ピンクゴールドの価値はどう決まる？ほかのゴールドとの価値の違いも解説！

可愛らしく温かみのある色合いが魅力のピンクゴールド。いざ手放そうと考えたとき、気になるのはその価値ではないでしょうか。

「ピンクゴールドの価値はどのように決まる？」
「イエローゴールドやホワイトゴールドと比べて価値は高い？」

この記事では、上記のような疑問を解決すべく、ピンクゴールドの価値を左右するポイントや、ほかのカラーゴールドとの価値の違いを解説します。

ピンクゴールドの価値を少しでも高く評価してもらうためのコツもご紹介しますので、「手放すならできるだけ高値で売りたい」とお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

【この記事のポイント】

• ✅ピンクゴールドの価値は、主に「純度」と「重さ」で決まる
• ✅ほかのカラーゴールドと比べて、価値に大きな差はない
• ✅ピンクゴールドを高く売るためには、「買取に出すタイミング」や「依頼する買取業者」が重要

ピンクゴールドとは

ピンクゴールドは、素材の種類としては「金」に分類されます。ただし、ピンクゴールドは純金ではなく、純金に銀や銅、パラジウムなどの割金を混ぜたゴールドのことです。

ここでは、ピンクゴールドの以下の点に着目して、基礎知識を簡潔に解説していきます。

・色合いの特徴
・純度と刻印
・ピンクゴールドが使われているアイテムの例

色合いの特徴

ピンクゴールドはその名前のとおり、ピンクがかった金色が特徴です。

ピンクゴールドに使用する割金の量に明確な決まりはないため、“ピンクゴールド”とひと言でいっても、ブランドやアイテムごとに色合いが少しずつ異なります。ピンク色の濃淡に関係しているのが、割金として使われている「銅」です。この銅が多く含まれているほど、赤みが強くなります。

ピンクゴールドの色合いは、純金と比べると可愛らしい印象です。また、日本人の肌になじみやすい色とされていることから、日常的に身につけるジュエリーとしてピンクゴールドジュエリーを選ばれる方も少なくありません。

純度と刻印

ピンクゴールドの純度によって、ジュエリーなどのアイテムに施される刻印が変わってきます。

ピンクゴールドに施される刻印の例として、以下が挙げられます。

・K18PG
・K14PG
・K10PG

末尾についている「PG」は、「ピンクゴールドであること」を示す表記です。

PGの前についている「K18」「K14」「K10」は金の純度を表しており、それぞれ「18金」「14金」「10金」であることを意味します。

そもそも金の純度とは、金製品の中に金がどれほど含まれるかを表したものです。金の純度は24分率で表され、18金は全体の75%、14金は全体の58.5%、10金は全体の42%が純金であることを示しています。

ピンクゴールドが使われているアイテムの例

ピンクゴールドはさまざまなアイテムに使用されており、その例として以下が挙げられます。

・リング
・ネックレス／ペンダント
・時計
・ピアス／イヤリング
・ブレスレット
・ブローチ

ピンクゴールドは純金と比べて耐久性が高く、傷つきにくいのが特徴です（この特徴については、のちほど詳しく解説）。そのため、結婚指輪のような長く使用するアイテムにも使用されています。

ほかのカラーゴールドとの違い

純金に混ぜる割金の種類や比率によって、さまざまなカラーが生まれます。以下では、カラーゴールドの種類ごとの特徴を見ていきましょう。

カラー	割金	色合いの特徴	刻印
ホワイトゴールド	パラジウムや銀、またはニッケルや亜鉛、銅	プラチナに似た上品な白さ	WG
イエローゴールド	銀や銅	純金本来の色味に近い黄金色	YG
グリーンゴールド	銀、または銀と銅	若葉のような爽やかさ	GG
パープルゴールド	アルミニウム	鮮やかな紫色	PG
レッドゴールド	銅	ピンクゴールドよりも赤みが強く、情熱的で華やか	RDG

定番のカラーゴールドは、本記事のテーマであるピンクゴールドと、ホワイトゴールド、イエローゴールドの3種類です。

表に挙げたカラーゴールドの中でもとくに希少性が高いのが、パープルゴールドです。パープルゴールドは、日本のジュエリーブランドと大学が共同開発したカラーゴールドで、特定の専門店でしか購入できません。

