミャクを描いた硬貨です。裏面の2025年日本国際博覧会ロゴマークと二色構造を合わせて確認しましょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 年銘 | 令和7年(2025年) |
| 表面 | ミャクミャク |
| 裏面 | 2025年日本国際博覧会ロゴマーク |
| 素材 | ニッケル黄銅、白銅および銅 |
| 構造 | バイカラー・クラッド |
| 直径 | 26.5mm |
| 重さ | 7.1g |
地方自治法施行60周年記念500円バイカラー・クラッド貨幣
地方自治法施行60周年記念シリーズでは、47都道府県ごとに違う表面図柄が発行されました。全図柄とも、裏面は古いお金をイメージしたデザインで共通です。
素材はニッケル黄銅・白銅・銅、構造はバイカラー・クラッド、直径26.5mm、重さ7.1gで統一されています。お手元の一枚は、表面の図柄と年銘を下表で照合できます。
| 都道府県 | 年銘 (西暦) |
表面の主な図柄 |
|---|---|---|
| 北海道 | 平成20年 (2008年) |
洞爺湖と北海道庁旧本庁舎 |
| 青森県 | 平成22年 (2010年) |
三内丸山遺跡と土偶 |
| 岩手県 | 平成23年 (2011年) |
中尊寺金色堂新覆堂と毛越寺曲水の宴 |
| 宮城県 | 平成25年 (2013年) |
仙台七夕まつり |
| 秋田県 | 平成23年 (2011年) |
白瀬矗と竿燈 |
| 山形県 | 平成26年 (2014年) |
縄文の女神 |
| 福島県 | 平成28年 (2016年) |
相馬野馬追 |
| 茨城県 | 平成21年 (2009年) |
偕楽園と梅 |
| 栃木県 | 平成24年 (2012年) |
眠り猫と雀 |
| 群馬県 | 平成25年 (2013年) |
富岡製糸場東繭倉庫キーストーンと工女 |
| 埼玉県 | 平成26年 (2014年) |
埼玉スタジアム2002 |
| 千葉県 | 平成27年 (2015年) |
九十九里 |
| 東京都 | 平成28年 (2016年) |
東京駅丸の内駅舎と行幸通り |
| 神奈川県 | 平成24年 (2012年) |
鎌倉大仏 |
| 新潟県 | 平成21年 (2009年) |
トキと棚田 |
| 山梨県 | 平成25年 (2013年) |
富士山とぶどう |
| 長野県 | 平成21年 (2009年) |
善光寺と牛 |
| 富山県 | 平成23年 (2011年) |
おわら風の盆 |
| 石川県 | 平成26年 (2014年) |
木場潟からみた白山とキリコ祭り |
| 福井県 | 平成22年 (2010年) |
恐竜 |
| 岐阜県 | 平成22年 (2010年) |
白川郷とれんげ草 |
| 静岡県 | 平成25年 (2013年) |
富士山と茶畑 |
| 愛知県 | 平成22年 (2010年) |
愛知県庁本庁舎とカキツバタ |
| 三重県 | 平成26年 (2014年) |
熊野古道伊勢路 |
| 滋賀県 | 平成23年 (2011年) |
ビワコオオナマズとニゴロブナ |
| 京都府 | 平成20年 (2008年) |
国宝「源氏物語絵巻」宿木二(部分) |
| 大阪府 | 平成27年 (2015年) |
仁徳天皇陵古墳 |
| 兵庫県 | 平成24年 (2012年) |
コウノトリ |
| 奈良県 | 平成21年 (2009年) |
遣唐使船 |
| 和歌山県 | 平成27年 (2015年) |
那智の滝 |
| 鳥取県 | 平成23年 (2011年) |
三徳山三仏寺投入堂 |
| 島根県 | 平成20年 (2008年) |
銅鐸とその文様・絵画 |
| 岡山県 | 平成25年 (2013年) |
岡山後楽園 |
| 広島県 | 平成25年 (2013年) |
