• 金/貴金属
  • 2025.11.23

金「750」とは?K18との違いから買取相場、高く売るコツまで解説

「金の指輪に750と書いてあるけど、どのような意味があるんだろう」と疑問に思った方もいるのではないでしょうか。金製品に押されている「750」の刻印は、「K18」と同様にその製品の金の含有率が75%であることを示しています。

この記事では、金製品の刻印の詳しい見方や、金製品の具体的な買取価格、1円でも高く売るためのコツ、自宅でできる偽物の見分け方を紹介します。大切な金製品の刻印を理解し、正しい価値を知りたい方はぜひ参考にしてください。

【記事のポイント】

  • ✅金「750」と「K18」はどちらも金含有率75%を示し、主に国内・海外で表記が異なります
  • ✅買取価格は金相場と重量が基本ですが、ブランドや付属品で付加価値がつく可能性があります
  • ✅福ちゃんの専門査定士が無料で丁寧に拝見し、適正な買取価格をご提示いたします

まずは基本から!金「750」と「K18」は同じ意味

金の指輪やネックレスに「750」と書かれていたら、それは「K18」と同様に「金の純度(含有率)が75%である」という意味です。貴金属の多くはどのような素材を使って作られたものなのか、その素材の純度はどの程度なのかを分かりやすく表示するために「刻印」が押されています。

金製品に押されている「750」は金の純度を1,000分率で表している刻印です。実際に計算すると750 ÷ 1,000 = 0.75となり、金の純度が75%であると分かります。750の刻印は主に海外の金製品で使われ、他に「Au750」と書かれることもあります。Auは金の元素記号です。

一方、日本の金製品は「K18」や「18金」と表記します。これは、日本では金の純度を24分率で表すためです。実際に計算すると18 ÷ 24 = 0.75となり、金が75%含まれていると分かります。

わざわざ他の金属を混ぜる理由は、純金だけでは軟らかくて色のバリエーションも少なく、加工に向かないためです。金に銀や銅、パラジウムなどの他の金属を混ぜ合わせた合金にすると強度が増すだけでなく、さまざまな色も生まれるため純金の弱点を克服できます。

【買取相場】金750(K18)の価格はいくら?計算方法と実例

金750(K18)製品の買取価格の相場は、以下の計算式である程度予想できます。

金750(K18)の買取価格 = 本日の金750相場 × 金製品の重さ

2025年10月28日の金750(K18)の1gあたりの買取価格相場は15,982円です。約2gの金750ピアスを査定に出した場合を例に、買取価格を計算してみましょう。

15,982円(本日の金750の相場) × 約2g(ピアスの重さ) = 約31,964円

なお、金の価格は日々変動するため、買取価格はあくまでも目安です。また、ジュエリーの場合、ブランドなどの付加価値によっても買取価格が異なることがあります。

上記を踏まえて、具体的なジュエリーの買取価格の目安を紹介します。(相場は2025年10月28日現在の15,982円とします。)

■金750ピアス・イヤリングの買取相場

タイプ指輪の重さ買取価格の目安
ピアスキャッチ(2個)約0.2g約3,196円
ピアス(2個)約1.6g約25,571円
イヤリング(2個)約2.5g約39,955円

■金750指輪の買取相場

指輪のタイプ指輪の重さ買取価格の目安
華奢タイプ約3g約47,946円
標準タイプ約5g約79,910円
ボリュームタイプ約7g約111,874円

■金750ネックレスの買取相場

ネックレスのタイプ指輪の重さ買取価格の目安
細めのチェーン(約40cm)約4g約63,928円
標準的なチェーン(約45cm)約6g約95,892円
太めのチェーン(約50cm)約12g約191,784円

※製品の状態によっては買い取れない場合がございます、予めご了承ください。

刻印で価値が変わる?金製品の刻印(ホールマーク)の種類と見方

上述した通り、刻印は金の純度や色など、その金製品がどのようなものかを明らかにする上で重要な情報です。「K18PG」や「GP」などさまざまな種類があるので、ぜひお手元のアクセサリーの刻印と見比べてみてください。以下では、金製品の刻印の種類と見方を紹介します。