このように、カラーゴールドの中でも希少性に差があります。

ピンクゴールドの価値はどのように決まる？

ピンクゴールドを手放そうかお考えの際、もっとも気になるのが「お持ちのお品物にどれくらいの価値がつくのか」といった点ではないでしょうか。

ここでは、ピンクゴールドの価値に関連する以下の内容について、詳しく解説していきます。

・価値は主に「純度」と「重さ」で決まる
・ほかのゴールドと比べて価値は高い？

価値は主に「純度」と「重さ」で決まる

ピンクゴールドは純金にほかの金属を混ぜてつくられていますが、その主成分は依然として「金」です。そのため、ピンクゴールドにも金としての価値があります。

ピンクゴールドの価値を決定づけるのが、「金の純度」と「金の重さ」です。

金は、需要と供給のバランスや為替相場などによって、1gあたりの相場が日々変動しています。金相場は世界共通であり、「日本では金相場が低いけれど、アメリカでは金相場が高い」ということはありません。そのため、お持ちのピンクゴールドの価値を判断する際、「どれほどの純金が含まれているか」が重要なポイントとなります。

たとえば、18金を使った重さ5gのピンクゴールドがあったとします。18金は全体の75%が純金であることを意味するため、このピンクゴールドに含まれている金の重量は「5g×0.75＝3.75g」です。つまり、このピンクゴールドは、金3.75g分の価値を持つことになります。

ピンクゴールドそのものの価値は、上記のような基準で判断されますが、ピンクゴールドを使ったジュエリーの価値はそのほかの要素もかかわってきます。具体的には、「ジュエリーに宝石がついている」「有名ブランドのジュエリーで、デザインの人気が高い」といった場合は、宝石の価値やデザイン性も考慮した上で買取額が算出されるのです。

ほかのゴールドと比べて価値は高い？

イエローゴールドやホワイトゴールドなどと比べて、ピンクゴールドの価値は高いのでしょうか、それとも低いのでしょうか。

先ほどご紹介したように、ピンクゴールドをはじめとするカラーゴールドの価値は、「金の純度」と「金の重さ」で決まります。したがって、異なる色合いのカラーゴールドであっても、同じ純度、重さであれば、価値に大きな差はありません。

ただし、中には例外も存在します。

たとえば、希少性が極めて高いことで知られる「パープルゴールド」は、金の純度や重量に加えて、希少価値の高さが評価されることも。この場合、同じ純度や重量のカラーゴールドよりも価値が高くなる可能性があります。

ピンクゴールド買取で価値を少しでも高く評価してもらうポイント

ピンクゴールドを買取に出すのであれば、その価値を少しでも高く評価してもらいたいですよね。

ここでは、価値を高く評価してもらい、買取額をアップさせるための4つのポイントを解説します。

・良好な状態で保管しておく
・金価格が高いタイミングで査定に出す
・付属品も一緒に査定してもらう
・金の専門知識がある業者に査定を依頼する

良好な状態で保管しておく

ここまで、ピンクゴールドの価値は、主に金の純度と重さによって決まるとお伝えしてきました。ただ、人気ブランドのピンクゴールドジュエリーなどの場合、アイテム自体の状態も価値を左右する重要な要素となります。

変色しているとマイナス査定の原因となるため、良好な状態で保管しておくことを意識しましょう。具体的には、湿気が高く直射日光が当たる場所を避け、空気が触れないようフタのついたケースで保管することで、変色を防げます。

査定前にはジュエリー専用クロスなどで優しく拭き取り、表面についた汚れを落としていただくだけでも、査定額アップにつながります。

金価格が高いタイミングで査定に出す

金相場は日々変動しているため、ピンクゴールドを売却する時期によって、買取価格に大きな差が出ることも少なくありません。ピンクゴールドを高く売るためには、金価格が高いタイミングで査定に出していただくことが重要です。

経済の不安定さやインフレ懸念が高まると、安全資産としての金の需要が高まり、金価格が上昇する傾向があります。こうした傾向を知ることで、査定に出すタイミングが見極めやすくなるでしょう。

なお、金価格は2025年現在、過去最高値を更新しており、ピンクゴールドを手放すなら「今が売り時」ともいえます。どのタイミングで手放そうか迷われている方は、金価格が上昇している今、1度査定に出してみるのも良いかもしれません。