原爆ドームと広島平和都市記念碑 |
| 山口県 | 平成27年 (2015年) |
瑠璃光寺五重塔 |
| 徳島県 | 平成27年 (2015年) |
阿波おどり |
| 香川県 | 平成26年 (2014年) |
金刀比羅宮から望む讃岐平野 |
| 愛媛県 | 平成26年 (2014年) |
瀬戸内しまなみ海道と愛媛の島々 |
| 高知県 | 平成22年 (2010年) |
坂本龍馬 |
| 福岡県 | 平成27年 (2015年) |
九州国立博物館と太宰府天満宮太鼓橋と梅 |
| 佐賀県 | 平成22年 (2010年) |
大隈重信と佐賀錦・鹿島錦 |
| 長崎県 | 平成27年 (2015年) |
大浦天主堂とステンドグラス |
| 熊本県 | 平成23年 (2011年) |
熊本城 |
| 大分県 | 平成24年 (2012年) |
臼杵磨崖仏 |
| 宮崎県 | 平成24年 (2012年) |
宮崎県庁本館 |
| 鹿児島県 | 平成25年 (2013年) |
桜島 |
| 沖縄県 | 平成24年 (2012年) |
那覇大綱挽とエイサー |
金属の割合は全図柄共通で、銅75.0%、亜鉛12.5%、ニッケル12.5%です。
見る角度によって「60」「47」の文字が浮かぶ仕掛けや、細かな点・線、特殊な形のギザギザも、このシリーズを確認するポイントになります。
同じ500円記念硬貨でも買取価格が変わるのはなぜ?

お手元の硬貨が76図柄のどれに該当するかわかったら、次は比較の条件をそろえていきます。
素材、通常貨かプルーフ貨幣か、発行・販売数量、単品かセットか、保存状態や付属品の有無まで確かめることで、硬貨価値の目安を把握できます。
純銀か白銅・ニッケル黄銅などか
500円記念硬貨には、白銅、ニッケル黄銅、純銀、バイカラー・クラッドという素材や構造の違いがあります。素材は、査定の対象や評価方法を分ける大きな条件のひとつです。
なかでも中部国際空港開港500円銀貨幣は、純銀15.6gで造られている点が特別です。白銅やニッケル黄銅を使ったほかの500円記念硬貨とは素材がはっきり違います。
価格の目安を探すときも「500円記念」とひとくくりにせず、純銀貨として条件を合わせて調べましょう。
通常貨かプルーフ貨幣か
通常仕様とプルーフ仕様は、同じ図柄でも製造工程・表面の仕上げ・販売形態が違います。
プルーフ貨幣は造幣局の収集用製品として、ケース入りの単体商品や、ほかの硬貨と組み合わせたセットに収められました。
そのため、通常貨の発行枚数や裸の硬貨の価格と、プルーフ製品の販売数量やセット由来品の価格は、別の条件として扱います。
具体例を挙げると、天皇陛下御在位30年記念貨と令和元年の御即位記念貨は、500円貨の発行枚数がどちらも500万枚です。
そのうち各3万枚は、1万円金貨と組み合わせた2点セット向けのプルーフ仕様として造幣局から販売されました。
同じ図柄でも、通常の引換分とセット向けのプルーフ仕様では、参照する価格の目安が変わります。
お手元の品がどちらの仕様かを特定してから、対応する目安を見る。この順序で進めると、正しい相場感につながるでしょう。
発行・販売数量とセット形態
記念硬貨に関する数量には、通常貨の発行枚数、造幣局製品の販売数、セットに組み込まれたプルーフ貨幣の数量など、いくつかの種類があります。それぞれの数字は、数えている対象が違います。
たとえば中部国際空港開港500円銀貨幣は、発行枚数が5万枚です。造幣局は、この硬貨を収めた記念銀貨幣セットを5万セット販売予定としていました。
この2つの数字は、同じ5万枚の硬貨を「発行」と「セット販売」という別の角度から数えたものです。数字の内容を理解しておくと混乱を避けられます。
価格がつけられる単位もさまざまです。1枚だけの裸の硬貨、専用ケース入りの単体商品、複数貨種セットから取り出された1枚では、同じ図柄でも製品としての条件が変わります。