純度を示す刻印:「750」「K18」「アトK」

金の純度を示す刻印は国により表記方法は国によって異なります。日本やアメリカでは、金の純度を表す表記に「K(Karat)」が使われることが多く、「K18」「K14」といった表記が一般的です。

一方、ヨーロッパや国際的な市場では数字のみの刻印が多く「750」や「585」などとなります。また、アジアの金製品ではアトKと呼ばれる「18K」といった刻印も見受けられます。

日本と海外の代表的な純度を表す刻印は以下の通りです。

日本(24分率)海外(1000分率)金の含有率
K24(24金)1000(Au1000)約99.9%
K20(20金)835(Au835)約83.3%
K18(18金)750(Au750)約75.0%
K17(17金)700(Au700)約70.0%
K14(14金)585(Au585)約58.5%
K12(12金)500(Au500)約50.0%
K10(10金)416(Au416)約41.6%

【関連記事】
金の純度とは?純度の種類や調べ方をわかりやすく解説

カラーゴールドの刻印:「YG」「PG」「WG」

金の純度が同じでも、色により以下のように刻印が異なります。

  • YG(イエローゴールド)
  • PG(ピンクゴールド)
  • WG(ホワイトゴールド)

例えば、金の含有量が75%のイエローゴールドであれば、「750YG」や「K18YG」のように、純度の後にカラーが刻印されます。カラーゴールドは金と他の金属の「割り金」を混ぜて作られ、割り金の種類により色の現れ方に差が生まれます。

YGは、金75%に銀15%と銅10%を混ぜて作るのが一般的です。同じイエローゴールドであっても、銀と銅の比率によりカラーが異なり、銀の比率が高ければ白金に近く、銅の比率が高ければ赤みがかった金色になります。

PGは、金75%に銀5%、銅18%、パラジウム2%を混ぜた合金です。その名の通り銅色に近い落ち着いたピンク色で、ゴールドよりも日本人の肌になじみやすいです。カラーストーンとも相性がよくなります。

WGは、金75%に銀15%とパラジウム10%を配合しています。プラチナに近い白銀色で、金がベースのため温かみのある輝きが魅力です。

金メッキ・金張りの刻印:「GP」「GF」に要注意

「GP」はGold Platedの略で金メッキの刻印です。一方「GF」はGold Filledの略で金張りメッキを意味しています。「K18GF」などと刻印されていれば、「母材にK18を金張りメッキした製品」と分かります。

どちらも真ちゅうや銀などの母材(ベースメタル)の上に、金750などの合金を貼り合わせたもので、金の含有量は極めて少ないです。このため、買取価格も大きく下がるか、買取不可になる可能性があります。

なお、金メッキは金をメッキ液で溶かし母材に被膜を作る方法です。金張りメッキは、金と母材を熱圧着する製造方法で金メッキよりも合金に厚みがあります。金張りメッキには他に、「GR」や「GS」、「RGP」などの刻印もあるため注意しましょう。

【関連記事】
ゴールドの色の種類はどれくらいある?それぞれの違いを徹底解説

信頼の証!造幣局のホールマークとは

ホールマークとは、国の機関などが貴金属製品の品位試験を行い、合格したものに打刻される証明記号です。日本では造幣局で品位試験を行い、合格したものには日の丸の国旗と菱形のマーク内に1,000分率の純度を示したホールマークが押されます。ホールマークは任意制度ではあるものの、刻印がある製品は信頼性が極めて高く、買取市場でも安心材料になります。

なお、ホールマークの扱いは国により異なり、イギリスでは打刻が法律で義務付けられています。王冠のデザインと金の純度を表す数字が基本です。また、フランスでは、金750以上の製品への打刻が義務付けられており、鷲のマークが押されています。

金750(K18)を1円でも高く売るための5つのコツ

金750のような貴金属は、査定に出す前に少し工夫するだけで買取価格が大きく変わることがあります。1円でも高く売るための具体的な5つのコツは以下の通りです。

コツ1:売る前に綺麗にお手入れする
コツ2:保証書や箱などの付属品を揃える
コツ3:金相場が高いタイミングを狙う
コツ4:まとめて査定に出す
コツ5:買取手数料が無料の業者を選ぶ