【買取福ちゃん】では、「まずは査定だけしてもらいたい」といったご要望を承っております。査定料やキャンセル料は無料ですので、お気軽にご相談ください。

付属品も一緒に査定してもらう

ピンクゴールドを使ったジュエリーなどを査定に出していただく場合、購入時に付いてきた保証書（ギャランティーカード）や外箱などの付属品がそろっているかどうかも、重要なポイントとなります。

とくに保証書に関しては、査定時にそろっているとお品物が本物であることを証明でき、査定額アップにつながる場合があります。

付属品がないからといって査定自体を断られることは基本的にありませんが、付属品をお持ちの場合は、必ず一緒に査定してもらうようにしましょう。

金の専門知識がある業者に査定を依頼する

金に関する十分な知識がない業者に依頼してしまうと、お品物の状態だけから価値を判断され、相場よりも安く買い取られてしまう可能性もあります。

お持ちのピンクゴールドの価値を正しく判断してもらうためには、金の専門知識がある業者に査定を依頼することが大切です。このような業者には、金の知識や買取経験が豊富なプロの査定士が在籍しており、以下のようなさまざまな要素を考慮した上で査定額を提示してくれます。

・金の純度や重量
・お品物の状態
・ブランドとしての価値
・デザイン性

さらに、こうした業者は、多くの再販経路を豊富に持っている傾向です。豊富な再販経路を生かし、他店では買取が難しかったり思ったような価格がつかなかったりするお品物に対しても、高い買取額を提示してくれることがあります。

ピンクゴールドの買取なら福ちゃんにご相談ください！

ここまでお読みいただき、ピンクゴールドの価値がどのように決まるのかがおわかりいただけたかと思います。ピンクゴールドの価値は、「金の純度」や「金の重さ」などによって決定づけられ、アイテムの種類によっては、「宝石」や「ブランド」などの要素が考慮されることもあります。

このように、ピンクゴールドの価値はさまざまな要素を見極める必要があり、十分な知識がないまま価値を正確に判断することは困難です。

ピンクゴールドを査定に出す場合、依頼する業者ごとに知識量や買取経験が異なり、査定額に大きな差が出ることもあります。そのため、高価買取を狙うためには「どの業者に依頼するか」が極めて重要です。

金や貴金属の買取専門業者である【買取福ちゃん】では、金の専門知識を持つプロの査定士が、お品物の価値を正確に見極めさせていただきます。

福ちゃんは、査定料や出張料などが無料。万が一査定額にご満足いただけず、買取不成立となった場合も、キャンセル料は無料ですので、「まずはどのくらいの価値になるのか知りたい」「査定額を聞いてから手放すか決めたい」といった方にもお気軽にご利用いただけます。

傷がついてしまったリングや、片方を失くしてしまったピアス、刻印が薄くなったネックレスなども査定対象としておりますので、ぜひ福ちゃんにご相談ください。

ピンクゴールドが持つ性質

ピンクゴールドの性質を知っておくことで、査定時にその知識が役立つことがあります。

ここでは、以下4つの性質について詳しく見ていきましょう。

・耐久性が高い
・変色しやすい
・金属アレルギーを起こすことがある
・再加工が難しい

耐久性が高い

純金は非常にやわらかく、変形したり傷ついたりしやすい貴金属です。このような特徴があるため、純金だけでジュエリーをつくるのには向いておらず、ジュエリーにする場合は、基本的にほかの金属を混ぜ合わせてつくられます。

一方でピンクゴールドは、純金と比べると硬く、耐久性が高いのが特徴です。

ピンクゴールドは、割金として使われている銅やパラジウムの硬度が高いことから、純金と比べて耐久性がアップします。

「日常的につけられるジュエリーを探している」といった場合、変形や傷を過度に心配することなく使用できるピンクゴールドは、オススメの素材といえます。

変色しやすい

ピンクゴールドは耐久性に強いという魅力がある一方、変色しやすいので注意が必要です。

変色の原因となるのが、割金として使われている銅です。純金自体は変色しにくい貴金属として知られていますが、銅は酸素に触れると酸化する性質を持っているため、使用環境によっては変色してしまうことがあるのです。