地方自治法施行60周年記念貨幣も、都道府県別の単品と47都道府県コンプリートセットでは、査定の単位が違います。
数量は価格を考えるための確認項目のひとつです。通常貨かプルーフか、単品かセットかという製品形態と組み合わせて判断しましょう。
保存状態・付属品・コンプリート状態・鑑定状態
名称と仕様が同じ硬貨でも、状態によって評価は変わります。すり減った流通済みの硬貨、傷の少ない未使用品、鏡面を保ったプルーフ貨幣では、表面の状態がまったく違います。
傷・汚れ・変色に加え、磨きや洗浄による表面の変化も査定でチェックされる項目です。
ケース・外箱・説明書・証明書などの付属品は、造幣局がどんな製品として販売したものかを確認する手がかりになるでしょう。
セットの一部だけが残っている場合と、すべての構成硬貨や付属品がそろっている場合では、評価の条件が変わります。
地方自治シリーズなら、47都道府県の完全セットか、一部が欠けた状態かで製品としての単位が違ってくるため注意が必要です。
実際の査定でも、傷や汚れ、ケース・外箱・説明書の欠品は価格に反映されます。
また、第三者機関の鑑定を受けた硬貨では、鑑定の有無と付けられたグレードが比較の軸です。裸の流通済み硬貨、付属品付きセット、鑑定済みの個体を分けて見るようにしましょう。
売却前に価値を損なわないための確認と扱い

お手元の硬貨は現状を保ったまま名称と仕様を特定し、同じ条件の目安と比べられる状態を残すことが大切です。
汚れがあっても磨いたり洗浄したりしない
古い硬貨の汚れや変色が気になっても、磨いたり洗ったりせず、そのままの状態で査定へ出しましょう。磨きを伴うクリーニングは表面の損傷として扱われることもあるのです。
布やブラシでこする、研磨剤で磨く、薬品に漬けるといった処置は、硬貨の表面を変えてしまいます。
見た目が明るくなっても、元の光沢や細かな凹凸、残されていた表面の特徴まで失われかねません。
プルーフ貨幣、未使用に見える硬貨、中部国際空港開港500円銀貨幣のような銀貨は、とくに表面に触れないよう注意します。
専用ケースに収まっている場合は取り出さず、ケース越しに名称や年銘を照合すれば、確認のために表面を傷める心配もありません。
ケース・外箱・説明書を硬貨と一緒に保管する
ケース、外箱、説明書、証明書、収納カードが残っている場合は、硬貨と分けずに一緒に保管しましょう。セットに含まれていたほかの硬貨も、バラバラにせず、今残っている製品単位を維持します。
付属品には造幣局の商品名、販売年、セット内容などが記されていることもあり、通常貨とプルーフ貨幣を区別したり、どの製品に由来する硬貨かを確かめたりする手がかりになります。
硬貨だけでは判断しにくいときも、外箱や説明書が照合材料として役立ちます。
地方自治法施行60周年記念貨幣が47都道府県分そろっている場合は、一部だけを取り出したり処分したりせず、そろった状態を保ちましょう。
付属品や構成硬貨を失わないことで、コンプリート品として査定してもらえる条件を保ちやすくなります。
同じ仕様・状態・価格種別の情報と比較する
価格の目安を比べるときは、正式名称と図柄、年銘、通常貨かプルーフ貨幣か、単品かセットか、素材、保存状態、付属品、鑑定状態を照合します。
金額の種類も重要です。
専門店が提示する買取価格、販売店の商品価格、ネット市場など二次流通での取引価格、造幣局が製品を発売した当時の価格、硬貨に表示された額面は、それぞれ意味が違います。
中部国際空港開港500円銀貨幣のように、1つの硬貨について複数の金額が見つかることもあります。数字の高い低いだけでなく、買取・販売・発売時・額面のどれにあたるかを先に分類しましょう。
500円記念硬貨の価値を確かめるスタートラインは、76図柄のどれにあたるかを特定し、通常貨・プルーフ貨幣・セット由来品の違いを整理することがポイントです。