誰でも簡単に実践できるものばかりなので、ぜひ高額査定につなげてください。

コツ1:売る前に綺麗にお手入れする

金750の中でも指輪やピアスのように、ジュエリーとして再販できるものは綺麗に手入れをしてから査定に出しましょう。通常、金の買取価格は相場と重量により決まるものの、ジュエリーは見た目の印象が査定額に影響する可能性があるためです。

金は傷つきやすいので、お手入れするときはクロスやガーゼで優しく汚れをふき取ることがポイントです。なお、頑固な汚れは無理に落とそうとするとジュエリーを傷つける恐れがあります。できる範囲で綺麗な状態にしましょう。

【関連記事】
貴金属に「黒ずみ」が発生してしまう原因&対処方法とは?黒ずみを防ぐポイントも解説!

コツ2:保証書や箱などの付属品を揃える

保証書や箱などの付属品があるものは、全て揃えてから査定に出しましょう。特に保証書(ギャランティカード)やブランド純正の箱があると、本物の証明になり格も上がります。また、綺麗な状態の箱があれば、プレゼント用の再販も可能なため、高額査定につながりやすいです。

特に、ブランドジュエリーは、購入時の付属品が査定額を大きく左右するため、全て揃えて持ち込むのが高額査定を引き出すコツです。

コツ3:金相場が高いタイミングを狙う

金の買取価格は、基本的にその日の金相場と金の重量により決まります。金相場は日々変動するため、同じ2gの金750でも、相場が高いときに売った方が手にする金額も大きくなります。

金は「有事の金」といわれるように、世界情勢の不安や円安時に上昇しやすい傾向です。一方で、経済が安定しているときや、金利上昇時には下落しやすくなります。ただしセオリーどおり動かないこともあるため、高く売るタイミングを逃さないように、日々の相場の確認が大切です。

【関連記事】
金相場はなぜ上がる?その理由や今後の価格推移について徹底解説

コツ4:まとめて査定に出す

買取業者の多くは「おまとめ査定」といい、2点以上のアイテムをまとめて買取に出すと査定額を上乗せするサービスを実施しています。処分を考えている貴金属があるなら、1点ずつ個別に持ち込むよりも、まとめて持ち込んだ方が高額査定を期待できるでしょう。

なお、貴金属の買取では金だけでなく、銀やプラチナ製品にも対応しています。また、ジュエリーだけでなく、コインやインゴット、仏具などあらゆる貴金属製品の買取が可能です。純度が分からなかったり、壊れていたりしても買取対象の貴金属であれば問題ないため、まずは査定に出してみましょう。

コツ5:買取手数料が無料の業者を選ぶ

買取業者を選ぶときは、手数料が一切無料の業者を選ぶと、最終的に手元に残る金額を増やせます。買取業者によっては査定料・出張料・送料・キャンセル料などの各種手数料が生じることもあります。

例えば、手数料を査定額の20%としている業者の場合、5万円の査定でも実際に受け取る金額は4万円しかありません。一方、手数料無料の業者であれば、5万円がそのまま受け取れます。手取り額を増やす重要なポイントです。

福ちゃんなら、手数料は全て無料で査定できます。1円でも高く金を売りたい方は、ぜひご利用ください。

【関連記事】
金はどこで売ると高く買い取ってもらえる?買取業者を選ぶときのポイントもご紹介

自宅でできる!金750(K18)の偽物を見分ける3つの方法

金750を査定に出す前に、自分でできる簡単な真贋(しんがん)チェック方法を3つ紹介します。

方法1:磁石を近づけてみる
方法2:重さを確認する(比重)
方法3:刻印を詳しく見る

ただし、これらはあくまで簡易的な方法のため、偽物と思っていても本物の金の可能性もあります。正確な判断はプロに査定を依頼して確かめましょう。

方法1:磁石を近づけてみる

金に磁石を近づける簡単な判別方法で、磁石にくっつくときは偽物、くっつかないときは本物の可能性が高いです。磁石にくっつくためには物質の中に分子磁石が含まれている必要があるものの、金にはほとんど含まれていません。