さらに、温泉の硫黄成分、化粧品やクレンジングオイルに含まれる油分などと化学反応を起こし、変色につながることもあります。

変色を防ぐためには、入浴時はジュエリーを外したり、水分が付着したときは早めに拭き取ったりすることが大切です。

金属アレルギーを起こすことがある

純金は、金属アレルギーが出にくい素材とされています。しかし、純金以外の金属が混ざっている場合、使われている金属の種類によっては金属アレルギーを引き起こすことがあります。

ピンクゴールドも例外ではなく、金属アレルギーの症状が出ることがあるので注意が必要です。

ピンクゴールドの割金として使われているパラジウムは、数ある金属の中でも金属アレルギーを引き起こしやすい金属として知られています。

また、ピンクゴールドの割金としてそのほかに使われている銅も、パラジウムよりは確率が低いものの、金属アレルギーの原因となることがあります。

ピンクゴールドのアイテムを身につけているときに、万が一かゆみや赤みが出た際には、すぐに外し、必要に応じて医師の診察を受けるようにしましょう。

再加工が難しい

ピンクゴールドは耐久性が高いという魅力がある一方で、その硬さゆえ、サイズ直しや修理などの再加工が難しいのが懸念点です。これは、ピンクゴールドには硬度の高い銅が含まれていることが理由です。

金属を再加工するためには、ある程度のやわらかさが必要であり、カラーゴールドの種類によって加工のしやすさが異なります。

カラーゴールドの中でも、たとえばイエローゴールドやホワイトゴールドは比較的再加工しやすいとされています。一方でピンクゴールドは、その硬さから再加工の際に割れてしまう可能性があり、業者によってはサイズ直しや修理自体を断っていることがあるのです。

ピンクゴールドの劣化を防ぐ！お手入れのポイント

ピンクゴールドを綺麗な状態で長く愛用するために、そして、手放そうと思ったときにできるだけ高く売るためにも、ご自宅でのお手入れが重要になります。

ここでは、劣化を防ぐためのお手入れのポイントをご紹介します。

・着用後はやわらかい布で拭き取る
・中性洗剤を使って優しく洗浄する

着用後はやわらかい布で拭き取る

ピンクゴールドのジュエリーは、身につけているうちに化粧品や皮脂汚れ、汗などが付着してしまうもの。これらをそのまま放置すると変色の原因となるため、日常的なお手入れでは、付着した成分を十分に取り除くことが何よりも重要です。

ピンクゴールドのジュエリーを着用した後は、ジュエリー専用のクロスなどを使用して、汚れをやさしくふき取りましょう。

その際、研磨剤などを使用するとピンクゴールドを傷つけてしまうリスクがあるため、使用しないほうが良いでしょう。

中性洗剤を使って優しく洗浄する

クロスでふき取っても汚れや変色が改善しない場合、中性洗剤を使って洗浄する方法もあります。

洗浄する際の手順は、以下のとおりです。

1.コップや洗面器にぬるま湯を入れ、そこに中性洗剤を数滴垂らす
2.洗剤液にピンクゴールドを入れ、5分ほどつけ置きする
3.やわらかいブラシで汚れをやさしく落とし、流水ですすぐ
4.やわらかい布で水気をふき取る

この方法でお手入れすることで、汚れや変色の改善が期待できます。ただし、ピンクゴールドの表面に洗剤や水分が残っていると、かえって変色の原因になります。この方法でお手入れする際は、十分にすすぎを行い、洗浄後は水気を丁寧にふき取ることが大切です。

なお、ジュエリーに宝石がついている場合には注意が必要です。宝石の種類によっては、水洗いが適さず、中性洗剤を使用できないものもあります。間違った方法でお手入れすると宝石の色が抜けてしまう可能性もあるため、水洗いや中性洗剤を使った洗浄ができるか、事前に必ずチェックしておきましょう。

まとめ

この記事では、ピンクゴールドの価値について解説しました。

ピンクゴールドの価値は、主に「金の純度」と「金の重さ」で決まります。同じ純度、重さであれば、ほかのカラーゴールドと比べて価値に大きな差はありません。

ピンクゴールドの価値を少しでも高く評価してもらうためには、「お品物の状態」「査定のタイミング」「証紙の有無」に加えて、「どの業者に依頼するか」がポイントです。

業者によっては金の知識があまりなく、お品物の状態だけで価値を判断されてしまうこともあります。そのような業者に依頼してしまうと、「もっと高く売れたはずなのに」といった後悔につながる恐れもあります。

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