このため、磁石がくっつくなら母材に鉄やコバルト、ニッケルなどを使った金メッキ製品の可能性が高いです。ただし、本物の金製品でもパーツの一部にステンレスのような磁石にくっつく金属が使われていることもあります。また、古い製品の中には割り金に鉄などを使っているケースもあり、本物の金でも磁石に反応することもある点には注意しましょう。

【関連記事】
これって本物の金?それともメッキ?カンタン見分け方まとめ

方法2:重さを確認する(比重)

水の比重を1としたとき、純金は19.32g/㎤、純銀は10.49g/㎤、純銅は8.93g/㎤です。比べてみると、金は他の金属よりも格段に重たいです。このことから、同じ大きさであれば金製品よりも金メッキ製品の方が軽く、明らかに重さが異なり判断材料となります。

なお、以下のように水の入った容器に金を入れて比重値(質量 ÷ 体積)を求める方法もあります。

1.金製品の重さを計る
2.水を入れた容器を計に乗せ重さを「0」にセットする
3.金製品を糸で吊るして2で用意した水の中に入れる
4.3の状態のまま計の数値(体積)を確認する
5.金製品の重さを体積で割り比重値を求める
6.比重値を金の品位別の比重と照らし合わせる

ただし、宝石付きや中空の製品は上記の方法で正確に測れないため、参考程度にとどめてください。

方法3:刻印を詳しく見る

これまで解説した通り、金メッキ製品には「GP」「GF」などの刻印が押されます。刻印の箇所は製品により異なり、ピアスはポスト、指輪は内側、ネックレスは留め金に押されていることが多いです。ホールマークの有無も判断基準になるため、合わせて確認しましょう。

なお、刻印が押されていてもそれ自体が偽物のこともあります。偽物の場合、刻印が浅かったり、文字が潰れていたりするケースがあるためよく確認してみましょう。ただし、悪質なものだと金の比重に近い母材を使い精巧な刻印を押していることもあります。この場合、専門家でないと判別は困難です。

【買取実績】福ちゃんは金750(K18)製品を高価買取します

豊富な買取実績のある福ちゃんでは、金750(K18)製品も納得のいく高額査定が可能です。福ちゃんでは金相場と重量だけでなく、ブランドなどを反映した「第三の価値」を査定にプラスできるので、査定額に大きな差が生まれます。具体的な買取実績をぜひご覧ください。

エルメス シェーヌダンクル ネックレス
買取価格 ¥540,000
エルメスのK18YGネックレスの買取実績です。未使用品かつ保存状態も良いことから、ブランド価値も考慮した買取価格をご提示しています。福ちゃんなら、ジュエリーの価値を正しく把握し、金相場と重量以上の買取価格をご提案できます。

クロムハーツ バブルガム CHプラス リング
買取価格¥70,000
クロムハーツのK22リングです。メンズ向けシルバーアクセサリーブランドのイメージが強いものの、K22のゴールドアイテムも豊富で人気があります。ブランド価値を考慮した買取価格をご提示しました。

蔵王権現像
買取価格 ¥120,000
純金製の蔵王権現像です。金の買取相場に加え、骨董品としての価値を上乗せした買取価格をご提示しております。福ちゃんでは骨董品や金貨など、買取品目をまたいだ目利きにも自信がございますので、ぜひ査定をご利用ください。

金750(K18)の買取は福ちゃんへ

貴金属は純度により刻印が異なるものの、金750とK18はどちらも金の含有率が75%の合金を意味しています。また、金の価格はその日の金相場と金製品の重さにより異なるため、相場が上昇しているときに査定に出すのが高く売るコツの一つです。

なお、金製品の中にはメッキや偽物も含まれます。磁石をくっつけたり、重さを計ったりして自分で予想もできるものの、最終的な価値判断は信頼できる専門業者に任せるのが一番確実です。

福ちゃんでは、金・銀・プラチナの無料査定を行っています。査定では、相場と重さ以外にブランドのような第三の価値も考慮に入れ、お客様が納得できる買取価格をご提示しています。大切な金製品の本当の価値を知りたいお客様は、ぜひ福ちゃんの無料査定をご利用ください。

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